浮気/不倫の疑い看護師の浮気はなぜ多い?白衣の天使の闇落ちを防げ
看護師は、人の命を預かり、医師をサポートして患者のために尽くす、社会になくてはならないエッセンシャルワーカーだ。その業務はハードな面もあるものの、病気や怪我で苦しむ患者を支えて健康を取り戻す手伝いをし、患者や家族を笑顔にすることにやりがいを感じる人も多いだろう。また、他の職種に比べて収入も悪くないため、結婚後も家計を支える大きな力になれるのも魅力の一つだ。 しかし、その一方で看護師は、浮気する人が多い職業のベスト3に常にランクインしているとも言われている。患者やその家族の生活を守る立場の看護師が、自分の家庭を壊しかねないようなことをするのはなぜだろうか? 白衣の天使が浮気にハマる原因や、浮気を見抜くポイント、浮気を阻止する方法などをお伝えする。
看護師が浮気しやすい理由
看護師が浮気しやすいといった話を聞くと、看護師と結婚している人は「自分のパートナーは大丈夫だろうか?」と不安に駆られるかもしれない。もちろん、多くの看護師は浮気をすることなど考えもせず、患者を支えるために日々懸命に頑張っているはずだ。しかし、人の命を預かる医療の現場は、一般的な職場に比べ、労働環境や仕事に対するプレッシャーも大きく異なり、それが浮気を誘発する原因になってしまうこともある。看護師を浮気に走らせる、この職業ならではの事情を探っていこう。
ストレスが大きい
看護職は人の命を預かる職業だ。患者の容態などに気を遣わなければならないし、小さなミスも許されない。たとえミスがなかったとしても、自分が担当している患者の病状が悪化して亡くなったりすると、自分の責任のように感じてしまう人もいる。特に、個人的に親しくなった患者が死去した場合などは、大きなショックと悲しみに襲われることになるだろう。
また、看護師は非常に多忙だ。通常の診察患者への対応はもちろんのこと、急病人が救急車で運ばれてきたり、入院患者の容態が急変したりと、緊急事態が起きるケースも多く、それに対処するために院内を駆け回り、様々な作業をミスなく迅速にこなさなければならない。さらに、わがままな患者や看護師に不満をぶつける患者に対しても、常に笑顔で接することが求められる。このようなストレスやプレッシャーのはけ口として浮気に走ってしまう人もいるのだ。
医師にとって最適な浮気相手
看護師の浮気相手として最も多いのが、同じ病院に勤める医師だ。患者の治療に当たる医師も、人の命を守らなければならないという責任から、大きなプレッシャーやストレスを抱えている。しかも、仕事が非常に忙しいので、そのストレスを外で解消する余裕もなく、一番手近な看護師と浮気するという方法を選ぶのだ。大きな病院なら、看護師もたくさんいるので、浮気相手に困ることはないだろう。
一方、看護師にとっても、医師は身近な存在だし、インテリで頭がいい上に、日々患者と接するので人当りもよく、経済力もある。そういう医師に憧れを持っている看護師も多いので、長い間一緒に病院で働き、お互いサポートしたりされたりしているうちに恋愛感情を持ってしまう人も少なくないだろう。
異性との出会いが多い
病院にいる異性は医師だけではない。最近は男性の看護師も増えているし、検査技師や研修医、製薬会社の営業など様々な職種の人が病院で働いている。異性の看護師や検査技師、研修医とは仕事で接する以外にも、昼休みに食堂などで顔を合わせる機会があり、何度か会話を交わすうちに親しくなることもあるだろう。また、製薬会社の営業は、職業柄もあって話も上手いので、打ち解けやすい。
さらに、病院には異性の入院患者もたくさんいる。高齢の患者だけでなく、若い人が事故や怪我で入院してくるケースもあり、その患者を担当したことがきっかけになって恋愛関係になり、結婚するケースも珍しくない。その看護師が独身ならいいが、既婚者なら大問題だ。
看護師はモテる
女性の看護師(ナース)は、白衣の天使とも呼ばれるように、優しくて気が利くイメージがあるため、よくモテる。また、ナースの白衣に魅力を感じる人も多く、「ナース」と聞いただけで心を動かされる男性もいるだろう。実際、看護師は、男性が結婚したい相手の上位にいつもランキングされているし、合コンなどでも引っ張りだこだ。当然、医師をはじめ様々な男性からアプローチされるし、入院患者が看護師を好きになってしまうこともある。
患者は、入院中、怪我や病気が原因で精神的に弱っているので、自分に優しくしてくれる看護師に好意を抱きやすくなる。一方、看護師も最初は仕事として接していたのが、患者に頼りにされたり、元気になっていく姿を見ているうちに恋愛感情が芽生えてしまうのもよくあるパターンだ。
勤務時間が不規則
入院患者のいる病院では、看護師がシフトを組んで24時間のケアに当たる。主なシフトパターンとしては、「2交代制」「3交代制」「2交代制と3交代制の混合シフト」の3つだ。2交代制は、朝から夕方までの日勤と、夕方から朝までの夜勤。3交代制には、朝から夕方までの日勤、夕方から24時頃までの準夜勤、24時から朝までの深夜勤がある。
パートナーが看護師で、このような不規則な勤務をしているのに対し、自分が一般的な会社勤務をしているのであれば、当然夫婦の生活リズムが違ったものになる。パートナーが夜勤の日は、1日中顔を合わせないかもしれないし、休日出勤もあるので、一緒に遊びに行く機会も減り、夫婦の気持ちのすれ違いが起きやすくなる。さらに、夫が非協力的で、家事や育児も全部妻任せというような状況だと、不満が募るばかりで、気持ちがどんどん離れていってしまうだろう。
夜勤がある
勤務時間が不規則で、夫婦の生活リズムが合わなくなる一方、同じ病院で働くスタッフと一緒に過ごす時間は多くなる。同じシフトで勤務していれば、当然会話も増え、打ち解けやすくなるだろう。特に、夜勤ともなれば、患者の容体の急変などの緊急事態がなければ、時間にゆとりがあるので異性の同僚や医師と親密になる機会ができてしまう。また、看護師が浮気を始めた場合も、夜勤があるのは非常に好都合だ。本当は夜勤が入っていないのに、「同僚の子供が熱を出したから、代わりに夜勤に入ることになった」などと言えば、家族に疑われることなく、浮気相手と朝まで堂々と密会することができてしまうからだ。
人と密接になる機会が多い
医療現場の仕事は、多くのスタッフとの連携がなくては成り立たない。看護師は、患者の病状について日々報告し、医師からの指示を受けて患者のケアをしなければならないし、患者の容体が急変したり、救急搬送があったりすれば、他の看護師たちと力を合わせて救命に当たる。人の命を預かる特殊な環境で働いているため、スタッフたちの連帯感も一層高まるのだ。さらに、患者や家族から相談されたり悩みを打ち明けられることもあり、一般の職場に比べて人間関係が密接になる傾向がある。関係が密になればなるほど、親近感も高まっていくので、それが恋愛感情に変わり、不倫が始まってしまうことも珍しくない。
ナイチンゲール症候群
看護師などの医療関係者に特有の心理現象として「ナイチンゲール症候群」というものがある。これは、看護師が、自分が担当している患者に恋心を抱いてしまう現象だ。実際は医療業務の一環として患者をケアしているだけで、特別な感情はなかったはずなのに、献身的に患者の面倒を見ているうちに、その献身的な気持ちを恋愛感情だと自分で錯覚するようになる。そして、患者に尽くせば尽くすほど、恋愛感情は高まっていくので、ついにはその患者と親密な関係になってしまうケースもあるのだ。
スリルを味わえる
毎日家と職場を往復するだけの生活が続いていると、新しい刺激やスリルが欲しくなる人もいる。そういう刺激を趣味や旅行で味わうことができればいいが、そんな機会もない場合、浮気にスリルを求めてしまうことがある。浮気は、絶対に人にバレてはいけないものだから、その秘密を抱えているだけで十分スリリングだ。しかも、浮気相手が同じ病院内の医師や看護師ともなれば、同僚の目を盗んで密会しなければならないので一層スリルも増す。同僚や家族を裏切って浮気をしているという背徳感は、強い快感をもたらすこともあるので、それが病みつきになって浮気を繰り返すようになる者もいるのだ。
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浮気に走るきっかけ
人の命に関わる過酷な現場で、日頃から強いストレスやプレッシャーにさらされているのに加え、不規則な勤務形態からパートナーとすれ違い生活になりやすいことが、看護師を浮気に走らせる要因となることがわかった。また、看護師の仕事は、多くの異性と密接に関わる仕事でもあるため、医師をはじめ様々な相手から誘惑を受けやすいことも見えてきた。では、具体的に看護師の浮気は、どんなシチュエーションから始まるのだろう? 看護師が勤務先で浮気にハマるきっかけや、職場の外で浮気相手に出会うケースも紹介する。
医師からのアプローチ
前章でお伝えしたように、医師は患者の命を守らなければならないというプレッシャーを抱えている上に、別の形でストレスを解消する余裕もないので、一番身近な看護師と浮気しがちだ。浮気をするにはホテル代や食事代などそれなりの費用が掛かるが、経済力のある医者にとっては、それも障害にはならない。
一方、看護師にとって医師は、その指示を絶対に従わなければならない上司であると同時に、医療の現場で共に戦う同士だ。患者を救うために必死に頑張っている姿を間近で見ていれば、頼もしく思うだろうし、好感も持つだろう。さらに、仕事や患者への対応が上手くいかない時などに、医師が相談に乗ってくれたりすると、ますます心が傾いていく。そういう相手に、勤務明けに食事などに誘われてアプローチされると、断れなくなってしまうのだ。
患者からのアプローチ
前章で、看護師が患者の面倒を見ているうちに患者を好きになってしまう「ナイチンゲール症候群」を紹介したが、その逆のパターンとして、患者が看護師を好きになる「逆ナイチンゲール症候群」というものもある。入院中、患者は怪我や病気が原因で精神的に弱っているので、優しくしてくれる看護師を頼りにするだろうし、感謝の気持ちや好感も持つだろう。その気持ちが高まると、自分が看護師に対して恋愛感情を抱いているのだと錯覚して、看護師にアプローチをかける人も出てくる。その際、看護師の方もナイチンゲール症候群になっていて、患者に恋愛感情を抱いていたりすれば、2人が親密な関係になるのも時間の問題だろう。
夜勤
看護師が浮気を始めるきっかけとして最も多いのが、夜勤だと言われている。病院の勤務シフトには、医師と2人体制、または看護師2人で夜勤を回すというパターンもあり、夜勤で一緒に働く人と親しくなりやすい。それほど深刻な状態の患者がいない病棟なら、仕事に追われることもなく、時間にゆとりがあるはずだ。そうなると、気持ちも開放的になり、仕事の話だけではなく、プライベートな話もするようになって、相手との距離感がぐっと縮まる。昼間とちがって病院のスタッフも少ないので、周りの目を気にせずに親密な会話ができてしまう。医師や同僚の看護師だけでなく、夜勤の間に個室の患者と仲良くなるケースもあるので要注意だ。
悩み相談
看護師には、様々な悩みを抱えている人も少なくない。病院に来て間もない人なら、仕事に慣れるのが大変だろうし、ミスをして落ち込んだり、わがままな患者に振り回されたり、病院スタッフとの人間関係に悩むこともあるだろう。病院では、ミーティングなどを行って、何か問題があればみんなで話し合ったりもするが、時には個人的な悩みを看護師同士で相談し合ったり、医師に悩みを打ち明けたりすることもあるはずだ。
そういう時に親身になって話を聞いて、共感してくれたり、優しくアドバイスしてくれたりする相手に好意を持つのも不思議なことではない。逆に、不安を抱えている患者に対しては、悩みを聞いて励ましたりする時もあるだろう。そんな風に相談したりされたりしているうちに恋愛感情が芽生えてしまうのも、よくあるパターンだ。
合コン
仕事を通じて様々な異性に会えるとはいえ、看護職は圧倒的に女性が多い職場なので、他の職場に比べれば、女性職員が好みの男性に出会える確率は低い。また、勤務時間も不規則で休日出勤もあるので、どこかに遊びに行って一般の会社に勤める男性と親しくなったりするようなことも少ないだろう。そんな女性看護師(ナース)が男性と知り合える貴重な機会が、合コンだ。
ナースはモテるので、スケジュールさえ合えば、「合コンしたい」と思っている男性はたくさんいる。もちろん、既婚者が合コンに呼ばれるケースは多くはないだろうが、数合わせのためにどうしても参加してほしいと言われる時もあるかもしれない。合コンに行って盛り上がれば、お酒の勢いも手伝って、そのまま体の関係になってしまうこともあり得るのだ。
浮気を見抜くポイント
一般の会社員の浮気とは違い、看護師の浮気を見抜くのは難しい。会社勤めをしているのなら、毎日ほぼ同じ時間に出退勤するので、帰宅時間が大幅に遅くなれば、浮気相手と密会していたのではないかと疑うことができるかも知れない。一方、看護師の勤務時間は不規則で夜勤もあるため、「急なシフト変更で夜勤に行かなければならなくなった」などと口実をつければ、浮気相手とホテルで一夜を過ごすこともできてしまう。
しかし、パートナーが浮気を始めれば、その行動や態度にきっと変化が表れるはずだ。勤務シフトをごまかせるとは言え、浮気相手と連絡を取り合って密会するには、それなりの手間や時間がかかるし、家族を裏切っているという罪悪感は大きなストレスになる。パートナーの浮気を見抜くポイントをピックアップしてみよう。
夜勤が増えた
繰り返しになるが、夜勤は浮気の絶好の隠れ蓑になる。勤務シフトをごまかして平日の昼間に浮気相手と密会することもできなくはないだろうが、もし浮気相手とラブホテルに入るところやホテル街を歩いているところを知り合いに見られでもしたら万事休すだ。その点、夜更けの密会はそういうリスクを減らすことができる。
しかし、夜勤の頻度は大体決まっているので、それが急に増えたのだとしたら違和感を覚えるはずだ。もちろん、病院の看護師が急に辞めて、その穴埋めのために一時的に夜勤が増えることはあるし、子供が病気になるなど家族の事情で夜勤を代わってほしいと同僚に頼まれることもあるだろう。だが、そんな特殊な状況が連続して起きるとは考えにくいので、パートナーが頻繁に夜勤に出るようになったら気を付けた方がいいだろう。
スマホの扱い方がおかしい
浮気を始めると、浮気相手と頻繁に連絡し合うようになるので、スマホが手放せなくなる。以前はリビングなどにスマホを置きっぱなしにしていたパートナーが、肌身離さずトイレにまで持ち込むようになることもあるし、スマホを置く時は必ず伏せて置くようになるかもしれない。LINEなどは新しいメッセージが届くたびに、ポップアップ通知で送信者名などが表示されるため、それを読まれないように用心している可能性もある。また、スマホの写真やSNSを家族に見られても平気だったパートナーが、急にロック解除のパスワードを変えて、それを教えないようとしない時も要注意だ。人に知られたくないやましい情報がスマホに入っているのかもしれない。
オシャレに気を遣いだした
浮気している人は、相手によく見られたいという気持ちが働いて、オシャレに気を遣うようになる。今までは比較的地味なファッションだった妻が、急に若見えのする服やブランド物のアクセサリーを身に着けたり、まったく興味がなかったネイルをして出かけるようになったら、怪しい兆候かもしれない。休日に女友達と遊びに行くという時ならまだしも、出勤時もそんな風にオシャレしているのであれば、浮気相手とのデートの可能性がある。また、妻の下着の中に、これまでの好みとは違うセクシー系や可愛い系の下着が混じりだすこともある。家族以外は見るはずもない下着にこだわりだすのは、かなり不自然な話だ。
匂いが違う
パートナーの匂いの変化から、浮気の兆候を感じ取れる場合もある。勤務明けにそのまま帰宅しているのであれば、匂いが変わることはないはずだ。しかし、浮気相手とベッドインすれば、相手のコロンや香水の匂いがついてしまうこともある。それに気づかれるのを避けるために、ラブホテルでシャワーを浴びてから帰る者もいるが、そのホテルに置いてあるシャンプーやボディソープが家で使っているものと違えば、やはり匂いに違和感を覚えるだろう。
そもそも、勤務明けに家ではなく、外でシャワーを浴びて帰ってくること自体がおかしな話だ。また、帰宅したパートナーが、家族と接触するのを避けるように、すぐに自分の部屋にこもったり、シャワーを浴びたりしているのであれば、体についた匂いを消そうとしている可能性が考えられる。
家族に対する態度が変わった
浮気は、その当事者の心理状態にも影響を及ぼす。浮気をしていることを後ろめたく感じている者は、家族を裏切っているという罪悪感から逃れようとして、家族に優しく振舞うようになるかもしれない。いつも文句や愚痴ばかり言っていたパートナーが、突然家族を気遣うような素振りを見せたり、記念日でもないのにプレゼントを買ってきたりするようになったら、用心した方がいいだろう。
また、逆にパートナーが家族に対して冷たい態度を取るようになることもあり、その場合はすぐに浮気調査をするなどの処置を取らなければならない。パートナーが浮気相手に本気になり、一緒になることを考えて家族が邪魔になりだしている恐れもあるので、そのまま放置すると家庭崩壊を招きかねないからだ。
浮気が疑われる時は?
パートナーに浮気の疑いがあるのに何もしないでいると、夫婦仲が冷え切ってしまうかもしれないし、相手に気持ちが移って離婚に発展してしまうかもしれない。浮気の兆候に気づいたら、すぐに手を打つ必要があるが、疑いがあるというだけでパートナーを責め立てても、言い逃れされる恐れがある。また、もし浮気が事実無根だったら、パートナーをただ傷つけるだけの結果に終わってしまうことも考えられる。
そんな事態に陥らないようにするには、まず事実関係を明らかにした上で、浮気相手との関係を清算させるとともに、浮気を再発させないための環境作りをしなければならない。看護師の浮気に潜むリスクや、浮気が疑われる時にやるべきことなどを紹介する。
看護師の浮気のリスクとは?
看護師の浮気は噂になりやすい。同じ病院の医師などとの浮気を誰かに気づかれれば、あっという間に病院中に知れ渡るだろう。その際、大きなダメージを受けるのは、医師より立場の弱い看護師だ。浮気を理由に解雇することはできないが、浮気によって業務に重大な支障が出たと判断されれば、その責任を押し付けられて辞めさせられる恐れもある。仮に解雇されなかったとしても、周りから白い目で見られて病院に居づらくなり、退職に追い込まれるケースも多いだろう。
しかし、看護師の資格があれば、全国どこの病院でも働けるので、生活に困ることはないはずだ。それはまた、離婚してひとり身になっても、十分生活していけるということでもある。そのため、浮気問題で夫婦仲がこじれれば、パートナーの方から離婚話を切り出されるかもしれないというリスクもはらんでいるのだ。
勤務スケジュールをチェックする
浮気の疑いがある時は、まずシフト表をチェックしよう。チェックポイントは2つあり、1つ目はシフト表の勤務時間と実際に出退勤した時間にズレがあるかどうかだ。もし、シフト表では夜勤のスケジュールが入っていないのに、「夜勤がある」と言って出かけたのなら、何か隠し事をしている可能性がある。2つ目は、シフト表に載っている担当者の名前で、夜勤で頻繁に一緒に勤務している医師・看護師がいれば、それが浮気相手かも知れない。
ただし、シフト表に不審な点があっても、パートナーをいきなり問い詰めるのはNGだ。「シフトが変わった」と言われればそれまでだし、自分が疑われていることを知ったパートナーが警戒して、尻尾をつかまれないようにより巧妙に立ち回るようになる恐れもあるからだ。
同僚から情報を取る
パートナーと同じ病院で働いている看護師の中に親しい知り合いがいるなら、その人から話を聞くという手もある。看護師仲間なら、パートナーが病院でどんな人と親しそうにしているのか知っているだろうし、パートナーが夜勤と言って出かけた日に、実際に病院で働いていたかどうかもわかるかもしれない。ただし、情報を取る相手は慎重に選び、自然な会話の流れの中で知りたいことを聞き出すようにした方がいいだろう。もし、その相手から、自分が浮気を疑っているという話が漏れれば、病院中の噂になる恐れもあるし、パートナーに知られれば大変なことになってしまう。
浮気調査をする
浮気問題を密かに解決したいのであれば、探偵社などの浮気調査のプロを利用することだ。実績のある探偵なら、巧みに尾行や張り込みを行い、パートナーと浮気相手がラブホテルなどに出入りしている決定的な証拠をつかむことができる。自分で尾行・張り込みをしようとすれば、毎日顔を合わせているパートナーに気づかれる危険性が高いが、探偵に依頼すれば、パートナーに気づかれることもなく、病院の噂になる前に浮気を止めさせられるはずだ。決定的な証拠を突きつければ、パートナーももう言い逃れすることはできず、浮気の事実を認めるしかなくなる。そして、夫婦関係の修復に向けて今後どうするのか、前向きな話し合いをすることができるだろう。
浮気の経緯を明らかにする
調査の結果、浮気の事実が判明したとしても、怒りに任せてパートナーを責め立てるのは止めよう。浮気は許されないことだとは言え、仕事のストレスや、医師の強引なアプローチから浮気が始まったケースもあるだろう。また、不規則な勤務による夫婦のすれ違いや、夫が家事や育児を手伝ってくれず、話も聞いてくれないといった不満が浮気の引き金になっていることも考えられる。まずは、冷静にパートナーの話を聞いて、浮気の原因や経緯を明らかにした後、これから夫婦関係をどうするのかを話し合った方がいいだろう。
慰謝料を請求する
相手からのアプローチで浮気が始まったのなら、浮気相手から慰謝料を取って追い払おう。その際、浮気調査でつかんだ決定的な証拠があれば、相手が慰謝料の支払いを拒否しても、裁判に持ち込んで要求に従わせることができる。裁判所に慰謝料の請求を認めてもらうには、パートナーと浮気相手の間に肉体関係があったことを立証しなければならないが、ラブホテルは性行為を行う場所であるため、そこに出入りするシーンを撮った写真や動画を提出すれば、2人に肉体関係があったという証明になるのだ。まずは、郵便物の内容や相手が受け取った日付を郵便局が証明してくれる「内容証明郵便」を使って、慰謝料の支払いやパートナーとの関係清算を要求する文書を浮気相手に送ろう。
居心地のいい家庭を作る
パートナーに浮気をさせないためには、リラックスして暮らせる家庭を作らなければならない。ストレスがかかる大変な現場で働いているパートナーの肉体的・精神的負荷を減らすために、家事や育児を分担するのはもちろん、ねぎらいや感謝の言葉をかけることも大切だ。さらに、夜勤は生活リズムを乱し、疲労も倍増するため、夜勤明けの日にゆっくり休める環境を整える必要もある。また、夫婦のコミュニケーション不足が離婚や浮気の原因になるケースも多いので、忙しい日々の中でも少しでも会話する時間を作ろう。ちょっとした雑談でも構わない。夫婦で話を交わすうちに、お互いの悩みや不満もわかってきて、気持ちのすれ違いを防げるかもしれない。
まとめ
看護師は、社会に欠かせない存在で、やりがいもある反面、人の命に関わる現場での仕事は、ハードな上に大きなストレスがかかる。また、勤務時間が不規則で夜勤もあるので、夫婦間のすれ違いが起きやすく、医師をはじめ毎日密接に関わっている異性と不倫関係になってしまうことも少なくない。そういう事態を避けるためには、日頃から夫婦でしっかりコミュニケーションを取って、ストレスの少ない家庭環境を作らなければならない。 そして、もしパートナーの行動や態度の変化から浮気の疑いを抱いたら、あくまで冷静に振る舞い、探偵社などを利用して密かに浮気の証拠を集めよう。決定的な証拠をつかめば、浮気相手に慰謝料を請求するなどして関係を清算させ、速やかに浮気問題を解決できるだろう。
監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣
- 2001年11月
- 司法書士試験合格
- 2002年3月
- 法政大学法学部法律学科卒業
- 2004年4月
- 中央大学法科大学院入学
- 2006年3月
- 中央大学法科大学院卒業
- 2006年9月
- 司法試験合格
- 2007年12月
- 弁護士登録(新60期)
- 2008年1月
- AZX総合法律事務所入所
- 2010年5月
- 平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
- 2013年2月
- 伊倉総合法律事務所開設
- 2015年12月
- 株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
- 2016年12月
- 株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
- 2020年3月
- 社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2020年10月
- 株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
- 2021年6月
- 社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2022年4月
- HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)
※2023年11月16日現在
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