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夫の浮気チェック

HAL探偵社の独自アンケートから作成した浮気チェックです。
夫の行動であてはまるものにチェックをつけるだけ!
診断結果から今後の対応をアドバイスします。

夫の浮気をチェック!不倫の事実をつかむための診断ポイントとは?

社内不倫する既婚男性

テレビやネットニュースでたびたび話題となる有名人・芸能人の不倫疑惑・浮気発覚……それは、きらびやかな世界だけでなく、身近な家庭内でも起こりうる問題ということをご存知だろうか? 相模ゴム工業が2018年に行なった性に関する調査において、20代〜40代の男性の3割がパートナー以外とセックスしていることが明らかになった。浮気や不倫は日常に潜んでいるのである。

浮気・不倫が後を絶たない背景にはSNSやLINEなどのメッセージアプリといった、手軽なコミュニケーション手段の普及がある。ひとたびスマホを開けば簡単に新しいコミュニティを開拓できるのだ。つまり、安易な気持ちから始めたSNSで、共通の趣味を持つ異性と知り合い、気づけば男女の関係になってしまうといった様子だ。

不倫のきっかけが全てSNSやスマートフォンのアプリから始まるわけではないが、職場や取引先の相手と仲良くなって、スマホで気軽にメッセージをやり取りしているうちに一線を越える関係になることも。『旦那には女友だちが少ないから大丈夫』といって油断してはならない。もしも「夫の様子がいつもと違う……最近外出が多いし、少しよそよそしい」と感じたら、浮気を疑ってみてもいいかもしれない。

ただし、パートナーに浮気を匂わす怪しい素振りがあったとしても、唐突に相手を問い詰めるのはおすすめしない。というのも、何の確証もなく浮気について問い詰めたとしても、相手が言い逃れする可能性が高いからだ。また、潔白だった場合は、うまくいっていた関係がこじれてしまう危険性もある。

そのため、まずは冷静にパートナーの様子を観察・記録し、浮気を裏付ける証拠となるものを探ることから始めるのが良いだろう。浮気を放置すれば、家庭崩壊の危機ともなりかねないため、あやしいと感じた時点で対処することが肝心だ。夫に浮気の疑いを持った時、妻はどうするべきか、その対処法について紹介したい。

浮気・不倫とは?

ベットで女性と抱き合う既婚男性

世間でよく耳にする浮気や不倫、一般的にその言葉の意味するところはパートナーの裏切り行為といえるだろう。しかしこの2つには決定的な違いがある。「浮気」は交際関係にある独身の男女が、ほかの人に関心を抱くことや、肉体関係をもつこと全般を表している。また、浮気によって交際関係が破綻しても、法律上では何も問題がないことが特徴だ。

対して「不倫」「道徳に外れる」という意味合いを持ち、その真意は婚姻関係にある者が、パートナー以外の異性と肉体関係をもつことを指している。さらに、その不謹慎極まりない行いは「不貞行為」と言われ、民事上の「違法行為」に該当する。したがって、肉体関係を持った男女のどちらかが既婚者であれば、それは「不貞行為」にあたり、その被害者となる妻や夫は当事者の2人に対して慰謝料請求を起こせるというわけだ。

ただし、提訴できるのは「不倫」によって精神的な苦痛を受けたことに対する損害賠償であり、これが認められた場合に慰謝料が発生するという流れになっている。また、慰謝料の相場は50万円~300万円程度とバラツキがあり、金額に明確な基準はないが、通常は被害の大きさや状況に応じて裁判で決定される。さらに、不倫被害によって、夫婦関係を続けていくのが困難だと感じられる場合には、不貞行為を働いた配偶者に対して離婚請求を行うことも可能だ。

このように、浮気と不倫には大きな差があるものの、どちらも信頼関係にあるパートナーを傷つける行為には他ならない。とくに、既婚者の不倫はパートナーだけでなく、周りの家族にまで被害の及ぶ可能性がある。もし、夫婦の間に子供がいた場合は、子供の成長にまで悪影響を及ぼすだろう。つまり、不倫はこれまで育んできた家族の関係性を壊す非道の行為といえるのだ。なお、独身のカップルであっても、結婚を前提とした婚約関係にある場合や、長年生活を共にしている事実婚の場合であれば、不貞行為による慰謝料請求が認められる場合がある。

浮気・不倫の兆候をチェックし・記録しよう

夫の浮気を疑う既婚女性

「女の勘が働く」という言葉があるように、女性は男性と比べて勘の鋭い生き物とされる。しかも、その直感は往々にして当たっていることが多いというのだから、女性には男性にはない何かしらのセンサーがあるのだろう。もし、あなたのセンサーがパートナーの浮気を知らせたら、それが誤報かどうか確認をする必要がある。もちろん、面と向かって相手を問いただすのではなく、浮気と断定するための判断材料を探しだせば良い。そのためには、冷静になって相手を観察することが最も重要で、以前と異なる様子がないか、些細なことでも見逃してはならない。

また、浮気の真相を掴むためには、怪しいと感じたことを日付から内容まで正確に記しておくことも大切だ。ただし、不審な点を探るあまりに、相手に悟られてしまっては元も子もないので、観察はさり気なく行い、着実に記録していく。その記録が後々真実をつかむための重要な鍵となることもあるのだ。ここでは浮気のサインとも言える夫の変化をいくつかご紹介する。あなたのパートナーに当てはまる変化がないか確認しよう。

スケジュールの変化

以前はさほど忙しくもなかったはずの夫が、急に仕事で多忙となった時には注意が必要だ。これまでと変わって残業や急な外出が増え、深夜に帰宅する日が増えた場合や、休みの日も出勤となり出かけるようになったら、少し浮気を疑っても良いだろう。最近は老若男女隔てない雇用が推奨されているが、これまで男性は女性と比べて仕事量も多く、もともと家にいることが少ないとされてきた。そのため、仕事を建前として嘘をつき、妻や家族とは関わらないプライベートな時間を作っては浮気相手と密会をしているケースはよくある。

したがって夫が仕事の忙しさを理由に外出する頻度が増えたら浮気をしている可能性は高い。さらに、懇親会やセミナー参加など、仕事に関連する会合や飲み会の予定が頻繁に入るのも同様といえる。純粋な飲み会の頻度が上がれば妻に怪しまれるが、仕事がらみなら不自然には見えないだろう。そういった男性の思惑から、仕事の飲み会が浮気の隠れ蓑にされることは少なくない。夫が仕事の飲み会で遅くなった時には「セミナーは何か面白いことあった?」「仕事につながりそうな人と知り合えたかな?」「面白そうなので行ってみたいな」など、それとなくどんな成果があったのか聞いてみると良いだろう。その返答によっては夫の嘘を見破れるかもしれない。

振る舞いの変化

以前と違って、帰宅後にすぐに風呂に入ることが増えたら要注意。浮気相手と会う際に、相手の香水や、もしもホテルに行ったなら自宅と違うボディソープを使ったりして体の匂いが気になり、それを消すためかもしれないからだ。また、浮気相手と肉体関係がある場合は、性的欲求がすでに満たされているため、妻とのスキンシップを拒む確率も高い。

とはいえ、男性は女性よりも性欲が旺盛なこと多いため、浮気相手がいても今までどおり妻とのセックスを楽しむケースもある。ただ、これまで幾度となく営んできた妻との行為とは違い、新たな異性との行為は好奇心も旺盛になることが多く、妻とのセックスでもそのスタイルを求めてくる可能性も高い。

そのほか、これまで出不精だったはずの夫が、ちょっとした買い物によく出かけるようになったら浮気を疑った方が良いだろう。浪費家の場合を除いて、よほどのこだわりでも無い限り、男性はそうそう買い物になど出ないはずだ。つまり、こまめに外出するのは妻に隠れて浮気相手と会うための口実に過ぎない。夫の急な外出時には、時間と曜日を記しておこう。決まった曜日に浮気相手と会うなど、パターンがつかめるかもしれないからだ。

スマホの扱いの変化

現代人の必需品となったコミュニケーションツールであるスマートフォンは、浮気をする者にとっても重要なアイテム。言わば浮気の温床とも言える。既婚者ゆえに頻繁に会うことができない間柄では、メールやLINEはうってつけの連絡手段であり、やり取りを通じて関係を深めている人は少なくないはずだ。そのため、浮気相手からの連絡には、いつでも対応できるよう常にスマホをそばに置くようになり、その内容を妻に見られないよう肌身離さず持ち歩く傾向にある。

また、スマホの各種通知表示から浮気が発覚しないよう、スマホの画面を伏せておくことも多い。これらの仕草がみられれば浮気のサインかもしれない。さらに、これまで警戒心もなくスマホのロックをオフにしていた夫が、突然ロックをオンにしだしたらかなり疑わしいだろう。LINEの通知メッセージも、以前は誰から来たか表示されていたものが表示されなくなったなど、設定が変わったら、妻や家族に見られたくないあやしい情報をやり取りしている可能性は濃厚だ。

スマホでやり取りする情報を厳重に隠すのはプライバシーを知られたくないと言う心の表れだ。そこには妻に見せられないやましい内容が隠されていると言っても過言ではない。そのほか、浮気相手とのLINEを妻にさとられないよう、通知設定をオフにしているケースも多く見られるため、通知がされないスマホを頻繁に確認している様子があれば注意した方が良い。もし、夫がスマホを扱うその仕草に違和感を覚えたら、目の前で「ちょっと貸して」と手に取ったり、「面白いゲームある?」などとスマホの話題を持ちかけたりすることをおすすめしたい。動揺した様子や、過敏な反応を示したら浮気をしている可能性が高いと言えるだろう。

車の変化

もし自家用車を持っていて、自身も乗ることが多いならその変化注目したい。たとえば、助手席の位置が頻繁に変わったり、これまで車内の清掃に無頓着だったのが急に綺麗にするようになったりしたら、浮気を疑ってもいいだろう。車は純粋に移動手段として使えるだけでなく、時には密室としてホテル代わりにもなる。シートが不自然に倒されていたりしたら浮気のサインともとれるわけだ。

また、車内が綺麗に掃除されている時や、いつもより芳香剤の香りが強いと感じた時にも注意した方が良いだろう。浮気相手を車に載せたあとは、髪の毛や香りから女性の存在がバレることを避け、こまめに掃除をする可能性がある。そのほか、カーナビの履歴も浮気チェックに使えるためこまめに確認した方が良い。というのも、目的地の検索履歴からホテルに行った形跡が見つかることも多く、なかには浮気相手の住所が暴かれるケースもあるからだ。たとえ目的地が繁華街の駐車場だとしても油断してはならない。そこにはホテルが密集しているため、あえて現地に停めず近くの駐車場を利用するというケースもあるのだ。不審な目的地を見つけたら、スマートフォンなどを使って画面の内容を写真に収めておこう。

もしもドライブレコーダーを搭載しているなら、社外の交通状況だけでなく、車内の会話も記録される場合も多いだろう。レコーダーの記録容量には限りがあるので、こまめに内容をコピーしておくのもいいだろう。パートナーに気がつかれないよう、メモリーカードを定期的に入れ替えておいてもいいかもしれない。

服装の変化

浮気は当然相手がいる。たとえ服装に無頓着な男性であっても、浮気相手と会うなら、以前よりも身なりに気を使うようになるだろう。したがって、以前はファッションに関心を示さなかった夫が、突然お洒落に興味を持ち始めたら浮気を疑った方が良い。若々しい服装を好む、自身の匂いを気にして香水を着ける、新しいパンツが増えるといった変化が表れたら要注意だ。

人間は魅力的な恋愛対象者が現れたら「素敵な自分」を演出するため、まずは身なりから整える単純な生き物だ。つまり、服装への興味は、「モテたい」という心の表れでもある。また、服装の変化と同様に気を付けたいのが肉体改造だ。これまでは弛んだ体型でも気にせず運動もしなかった夫が、ダイエットや筋トレに励むようになったら注意が必要だ。

程よく着いた筋肉は男性にとってセクシーさの象徴とも言える。妻以外の相手の興味を引こうと企み、体を鍛えているのかもしれない。さらに、時計や財布などの嗜好品にも変化がないか確認してもらいたい。財布や時計は男の格を示す嗜好品でもある。そのため、以前は興味のなかった高級ブランドの品物を使いだしたら浮気を目論んでいる可能性が高い。ステイタスの高さを物語る腕時計を身に着けることで、意中の女性を口説き落とさんと意気込んでいるのではないだろうか。

金遣いの変化

浮気をしている者は、自分の身なり気を遣うだけでなく、浮気相手と食事をしたり、どこかにでかけたり、ホテルに行ったり、プレゼントをしたりと、何かとお金がかかるものだ。夫婦共働きで生計を立てているなら、浮気をしている余裕などないはずだが、妻に対しては稼いだ金額を過小に伝えて、浮気相手との逢瀬に散財しているかもしれない。余計な見栄を張るあまり、2人で積み立てていた貯金を切り崩して遊び呆けている不届き者もいる。

手遅れにならないためにも、普段から家庭のお金の流れを把握できる状況は作っておきたい。夫婦のクレジットカード明細や、預金残高や入出金明細も自身で管理できるようにしたい。クレジットカードの明細を見て、見知らぬ買い物や宿泊施設の利用がないか、目を光らせておこう。明細が見られないような状況であればなかなか難しいが、夫あてに届いた明細書を見られるチャンスがあれば、これも写真に収めておいて、あとから確認しよう。

また、夫の財布の中や、服のポケットもこまめに調べるといいだろう。カード明細には現れない領収証やレシートが見つかるかもしれない。コンビニや薬局のレシートにコンドーム購入した記録があり、自宅でそれを使っていないとするならば、浮気は間違いないだろう。ホテルの領収証や見知らぬ店の会員カードなどが見つかった場合も写真に収め、あとからどんな施設かをネット検索して調べるようにしよう。

カード明細もレシートも、原本を持ち去ってしまうと気づかれてしまう可能性があるため、くれぐれも注意したい。写真に記録しておくほうが無難だ。たとえ夫婦であっても過度な詮索はプライバシーの侵害につながる可能性があることは忘れないようにしてもらいたい。相手の態度をチェックするために「緊急事態のために、お互いのカートや通帳の情報は共有しよう」などと提案してみるのもいいかもしれない。頑なに拒むようであれば何らかの隠し事を疑ってもいいだろう。

人間関係の変化

いままで家と仕事場を行き来するだけだった夫が、急に英会話の勉強をし始める、ゴルフやマラソンを始めるなど、これまでと違った趣味に目覚めたときは注意が必要だ。英会話やゴルフなどは仕事のために必要な場合もあるが、何の前触れもなく始めるのは少しあやしい。学習や練習にかこつけて、異性との出会いの場を作りたいとおもっている可能性もあるだろう。ここはひとつ自分も興味あるふりをして「私もやってみたい」と、一緒に楽しむことを提案してみよう、そこで相手が拒むようなら怪しい。

また、習い事やサークルなどでの出会いだけでなく、人事異動や担当顧客の変化で人間関係が変化する場合も要注意だ。女性がたくさんいる部署に異動したり、あるいは魅力的な女性が異動してきたり、顧客の担当者が変わるなど、環境の変化が浮気の原因になる場合もある。日頃からパートナーとコミュニケーションをとって職場の人間関係など、状況を把握しておきたい。

いきすぎたチェックに注意

浮気の疑いのある夫のスマートフォンには、その証拠写真や浮気相手との愛のメッセージのやりとりがあるかもしれない。だからといって、自分の持ち物でないスマートフォンを許可なく奪って中身を確認することは控えたい。先ほども述べたが、たとえ夫婦であってもお互いのプライバシーは尊重しなければならないからだ。もしも争いとなってしまった場合に、プライバシーを侵害したと訴えられる可能性もあるのだ。

LINEやFacebookなどのSNSやメールは、個人のアカウントを設定して利用できるようになる。あなたがパートナーの許可なくそれぞれのアカウントにログインしてメッセージや写真のやり取りを覗くような行為は、「不正アクセス禁止法」という罪に問われてしまう可能性もあることは覚えておきたい。

位置情報や通話履歴を読み取れるアプリなどもあるが、それらをパートナーの許可なく勝手にインストールすれば「不正指令電磁的記録共用罪」に問われる恐れもある。浮気相手の存在を知り、しつこく尾行するなどして、相手に見つかった場合にストーカー規制法や迷惑防止条例違反として訴えられる恐れもある。浮気されるのは悔しく怒りがこみ上げる場合もあるだろう。しかしだからといってあなたが犯罪を犯していいわけではない。法に則った対応を心がけるよう肝に銘じたい。

浮気・不倫のサインを捉えた。さあどうする?

妻に浮気を気づかれた既婚男性

パートナーの怪しい行動を観察し、自分なりに調べた結果、どうやら浮気をしていることが濃厚となった場合、どうすればいいだろう。さらに核心に迫り、白黒はっきりつけたほうがいいが、きつく問い詰めたり過度な詮索をしてしまうと相手に警戒心を与えてしまったり、こちらが不利な状況で争いに発展してしまったりするリスクもある。たとえ争いにつながっても自分が不利な状況にならないよう問題を解決する方法を見てみよう。

かまをかけてみる

残業や休日出勤、趣味のサークル活動に出かける日程など、パートナーのあやしい行動を記録し、浮気のパターンを薄々感じられるようになったら、軽めの質問をしてかまをかけるといいだろう。たとえば、実際は土曜に休日出勤したにもかかわらず、『日曜に出勤したよね。弟が誰かといるところを見かけたって言ってたけど、誰と一緒だったの?』といった感じだ。そこでいっしょに居たらしき人を、女性と言ってもいないのに『あー後輩の女の子と買い出し行ってた』など、適当な嘘でごまかそうとしたり、急に怒ったりしたら怪しい。

また、スマートフォンを肌身離さず持つようになった場合は、さりげなく「誰とLINEしてるの?」「何か面白いゲームあるの?」と聞いてみてもいいかもしれない。ここでも、慌てて否定をしたり、怒ったりするようならやましい気持ちがある可能性が高い。

あくまでも自然に尋ねることを忘れないように。質問したあとは様子を観察するだけで、深追いするのもいけない。相手が話した内容は日付とともに記録しておこう。後の調査のためにも、けっして問いただしたり、責めたりするような口調では聞かないように注意しよう。自然にできないようであれば、無理してかまをかける必要はない。

相談をする

普段の生活や自然な会話での反応を観察した結果、浮気していることが濃厚なら、放置しておくわけにはいかない。まずは、パートナーの不倫をどう受け止め、その後あなたがどうしたいのかを整理しておく必要があるだろう。一人で思い悩むのではなく、信頼できる人に相談して決断するのも一つの手だ。

不倫というセンシティブな内容を誰でもかれでも相談できるわけではない。まずは自分の親や兄弟姉妹など肉親に相談するのはどうだろうか。もし別れるとなった場合に住居などの面倒を見てもらえるかも確認したい。しかし親が頭に血が上ってしまい、夫を責めるかもしれない。冷静に相談できるかを見極めよう。もし離婚を考えず、夫婦関係を修復したいと思っており、なおかつ夫の両親と仲が良ければ、そちらに相談して夫に言い聞かせもらう方法もあるかもしれない。といっても夫可愛さに擁護する側に立ち、かえってこじれる可能性もあるので、慎重に進めたい。

友人に相談するという方法もあるが、本当に信頼の置ける、口の固い親友以外には相談しないほうがいい。友達だからといって守秘義務があるわけでなく、夫とも共通の知り合いであれば、そこから漏れてしまう可能性も否定できないからだ。離婚という決断をする場合の今後の生活や手続きなどが心配で相談したいなら、自治体の相談窓口や、匿名で相談できる電話窓口を利用するという手もある。ひとりで悩むのはよくない。無料で相談をうけつけてくれるところも多いので、他者の客観的な意見に耳を傾けるのもいいだろう。

浮気・不倫を乗り越えるには?

夫婦のこれからの関係について考える既婚女性

パートナーの不倫が濃厚なら、それを放置することはできない。関係を修復して夫婦をやり直すのか、離婚するのか。これまでの夫婦関係や家族構成、浮気に至った背景、子供の存在などによって事情が異なるため、何を基準に決断すべきか悩むだろう。関係を続ける場合と別れる場合の注意点や頼るべき相談相手について紹介しよう。

関係を修復するなら?

愛するパートナーの裏切りに気づいたときは、そのショックや怒りから「絶対に別れる」と考える人も多いだろう。でもいったん冷静になり、夫と今後同じ家で暮らして行けるかどうか、体に触れてもいいかを考えてみよう。そこで、相手のことがまだ好きで、「子供達との生活もあるし、一度の過ちというならば、今回だけは許してもいい」と思えるようであれば、関係を修復する決断をしよう。

夫婦関係を保ったままでも、裏切った夫や、不倫相手の女性に慰謝料を請求することも可能だ。慰謝料で心の傷が癒えることはないが、相手に反省を促すことはできる。またもしも夫が浮気を反省し、真摯に謝り、関係を続けたいと望むなら、誓約書を交わしたほうがいい。たとえば、浮気相手との関係の清算と、今後浮気した場合のペナルティを記しておくのだ。法的に効力のあるものを作っておけば、もし相手がまた裏切った場合に財産を差し押さえするなどできる。

夫婦関係を修復するか、別れるか、すぐに判断つかない場合はしばらく別居するという選択肢もある。別居したとしても夫婦は生活費を共にしなければならないので、子供の学費や食費などの負担はこれまでどおり夫婦で負担することになる。相手が別居後の生活費の負担を拒むようなら離婚を前提とした準備をしていけばいいだろう。

別れるなら?

夫の不倫をどうしても許せないなら離婚を選択することになる。浮気した夫が、夫婦関係を続けたいものの、誓約書を交わしたくないというなら、相手は自分と真面目に付き合う気がないと考えていいだろう。今後も浮気される疑念を抱いて暮らすのは幸せとはいえない。

離婚の場合も当然慰謝料を夫と不倫相手に請求できる。それ以外にも財産分与をどうするか、子供の親権や養育費をどうするか、住居や住宅ローンをどうするかなどさまざまな問題をクリアしなければならない。不当に財産を奪われたり、養育費の支払いを拒否されたりするようなリスクを回避するためにも、諸条件を明らかにする離婚協議書は必要だ。

慰謝料、財産分与、養育費、年金といった金銭面の内容や、親権および子供との面会ルールなどの取り決めが記される文書だ。早く決着をつけたいあまりに口約束だけで離婚をしてしまうケースも多いが、約束があいまいになり、履行されないようなトラブルが生じたときに、正しい権利を主張するために必要なのだ。

法的な相談は弁護士

別れる、別れないに関係なく、不倫に対する慰謝料の請求は可能だし、関係を続ける場合の誓約書、別れる場合の離婚協議書など、法に則った内容のである必要がある。自分で調べてできないこともないが、弁護士や司法書士などの専門家に依頼することをお勧めする。別れる場合の慰謝料や財産分与、親権や養育費などの詳細や各種交渉のノウハウを得るには経験豊富な弁護士に依頼したほうがいいだろう。

交渉を優位に進めるには決定的な証拠が必要

パートナーに浮気の事実を認めさせ、誓約書や離婚協議書の内容を有利な内容にするためには、決定的な証拠をつかむことが必要だ。「普段の行動が怪しいから、離婚したい」という主張は通りにくいだろう。決定的な証拠とは本人の自白か、「不貞行為」を客観的に示すものだ。不貞行為とは前述のとおり、配偶者以外の異性と自由な意思で体の関係を結ぶことを指す。しかし、だからかといって、性行為の現場写真などを撮影するのは不可能に近い。

ではどういった証拠が採用されるかというと、探偵や興信所の調査報告書もそれに該当する。慰謝料請求や離婚に有利な調査報告書には、性行為そのものではないが、ラブホテルや浮気相手の家に2人で入るとき、出てくるときの写真と、その前後の尾行による状況説明が記される。客観的に浮気が認められる資料をまとめてくれるのだ。ならば自分で尾行・張り込みをすると考えるかもしれないが、見つかるリスクや、場所によっては危険にさらされるかもしれないのでけっしてお勧めしない。

しっかりと訓練されたプロの調査員がいる探偵社や興信所なら、1チーム2名〜3名の体制で調査を行うので、たとえ調査対象が二手に分かれても見逃すことはない。調査報告書のポイントも理解しているので、離婚交渉がもつれて裁判となった場合でも有利に導く証拠を集めることができる。

このときに鍵となるのが、普段からの観察の記録だ。浮気に出かける日や行動範囲などのパターンをある程度把握できていれば、調査もすぐ終わり調査員の人件費も抑えられる可能性が高まる。普段の観察や地道な記録が役にたつのだ。怪しいと思ったら、見つからないように、また過度にプライバシーを侵害しないよう観察・記録をし始め、裏付けをとっていこう。そして、決定的な証拠集めは探偵に依頼し、関係を続ける・離婚する場合でも法的な書類や手続きには弁護士などプロに依頼するのがベストな選択と言える。