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浮気/不倫の調査遠方での浮気調査は可能?そのメリットや費用は?

出張と偽り浮気旅行を満喫既婚の男女

浮気をしている者の中には、国内の温泉地に浮気旅行に出かける者もいるし、海外出張などと偽って浮気相手とバカンスに出かける者さえいる。浮気相手と近場で密会していれば、知り合いに見つかるリスクもあるが、遠くの旅行先ならそんな心配をする必要もなく、ゆっくり羽を伸ばすことができるからだ。 出張で頑張っていると思っていたパートナーが、浮気旅行を満喫していると気づいたら腹も立つだろうが、そうかといって浮気を暴くために遠方までパートナーを追いかけていくのも大変だ。そんな時、プロの探偵を雇うことを考える人もいるだろう。しかし、出張調査にどれぐらいの費用がかかるのか、またどんな探偵事務所に依頼すればいいのかがわからなければ不安に思うのは当然のことだ。遠方での浮気調査の方法や費用を安く抑えるポイント、探偵事務所の選び方などを紹介する。

遠方での浮気調査が必要になるケース

探偵に依頼して出張調査を実施するのは、手間もコストもかかる。近場で浮気調査を済ませられれば、それに越したことはないが、パートナーと浮気相手がいつ・どこで密会するかがわからないと、調査が空振りになり、なかなか尻尾を押さえられないケースもある。一方、「出張に行く」などと言いだしたパートナーが、浮気旅行に出かけることがほぼ確実なら、1度の調査で浮気の証拠を押さえられるチャンスかもしれない。

旅行中は、パートナーと浮気相手はいつも一緒に行動するはずなので、2人が手をつないでいるところやキスしているところ、ホテルの同じ部屋に出入りするところなども、しっかり確認できるだろう。2人も、「夫や妻がまさかこんなところまで追いかけてくるはずはない」と油断しているので、普段はしないような大胆な行動をするに違いない。遠方での調査を実施してもいいケースは、旅行を含めていくつかあるので紹介しよう。

国内で浮気旅行をしている

国内の浮気旅行先としてよく選ばれるのは、リゾートや温泉地などだ。地元から遠い場所であればあるほど知り合いと出会う確率は低くなるので、沖縄や北海道のリゾートは特に人気が高い。ひなびた温泉地なども人目に付きにくく、そこが鉄道の便が悪いところなら、車でドライブデートを兼ねて泊まりに行くケースもあるだろう。一方、東京、大阪、福岡などの大都市は、出張先になることも多いので、浮気旅行をカモフラージュしやすい。知り合いに見つかっても、浮気相手を出張に同行した社員だとごまかすことができてしまう。

浮気旅行の口実としてよく使われるのは、会社の出張や取引先との接待ゴルフなど。女性の場合は、「ママ友と旅行に行く」と言えば、怪しまれることはないだろう。また、パートナーの故郷が遠方にある場合は、「親戚に用事がある」「墓参りに行く」となどと口実をつけて実家近くの穴場的な行楽地に行くケースもある。

浮気相手とドライブデート

ドライブデートも浮気旅行の定番だ。電車などで移動するのとは違い、車で出かければ、2人でいるところを知り合いに見つかるリスクを大幅に減らすことができる。さらに、車の中は密室空間になるため、人に聞かれることなく親密な話もできるし、人気のないところに車を停めれば、思う存分イチャつくこともできる。また、車なら、道さえあればどこにでも行けるため、その日の気分に合わせて遠くの温泉に出かけたり、テーマパークで1日遊んだり、ショッピングモールで買い物や食事を楽しんだりするのも自由自在だ。

中には、どこにも立ち寄らず、車内で音楽をかけながら、2人きりの時間を楽しむ者もいる。そして、最後はそのままラブホテルに入って一夜を過ごし、翌日浮気相手を自宅に送り届けるといった具合に、車は使い勝手のいいアイテムなのだ。

海外出張と偽って浮気旅行に出かける

浮気している者の中には、浮気相手と海外旅行とシャレこむ者もいる。女性であれば「仲良しの女友達と遊びに行く」といった口実も通用するだろうが、男性の場合は、家族を置いて男友達と海外旅行に行くのは不自然だと思われるだろう。そこで、「海外出張に行く」という口実が使われるのが、よくあるパターンだ。そして、会社にはこっそり有給休暇の届出などをして、浮気相手と海外でのバカンスを楽しむのだ。

旅行先には、中国・台湾・シンガポール・バリ・グアムなどの近場のアジア圏がよく選ばれる。輸入雑貨店経営などの自由業なら、商品の仕入れだと偽って欧米に長期旅行もできるが、一般の会社員が1週間も会社を休むわけにはいかないからだ。

出張先で浮気している

浮気相手と旅行に行くのではなく、実際に出張を利用して浮気するケースもある。これには大体2つのパターンがあり、その1つは会社の同僚や部下と社内不倫をしているパートナーが、不倫相手と2人での出張を計画し、出張先のホテルで一夜を過ごすというもの。もう1つは、出張先で浮気相手を作っているパターンで、取引先の異性と深い仲になったり、仕事終わりに飲みに行った店のホステスや女性客と仲良くなって、浮気に発展してしまうというものだ。

取引先の中には、摂待として出張者を女性のいる店に連れていくケースも少なくない。商談などが上手くいって酒が合いれば気分も高揚するし、知り合いに見つかる心配もないので、そこで浮気の虫が動き出すと、体の関係を持ってしまうことになりかねない。

単身赴任で現地妻を作る

出張と同様に、単身赴任者にも浮気の誘惑がつきまとう。長期の単身赴任ともなれば、料理が趣味でもない限り、コンビニ食などに飽きて、夕食がてら飲みに出かける日も増えるだろう。その際、飲み屋のママや常連客が好みのタイプの女性だったりすると、一人暮らしの寂しさも手伝って深い仲になってしまう危険性がある。また、遠方で単身赴任していれば、ちょくちょく自宅に帰るのも大変なので、週末は1人で過ごすという人も多いはずだ。そして、もしその人に浮気相手がいれば、自分の部屋に相手を呼んだり、相手の部屋に泊まったりして、夫婦のように週末を過ごし、月曜日に相手の部屋から会社に出勤するといったこともできてしまう。

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遠方での調査方法とかかる費用

浮気調査の費用を心配する女性

浮気旅行など遠方での調査は、決定的な証拠をつかむ大きなチャンスにはなるが、パートナーと浮気相手がどんなデートスポットに行き、どのホテルに泊まるのかがわかっていないと調査に手間取ることもある。地元での密会なら、 会社への行き帰りの経路や出社時間・退勤時間も決まっていて、行動範囲や行動パターンが大体わかっているが、初めて訪れる旅先ではそれが読めないからだ。

そのため、プロの探偵は事前にいろいろ準備をした上で、2人を見失わないように確実に追跡を続け、法廷でも通用するような動かぬ証拠を押さえる努力をする。遠方での調査をなぜプロの探偵に頼んだ方がいいのかをお伝えするとともに、探偵が行う調査の方法やそれにかかる費用などについても解説する。

プロに調査を任せるメリットは?

パートナーを尾行したり張り込んだりして、浮気の現場を押さえるのは、自分にもできると思うかもしれないが、そう簡単にはいかないものだ。特にパートナーが浮気旅行に出かけたような場合、どんな交通手段を使ってどこに立ち寄るのかがわかっていないと大変なことになる。2人がホテルに入るまでの間、1人で延々と尾行を続けなければならないケースもあり、その間、トイレや食事も我慢しなければならない。パートナーがレンタカーを予約していたりすれば、高額な料金を払ってタクシーで追跡しなければならなくなるかも知れない。

一方、徒歩で尾行するにしても、人通りの少ない場所などで、ずっと同じ人物が後をついてきていたら怪しまれるのは間違いないし、それが毎日顔を合わせている妻や夫だとなれば、すぐに正体がバレてしまうだろう。そうなったらパートナーは警戒心を強め、尻尾をつかまれないように行動するに違いない。また、浮気の事実確認だけでなく、慰謝料などを取りたいのであれば、法廷でも通用する決定的な証拠を押さえる必要があり、その職務を遂行できるのはプロの探偵以外にはいないのだ。

チケットやホテルを手配する

浮気旅行に行くターゲット(調査対象者)の調査は、まずその行先の情報を把握するところから始まる。ターゲットが飛行機や新幹線で移動する場合、少なくともいつ・どこの駅や空港で乗り降りするのかがわかっていないと調査を行うのは難しい。新幹線ならターゲットを自宅から尾行して、駅で乗車券だけ買って自由席に乗るということもできなくはないが、飛行機を使うとなるとそうはいかない。搭乗する飛行機の便名を確認し、事前にチケットを予約しておく必要があるからだ。逆に飛行機の搭乗便や新幹線の便名・降車駅がわかっていて、現地の調査員がいれば、到着地から尾行を開始することもできる。

宿泊するホテルについても、わかっていれば調査の成功確率が高くなる。ターゲットと浮気相手が同じホテルの1室に泊まるということは、2人に肉体関係があるという裏付けにもなるため、部屋の近くに張り込んでいれば、2人がそこに出入りする決定的シーンを押さえることができるのだ。

尾行・張り込み調査を行う

ターゲットの尾行・張り込みは、浮気調査のキーポイントになる。現地の調査員がいれば、ターゲットが駅・空港に到着した時点から尾行を開始するが、そうでない場合は、自宅を出たところから尾行するか、前もって現地に乗り込んで尾行・張り込みを行う形になる。また、ターゲットは空港でレンタカーを借りて移動するかもしれないので、車の手配などの準備もしておく必要がある。

観光地などに旅行するケースでは、ターゲットは浮気相手と観光名所やデートスポットを回り、レストランで食事をとったりするだろう。その間、相手にバレたり見失ったりしないように、プロの調査員は通常2人1組になり、交代しながら長時間の尾行や張り込みを続け、2人の行動の一部始終を記録していく。

決定的な証拠写真・動画を撮影する

ターゲットが浮気しているかどうかを知るためだけなら、浮気相手と手をつないだりキスしたりしている場面を確認すれば事足りるが、浮気相手から慰謝料などを取るには、2人の間に肉体関係があることを証明しなければならない。慰謝料交渉がこじれて裁判に持ち込まれた場合、肉体関係があったという確実な証拠を提出しなければ、慰謝料の請求を認めてもらえないのだ。

そのため、2人がホテルの同じ部屋に一緒に入り、一夜を明かして部屋から出てくるところを写真や動画に収めることが、調査員に課せられた使命になる。ホテルの部屋の入口が開けたところにある場合は、望遠レンズで2人が出入りするシーンを狙い、部屋が廊下に面している時は、相手に気づかれないように隠しカメラなどを使って決定的な証拠映像を撮影する。高度な撮影スキルや機材が揃っていなければできない作業なのだ。

浮気相手の身元を特定する

浮気相手から慰謝料を取るためには、相手の身元を特定しなければならない。相手がどこの誰かがわからなければ、慰謝料を請求する通知書を送ることもできないし、訴訟を起こすこともできないからだ。そのため、プロの調査員は、旅行先での調査に加え、必要に応じて浮気相手についての調査も行う。2人が旅行から帰ってきて、パートナーと別れた後も浮気相手の尾行を続行し、相手の名前や自宅の住所を突き止めて、身元を特定できた時点で初めて調査が完了するのだ。

単身赴任の場合は?

浮気旅行の調査とは違い、単身赴任先での浮気の場合は、自宅や会社を起点とした調査がメインになる。赴任先で浮気をしているケースでは、自分のマンションに浮気相手を連れ込んでいるパターンや、相手の部屋に通っているパターンがある。自宅で浮気しているなら近くで張り込んで、ターゲットが浮気相手と一晩過ごし、デートなどをしているシーンを撮影する。一方、相手の部屋に通っている時は、ターゲットが会社から退勤してきたところから尾行し、浮気相手の家を突き止める。浮気相手がターゲットを自室に招き入れるシーンや、翌日一緒に部屋を出るシーンなどを撮影すれば、動かぬ証拠を押さえることができる。

費用①人件費

次に、浮気調査にどれぐらいの費用がかかるかだが、内訳から言うと、費用の大半を占めるのが人件費だ。先ほどもお伝えした通り、調査中にターゲットに気付かれたり見失ったりしないように、調査員は通常2人1組になって尾行や張り込みを行う。旅行先などでの調査では、早朝からターゲットを尾行し、浮気相手とホテルの一室に入り、翌朝2人が部屋を出るところも鮮明に撮影しなければならない。高度なスキルを習得したプロの調査員が、一般の人にはできない仕事をするのだから、それなりの人件費は掛かる。

少し古いデータになるが、東京調査業協会が2005年に行ったアンケートによると、調査員2名にかかる1時間あたりの調査料金が「2万円~2万5,000円」という事務所が多い結果となっている。実際の調査時間にその金額をかければ、おおよその費用がわかるはずだ。

費用②諸経費

浮気調査では、人件費に加えて交通費や通信費・機材費・宿泊費など、様々な経費が発生する。ターゲットが遠方に浮気旅行や出張に出かけるケースでは、現地までの電車代やタクシー代、飛行機で移動する場合は航空運賃もかかる。泊りがけの旅行・出張なら、宿泊費も加算される。また、決定的な証拠映像を鮮明に撮るためには高性能のカメラなどが不可欠で、その機材使用料やデータ加工費が経費として計上される時もある。調査期間や動員される調査員の人数によっても、かかる調査費用は異なるが、おおよその目安は数十万円~100万円といったところだろう。また、ターゲットが海外に旅行するのであれば、当然、交通費や宿泊費などの経費も高くなる。

費用③割増料金など

ターゲットがホテルなどに入る時間帯・出てくる時間帯が、深夜・早朝であったりすると、その時間帯に調査を行う際に割増料金がかかること時もある。一方、1日の稼働時間は過ぎたが、もう少しで証拠がつかめそうだという時には、延長料金を取って調査を続行するケースもある。その金額設定は、依頼する事務所によっても異なるが、30分、1時間、2時間などの単位で加算される場合が多いだろう。ただし、まっとうな探偵事務所なら、依頼主の了解を得てから延長調査をするはずなので、勝手にどんどん調査を延長するような事務所は避けた方がいいだろう。

調査費用を抑えるための手掛かり集め

浮気調査の手がかりとなる怪しい日

旅先や単身赴任先で浮気の証拠を押さえるために、探偵が身に着けた専門スキルを駆使して、一般の人には困難な調査を行うことがわかった。そして、そのような手間のかかる調査で成功を収めるには、経費を含めてそれなりの費用がかかる。しかし、あらかじめパートナーの行動が予測できるような情報が揃っていれば、それだけ調査をスムーズに進めることができ、その分、調査期間や費用も削減することができるだろう。

パートナーの行動を読む情報を手に入れることができるのは、最も身近にいる者、つまり浮気調査の依頼者自身だ。パートナーの日頃の様子や持ち物などをチェックすれば、いろいろな手がかりを得られる可能性がある。パートナーに怪しまれない範囲で、以下のような手掛かりを探してみよう。

航空券やホテルの予約メール

浮気調査の成功確率を高めるためには、まずパートナーの行き先や宿泊するホテルを把握しておかなければならない。その情報を入手するルートの一つが、予約確認メールだ。パソコンやスマホで航空券などを予約すると、登録したメールアドレスに確認メールが送られてくるので、家のパソコンを使っているなら、そのメールを簡単に読むことができるはずだ。スマホの場合も、パスワードを知っていればロック解除できる。

ネットでホテルを予約した場合も、同様に予約確認メールが届くため、それをチェックできれば旅行先と宿泊先がつかめる。また、パートナーがレンタカーを借りようとしてネット予約を入れていれば、その情報も把握することができるので、調査をスムーズに進められるはずだ。

スケジュール帳

普段パートナーがスケジュール帳を使っているのなら、そこから情報を得られるケースがある。スケジュール帳には、旅行に行く時の便名やホテルの電話番号を忘れないようにメモ書きしていることも多く、それを調べればパートナーの行き先がわかるに違いない。ただし、他人に見られることを恐れて、パートナーが浮気相手の名前やホテル名をイニシャルなどで書き記している公算が高いので、それが浮気旅行についてのメモなのかどうか、ある程度想像力を働かせる必要がある。しかし、「×日×時、○○レストラン」などと、同じイニシャルの相手との食事の予定が何度も書き込んであるようなら、それが浮気相手である可能性は高い。

LINEやメールのやり取り

パートナーのLINEやメールのメッセージをチェックすれば、どんな相手とどういう関係にあるのかがすぐにわかる。LINEやメールを見るには、スマホのロックを解除する必要があるが、指紋認証ならパートナーが熟睡している時に指を押し当てる、顔認証なら「注視」の設定などをオフにしておけば、パートナーがパスワードを変えても寝顔で顔認証を突破できる。旅行の計画などについても、浮気相手とやり取りしているだろうから、新幹線や飛行機の便名、待ち合わせ場所、旅先でのスケジュールなどを伝えているメッセージも確認できるだろう。

レシートやクレジット明細

パートナーの旅行バックなどに入っていたホテルや館内のレストランのレシート、クレジットカードの利用明細も重要な手がかりになる時がある。もし、パートナーがたびたび浮気旅行に出かけているようなら、何度か同じ土地を訪れ、定宿を決めていることが考えられるからだ。クレジットカードは、紙の利用明細が家に送られてこないようになっている場合も多いが、自分がパートナーのカードの家族会員であれば、カード会社の会員サイトで利用明細をチェックできる。明細に記載されている会社名をネットで調べれば、どんなホテルやレストランを経営しているのかすぐにわかるだろう。

鉄道や高速の利用履歴

旅行先の駅や空港に着いた後も、観光地を回ったりホテルまで移動したりするために、何らかの交通機関を使うことが必要になる。観光地まで電車で行くなら交通系カードを使用するだろうし、レンタカーを借りて有料道路を走る際にはETCカードを使うだろう。旅行から帰ってきたパートナーのSuicaやPASMOを駅の券売機に挿入して、履歴表示ボタンを押せば利用履歴が表示され、印字することもできる。ETCカードも、パスワードがわかっていれば、ネットで「ETC利用照会サービス」にログインし、高速や有料道路の利用履歴を確認することが可能だ。

車の中の痕跡

浮気相手とドライブデートに出かけたなら、どんな場所を巡り、どこのホテルに泊まったかを確認できる方法がある。車に搭載されているカーナビの多くは、一定期間、検索履歴が残るようになっているため、パートナーがラブホテルなどを検索した情報が見られるかもしれない。また、カーナビには、車が走った経路を示す「走行軌跡」の記録機能もあり、車がラブホテルを目指して走っていたことが判明したり、パートナーが送り届けた浮気相手の家の場所がわかる可能性もある。また、ドライブレコーダーには車内の会話が記録されるため、そこに浮気相手の身元や、次の旅行計画に関する手がかりが残されていることも考えられる。

どんな探偵事務所を選ぶべきか

浮気調査中の探偵

遠方での浮気調査を成功に導く第一歩は、実績があり調査体制が整っている探偵事務所に依頼することだ。もし間違って調査能力の低い事務所を選んだりすると、単に探偵を出張に行かせただけで、決定的な証拠をつかむこともできず、貴重な時間と資金を無駄にして終わってしまうかもしれない。さらに、悪質な業者に引っかかったりすると、違法な調査をしたり、わざと調査を長引かせて高額な追加料金を請求するなど、後々大きなトラブルにもなりかねない。そのようなリスクを避けるためにも、以下のチェックポイントを踏まえて、信頼できる探偵事務所を選ぶようにしよう。

探偵業法を守っている

正規の探偵は、依頼主の権利や利益を守るために作られた「探偵業法」という法律の下に調査業務を行う。そして、探偵業を営むには、各都道府県の公安委員会に「探偵業」の届出をして証明書をもらわなければならない。尾行や張り込みを行うことができるのは、この届出をした探偵のみだ。逆に言えば、届出をしていない探偵は、無許可で営業していることになり、違法な調査などをして依頼主をトラブルに巻き込む恐れもある。探偵業届出証明書は、事務所内の見やすい場所に表示することが義務付けられていて、事務所のホームページの拠点紹介などに掲載されていることもあるので事前にチェックしておきたい。

各地に拠点がある

日本各地に支店・支社がある探偵事務所なら、遠方での浮気調査に現地スタッフを動員できる可能性もある。単身赴任中のターゲットの居住地はもちろん、浮気旅行などの目的地がわかっていれば、その最寄りの拠点の調査員が、旅行当日に目的地の駅や空港に張り込む。そして、ターゲットが到着したところから尾行を開始し、浮気相手とのデートからホテルに入るまでを追跡・撮影すればいい。このような形の調査であれば、調査員の出張費が不要になるし、あらかじめ自社の車を用意しておけば、ターゲットがレンタカーを借りても対応できる。また、現地の調査員なら土地勘もあるので、スムーズに調査を進めることができるはずだ。

スタッフが揃っている

前にもお伝えした通り、通常浮気調査では調査員2名がチームを組んで入れ替わりながら尾行や張り込みをするが、難度の高い調査になると、それ以上の人数をかけなければならない状況も生まれる。そのような場合、小規模の個人事務所などは、業務が立て込んだりすると十分な体制が組めず、経験の浅いアルバイトを使って調査に失敗する恐れもある。一方、大手の探偵事務所であれば、100人近いスタッフを抱えているところもあり、どんな調査にも問題なく対応できる上、相談員やカウンセラーを置いているケースもあり、離婚問題や慰謝料の請求方法などについても相談できるだろう。

浮気調査の実績が豊富

探偵事務所や興信所が行う調査には様々なものがあり、事務所によってそれぞれ得手不得手がある。浮気調査が得意で実績も豊富な事務所なら、多種多様な案件を扱ってきているので、難度の高い調査にも的確に対応できるはずだ。また、浮気をする人の心理や行動パターンを熟知していて、どのタイミングでどんな調査をすればいいのかわかっているため、最短期間で確実に証拠をつかむだろう。浮気調査を得意としている事務所であれば、ホームページにその実績や顧客満足度を公表しているかもしれないので、口コミなどとも併せてチェックしておこう。

料金システムが明快

信頼できる探偵事務所であれば、調査料金について誰もがわかりやすいシステムを作り、ホームページなどにその説明を載せているだろう。一方、ただ「激安!」などと謳っているだけで、具体的に何がどう安いのか、説明がよくわからない事務所は用心した方がいい。そのような事務所に調査を依頼すると、着手金は安いが、後から高額な調査料金を取られたり、調査をずるずる引き延ばしておいて、その分の追加料金を請求してくる可能性も考えられる。また、支払い方法に関しても、全額前払いしか選択肢がないと後々揉め事になる恐れもあるので、分割払いや後払いが選べるかどうか確認した方がいいだろう。

調査報告書のレベルが高い

浮気調査が完了すると、探偵事務所は調査報告書を作成し、依頼主に提出する。その報告書の質が高く、浮気の事実をはっきり裏付けるものであれば、慰謝料などの請求の際に法的効力のある証拠として使うことができる。調査能力の高い事務所の報告書なら、ターゲットと浮気相手がいつ・どこで・どんな行動をしていたかが詳細に書き記されているはずだ。また、その報告書には、浮気相手との密会シーンを鮮明に捉えた写真や動画も添付される。ホームページに過去に行った浮気調査の報告書のサンプルを掲載している事務所もあるので、事務所選びの際にチェックしてみよう。

まとめ

パートナーが単身赴任先で現地妻を作っていたり、出張と称して浮気旅行に出かけたりしている気配があれば、気が気ではないだろう。でも、遠方まで自分で出かけていって真相を確かめるのは難しそうだし…。そんな悩みを解決する方法が、浮気調査のプロである探偵を雇うことだ。調査能力の高い探偵なら、パートナーと浮気相手がどこに出かけても、確実に追跡を続け、決定的な証拠を手に入れるはずだ。 遠方での調査は経費もかさむが、あらかじめ2人の行き先や旅行日程などの手掛かりをつかんでおいて、その情報を探偵に提供すれば調査をスムーズに進めることができる。また、各地に支店や支社がある探偵事務所に依頼すれば、出張費用をかけずに調査ができるかもしれない。浮気調査の実績が豊富で調査体制の整った事務所を選び、浮気問題を速やかに解決しよう。

監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣

2001年11月
司法書士試験合格
20023月
法政大学法学部法律学科卒業
20044月
中央大学法科大学院入学
20063月
中央大学法科大学院卒業
20069月
司法試験合格
2007年12月
弁護士登録(新60期)
20081月
AZX総合法律事務所入所
20105月
平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
20132月
伊倉総合法律事務所開設
2015年12月
株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
2016年12月
株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
20203月
社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
2020年10月
株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
20216月
社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
20224月
HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)

※2023年11月16日現在

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