浮気/不倫の調査浮気調査の費用相場は?出費を抑えることはできる?
パートナーが浮気しているのではないかという疑いを持っても、自分でパートナーを調べて決定的な証拠をつかむのは簡単なことではない。そんな時、思い浮かぶのが調査の専門家である探偵を雇うという方法だろう。しかし、実際に今までそういう経験をしたことのない人にとっては、浮気調査にいくらぐらいの費用がかかるのか見当がつかず、判断に困ってしまうかもしれない。 調査料金の設定や調査方法は、探偵社によってまちまちで、高いお金を払ったのに成果が上がらなかったり、悪質な業者を選んだために法外な料金を請求されたりする恐れもある。そうならないためには、浮気調査の料金の仕組みをしっかり理解しておくことが重要だ。浮気調査の相場はいくらか、料金はどのようにして決まるのか、出費を安く抑えるにはどうしたらいいかなど、浮気調査の費用にまつわるさまざまな知識をお伝えする。
浮気調査にはどんな費用がかかる?
適正な料金で調査を依頼したいと思うなら、まず浮気調査がどのようにして行われるのかを知っておいた方がいいだろう。そういう知識がないまま、安さだけにひかれて「激安料金で調査します!」などと謳う探偵事務所を選んでしまうと、手抜き仕事をされて何の成果も上がらないまま、貴重な資金を無駄に費やしてしまうことにもなりかねないからだ。その点、浮気調査の何にどんな費用がかかるのかがわかっていれば、訳の分からない名目で料金を上乗せされるリスクも避けることができるはずだ。誠実な探偵が、どのようなやり方で調査を行って浮気の証拠をつかむのかを解説するとともに、一般的な調査にかかる費用の内訳を紹介する。
浮気調査をプロに依頼した方がいい理由は?
人に知られずにパートナーの浮気を暴きたいと思っている人は、自分だけで浮気調査をしようと考えるかもしれない。しかし、その行動には様々なリスクが伴う。浮気調査では、会社を退勤した時点などからターゲットを尾行し、レストランやホテルに入れば、その近くで長時間にわたる張り込みを行う。それを1人でやろうとすれば、途中でターゲットを見失う恐れもあるし、トイレや食事も我慢してターゲットを追わなければならない。また、毎日顔を合わせている妻や夫に尾行されていれば、パートナーが気付く可能性も高いだろう。さらに、ターゲットが浮気相手とホテルなどに入るのは夜間が多いため、暗い中で密会シーンを撮影しなければならず、鮮明な写真を撮るのが難しい。
その点、プロの探偵は、通常2人1組で行動し、身に着けた調査スキルを駆使して交代しながら尾行や張り込みを行うので、ターゲットを見失うことも気づかれることもない。また、高性能のカメラと高度な撮影技術を持っているため、夜間でもターゲットの顔を鮮明に写すことができる。もちろん、依頼主とは守秘義務契約を結んでいるので、浮気の秘密が他者に漏れる心配もないのだ。
人件費
浮気調査にかかる費用の中で、最も多くの割合を占めているのが人件費だ。前項でお伝えした通り、浮気の決定的な証拠をつかむためには、浮気調査に関する専門知識や高度なスキルを身に着けた探偵が必要になるし、長時間にわたる尾行や張り込みなど、ハードな業務を遂行しなければならない。そのような他の人にはできない仕事をさせるのだから、それなりの人件費がかかることは仕方のないことだ。
なお、少し古いデータになるが、一般社団法人東京調査業協会が2005年に行った都内の探偵事務所へのアンケートでは、調査員2名にかかる1時間あたりの調査料金が「2万円~2万5,000円」という事務所が多い結果となっている。浮気調査を行う場合、通常2人1チームの体制を組むので、料金プランに調査員1名分の値段しか記載されていない場合、その2倍近い費用がかかることを頭に入れておかなければならない。
諸経費
浮気調査では、人件費以外に交通費や通信費・機材費・宿泊費など、さまざまな経費が発生する。例えば、浮気旅行や出張する日を狙って調査をする場合、現地までの電車代や車両費、飛行機で出かけるなら航空運賃もかかる。さらに、泊りがけの旅行であれば、宿泊費が必要になり、その分経費も膨らむが、浮気相手と2人きりで過ごしているところを確実に押さえられるので、旅行日を調査日として指定する人も多い。また、先述の通り、決定的な証拠映像を撮るには高性能のビデオカメラなどが不可欠で、その機材使用料やデータ加工費が経費として計上されることもあるし、調査終了後に依頼主に提出される報告書を作成する手数料もかかる。
事務所によっては、経費も調査料金に混ぜて請求するところもあるが、実費をきちんと切り分けて、使途が明確にわかるようにしている事務所の方が安心だろう。
割増料金など
調査の状況によっては、深夜・早朝手当や延長料などの割増料金がかかる。ターゲットがホテルなどに入る時間帯・出てくる時間帯は深夜・早朝であることが多いため、その時間帯での調査のための手当が上乗せされるケースもあるのだ。一方、延長料金は、「1日の稼働時間は過ぎたが、もう少しで証拠がつかめそうだ」という時に発生する。
その金額設定は、料金プランによって変わってくるが、30分、1時間、2時間などの単位で加算されるケースが多いだろう。調査を延長する場合、まともな探偵事務所なら依頼主に確認を取るはずなので、勝手に調査を延長するような事務所は信用できないが、もし本当に短時間の延長で確実な証拠がつかめるのであれば、調査を継続した方がいいだろう。
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浮気調査の料金の仕組みは?
浮気調査の費用の相場は、20万円~120万円とも言われている。相場というにもかかわらず、これほど金額に幅があるのはどうしてだろう? それは、浮気調査と一口に言っても、調査の目的や難易度によって調査にかかる人手や期間がかなり違ってくるからだ。そのため、探偵事務所では、依頼主の要望や手持ちの資金に合わせて、様々な料金プランを用意していて、どのようなケースでどれだけの料金がかかるのかがわかるようになっているし、見積もりの範囲内で依頼主が求める成果を出せるように努力するはずだ。調査の目的によって、どんな作業が必要になるのかをお伝えするとともに、代表的な料金プランとそれにかかる費用、それぞれのメリットなどについて紹介する。
浮気の事実確認だけしたいケース
調査の手間や時間は、どんな成果がほしいのかによって大きく異なる。「パートナーが浮気しているかどうかだけ知りたい」というのなら、例えばパートナーが浮気相手とシティホテルなどに出入りするところが撮影できれば、それで調査は終了と考えてもいいだろう。その場合は、調査期間が1週間以内で済むことも少なくない。しかし、その証拠をパートナーに突きつけても、「知り合いの女性と会っていたら、体調が悪くなったので休憩させただけ」などとごまかそうとすることも考えられる。また、後々相手から慰謝料を取りたいと思っても、2人が1度シティホテルに入ったというだけでは、その請求が認められないこともあるのだ。
慰謝料を取りたいケース
慰謝料を取りたい時、裁判になっても勝てるようにするには、2人がシティホテルに入ったところを押さえただけでは不十分だ。裁判所に慰謝料の請求を認めてもらうためには、2人の間に「不貞行為」、つまり肉体関係があったことを証明しなければならない。2人がキスをしているのを目撃しても肉体関係の証明にはならないし、シティホテルや浮気相手の家で密会していても、「相談に乗っていた」「打ち合わせをしていた」などと言い訳されてしまう恐れがある。それに対し、ラブホテルに入ったのならごまかしも効かなくなる。ラブホテルは性行為をするための場所であり、そこを利用したということは、2人の間に肉体関係があったことを意味するからだ。
ラブホテルを1度利用しただけでは「体調が悪くなった相手を介抱した」と言い逃れされる可能性もあるが、2回以上利用したことを突き止めれば万全だろう。また、慰謝料を浮気相手に請求するためには、相手の住所、氏名などの情報も必要になる。これらの調査を遂行するのに必然的に多くの手間・時間がかかるのだ。
調査の難度が高いケース
すでにお伝えしたように、浮気調査は通常1チーム2人で行うものだが、調査の難度が高い場合は1チーム3人、4人とさらに調査員を増員しなければならないこともある。ターゲットの警戒心が薄く、大胆に浮気を繰り返すようなケースは調査も簡単だが、ターゲットが非常に用心深かったり、「浮気調査をされているのでないか」と疑っていたりするような場合は、浮気相手との密会現場を押さえられないように巧妙に立ち回るかもしれない。そういうケースで無理に尾行したりすると、ターゲットに気付かれてしまうリスクがあるので、慎重に調査を進めざるを得ず、腕のいい探偵でも調査終了までにそれなりの時間を要することになる。
料金プラン①時間制プラン
最もわかりやすい料金システムが「時間制プラン」だ。このプランでは、「調査員1人あたりの人件費」×「調査した時間」で料金が算出される。浮気調査は原則的に2人1チームで行うので、実際の料金は2名分の人件費で何時間調査したかで決まる。浮気の証拠がつかめるまでの平均時間は20時間~30時間といったところなので、仮に30時間の調査を行ったとして、先ほどの調査員2名・1時間あたりの平均調査料金、2万円で計算してみよう。2万円×30時間=60万円。これが時間制プランの相場だ。
もちろん、調査がスムーズに進んで早く証拠がつかめれば、その分、費用は安くなるし、逆に調査が難航すれば出費が増える。そのため、このプランは、浮気相手との密会日が大体わかっているなど、パートナーの浮気の状況がある程度把握できているケースに向いていると言えるだろう。
料金プラン②成功報酬プラン
浮気が事実なら絶対にその証拠をつかみたいが、高額な費用を払って調査が上手くいかなかったら困ると悩んでいる人におススメなのが「成功報酬プラン」だ。これは、調査が成功した時にだけ料金を払うプランで、一般的には事前にいくらかの着手金を支払った後に調査が開始される。そして、期待した成果が得られれば、そこまでにかかった調査費用を支払い、調査に失敗して成果を得られなかったりした場合は、支払いは不要となる。成功報酬プランの費用の相場は100万円前後だが、調査が難航すれば、当然それ以上の費用がかかる。
成功報酬プランは、パートナーの浮気の情報が少ない案件などではメリットがあるが、トラブルになるケースもあるので注意が必要だ。例えば、依頼主は慰謝料を請求するために決定的な証拠映像が欲しいのに、探偵はパートナーと浮気相手がホテルに入るのを確認しただけで「成功した」と調査を終了し、費用を請求してくる場合もあるからだ。そういう食い違いが起きないよう、あらかじめ「成功」の定義をきちんと決めておかなければならない。
料金プラン③パックプラン
事務所によっては、「パックプラン」を用意しているところもある。このプランは、調査にかかる人件費、車両費や機材費などの諸経費、報告書作成手数料などのすべての費用をまとめて一律の料金を設定したものだ。支払額が最初から決まっているため依頼者にとっては安心できるようにも思えるが、調査の難易度によっては、当初考えていた以上の費用が必要になるケースも少なくない。
例えば、「調査員2名×5時間で20万円」というプランがあったとして、5時間で調査が終わればリーズナブルと言えるが、浮気の証拠がつかめるまでの平均時間は20時間~30時間だ。その場合、何度も調査の延長を繰り返すことになるため、他のプランよりかえって割高になってしまう可能性が高い。パートナーが浮気していることを確認したいだけなら、パックプランを利用するのもいいだろう。
調査に失敗した場合
調査に失敗した場合の探偵事務所の対応は、失敗の原因や料金プランによっても異なる。例えば、依頼主の不注意から浮気調査をしていることがパートナーに知られ、調査を続けられなくなった場合は、調査料金が返金されなかったり、調査にかかった分だけの料金を請求されるケースが多いだろう。一方、探偵のスキルが低いせいで調査に失敗し、打ち切らざるを得なくなった時は、調査にかかった料金だけが請求されるか、全額返金になる可能性もある。だが、成功報酬プランなら失敗すれば無料だが、パックプランの場合は、返金を求めるのは難しいかもしれない。いずれにせよ、探偵事務所との契約時に返金と解約の条件についてもしっかり確認しておく必要がある。
慰謝料の相場
浮気の慰謝料の相場も、50万円~300万円とかなりの幅がある。浮気の状況など様々な事情が考慮されるからだ。慰謝料の金額は、加害者から受けた精神的苦痛の大きさによって決まる。そのため、パートナーの浮気が原因で離婚に至った場合、夫婦生活を続けるのが困難なほどの精神的ダメージを受けたと見なされ、200万円以上の慰謝料を請求できるケースも多い。
さらに、浮気が長期間に及んでいたり、パートナーが何度も浮気を繰り返したりしている場合は、悪質と判断されて300万円以上の高額な慰謝料請求が認められるケースもある。一方、離婚はせず、夫婦関係を継続する場合でも、精神的苦痛を味わったことは間違いないので、浮気相手に50万円~100万円程度の請求をすることは可能だろう。
調査費用を安くするには?
先ほどお伝えした通り、慰謝料を請求するためには、パートナーと浮気相手がラブホテルなどで密会している決定的なシーンを押さえなければならない上に、浮気相手の自宅も突き止める必要があり、手間と時間がかかる。調査が難航すれば、費用はさらにかさんでいくだろう。しかし、逆に言えば、調査がスムーズに進めば、その分費用を安く抑えることもできるはずだ。そして、探偵に調査を依頼する際に、あらかじめいくつかの準備をしておくことで、それが可能になるのだ。調査費用を抑えるためのポイントを解説するとともに、調査費用を浮気相手に請求できるケースについても解説しよう。
複数社から見積もりを取る
調査費用を安くする第一歩は、複数の探偵事務所から相見積もりを取り、値段や調査内容を比較することだ。事務所によって1時間あたりの人件費や用意されている料金プランも異なる。複数の事務所とやり取りするのは面倒かもしれないが、少なくとも2~3社から見積もりを取るようにしよう。ほとんどの事務所は無料で見積もりを出すし、電話やメールでの初回の相談に無料で応じてくれるところも多い。相見積もりを取ることで費用の相場が把握できるのに加え、依頼者への対応や調査に対する各社の考え方もわかってくるだろう。
ただし、見積もりの金額の安さだけで探偵事務を選ぶと、調査に失敗したり、後から思わぬ追加料金を取られたりすることもあるので、不明な点があれば質問して、トラブルが起きないようにしておこう。
調査日や時間を絞る
調査費用の大半を占めるのは人件費なので、調査員の稼働時間が少ないほど費用も安くなる。調査時間を短縮するためには、パートナーが浮気をしている可能性の高い曜日・時間に絞って調査を行うことだ。例えば、残業という理由でいつも帰りが遅くなる曜日や、出張が少ない部署のはずなのに「泊りがけの出張に行くことになった」などと言い出して浮気旅行が疑われる日などを狙えば、調査の空振りをある程度防ぐことができるし、1回の調査で浮気の証拠がつかめることもある。普段からパートナーをよく観察し、気づいたことをメモするなどしておけば、パートナーの行動パターンが見えてくるかもしれない。
パートナーの情報や浮気の手がかりを集める
日時を絞り込んだら、調査を実施する前にパートナーの詳しい情報を調査員に伝えなければならない。パートナーに関する情報が多いほど、効率的に調査を進められるからだ。依頼者側で、最近のパートナーの正面・横顔の写真を用意し、外出する時の服装や持ち物、通勤経路、出退勤の時間などについての情報も提供しよう。パートナーが家の車を使っている場合は、その車種やカラー、ナンバーの情報も必要だ。
また、パートナーの服やカバンに残っていたホテルやレストランのレシートなども、調査の役に立つ。クレジットカードで支払いをしていて、自分がパートナーのカードの家族会員であれば、会員サイトでその利用明細を見ることもできる。ただし、強引に手がかりを集めようとするとバレる危険性があるので、無理は禁物だ。
契約時にチェックすべきこと
契約時にチェックしておきたいのは、調査員の人数、調査方法、調査対象などだ。浮気調査は2名体制で行うのが基本なので、調査員が1名しか記載されていなければ、調査に失敗したり手抜き調査をされる恐れがあるし、逆に3名以上の人数が記載されている場合は、必要以上に人手をかけていることも考えられる。
調査方法に関しては、調査を行うのは何時から何時までなのかや、どんな経費がかかるのかを確認しておかないと、余計な宿泊費や機材の使用料が上乗せされるケースもある。特に注意したいのが、追加料金だ。調査が難航して長引いた時、どんな追加料金が発生するか把握していないと、想定外に費用が膨らんでしまうことになりかねない。また、調査対象についても、浮気相手1名のことしか書かれていない場合、他に浮気相手がいた時に別途、料金を請求される可能性が高い。
信頼できる探偵事務所を選ぶ
繰り返しになるが、調査能力の低い探偵事務所を選ぶと、調査が長引いた挙句に期待した成果も上がらず、貴重なお金をドブに捨てるようなことにもなりかねない。そればかりか、コストを抑えるために1人で調査してターゲットに気付かれてしまったり、調査が上手くいかないので違法な手段を使い、依頼主まで罪に問われるといったトラブルに巻き込まれる可能性さえある。一方、有能で信頼性の高い事務所を選べば、より短い期間で決定的な証拠がつかめるため、費用を節約することができるし、合法的に調査を進めるので後々トラブルになる心配もない。つまりは、探偵事務所の選択を誤らないことが、浮気調査を成功させるカギとなるのだ。
調査費用を相手に請求できるケースは?
浮気の決定的な証拠をつかんだ場合、その証拠を手に入れるために探偵による調査が必要だったことが認められれば、浮気相手に調査費用を請求できることもある。例えば、子育てや介護で大変だったり、パートナーが遠方に単身赴任していたりして、自分で調べることができなかったケースなどだ。請求が通れば、全額は無理でも、何割かは取り戻すことができるだろう。ただし、探偵事務所選びに失敗し、法外な調査料がかかってしまったような場合は、それを浮気相手に負担させるのは難しいだろう。
信頼できる探偵事務所を選ぶには?
事前にきちんと準備し、調査能力が高い探偵事務所を選べば、浮気の決定的証拠をスムーズにつかむことができ、調査費用も抑えられることがわかった。しかし、初めて探偵事務所を利用する人は、本当に有能で良心的な事務所はどこなのか、判断に迷ってしまうかもしれない。多くの事務所は、依頼主の意向に沿ってきちんと調査を行い、納得できる成果を出すように努めているが、一方で、まともな調査もせずに高額な料金を請求してきたりする業者もいないわけではない。そんな業者に引っかかると、お金をドブに捨てるだけでなく、後々大きなトラブルになる恐れもある。信頼できる有能な事務所を見分けるポイントをピックアップしてみる。
浮気調査の実績が豊富か
探偵事務所が行う調査には様々なものがあり、それぞれ得手不得手がある。浮気調査の実績が豊富な事務所なら、浮気に関する情報も蓄積されていて、ターゲットがどのような行動を取るかといったことも熟知しているはずだ。そのため、いつ・どのように尾行や張り込みをすれば確実に証拠がつかめるかを的確に判断でき、効率的に調査を進めることができる。逆に、浮気調査の経験が少ない探偵に依頼すると、証拠をつかむまでに思った以上に時間がかかり、調査費用がかさんでしまう恐れがある。浮気調査を得意としている事務所なら、ホームページなどにその実績や成功率などを掲載していることもあるので、事務所選びの際の参考にしよう。
探偵業の届出をしているか
探偵業を営むには、探偵業法という法律に従って各都道府県の公安委員会に「探偵業」の届出をしなければならない。尾行や張り込みを行うことができるのは、この届出をした探偵のみだ。逆に言えば、届出をしていない探偵は、無許可で営業していることになり、依頼者がトラブルに巻き込まれる危険性もある。探偵業届出証明書は、事務所内の見やすい場所に表示することが義務付けられているので、探偵事務所を訪れた際に確認してもいいし、事務所のホームページの拠点紹介などに掲載されている場合もあるので事前にチェックしておく方法もある。
全国に支社・支店があるか
パートナーが単身赴任しているケースや、浮気相手と旅行に出かけた時などに調査したいのであれば、日本各地に支店や支社を持っている探偵事務所に依頼する方が安上がりだろう。例えば、パートナーが単身赴任先で浮気している疑いがある場合、その地域に支店があれば、現地スタッフが調査するので出張費や宿泊費がかからずに済む。また、パートナーが出張などと偽って浮気旅行に行った時も、各地の調査員が連携して2人を追跡することができる。東京から大阪に泊りがけで遊びに行ったのなら、途中から大阪の調査員に引き継ぐことで出張経費をカットすることも可能なのだ。
多くのスタッフがいるか
難度の高い調査の場合、1チーム2人ではなく、それ以上の数の調査員を動員しなければならない時がある。その際、小さな事務所だと人手が足りず、経験の浅いアルバイトを雇ったりするので調査に失敗するリスクも生まれる。一方、大手の探偵事務所なら、スタッフもたくさんいるし、しっかり教育もされていて高い調査スキルを身に着けているので、どんな調査にも対応することができる。さらに、事務所に相談員やカウンセラーを置いているところもあり、いろいろ相談に乗ってくれるので安心できる。
機材がそろっているか
機材の充実度も、事務所選びの際の1つの目安になる。浮気の証拠写真・映像を撮るためには、高性能の機材と高度なテクニックが不可欠だが、そもそも事務所に機材が揃っていなければ、ピンボケ写真しか撮れず、裁判で採用されない証拠になってしまう。浮気調査の実績が豊富な事務所なら、ターゲットを遠くからでも撮影できる望遠カメラや、夜間でも鮮明な映像を撮ることができる暗視カメラなどを用意しているはずだ。事務所で打合せする時などに、調査方法について説明を受けるついでに、どんな機材をどのようにして使うのか聞いてみよう。
料金システムなどの説明が明快か
根拠も示さずに、ただ「激安料金」などと謳っている事務所の中には、料金システムが曖昧だったり、経費や追加料金についての説明をきちんとしないところも存在する。そういう事務所を選んでしまうと、着手金だけは安くしておいて、後からいろいろ理由をつけて高額な費用を請求してくるかもしれない。また、中間報告もせず、依頼主の承諾を得ないまま、調査期間を引き延ばしにかかる事務所もあるので要注意だ。料金の支払い方法についても、全額前払いだと、後で返金に応じないことがある。事務所によっては、料金の後払いが可能なところもあるので、そういう事務所を選べば、料金トラブルの心配もないだろう。
査報告書のレベルが高いか
浮気調査が完了すると、探偵は調査報告書を作成し、依頼者に提出する。報告書の内容がしっかりしたものであれば、裁判でも採用され、浮気の事実を立証できる。有能な事務所の報告書なら、ターゲットの行動が詳しく記載されているのに加え、調査時に撮影したターゲットの鮮明な写真や動画のDVDなども添付されるはずだ。調査報告書のレベルが高ければ、事務所の能力も高いことがわかるので、実際の調査で過去に提出した報告書のサンプルを見せてもらうようにしよう。
まとめ
パートナーに浮気の疑いがある時、速やかに問題を解決するためには、プロの探偵に調査を依頼するのが賢いやり方だ。調査費用の相場には、調査の目的や難易度によってかなりの幅があり、浮気相手を特定して慰謝料を請求したい場合は、それなりの手間と費用が掛かる。しかし、探偵事務所はケースに応じた様々な料金プランを用意しているし、きちんとした事務所であれば依頼主の懐具合や要望に合わせた最善の調査方法を提案するはずだ。 ただし、事務所選びを間違えてしまうと、いい加減な調査をして成果も出せない上に、高額な追加料金を請求されるリスクもある。そんな事態を避けるためにも、調査体制や顧客対応を確認し、信頼できる事務所を見極めなければならない。さらに、自分でつかんだパートナーの情報や浮気の手がかりを提供すれば、調査がスムーズに進み、費用を抑えることもできるだろう。
監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣
- 2001年11月
- 司法書士試験合格
- 2002年3月
- 法政大学法学部法律学科卒業
- 2004年4月
- 中央大学法科大学院入学
- 2006年3月
- 中央大学法科大学院卒業
- 2006年9月
- 司法試験合格
- 2007年12月
- 弁護士登録(新60期)
- 2008年1月
- AZX総合法律事務所入所
- 2010年5月
- 平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
- 2013年2月
- 伊倉総合法律事務所開設
- 2015年12月
- 株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
- 2016年12月
- 株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
- 2020年3月
- 社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2020年10月
- 株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
- 2021年6月
- 社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2022年4月
- HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)
※2023年11月16日現在
HAL探偵社の浮気チェック
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