浮気/不倫の調査浮気調査のプロが使うカメラと撮影方法を徹底解説!
パートナーが浮気していることに気付いた時、まずそれを裏付ける証拠を手に入れたいと思うのではないだろうか? 推測だけでパートナーを問い詰めても、シラを切られるだけだが、確実な証拠を突き付ければ、言い逃れをすることができなくなり、浮気の罪を償わせることができるからだ。また、浮気相手に慰謝料を請求する際、裁判で争うことになったら、浮気が行われていたことを請求者側が立証しなければならないため、その証拠を提出する必要がある。浮気の証拠となるものはいろいろあるが、特に決定的な証拠となるのが、浮気の現場を押さえた写真や動画だ。そのような証拠映像を、どんな機材を使ってどのように撮影すればいいのかを解説していこう。
証拠映像の条件と撮影方法
浮気の確実な証拠もないままパートナーを問い詰めると、言い逃れされるだけでなく、自分が疑われていることを知ったパートナーが証拠隠滅を図るかもしれず、そうなれば真相は闇の中だ。その点、浮気の現場を押さえた証拠映像があれば、浮気の事実が一目瞭然になるし、慰謝料訴訟になっても裁判を有利に進めることができる。
しかし、単にパートナーと浮気相手の密会シーンを撮影すればいいというわけではない。パートナーが見知らぬ異性と食事をしたり、遊びに行ったりしている映像が撮れても、「ただの女友達」と言い抜けられる可能性もある。また、裁判で浮気の証拠として採用してもらうためには、様々な条件をクリアしなければならない。証拠映像に求められる条件を解説するとともに、浮気の状況に応じた撮影の仕方や、やってはいけない撮影方法などについてお伝えする。
どんな証拠映像が必要になるのか?
慰謝料を請求する際に必要なのは、パートナーが「不貞行為を働いた」という証拠だ。「不貞行為」とは、配偶者以外の異性と自由な意思のもとに肉体関係を持つことを指す。これは、夫婦の貞操義務に違反する不法行為となり、それによって受けた精神的苦痛に対して、慰謝料を請求できるのだ。逆に言えば、パートナーが配偶者以外の異性と密会していても、肉体関係がない限り、慰謝料請求の対象にはならない。たとえパートナーが浮気相手とデートしたり、キスしたりしている現場を押さえても、それだけでは裁判を起こすには不十分なのだ。
そのため、慰謝料を取って償いをさせたいのなら、パートナーと浮気相手が肉体関係を持っていることを強く示す証拠映像を提出しなくてはならない。その証拠映像とは、例えばパートナーと浮気相手がラブホテルに出入りするシーンをとらえたものだ。ラブホテルはそもそも性行為を行うための場所なので、そこを利用したことが映像から明らかになれば、不貞行為が行われたという確かな裏付けになるのだ。
ラブホテルを利用しているケース
ラブホテルは性行為をするための場所なので、基本的にはパートナーと浮気相手がラブホテルに入るシーンと出てくるシーンがきちんと撮れていれば有力な証拠になる。ただし、ラブホテルを利用するシーンの撮影に1度成功しただけでは、「一緒に歩いている時に、急に相手の具合が悪くなったので、近くにあったラブホテルで休ませた」という言い訳が通用してしまう可能性もある。そういう言い逃れをさせないためには、できれば複数回、ラブホテルに出入りしているシーンを撮影した方がいいだろう。
また、証拠となる映像は、ラブホテルの看板と2人の顔が映っているものでなければならないが、ラブホテルの照明は薄暗い上に、利用する時間帯が夜間になるケースが多いので高性能カメラと高度な撮影技術が必要になる。さらに、車でラブホテルに行く場合、駐車場で車を降りて部屋に入るまでのわずかな間に証拠映像を撮らなければならないため、難度はかなり高くなる。
浮気相手の家で密会しているケース
パートナーが浮気相手の家で密会している場合は、2人が出入りするシーンを敷地の外から撮影しなければならない。そのため、玄関が外からはっきり見える場所を撮影スポットに選ぶ必要がる。もし浮気相手がマンションなどに住んでいたら、外からでは部屋の玄関が見えないことも考えられる。その時は、マンションのエントランスを2人が出入りするところを撮影するしかないが、出入口が複数あったり、地下駐車場からエレベーターで相手の部屋のある階に上がられたりすると、決定的なシーンを撮り逃す恐れもある。
また、浮気相手の家での不貞行為を立証するには、少なくとも2人が4~5時間は家に滞在していたことがわからなければならない。滞在時間が短いと、「相談に乗っていた」という言い訳も成り立つからだ。2人が部屋で一夜を明かして出てくるシーンが撮影できればなおいいし、部屋の灯りが消えるところも写っていれば、不貞行為があったことが明白になるだろう。
浮気旅行に出かけるケース
パートナーが浮気相手と旅行に出かけた時は、証拠映像を撮影する絶好の機会になる。旅先では、常に2人一緒に行動するだろうし、知り合いに会うこともないと思っているので警戒心が緩むからだ。しかし、その場合も、2人が手をつないだり、キスをしているシーンだけを押さえても、不貞行為の証拠にはならない。2人がホテルの同じ部屋に泊まり、翌朝部屋から出てくるところを撮ることが必要なのだ。
その際、部屋のドアが外から見えるレイアウトになっていればいいが、ドアが屋内の廊下に面しているようだと、部屋に出入りするシーンを2人に気付かれないように撮るのはかなり難しい。次善の策として、マンションでの撮影のように、ホテルのエントランスを2人で出入りするシーンを押さえる形になるだろう。
自宅に相手を連れ込んでいるケース
パートナーが浮気相手を自宅に連れ込んでいるケースでは、自宅のそばに張り込んで家に出入りするシーンを狙うという方法もなくはないが、近所には顔見知りの人もいるだろうから、カメラを持って何時間も家の周りをうろついていると、何をしているのかと怪しまれるリスクが高い。そこで、自ら撮影する代わりに、自宅に隠しカメラを仕掛けるというやり方もある。録画機能付きの小型カメラや、時計やボールペンにカモフラージュされたカメラを寝室やリビングに密かに設置するのだ。上手くいけば、2人がベッドインするシーンを撮影できるかもしれないし、肉体関係があることを裏付ける会話を録音できるかもしれない。
ただし、どんなに上手くカメラを隠しても、レンズまで覆うわけにはいかないので、どこかで2人に気付かれる可能性はある。そして、カメラを発見され、浮気を疑われていることを知られれば、その後の調査は困難になるだろう。
撮影ポイント①顔がはっきりわかるように撮る
裁判でパートナーと浮気相手の密会シーンの映像を証拠として採用してもらうためには、写っている人物が誰なのかを特定できることが条件となる。例えば、後ろ姿だけを撮影した場合、体型や髪型がそっくりだったとしても、「これは別人だ」と言い張られる恐れがある。そういう言い逃れをさせないためには、2人の顔がはっきりとわかるように撮影することが必要なのだが、建物へ入っていく時には後ろ姿しか撮れないケースも多い。その場合は、建物から出てくる時に正面から撮影するようにしよう。建物に入る時、出てくる時の映像を照らし合わせれば、同一人物を撮影したものであることを証明できるはずだ。
また、2人の顔を撮影することができても、それがピンボケしていたり、暗くて顔の細部がはっきりしないものだと、やはり本人と断定するのが難しくなる。暗いところでも鮮明に撮影できるカメラを用意するとともに、それを使いこなす撮影技術を身に着ける必要がある。
撮影ポイント②場所がわかるように撮る
いくら鮮明な映像が撮れても、その場所がどこなのかがわからなければ意味がない。不貞行為の証拠映像となるのは、あくまでパートナーと浮気相手がラブホテルなどに出入りするシーンをとらえたものだけだ。よくある失敗例が、2人の顔はアップできれいに撮れているが、背景がぼやけてはっきり写っていないというものだ。撮影する際には、2人の背景にラブホテルの看板など、どこの建物であるかが確認できるものが映り込むような場所からカメラを構えよう。看板が一緒に撮れない場合は、ラブホテルの外観を併せて撮影し、その出入口に2人がいたことがわかるようにしなければならない。
ビジネスホテルやマンションの場合も同様に、2人が部屋に出入りするシーンとともに、建物の外観も撮影し、その部屋の場所がきちんと特定できるようにしておく必要がある。
撮影ポイント③時間がわかるように撮る
場所と同時に、撮影した時間が特定できるようにすることも重要だ。例えば、浮気相手の家で密会している場合、家に入った時間と出て来た時間がわからなければ、「相手の相談に乗った後、すぐに家を出た」と嘘をつかれるかもしれない。しかし、家に入って5~6時間一緒に過ごしていたり、翌日に家から出て来たことが記録されていれば、そのような言い訳は通用しなくなる。
ラブホテルを利用した場合も、「ラブホテルだとは知らずに入ったが、すぐに間違いに気づいてそのまま出てきた」と言い訳される恐れがあるが、2人が部屋に出入りした時間がわかれば、ホテルに滞在した時間も明確になる。カメラやビデオを使う前には、撮影日時が記録されるように設定しなければならないし、現在時刻が正しく表示されているかどうかもチェックしておく必要がある。
撮影ポイント④複数枚・連続して撮る
先ほどお伝えしたように、ラブホテルに1回入っただけでは、「突然相手の具合が悪くなったので休ませた」と言い逃れられるリスクがあるため、ホテルを複数回利用しているところを押さえるのが望ましい。また、ホテルに入るところを撮影する際も、2人の動きを連続的に写しておくことが必要だ。ホテルのドアの前に立っているところだけを撮影しても、中に入ったという証明にはならないし、ドアを開けて中に入る瞬間を2人の顔も鮮明にわかるように撮るのは至難の業だからだ。ビデオなら、2人がホテルに近づく場面から中に入るまでを途切れずに録画すればいいし、カメラなら連写機能などを使って2人の動きがはっきりわかるように撮影しよう。
撮影ポイント⑤メールはスマホごと撮る
浮気の現場を直接撮影した映像以外にも、証拠となるものがある。例えば、パートナーと浮気相手とのLINEやメールのやり取りだ。もちろん、その内容は、ただ2人が親密であることがわかるだけではだめで、「この前泊まった○○ホテルに、また×日に2人で泊まろう」といった、肉体関係を強く示唆するメッセージでなくてはならない。そして、実際にその日に2人がホテルに入るところを撮影できれば、事前に交わされたメッセージも強力な補強証拠となるだろう。
パートナーのスマホを自由に見られる状況なら、浮気相手とやり取りしたメッセージの画面をスマホごとアナログカメラで撮影しておこう。デジタルデータは改ざん可能と見なされ、証拠として採用されないケースもあるので、コピペやデジタルカメラではなく、アナログデータとして残した方がいいのだ。
撮影ポイント⑥やってはいけない撮影方法
浮気調査のためにラブホテルに出入りするシーンを外から隠し撮りするのは違法ではないが、浮気相手の家の庭などに無断で入って撮影すると「住居・建物侵入罪」に問われることになる。さらに、隠しカメラを設置するために垣根などを壊したりすれば、「器物損壊罪」だ。浮気相手を自宅に連れ込んでいるのを隠し撮りする場合も、リビングなど夫婦の共有スペースに隠しカメラを設置するのは問題ないが、パートナー個人の部屋や寝室に無断でカメラを仕掛ける行為は、「プライバシーの侵害」に当たる。せっかく密会シーンの撮影に成功しても、こうした不当な方法で得た証拠は裁判で採用してもらえない上に、逆に相手から訴えられる危険性もあるので、決してやってはならない。
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浮気調査に使えるカメラ
裁判でも使えるような証拠映像を撮るためには、パートナーと浮気相手がラブホテルに出入りするシーンを、2人の顔や動きがはっきりわかるように鮮明に撮影しなければならないことがわかった。しかし、実際にその撮影を行うのは、容易なことではない。2人の顔をしっかり撮ろうと近くからカメラを向ければ、すぐに気づかれてしまうだろうし、ラブホテルなどを利用するのは夜の時間帯になることが多く、暗い中で鮮明な映像を撮影するのは相当難しい。普通の撮影機材では、裁判で使えるような証拠映像を撮れないリスクがあるのだ。
そのため、プロの探偵は、そのような撮影にも対応できるような高性能の機材を用意して、調査に臨んでいる。では、どんなカメラが浮気調査に使えるのか、主な機種をピックアップしてみよう。
光学ズームカメラ
カメラのズームの方式には、デジタルズームと光学ズームがある。デジタルズームは、撮影した画像はそのままで、画像の一部を拡大してあたかもズームさせたように見せる方式。カメラをコンパクト化できるのと、価格を安く抑えられるのがメリットだ。一方、 光学ズームはレンズの中心点からイメージセンサーまでの距離(焦点距離)を変化させることによって、画像を引き延ばすことなく被写体を拡大させる。そのため、遠くの被写体を撮影する際にも、画質の劣化が少ない鮮明な画像が得られる。
光学ズーム式の一眼レフカメラに高倍率の望遠レンズをつければ、30メートル先の人の顔でもくっきりと写すことが可能なので、相手に気付かれることなく隠し撮りができる。しかし、ミドルクラスの光学一眼レフカメラを新品で購入しようとすると、本体だけで15万円以上。さらに、高倍率のレンズも10万円以上するので、かなりの出費を覚悟しなければならない。
デジタルビデオカメラ
静止画しか撮影できないカメラの場合、シャッターチャンスを上手く狙わないと、証拠として通用するような写真が撮れない。それに比べて、ビデオなら被写体の動きを連続して撮れるので決定的なチャンスを逃す心配がない。パートナーと浮気相手が仲良く手をつないでホテルに出入りする生々しいシーンなどをリアルにとらえた動画映像は、不貞行為を裏付ける強力な証拠になるだろう。
デジタルビデオカメラは、一眼レフカメラに比べて、画質がやや劣るという難点があるが、最近のハイクラスモデルの中には4K画質で撮影することができるものもある。また、デジタルカメラとデジタルビデオカメラの1台2役の機種もあるので、静止画として切り取っても証拠として使用することができる。
暗視カメラ
照明が暗いホテルの出入口や、夜間に車内で不貞行為を行っているシーンをとらえるには、暗視撮影ができるカメラを使わなければならない。代表的な暗視カメラは、ISO感度が高いカメラと赤外線カメラだ。ISO感度とは、カメラがどれだけ光を捉えることができるかを表すもので、ISO感度の高いカメラなら薄暗い中でもフラッシュをたかずに撮影できる。また、ISO感度が高くなるほどシャッター速度も速くなるため、画像がブレにくい。
一方、赤外線カメラは、完全な暗闇でも被写体を撮影できる。普通のカメラは光源が必要になるが、赤外線機能がついていれば被写体から出ている赤外線を検知して映像化するため、光の届かない暗闇でも撮影できる。市販のカメラにも擬似的な暗視撮影モードがついているものはあるが、浮気の証拠になるようなクリアな映像を撮れるほどの性能はない。
偽装カメラ
初めから隠し撮りを目的として作られている特殊なカメラもある。メガネやペン、キーホルダー、PC周りのアクセサリーに偽装したコンパクトなカメラで、相手に気付かれずに撮影することができる。レストランなどの店内で、ターゲットが浮気相手と親密にしているシーンを接写するには便利なカメラだ。また、ホテルの部屋に出入りするシーンを撮りたいが、部屋が屋内の廊下に面していて、外から撮影できないといった場合に、泊り客のふりをしながらこっそり撮影するのも可能だろう。ただし、顔見知りの人間がターゲットに近づけば、すぐにバレてしまうので、偽装カメラは探偵しか使えない。
アクションカム
アクションカムは、アウトドアやスポーツのシーンを撮影するのに適した小型かつ高耐久のカメラ。 強力な手ブレ補正機能や防水性能、広角レンズなどを搭載したモデルが多く、激しく動くシーンも滑らかに動画撮影できる。撮影した映像はWiFiでスマホに飛ばすことができるため、撮影しながらターゲットの顔や動きがきちんと映っているかどうかもスマホ画面でリアルタイムに確認できる。カメラ本体はバッグなどに仕込んでおき、録画操作はスマホで行えばいいので、撮影していてもスマホをいじっているようにしか見えず、カモフラージュしやすい。しかし、アクションカムも基本的には近距離撮影用なので、顔見知りの人間には使えない。
調査に必要なテクニック
高性能の撮影機材さえあれば、浮気の証拠映像を撮影できるというわけではない。浮気の現場を撮影するには、パートナーと浮気相手がいつ・どこで密会するかを突き止めて、ラブホテルや浮気相手の家に出入りする決定的なシーンを狙わなければならないからだ。そのためには、長時間にわたる尾行や張り込みを行って、2人を追跡し続ける必要がある。また、その際に相手を見失えば撮影のチャンスを逃すことになるし、途中で尾行に気付かれたりすれば、相手が警戒し、証拠映像を撮ることはもう不可能になってしまうかもしれない。決定的な映像を撮るには、高度な調査テクニックが求められるのだ。プロの探偵がどのようにして浮気調査を行っているのか見ていこう。
徒歩尾行
ターゲットが徒歩で移動する場合、探偵も徒歩で尾行する。しかし、1人の探偵が長時間尾行すると、相手に怪しまれる恐れもあるし、食事やトイレにも行かなければならないので、相手を見失ってしまうリスクが増える。そのため、浮気調査を行う際は、探偵は基本的に2〜3人のチームを組んで交代しながらターゲットを追う。
尾行中は、周囲の通行者と違和感のない服装で、必要に応じ、上着を着替えたり帽子をかぶるなどのイメージチェンジも図る。ターゲットとの距離は、近すぎず遠すぎず、絶妙な間隔を保ち、相手が突然振り向いても、立ち止まらずにそのまま通り過ぎて自販機で飲み物を買うなど、自然に振る舞う。プロの探偵は、このような対応がとっさにできるように訓練されているのだ。
車両を使った尾行
ターゲットが車を使って密会しているケースでは、探偵も四輪車やバイクなどの車両で尾行する。四輪車の場合は、ワンボックスカーなどに機材を積み込み、中が見えないよう窓ガラスにスモークやカーテンを付けたりして、車内から撮影を行う。尾行中は、ターゲットに怪しまれないように、バックミラーに映らない死角に入り込んだり、1~2台の車を挟んで距離を取ったりしながら、赤信号にかかりそうな時は加速して追いつかなければならない。交通ルールを守りながら、ターゲットの車を見失わないように尾行を続けるには、相当なドライビングテクニックが要求される。
張り込み
ターゲットがホテルや浮気相手の自宅、レストランなどに入ったら、そこから出てくるところを見逃さないよう、張り込みを続けなければならない。張り込みには、「車での張り込み」「点張り」「立ち張り」の3つがある。車で張り込む場合は、車内に人影があると怪しまれるので、人が乗っていないように見せかける必要も出てくる。そのため、後部座席にじっと隠れたまま、夏場でも冬場でもエアコンを使えない時がある。
点張りは複数箇所で張り込みをする方法で、大型商業施設などにターゲットが入った時に、探偵の数を増やして複数ある出入口をカバーする。一方、立ち張りは、車を駐車できないような場所で張り込む際に、目立ちにくいところに立って探偵が交代でターゲットの動きを見張る。
聞き込み
調査をしていることがバレる危険性があるため、浮気調査では原則的にターゲットの顔見知りの人間への聞き込みは行わないが、ターゲットがよく使っている店などがあれば、来店する頻度やサイクルについて聞き込みをするケースもある。ただし、その店に直球で質問しても、常連客の情報を簡単に教えるわけはないし、そのことがターゲットに伝わるリスクがあるので、周辺の店に話を聞いたり、勤務するスタッフと仲良くなったりして情報を引き出すようにする。また、浮気相手がホステスの場合は、客を装って他のホステスから情報を取るケースもなくはない。
どんな探偵事務所を選ぶべきか
これまでお伝えしてきたように、浮気の証拠映像を撮影するには、高性能のカメラとそれを使いこなす技術を持っていなければならない。さらに、相手を見失ったり気づかれたりすることなく、長時間にわたる尾行や張り込みをするテクニックを身に着けていないと、浮気の現場を押さえる決定的なチャンスを逃してしまうことにもなりかねない。確実に浮気の証拠をつかみたいなら、やはり高度な専門スキルや撮影機材を備えたプロの探偵に依頼するのが早道だろう。
しかし、探偵事務所ならどこに依頼してもいいというわけではない。低レベルの事務所を選ぶと、高い料金を取られた上に、何の成果もあがらないという結果になる恐れもある。調査能力が高く、信頼できる事務所を見極めるポイントを紹介する。
探偵業法を守っているか
探偵が行う調査業務に関しては、依頼者の権利と利益を守るために、「探偵業法」という法律が設けられている。探偵業を営む者は、この法律に従って、公安委員会に探偵業の届出をしなければならないし、違法な手段で調査を行うことは許されない。届出をした探偵には「探偵業届出証明書」が発行されることになっていて、それを見やすい場所に掲示することも義務付けられているので、事務所を訪れた時か、事務所のサイトの拠点紹介ページなどを見て確認しておこう。
浮気調査の実績が豊富か
探偵事務所や興信所が行う調査には、浮気調査のほかに人探しや素行調査、企業調査などもあり、それぞれ得手不得手があるが、浮気調査が得意な事務所なら、浮気をする人間の心理や行動パターンを熟知しているはずだ。また、浮気調査の実績が豊富で、数多くの調査をこなしていれば、様々な知見やノウハウも蓄積されているので、どのような調査依頼が来ても適切に対応することができる。事務所のホームページなどを見て、浮気調査の実績や成功率、顧客満足度、口コミなどの情報も参考にしながら依頼先を絞り込むのがいいだろう。
スタッフがたくさんいるか
小規模な個人事務所の場合、難度の高い調査や繁忙期の調査、多くの調査員を必要とする調査には対応しきれないことがあるが、大手の探偵事務所ならその心配はない。また、100人近いスタッフを抱えているような大手事務所は、調査員だけではなく、相談員やカウンセラーを置いているケースもあるので、調査終了後に慰謝料の請求方法やパートナーとの関係をどうすればいいのかという悩みにも応えてくれるはずだ。
機材が充実しているか
これまでお伝えしてきたように、慰謝料訴訟などの際に必要になるのが、不貞行為が行われていたことを示す証拠映像だ。そして、その映像は、パートナーと浮気相手の顔と動きが鮮明にとらえられ、いつ・どこで撮ったものかも明確なものでなければならない。そのような撮影を行うには、高性能なカメラや特殊カメラを一式揃えていなければ不可能だ。事務所を訪れた際には、実際にそのような機材が用意されているのかどうか確認しておこう。また、機材は揃っていても、その機能や使い方を熟知していなければ意味がない。機材を見せてもらうついでに、調査時にその機材をどのようにして使うのか、尋ねてみるのもいいだろう。
料金システムが明快か
ホームページで「激安料金」などと宣伝していながら、料金システムについてははっきり説明せず、何がどう安いのか不明な探偵事務所もある。それが悪質な業者だった場合、いい加減な調査をしておいて後から高額な追加料金を請求してくる恐れもある。きちんとした事務所であれば、料金システムが明快になっているはずだし、依頼主の希望に合わせた調査プランを提示するだろう。さらに、前払いだけでなく、分割払いや後払いが選べるなら、後々料金トラブルになるリスクも低くなる。
報告書のレベルが高いか
探偵は、浮気調査完了後に、ターゲットの行動や入手した証拠を取りまとめた「調査報告書」を依頼主に提出することになっているが、この報告書は法廷でも証拠として使用できる。調査力の高い探偵事務所が作成した報告書なら、調査中のターゲットの行動が詳しく記載されているのと同時に、密会シーンを鮮明に捉えた写真やDVDが添付されるはずだ。調査報告書のレベルが、その事務所の実力を測る目安になるので、事務所を訪れた際に報告書のサンプルを見せてもらうか、ホームページに掲載されたサンプルをチェックしておこう。
まとめ
浮気問題をきちんと解決したいのなら、パートナーが言い逃れできないような決定的な証拠を突き付ける必要がある。また、そのような証拠があれば、慰謝料を請求する際に、法廷で争うことになっても裁判を有利に導くことができる。ただし、法廷に提出する証拠には、パートナーと浮気相手がラブホテルに出入りするシーンなど、2人の肉体関係を示す映像が写っていることが求められる。このような映像を撮るためには、遠くから相手に気付かれずに撮影できる望遠カメラや、暗闇でも鮮明な映像が撮れる暗視カメラなどの高性能機材が必要な上、高度な尾行や張り込みのテクニックを身に着けなければならない。それらをすべて持ち合わせているのがプロの探偵だ。調査能力の高い信頼できる探偵事務所を探し、決定的な証拠映像を手に入れよう。
監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣
- 2001年11月
- 司法書士試験合格
- 2002年3月
- 法政大学法学部法律学科卒業
- 2004年4月
- 中央大学法科大学院入学
- 2006年3月
- 中央大学法科大学院卒業
- 2006年9月
- 司法試験合格
- 2007年12月
- 弁護士登録(新60期)
- 2008年1月
- AZX総合法律事務所入所
- 2010年5月
- 平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
- 2013年2月
- 伊倉総合法律事務所開設
- 2015年12月
- 株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
- 2016年12月
- 株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
- 2020年3月
- 社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2020年10月
- 株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
- 2021年6月
- 社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2022年4月
- HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)
※2023年11月16日現在
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