浮気/不倫の疑い営業職は浮気が多い?それを見抜いて阻止するには?
我々の生活に欠かせない商品やサービスから、業務に使用する専門的な製品まで、様々な商品を販売する営業職。労働力人口の統計などを見ると、営業職(販売従事者)の人口は全体の10%を占めている。また、営業職に就く女性の数も増加傾向にあり、営業職人口の15%を超えるまでになっていて、男女ともにたくさんの人が営業スタッフとして働いている。 生保レディや銀行の営業担当など、我々が普段目にする営業スタッフは、人当たりがよく、人間関係を大切にしている人が多いように思える。ところが、その中には、浮気をしている人も少なからずいて、営業職は浮気しやすい職業のベスト3にもたびたび入っているというのだ。そんな話を聞くと、パートナーが営業に携わっている妻や夫は、「うちは大丈夫なのだろうか?」と不安になってしまうだろう。営業職が浮気しやすいと思われている理由や、浮気に走るきっかけ、浮気を見抜くポイント、浮気防止策などを紹介する。
浮気しやすいと言われる理由
営業職には、商社の営業、メーカーなど企業を相手にする法人営業、生保レディやカーディーラーなど一般消費者を相手にする個人営業があり、扱う商品やサービスも多種多様だ。そのため、それぞれ営業形態も異なるが、商品が売れれば会社に貢献出来るし、顧客と直接コンタクトできるので、相手から感謝の言葉をもらったりすると大きなやりがいを感じることができる。また、売上が上がれば年齢や入社年次に関係なく、昇給・昇進ができるのも魅力だろう。では、そんな営業職が、なぜ浮気しやすいと言われるのだろう? そこには、内勤とは違う営業職ならではの仕事の大変さや勤務形態などが絡んでいるケースもある。営業職が浮気に走る理由を探っていく。
営業職は人数が多い
総務省統計局のデータによると、就労人口7000万人弱のうち、営業人口は864万人(2018年現在)に上る。ネット販売の普及などにより、営業人口が減ってきているとは言え、今も全労働者の10%以上が営業職に就いているのだ。営業職の割合がこれほど多いのなら、当然、浮気をしている人の絶対数も多くなる。そのため、友人との会話などで、「知り合いの営業マンが浮気をしているらしい」といった噂が出ることも、珍しくはないだろう。そういう話があちこちで聞かれることで、営業職は浮気しやすいというイメージが次第に世間に広まってしまったということも考えられる。営業職が浮気しやすい職業のベスト3にランクされるのには、そのような事情も関わっているのかもしれない。
たくさんの異性に出会う
営業職の浮気率が、他の職業より高いかどうかは別にして、実際に営業職は浮気しやすい環境にいる。その1つが、仕事柄、多くの人との出会いがあるということだ。営業は、顧客と会って自社の商品やサービスをPRし、購入してもらわなければならない。そのため、保険の営業であれば、毎日様々な企業を訪問して、たくさんの人と積極的にコミュニケーションを取って自社商品を売り込み、契約を取りつけようと努力する。車のディーラーなら、新車の購入時だけでなく、車検などのメンテナンスも含めて長く付き合ってもらおうとするだろう。営業をかける相手が多ければ、その分異性と接する機会も増えるので、そこで浮気相手と出会う確率も高くなる。
ノルマがきつい
大半の営業職は、仕事のノルマを課せられているはずだ。毎月、販売件数や契約数に関してノルマが設定され、それをクリアするように懸命に努力する。そのノルマを大幅に上回るような成績を上げれば、社内で称賛され、昇給や昇進にもつながるが、毎月のようにノルマを達成できないでいると、人事評価が下がり、給料や出世にも響いてくる。厳しい成果主義を採用している会社であれば、降格人事もあり得るし、経営不振の会社なら「何が何でも契約を取れ」と毎日のように上司に叱責されるかも知れない。
そうなれば、会社に行くのが辛くなるばかりか、「給料を下げられたら家族を養うこともできなくなる」と精神的に追い詰められてしまうだろう。そんな時に、自分を癒してくれそうな異性に出会うと、思わず心が傾いてしまうのだ。
時間の自由がきく
浮気をする際に、1つのネックとなるのが、浮気相手との密会時間だ。内勤者の場合は、退勤後しか時間が取れないことも多く、夜に密会して帰宅が遅くなれば、浮気を疑われるリスクがある。ところが、営業職は外回りに出れば、どこで何をしているか、一々監視されることもないので、昼の時間帯を比較的自由に使える。直帰・直行などと組み合わせれば、浮気相手とデートを楽しんだ上に、ホテルでゆっくり過ごすこともできてしまうのだ。浮気相手が内勤職なら制約もあるだろうが、専業主婦や自由業の異性であれば、昼間の密会に不都合はない。また、キャバクラやスナックで出会った女性なら、むしろ昼間に会う方が都合がいいはずだ。
お金に余裕がある
浮気をするには、それなりのお金も必要だ。浮気相手とホテルに入ったり食事もしたりしなければならないし、相手の誕生日やクリスマスなどのイベントがあればプレゼント代もかかる。そのため、経済的な余裕がなければ浮気を続けるのも大変だが、成績のいい営業スタッフなら年齢に関わらず高給を取ったり、ボーナスを弾んでもらえたりする。特に、成績や売上に応じて成功報酬が支給される歩合制を採用している企業の場合、優秀な営業スタッフであれば、年収1千万円を超える人も珍しくなく、浮気に使う金に困ることもない。さらに、タクシー代や飲食代を経費として請求している不届き者もいるだろう。
人と仲良くなりやすい
営業職は、会社でトーク力を高める研修やセミナーを受講していることもあって、話し上手な人が多い。相手に合わせて話をすることができるし、おだてたり、ほめたりするのも得意なため、相手も悪い気はしないだろう。また、商品やサービスの話だけでなく、雑談でプライベートなことも話すので、堅苦しさを感じず、親しみを抱くようになるケースもあるだろう。こうしたスキルは、浮気相手を口説く時にも発揮され、巧みなトークで相手の心をつかんで親密な関係になってしまうパターンもよくある。営業職は嘘を吐くのも上手いはずで、浮気を疑われた時にも口先でごまかそうとするだろうから気を付けなければならない。
仕事を浮気の口実に使える
営業職は、顧客の都合に合わせて仕事をするので、夜に商談をすることもあるし、出張が入ることも多い。そのため、実際には浮気相手と遊んでいるのだとしても、「ノルマ達成のためには無理もしなければならない」などと言って夜や休日に出かければ、浮気を疑われるどころか、「家族のために頑張って働いてくれている」と感謝されるかもしれない。また、営業は、新規の契約を取ったり、既存の顧客を逃がさないようにするために、接待の席を設けることも度々ある。「お客さんがなかなか離してくれず、3次会まで行った」などと口実をつければ、深夜遅くに帰宅してもとがめられずに済むのだ。
休日も呼び出される
接待には、食事や飲み会だけでなく、ゴルフが使われる時もある。ゴルフ好きの顧客なら、毎月のように接待ゴルフに出かけなければならない場合もあるだろう。ゴルフ以外にも、草野球のメンバーが足りないから来てくれと言われたりして、休日に顧客につきあわされることも多いかも知れない。また、顧客の予定が変わって急遽商品を納入しなければならなくなったり、担当商品が不具合を起こしたりして休日に呼び出されるのも珍しい話ではない。接待ゴルフはもちろんのこと、たとえ仕事絡みの呼び出しであっても、休日に会って話せば、プライベートな話題も出て、お互い親近感も湧くはずだ。その相手が前々から気になっている異性なら、恋愛感情を持ってしまう可能性もある。
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浮気に走るきっかけ
営業職は、成績次第でスピード昇進・昇給ができる反面、ノルマに追われて大きなストレスがかかり、また内勤者と違って昼間も比較的自由に動けることから、浮気にハマる精神状態になりやすいのと同時に、浮気相手と密会する機会も作りやすいことがわかった。しかし、内心、浮気願望を抱いていたとしても、見ず知らずの異性にいきなりアプローチするわけにはいかないだろう。浮気が始まるには、それにふさわしいシチュエーションがあるはずだし、自分にその気はないのに、不倫関係に引きずり込まれてしまうケースもある。営業職が浮気に走るきっかけについて見ていこう。
接待
営業職が、新規顧客や取引先と親睦を深めるために接待の席を設ける機会は多い。もちろん、ビジネスの延長線だけに、あまり馴れ馴れしく振舞うことはできないだろうが、それでもお酒が入れば気分も高揚し、顧客と一緒に盛り上がる場合もあるだろう。そういう席に気になる異性がいれば、積極的に話しかけたりもするだろうし、そこで相手と意気投合すれば、2人の距離が一気に縮まってしまうことも考えられる。また、接待には、キャバクラやスナックが使われることも多く、そこで会ったホステスを気に入ってしまうケースもある。気に入っただけならまだいいが、接待に関係なく、プライベートでその店に通いだしたりすると、そのうちに浮気に発展する恐れがあるのだ。
職場不倫
営業職の浮気のきっかけは社外ばかりではない。社内の相手と浮気するケースも意外に多いのだ。営業は、大きなストレスがかかる大変な仕事だ。契約が上手く取れなかったり、わがままなお客さんの対処に困ったり、人間関係のトラブルで悩んだりすることもあるだろう。
そんな時に、親身になって相談に乗ってくれる上司や同僚がいれば、頼もしく思うだろうし、同じプロジェクトに所属するメンバーとサポートしたりされたりしていれば、連帯感や親近感も増すはずだ。そして、それがある時、恋愛感情に変わってしまうことも十分に考えられる。また、営業職は、自分の職場だけではなく、営業をサポートする業務課や総務部など、たくさんの部署と関わるので、社内不倫の火種は至るところに転がっていると言える。
出張
営業職は出張に行くことも多い。その際、日頃から仲が良く、お互いに好感を持っている男女がペアで出かけたりすると、浮気のリスクが一気に高まる。出張中は、いつも2人で一緒に行動することになるので、距離感がどんどん縮まっていくし、他の同僚の目を気にすることもないので、どんな会話でもできる。泊りがけの出張ともなれば、仕事終わりに食事をしてお酒も飲むだろうから、そこで一層親密な仲になり、宿泊先のホテルでそのままベッドインということにもなりかねない。また、同じ顧客のところに何度も出張している場合は、その顧客と親密になって浮気が始まってしまう可能性もある。
顧客からのアプローチ
顧客から迫られて、浮気が始まってしまうこともある。特に女性の営業職は、そのリスクが高い。顧客に営業をかけていると、相手が食事や酒の席に誘ってくるケースがあり、そういう席で相手と親睦を深めれば契約してくれるかもしれないという期待から、誘いに応じる人も少なくない。しかし、相手は親睦を深めることを求めているわけではなく、下心を持っている場合がほとんどだろう。酒が入れば相手はさらに大胆になり、強引なアプローチをかけてくるかもしれない。そして、もっと親密な関係になってくれれば契約するということを匂わせるようになり、その押しの強さに根負けして体を許してしまうことになる。
家庭への不満の蓄積
営業は、猛暑の日も雪の日も関係なく、客先を回らなければならず、体力的にも大変な上に、営業成績が悪かったりすると、精神的なプレッシャーもかかるだろう。仕事でそんな辛い思いをしても、家に帰ればリラックスできるというなら救いもあるが、妻から文句や愚痴ばかり言われるようだとストレス解消もできない。一方、夫婦共働きなのに、夫が家事や育児を手伝わず、すべて妻に任せっきりという状態だと、妻の不満は溜まっていくばかりだろう。そんな時に、自分の悩みを聞いてくれて、慰めたり励ましたりしてくれるような異性が現れたら、気持ちが動いてしまうに違いない。
疑わしい兆候
営業職の浮気はカモフラージュしやすい。異性と2人きりで会っていても「お客様との商談」と言えば、それで通ってしまうし、休日や夜に出かけて行っても「お客様の都合で今から会うことになった」とか、「今月のノルマが達成できていないから、追い込みをかけないと」などと言われれば、止めることもできないだろう。
だが、浮気の尻尾をつかむ方法が、まったくないわけではない。パートナーが浮気をしていれば、きっと何かしらの兆候が感じられるはずだ。いくら平常通りに行動しようとしても、浮気相手とたびたび密会していれば、その行動に違和感が表れるし、家族を裏切っているという後ろめたさが、家で見せる態度に変化をもたらすようになるかもしれない。たとえ小さな変化でしかなくても、それを見逃さないようにしていれば、パートナーの浮気を暴く情報が得られる可能性が高くなる。
残業や飲み会が増えた
営業は、自分の裁量で仕事をすることができ、ノルマがこなせれば定時で帰宅できる仕事なので、残業手当が付かないことが多い。そのため、なるべく残業しないようなスケジュールを立てて働くのが普通だろう。もちろん、顧客の都合で夜に商談しなければならないような場合もあるが、今までほとんど定時で帰ってきていたパートナーの残業が、急に増えたのだとしたら違和感がある。
また、営業職は接待や飲み会もよく行うが、相手も明日の仕事があるのだから、平日は2次会、3次会と、夜遅くまで飲むことはないはずだ。それなのに、以前より飲み会に出る日が増え、しかも決まって深夜に帰ってくるようになったのなら、飲み会を口実に浮気をしている可能性がある。退勤後に浮気相手と食事してホテルに行っているのかもしれないし、関係を持ったキャバクラのホステスに会いに行っているのかもしれない。
出張や休日出勤が増えた
出張や休日出勤が急に増えるのも怪しい兆候だ。営業部門によっては、地方出張が多いところもあるだろうが、それにしても出張回数には限度があるはずだ。今まであまり出張していなかったパートナーが、部署や担当顧客が変わったわけでもないのに毎週のように出張に出かけるようになったのだとすれば、そこには何か裏があるのかもしれない。
また、顧客からの呼び出しで休日に出かけるケースもあるだろうが、それが頻繁に起きることも考えにくい。もちろん、シーズンになれば、毎週のように接待ゴルフに付き合わされるという人もいる。しかし、ゴルフは不倫デートのカモフラージュに使われることも多いので、用心しなければならない。真夏にゴルフをしてきたはずなのに、ウエアがまったく汗で濡れていなかったりしたら、危険信号だ。
スマホの扱い方が変わった
営業職は、普段、顧客との連絡には会社から支給されたスマホを使用する。仕事にプライベートのスマホを使ってしまうと、休日にも連絡が来て面倒なことになるので、自分のスマホの番号やメールアドレスを教えないようにしている人も多いだろう。浮気を始めた者は、当然、社用のスマホは使わず、プライベートのスマホを使って浮気相手とやり取りをするはずだ。万が一、社用のスマホに浮気相手から連絡が来て、それを会社の誰かに知られでもしたら、大変なことになるからだ。それにも関わらず、休日にプライベートのスマホに連絡が来て、「お客さんからだ」などと言ってこそこそ話しているようなら、少々怪しい。
また、今まではスマホをリビングなどに無造作に放っておいたパートナーが、スマホを肌身離さず、トイレにまで持ち歩くようになったり、ロック解除のパスワードを変えて、それを家族にも教えなかったりしたら、後ろめたい隠し事をしているのかもしれない。
突然オシャレになった
営業職の服装は、男女ともに清潔感のあるスーツスタイルが基本だ。しかし、「女」を武器に営業しようとする女性は、同じスーツでも短めのタイトスカートを着たりする。妻のファッションが、男性の気を引くようなものに変わったのなら、契約を取るために顧客と親密な関係になろうと考えているのかもしれない。また、これは男性・女性ともに言えることだが、休日に「お客さんと商談」などと言って、スーツではなく、若見えのするようなオシャレな服を着て出かけるようになったとしたら、浮気相手とデートをしている可能性もある。
特に注意しなければならないのは下着で、今まで下着にこだわらなかった夫がボクサーパンツを自分で買ってきたり、妻の下着の中にセクシーな下着や派手な下着が混じるようになったら、気を付けなければならない。
金遣いが荒くなった
浮気を始めると、デート代やホテル代、プレゼント代など、いろいろな費用がかかる。稼ぎのいい営業職なら、その支払いに困ることはないだろうが、出費が増えれば、その変化がお金の動きに反映されるはずだ。預金通帳をチェックすれば、銀行に振り込まれたボーナスから、使いみちのわからないお金が引き出されているかもしれないし、クレジットカードの引き落とし額が急に増えたりしているかもしれない。クレジットカードについては、自分がパートナーのカードの家族会員なら、カード会社の会員サイトで毎月の利用明細を確認することができる。そして、カードで支払った会社の名前をネットで検索すれば、ラブホテルを運営している会社であることが判明する可能性もある。
車内の様子がおかしい
パートナーが、家の車を使って浮気相手を送り迎えしたり、デートをしたりしている場合、車内の様子が前とは違っていることに気づくかもしれない。車内をよく調べると、屑籠に口紅のついたティッシュが丸めて捨てられていたり、灰皿にパートナーが吸わないメンソール系タバコの吸い殻が残っていたり、助手席のシートに家族のものではない髪の毛がついていたりすることもある。
さらに、カーナビやドライブレコーダーには、もっと重要な手がかりが残されている可能性もある。カーナビには、目的地の検索履歴や走行軌跡が記録されるので、ラブホテルを検索したり、そこに向かって走っていたことがわかるかもしれないし、ドラレコには浮気相手との会話が記録されているかもしれない。
家族への態度が変わった
浮気をしている者は、家族を裏切っているという後ろめたさや罪悪感を持つことも多く、それが家族に対する態度の変化として表れることもある。今まで文句や愚痴ばかり言っていた妻が、急に夫に優しく接するようになったら違和感を覚えるはずだ。一方、やましい秘密を抱えている夫は、妻任せにしていた家事を進んで手伝ったり、記念日でもないのに突然プレゼントを買ってきたりするかもしれない。また、それとは逆に、パートナーが家族に急に冷たい態度を取り始めようになったのなら危険信号だ。パートナーが浮気相手にのめり込んで、家族を捨てる気になっている恐れもあるので、早急に対処しないと、家庭崩壊を招くことにもなりかねない。
浮気を疑った時の対処法
パートナーの行動や態度の変化から、浮気の匂いを感じ取ったとしても、それだけで「クロ」と決めつけるわけにはいかない。それが自分の勘違いだったら、無実のパートナーを問い詰めたことによって、夫婦の信頼関係が壊れてしまうかもしれない。また、実際に浮気していたとしても、何の証拠もなければ、パートナーはその事実を認めないだろうし、上手く言い逃れして一層巧妙なやり方で浮気を続けることも考えられる。そういう事態に陥らないようにするには、パートナーに気づかれないように、密かに証拠固めをしなければならない。加えて、日頃から浮気をさせない・再発させないような環境を作っておくことも大切だ。営業職の浮気問題を解決する方法を紹介する。
お互いのスケジュールを把握する
営業職は取引相手のスケジュールに合わせて動くので、平日の夜や休日に顧客に会うこともあるし、接待ゴルフや出張も多い。それが家族のイベントと重なる場合もあるので、あらかじめカレンダーアプリなどを使って、お互いのスケジュールを把握できる状態を作っておこう。「Googleカレンダー」や「TimeTree」といったアプリは、家族でスケジュールを共有でき、子供の習い事の発表会や授業参観日などを忘れずに済む。さらに、パートナーの出張の日や接待のある日なども記入しておけば、出張が急に増えだしたり、毎週決まった曜日に接待が入って帰宅が遅くなっていることが判明するかもしれない。毎週その曜日に浮気相手と会っていることも考えられるのだ。
証拠を集める
パートナーに浮気の疑いがある時は、その真偽を確かめるために、まずは自分のできる範囲で証拠集めをしてみるのもいいだろう。浮気の証拠となるものは、クレジットカードの利用明細や、休日出勤だと言っていた日のレジャー施設のレシート、ドラレコの音声記録、LINE・メールでの浮気相手とのやり取り、スマホの中の浮気相手の写真などだ。ただし、証拠集めをしていることを絶対にパートナーに知られてはならないし、証拠を見つけてもすぐにパートナーを問い詰めたりしてはならない。決定的な証拠がなければ、上手く言い逃れされた上に、パートナーが警戒心を強め、尻尾をつかまれないように今までより巧妙に立ち回るようになるかもしれないからだ。
浮気調査をする
では、決定的な証拠とは何かといえば、パートナーと浮気相手がラブホテルに出入りしているシーンを写真や動画で撮影したものだ。ラブホテルは性行為を行うための場所なので、そこを利用したということは、2人の間に肉体関係があるという証しになる。その証拠があれば、パートナーももう言い逃れはできないし、慰謝料の請求にも利用することができる。パートナーの浮気によって精神的苦痛を受けた場合、慰謝料を取ることができるが、交渉や裁判になった時に慰謝料を勝ち取るには、浮気相手と肉体関係があったことを立証しなければならない。そのため、ラブホテルを利用した証拠映像が必要になるのだ。
しかし、このような決定的な証拠を押さえるのは、高度なスキルを持った者でなければ難しいので、探偵社などの浮気調査のプロに任せよう。その際、自分で集めておいた証拠を提供すれば、一層スムーズに調査を進められるだろう。
居心地のいい家庭を作る
調査で決定的な証拠をつかんだら、パートナーと話し、浮気した理由や経緯を聴き取ろう。浮気は許されることではないが、前にもお伝えしたように、ノルマへのプレッシャーや家庭への不満が、浮気の引き金になったことも考えられる。パートナーと話し合う中で、そのような事情がわかり、まだ夫婦としてやっていこうと思うなら、家庭環境を改善し、パートナーのストレスや不満を解消するような工夫もできるはずだ。また、日頃から夫婦でよくコミュニケーションを取り、お互いに居心地のいい家庭を作るように心がけていれば、そもそも浮気心を起こすこともないだろう。
転職を勧める
ノルマがきつすぎたり、顧客からのセクハラを上司が見て見ぬふりしたりする職場であれば、パートナーに転職を勧めた方がいいだろう。そういう職場にいつまでもいると、顧客から強引に迫られて浮気に引きずり込まれる危険性があるだけでなく、プレッシャーに押しつぶされて、精神的に参ってしまうかもしれないからだ。営業の業界には、メーカー系、メディカル系、インフラ系など様々なものがあり、営業スタイルもまちまちだ。人材難の今の状況なら、きちんと探せば自分に合った会社が見つかるはずだ。ブラック企業で体を壊す前に、転職の準備を始めよう。
慰謝料を請求する
慰謝料は、浮気相手とパートナーのどちらかから取ることができる。相手がパートナーにしつこく迫り、肉体関係を強要されたような場合は、通知書を送って慰謝料を請求しよう。相手がそれを拒否しても、ラブホテルに出入りしている証拠映像などがあれば、裁判に訴えて慰謝料を支払わせることができる。一方、パートナーに全面的に非があり、浮気したことをどうしても許せないのであれば、パートナーから慰謝料を取って離婚すればいい。
まとめ
営業職はやりがいを感じられる仕事である反面、きついノルマに追われればストレスも溜まる。また、仕事柄、多くの異性と密接に関わる機会があるし、女性営業職の場合は、取引先などから強引に関係を迫られるケースもあるだろう。しかし、理由は何であれ、浮気は許される行為ではないし、浮気相手とズルズル関係を持ち続けていると、いつか家庭を崩壊させる大きなトラブルに発展するかもしれない。そのような事態になるのを回避するには、日頃から夫婦でコミュニケーションをよく取り、お互いの不満や悩みを理解して、居心地のいい家庭を築く努力をする必要がある。また、すでに浮気が始まっているようなら、すぐに浮気調査を行い、早期に問題解決を図らなければならない。
監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣
- 2001年11月
- 司法書士試験合格
- 2002年3月
- 法政大学法学部法律学科卒業
- 2004年4月
- 中央大学法科大学院入学
- 2006年3月
- 中央大学法科大学院卒業
- 2006年9月
- 司法試験合格
- 2007年12月
- 弁護士登録(新60期)
- 2008年1月
- AZX総合法律事務所入所
- 2010年5月
- 平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
- 2013年2月
- 伊倉総合法律事務所開設
- 2015年12月
- 株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
- 2016年12月
- 株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
- 2020年3月
- 社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2020年10月
- 株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
- 2021年6月
- 社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2022年4月
- HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)
※2023年11月16日現在
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