浮気/不倫からの離婚浮気の復讐がしたい!効果的なやり方とNG行動は?
パートナーの浮気に気づいたら、誰でも冷静な気持ちではいられない。信頼していたパートナーに裏切られたことに大きなショックを受け、深い悲しみや精神的苦痛を感じるとともに、強い怒りが芽生え、パートナーに自分と同じ苦しみを味わわせたいと考える人は多いはずだ。同時に、パートナーを浮気に引き込んだ相手も許すことができず、復讐したいという気持ちを抑えきれなくなる人もいるだろう。 しかし、怒りに任せて行動した結果、思わぬトラブルに発展してしまい、逆に自分が不利な立場に追い込まれたり、さらに辛い目に遭わされたりするケースもある。また、上手く復讐できたとしても、後からむなしい気持ちになったり、後悔したりする人も少なくない。そんな事態を招かないためにも、まずは怒りを堪えて冷静に行動することが必要だ。やってはいけない復讐方法や合法的な復讐の仕方、そのために準備すべきことなどを紹介する。
浮気をする心理
浮気は決して許される行為ではないが、パートナーが浮気に走ったのには何かしらの原因があるはずだ。もちろん、元々浮気性で何回も浮気を繰り返しているのなら論外だが、普通の感覚を持っている人なら、浮気が悪いことだというのは認識しているだろうし、家族や会社に知られれば大きな代償を払わなければならないこともわかっているはずだ。そういうリスクを冒してでも浮気をしたいと思う背景には、複雑な心理状態や家庭環境の問題が絡んでいるケースがある。浮気に気付いてカッとなり、いきなり復讐を始めたりする前に、パートナーが浮気に走った原因について、何か思い当たることがないが考えてみよう。浮気の原因となる心理状態などについて解説する。
ストレスが大きい
日ごろ、会社でプレッシャーを感じている人はたくさんいる。特に最近は、年功序列から成果主義の人事評価に切り替える会社も増えていて、自分が達成すべき成果目標をクリアできるかどうか、社員は常に不安を抱えているはずだ。そんな時、仕事でミスなどをしたら、評価が大きく下がるのではないかと、不安は一層高まるだろう。また、上の立場になり職場を預かる役職などに就くと、失敗すれば多くの人に迷惑をかけることになるため、さらに大きなプレッシャーにさらされるようになる。
一方、共働き夫婦の場合、妻は仕事をきちんとこなさなければならないのと同時に、家に帰れば家事や育児にも追われるというパターンが多い。夫がそれをちゃんと理解して、家事や育児を分担してくれるのならいいが、1日中働いて同じように疲れているのに、家のことはすべて妻任せというような状態だとストレスや不満が溜まっていくばかりだ。そして、そんなストレスから逃れるために、他の異性と過ごしたいと思うようになるのだ。
寂しい
寂しさを紛らわすために浮気に走る者もいる。例えば、結婚当初は夫婦2人だけの生活だったため、夫にすべての愛情を注いでいた妻が、子供が生まれてからは育児に関心が向いてしまうのはよくある話だ。子供が小さいうちは、つきっきりで面倒を見なければならないし、学校に上がっても習い事や部活をしていれば、そのサポートに追われることになる。その結果、妻がまったく自分にかまってくれなくなり、寂しさを感じる夫もいるかも知れない。
妻の方にしても、夫が残業残業でいつも帰宅が遅かったり、部下や同僚と飲み歩いていたりして、妻を顧みないようだと寂しさを募らせていくに違いない。一番身近にいる相手が、自分の悩みや相談を聞いてくれなければ、このままこの人と暮らしていて幸せになれるのだろうかと不安にもなるだろう。そんな時に、ちゃんと自分のことを見てくれて、心に開いた穴を埋めてくれる人と出会うと、つい気持ちが傾いてしまうのも不思議ではない。
家に自分の居場所がない
仕事に対する責任感やノルマへのプレッシャーから、残業や休日出勤も厭わず働き続ける男性も珍しくない。それを家族が理解してくれているならいいが、毎日遅く帰って家族と過ごす時間もなく、休日にもろくに家族サービスをしない夫を冷たい目で見て、文句ばかり言っているようだと立つ瀬がなくなる。本人は、家族が不自由なく暮らせるようにと頑張って働いているのに、家族からいつも邪魔者扱いされていると、家に自分の居場所がないように感じてしまうのだ。
一方、妻も仕事やパートをこなす傍ら、家事や育児、介護などに追われ続けていると、1人でゆっくり過ごす時間も取れず、心身ともに疲れ切ってしまうだろう。家族から邪魔者扱いされている夫と同様、家に帰れば辛いことばかり待っているので、自然と家の外に目が向くようになるのだ。
スリルが欲しい
結婚生活が長くなると、マンネリ感を抱くようになる夫婦もいるだろう。新婚時代は目新しいことばかりで毎日が新鮮だったのに、生活が安定し、同じような毎日が繰り返されるようになるにつれ、暮らしに不満はなくても、何か物足りないような気持になってくるケースもある。そういう気持ちが膨らんでくると、日常では得られない刺激が欲しくなり、浮気に走ってしまう者もいる。
浮気をすれば、誰にも知られてはいけないというスリルを味わうことができる。また、家族を裏切っているという背徳感が、強い刺激にもなる。特に職場不倫などは、会社では素知らぬ顔をしながら、陰で密かに恋愛関係を続けるというスリルが強烈で、その刺激が病みつきになり、浮気を繰り返す者もいるので気を付けなければならない。
欲求不満
男性は、女性より性欲が強いと言われており、妻だけでは満足できず、他の女性を求めて性欲を満たそうとする者もいる。子供が生まれたのを境に、夫婦がセックスレスになるのもよくある話で、お互いにそれを納得しているのなら問題はないが、夫が求めているのに妻が拒み続けているような場合は、夫の欲求不満は高まっていくばかりだ。特に性欲の強い夫であれば、何とかしてそれを解消しようとするだろう。その際、風俗店を利用する夫もいるが、中には手近なところで浮気相手を探そうとする者もいる。そして、いったん浮気の味を占めると、性欲を満たし続けるためにその相手とずっと関係を持ち続けるか、あるいは相手を次々に変えて浮気を繰り返すようになることも考えられる。
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やってはいけない復讐方法とは?
浮気は倫理的に許されないばかりではない。配偶者以外の異性と関係を持つことは夫婦の貞操義務違反になり、法にも反する行為だ。そのため、浮気を裏付ける証拠があれば、裁判に訴えて浮気相手に慰謝料を支払わせることもできる。しかし、浮気の証拠を集める際に、例えば浮気相手の家に押し入ってスマホを取り上げるなど、違法なやり方をすると、手に入れた証拠が裁判で採用されないばかりか、逆に相手から訴えられ、自分が窮地に陥ることにもなりかねない。浮気にまつわる法律の知識をある程度身に着けておかないと、相手にきちんと償いをさせることはできないのだ。正当な復讐方法についてお伝えする前に、まずはやってはいけないNG行為をピックアップする。
証拠もなく責め立てる
浮気の疑いを持った時、多くの人が取る行動が、パートナーを責め立てて謝罪させようとすることだろう。しかし、それこそが自分自身を不利な立場に追い込むハイリスクな行為なのだ。確かな証拠もないのにパートナーを問い詰めて、もしそれが単なる思い込みで、パートナーが潔白だったりしたら、自分がまったく信用されていないことにショックを受け、夫婦の信頼関係にひびが入るかもしれない。
また、実際に浮気をしていたとしても、問いただされてすぐに浮気を認める者は少ないだろうし、逆切れして怒鳴り始めるケースもある。それに加えて、浮気の真相を突き止めにくくなるという大きなデメリットもある。自分が疑われていることを知ったパートナーは、警戒心を強め、浮気相手と距離を置くなど、隠ぺいを図ろうとするかもしれない。そうなると、改めて本格的な浮気調査をしようとしても、証拠をつかむのが難しくなってしまうのだ。
暴力を振るう
たとえ浮気をした者が100%悪いとしても、それを理由にパートナーや浮気相手に暴力を振るうのは、最もやってはいけない行為だ。殴る、蹴るなど、肉体的な暴力を振るえば、暴行罪や傷害罪で訴えられる危険性があるし、水をかけただけでも暴行と見なされるケースもある。
パートナーにDVを行えば、配偶者暴力防止法に反する行為として、処罰の対象になる。DVには肉体的な虐待だけでなく、大声で怒鳴りつけて精神的苦痛を与えたり、生活費を渡さないなどの経済的な苦痛を与える行為も含まれる。また、パートナーにDVを働いているところを子供が見れば、心に深い傷を負ってしまうだろう。信頼していたパートナーに裏切られた怒りはわかるが、感情に流されて行動すると、取り返しのつかないことになりかねないので、ぐっと堪えて別の復讐方法を考えるようにしなければならない。
脅しをかける
相手を脅してでもパートナーと手を切らせたい、浮気を白状させたいと考える人もいるだろう。しかし、これもやってはならない行為だ。「浮気を認めなければ名前を公表する」「慰謝料を払って関係を清算しなかったらただではおかない」などと脅せば、脅迫罪に問われかねない。
また、「すぐに300万円払わなければ会社にばらす」などと法外な要求をしてお金をゆすり取ったりすると、恐喝罪が適用され、10年以下の懲役という重い刑罰を科される可能性もある。パートナーに詰め寄って自白を強要するのも脅迫行為だし、仮にそれによってパートナーに浮気を認めさせたとしても、後から「怖くなって嘘の告白をした」と撤回されてしまうと、真相がうやむやになる上に、浮気調査にも支障が出てしまう。
SNSにさらす
SNSを使った誹謗中傷が社会問題になっているが、これは被害者の人生を破壊する恐れのある危険な行為だ。パートナーと浮気されたことで自分の人生も狂わされたと言いたいかもしれないが、復讐のために相手の実名や浮気をしたことをネットで公表したりすると、名誉毀損や侮辱罪、プライバシー侵害などで相手から訴えられる可能性もある。名誉毀損罪が適用されれば、3年以下の懲役もしくは禁錮又は50万円以下の罰金が科せられる。また、本人の承諾なく顔写真をアップロードすると、人権侵害や肖像権侵害に問われるケースもある。相手に復讐したつもりが、自分で自分の首を絞める結果になってしまうのだ。
相手の実家や会社にバラす
浮気相手が勤めている会社に押しかけたり、電話をしたりして、浮気していることを密告するのもNGで、SNSにさらすのと同様に、名誉毀損罪やプライバシー侵害に問われる恐れがある。会社に押しかけて責任者や上司に訴えたり、職場に言いふらしたりした結果、相手が解雇されてしまうこともあるし、会社に居づらくなって辞めざるを得なくなることも十分に考えられる。それで復讐ができたと思うかもしれないが、その後相手が損害賠償を請求してくるケースもある上、激しい恨みを買って危害を加えられるリスクも高い。また、親子間でもプライバシーは守らなければならないので、浮気相手の実家に言いつけるのも控えた方がいい。
浮気相手の家に押しかける
浮気相手の家にいきなり押しかけると、大きなトラブルになることがある。相手に謝罪させようと話し合っているうちに、感情が高ぶって危害を加えたりするケースもあるからだ。また、相手から浮気の慰謝料を取るには、浮気の事実を裏付ける証拠をつかまなければならないが、強引なやり方をすると罪に問われることにもなりかねない。
例えば、盗撮や盗聴をすること自体は違法ではないが、浮気相手の家や敷地に無断で侵入してカメラや盗聴器を設置するのは違法行為であり、住居侵入罪で3年以下の懲役または10万円以下の罰金を科せられるリスクがある。GPSを仕掛けて、密会現場を押さえようとする人もいるが、これも本人の承諾なく車などに勝手に取り付けるとプライバシーの侵害と見なさる。浮気の証拠をつかみたいなら、あくまで合法的にやらなければならないのだ。
無言電話をかける
浮気相手に嫌がらせしたり、恐怖を与えてパートナーと別れさせようとして、何度も無言電話をかけるというケースもよくあるが、それも立派な犯罪だ。無言電話によって相手の仕事の邪魔をすれば、「偽計業務妨害罪」が適用され、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる可能性があるし、無言電話をかけ続けたせいで相手が精神を病んだような場合は、暴行を加えたのと同じと見なされ、傷害罪が成立する。傷害罪の罰則は、15年以下の懲役または50万円以下の罰金であり、非常に重い罪だ。
また、無言電話は各自治体が定める迷惑防止条例にも触れることにもなるだろう。「相手を困らせたい」という気持ちになるのは無理もないが、自分が加害者になるのだけは避けなければならない。
自分も浮気し返す
パートナーに浮気された腹いせに、自分も浮気し返すという無謀な行動に出る人もいる。「やられたらやり返したい」という心情になるのはわかるが、そんなことをしても誰も得をしない。相手が既婚者なら、パートナーの浮気で自分が傷ついたのと同じように、その妻や夫を傷つけることになるし、愛情もないのに仕返しだけのために関係を持ったりしたら、相手も傷つけてしまう。さらに、パートナーの浮気相手の妻や夫と関係を持った場合、慰謝料を浮気相手に請求しようとしても認められないばかりか、逆に相手の家族から訴えられる恐れが出てくる。パートナーと同じ、浮気の罪を犯せば、自分で自分を汚すことになり、必ず後悔するので絶対にやってはいけない。
パートナーを無視し続ける
浮気したパートナーとは口も利きたくないだろうが、パートナーを無視し続けるのは止めた方がいい。「無視」もDVの1種なので、それによってパートナーを苦しめ続ければ、自分も加害者と見られてしまう。また、パートナーや浮気相手に慰謝料を請求する場合、浮気によって平穏な夫婦生活が壊され、精神的苦痛を受けたということが条件になる。そのため、パートナーと険悪な状態にあり、まったく口も利かない日が続いていると、「すでに夫婦関係が破綻していた」と見なされ、浮気を理由に慰謝料を請求したり離婚訴訟を起こしたりするのが難しくなるかもしれない。そういうリスクを避けるためにも、どんなに不本意でも、最低限のコミュニケーションは取る必要があるのだ。
家を出ていく
1人で家を出て行ってしまうのも、夫婦関係が破綻していたと判断される材料になり、自分が望んでいるような額の慰謝料を取れなくなる。さらに、別居状態が長く続くと、パートナーがよりを戻すことをあきらめ、浮気相手と一緒になるために離婚を切り出してくるかもしれない。浮気をしておいて離婚を切り出すなど許されることではないと思うかもしれないが、裁判所が「夫婦関係を修復するのは難しい」と判断した場合、離婚請求が通ってしまうケースもあるのだ。そんな最悪の事態を招かないようにするためにも、「顔も見たくない」「懲らしめたい」という理由だけで勝手に家を出ていってはならないし、もし出ていくのなら、別居と同時に慰謝料請求の段取りを進めるようにしよう。
合法的なやり方は?
怒りに任せて復讐を遂げようとすれば、トラブルを引き起こすことになるし、暴力や脅し、誹謗中傷などを行うと自分も加害者となり、相手から訴えられてしまうリスクがあることがわかった。そのような泥沼状態にならないようにするためには、あくまで法律の許す範囲で、正当な復讐をしなければならない。また、法律やモラルに従って行動すれば、周りの理解も得られるだろうし、後悔することなく次のステップを踏み出すことができるはずだ。合法的に相手にダメージを与え、償いをさせる方法を紹介する。
謝罪文を書かせる
浮気の確実な証拠をつかむことができたら、それをパートナーや浮気相手に突きつけて浮気の事実を認めさせ、2人の関係を清算させなければならない。その際、口頭だけだと、後から「そんなことを言った覚えはない」などととぼけられたり、発言を撤回されたりする恐れがあるので、謝罪文を書かせるようにしよう。
謝罪文の作成に当たっては、浮気相手の名前・住所、いつからいつまで浮気をしていたか、何回ぐらい不貞行為をしたか(肉体関係を持ったか)といった事実関係を明記させるとともに、謝罪の言葉を書かせる。そして、お互いにメールのやり取りも含めて2度と接触しないことを誓約させ、「約束を破った場合は違約金として○○万円支払う」という項目も付記する。実際に約束違反をした場合は、この謝罪文を証拠に裁判に訴えることができるのだ。
慰謝料や示談金を取る
謝罪文と併せて、慰謝料や示談金を支払うことを約束させる念書を書かせる方法もある。慰謝料も示談金も、浮気による精神的苦痛に対する損害賠償であるのは同じだが、示談金は基本的には裁判を起こさないことを前提にしている。慰謝料の相場は数十万円~300万円と言われており、浮気の期間が長かったケースや、浮気が原因で離婚することになったケースなど、精神的な苦痛が大きいほど高額な慰謝料の請求が認められる。
相手が支払いを拒否した場合は、裁判に持ち込まれることになるが、勝訴するためには訴訟を起こした側が浮気の事実を裏付ける法的効力のある証拠を提出しなければならない。法的効力のある証拠とは、パートナーと浮気相手が親密な関係にあっただけではなく、「不貞行為」、つまり肉体関係を持っていたことが証明できる証拠だ。
高価なプレゼントを買わせる
パートナーと離婚せず、夫婦関係を修復する場合は、家計が一緒なのでパートナーに慰謝料を請求してもあまり意味がない。その代わりに、浮気の謝罪として高価なプレゼントを買わせるのも一つの方法だ。普段自分では買わないブランド物のバッグやアクセサリーなどをプレゼントさせよう。もちろん、そのお金も同じ家計から出るのに変わりはないが、「新しいゴルフクラブを買う」と言っていたお金などを、謝罪プレゼントに充てさせるのもいいだろう。もらったプレゼントを身に着けているのを見るたびに、パートナーは浮気したことを反省するだろうから、浮気の再発防止にも役立つはずだ。
会社に事実を報告する
浮気相手の会社に押しかけたり、電話やメールをしたりして、浮気していることを言いふらすのはやってはいけない行為だが、浮気相手がパートナーの上司で、その立場を利用して関係を迫ったような場合は、そのままにはしておけない。そのような人間を放っておくと、また次の犠牲者が出るかもしれないからだ。その際は、会社のコンプライアンス部門や、中小企業であれば直接社長に面会するなどして、浮気の事実を報告しよう。社内不倫のことが公になれば、会社としてもダメージを受けるので、浮気相手に非があるなら、戒告処分などを行って本人の反省を促すようにするだろう。
復讐を考えた時にやるべきこと
浮気の復讐をする際は、後々のこともよく考えてしっかり準備し、冷静に行動しなければならない。これまでにもお伝えしてきたように、確実な証拠もないのに相手を責め立てれば、はぐらかされて真相がわからないままになる恐れがあるし、違法なやり方で浮気を暴こうとすれば、裁判になった時にそれが元で慰謝料の請求が認められなくなってしまう危険性がある。
また、浮気したことをパートナーに反省させ、夫婦生活をやり直したいのなら、あまり無茶なやり方で仕返しをすると関係修復が難しくなってしまい、再び浮気に走らせる原因にもなりかねない。一方、離婚を決めている場合でも、パートナーにどのようにして慰謝料や養育費を支払わせるか考えておく必要がある。復讐をする際に、まずやるべきことや、慰謝料請求の段取りなどについて解説する。
浮気の証拠を集める
浮気の復讐をするためには、確実な証拠をつかむことが必要だとお伝えしてきたが、自分でできる証拠集めの方法もある。浮気の証拠となるのは、例えばラブホテルのポイントカードやレシート、クレジットカードの利用明細、浮気相手と利用したと思われるレストランの領収書、メールやLINEのやり取り、ドライブレコーダーの記録などだ。
パートナーも用心してそれらの証拠を処分しているだろうが、誰しもうっかりミスはするので、カバンや服を調べれば何か出てくるかもしれないし、自分がパートナーのカードの家族会員であれば、会員サイトで利用履歴が確認できる。また、パートナーのスマホのパスワードがわかっているなら、メールやLINEをチェックできるし、車を使っているならドラレコに浮気相手との会話が記録されているかもしれない。パートナーに怪しまれない範囲で、証拠を探してみよう。
浮気調査をする
パートナーと浮気相手の肉体関係を明らかにする最も有力な証拠は、2人がラブホテルに出入りするシーンをカメラやビデオで撮った映像だ。そもそもラブホテルは、性行為をするための施設なので、そこを利用したということは、肉体関係があったという動かぬ証拠になる。しかし、その決定的な証拠をつかむには、長時間に及ぶ尾行や張り込みを行い、照明の暗いホテルの出入り口を通る2人を鮮明に撮影しなければならない。専門的なスキルを身に着けた調査のプロでなければできない作業だし、毎日顔を合わせている夫や妻が尾行していれば、すぐに気づかれてしまうだろう。
やはり餅は餅屋。浮気問題をきちんと解決したいなら、実績のある探偵事務所に浮気調査を依頼するのが早道だ。また、その際、自分で集めた証拠を提供すれば、2人の行動パターンや密会場所を特定することができ、スムーズに調査を進められるだろう。
夫婦で話し合う
冒頭でもお伝えした通り、浮気を始める要因には、家庭環境や複雑な心理状態が関係しているケースがある。もちろん、浮気は許されることではないが、夫婦関係の修復を考えているのなら、まずは浮気に走った原因や経緯をパートナーから冷静に聴き取り、その上で夫婦でよく話し合おう。日頃から大きなストレスを抱えていたり、家庭への不満が溜まっている場合は、環境を改善することで浮気の再発を防ぐこともできるだろう。また、離婚を望む場合は、親権や財産分与、養育費の問題についてきちんと協議するとともに、離婚した後の生計の立て方に関してもよく考え、第2の人生を始める準備をしておかなければならない。
慰謝料を請求する
パートナーと浮気相手に肉体関係があったことを裏付ける決定的な証拠があれば、浮気相手に慰謝料を支払わせてダメージを与えるのは難しくない。まずは、不貞行為を行った事実、パートナーとの関係清算の要求、慰謝料の要求、要求に応じない場合に法的措置を取ることなどを書き記した通告書を作成し、それを「内容証明郵便」で浮気相手に郵送しよう。
内容証明郵便というのは、いつ・誰に・どんな内容の書面を送ったのかを郵便局が証明してくれる書留で、浮気相手に慰謝料を請求したという証拠にもなる。内容証明郵便で通告書を受け取った相手が、自分が訴えられるかもしれないと知って大きなショックを受け、慌てて慰謝料を支払うケースも多い。もし要求に従わなかったら、弁護士を立てて慰謝料訴訟を起こせばいい。不貞行為を立証する証拠を使えば、裁判に勝訴できるだろう。
離婚する
慰謝料はパートナーに払わせることもできるので、浮気したことをどうしても許せず、離婚を決めた場合は、パートナーから慰謝料を取って別れよう。離婚を切り出した際に、パートナーがそれを拒むかもしれないが、その場合にも調査で手に入れた不貞の証拠が役に立ってくれる。不貞行為は、離婚を成立させる法的根拠になるので、弁護士を立てて離婚訴訟を起こし、パートナーの浮気が原因で夫婦生活が送れなくなったことを主張するのだ。不貞行為を立証する決定的な証拠を提出すれば、離婚請求を認めてもらえるし、判決が下れば、パートナーがいくら拒否してもそれに従わざるを得なくなる。
まとめ
パートナーが浮気していることに気付いたら、怒りを覚え、自分を苦しめたパートナーや浮気相手に何とか仕返ししてやりたいと思うのは当然の心理だ。しかし、感情に任せて法律に反するようなことをすると、取れるはずの慰謝料が取れなかったり、逆に相手から訴えられたりして、傷口をさらに広げてしまう結果にもなりかねない。そのようなリスクを避けるためには、浮気に関する法律の知識を身に着けるとともに、プロの探偵に浮気調査をさせて決定的な証拠をつかみ、自分が受けた精神的苦痛に見合う慰謝料を支払わせて、相手にダメージを与えよう。また、夫婦関係を修復したい場合は、パートナーが浮気に走った原因を突き止め、2度と浮気を再発させないように問題点の改善を図ろう。
監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣
- 2001年11月
- 司法書士試験合格
- 2002年3月
- 法政大学法学部法律学科卒業
- 2004年4月
- 中央大学法科大学院入学
- 2006年3月
- 中央大学法科大学院卒業
- 2006年9月
- 司法試験合格
- 2007年12月
- 弁護士登録(新60期)
- 2008年1月
- AZX総合法律事務所入所
- 2010年5月
- 平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
- 2013年2月
- 伊倉総合法律事務所開設
- 2015年12月
- 株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
- 2016年12月
- 株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
- 2020年3月
- 社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2020年10月
- 株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
- 2021年6月
- 社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2022年4月
- HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)
※2023年11月16日現在
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