浮気/不倫の疑い「キャンプで浮気」が急増!その見抜き方と対策は?
コロナ禍をきっかけにキャンプブームに火が付き、1人で楽しむ「ソロキャンプ」や、充実した施設で豪華なキャンプをする「グランピング」にはまる人が急増している。キャンプなら「3密」を避けることができるし、豊かな自然の中で焚火を見つめながら好きな音楽を聴いたり、お酒を飲んだりと、都会の喧騒を忘れて非日常的な時間を楽しむことができる。 なんとも贅沢な趣味だが、実は最近、キャンプを隠れ蓑にした浮気が増えているという。コロナ禍で自粛ムードが高まる中、浮気相手とラブホテルに泊まったり、旅行に出かけたりするのが難しくなった。しかし、「YouTubeを見て、自分もソロキャンプがしたくなった」などと偽って出かけ、浮気相手とキャンプ場に泊まるのなら、誰にも疑われることなく密会を楽しむことができる。 厄介なキャンプ不倫をどうやって防げばいいのか。その手掛かりの見つけ方や、浮気をしていることがわかった時の対処法などを紹介する。
キャンプ場で浮気をする理由は?
キャンプに行くとなれば、道具も買い揃えなければならないし、準備に手間もかかる。また、キャンプ場は、都会から離れた場所にあることが多いため、移動時間も長くなるなど、いろいろ面倒なところが多い。それにも関わらず、わざわざキャンプをしてまで浮気をする人がいるのはなぜだろう? 近場のラブホテルで浮気相手と過ごす方が手軽に済むし、コストも抑えられるはずなのに…。
そこにはキャンプ不倫ならではの様々なメリットが絡んでいる。キャンプ場で浮気する人が増えている理由を探っていこう。
外泊の口実が作れる
既婚者が外泊をするのはかなりハードルが高い。以前なら出張を口実に浮気相手と泊りがけのデートをすることもできただろうが、コロナ禍になってからは出張も減っているので、その手がなかなか使えない。また、コロナ禍で飲み会もなくなっているため、「今日は職場の飲み会」などと言って浮気相手と会うわけにもいかないし、リモートワークになれば残業をカモフラージュに使うこともできなくなる。
こうした状況下で、絶好の隠れ蓑になるのがキャンプだ。「ソロキャンプにハマった」とでも言えば、毎週のように車で出かけても、家族に怪しまれることはないし、途中で浮気相手をピックアップすれば、キャンプ場で2人きりのお泊りデートが楽しめる。星空を眺めながら、心ゆくまで浮気相手とイチャつくのは最高の気分だろう。
人目を避けられる
キャンプ場では、適度な距離感を保ってテント張りをするのが一般的だし、コテージなども間隔をあけて建てられている。そのため、キャンプで顔を合わせる人は限られており、お隣さんと挨拶程度はしても、それ以上干渉し合うことはない。また、食事もテントサイトで自分たちで料理して食べればよいので、ホテルでの朝食・夕食のように多くの人が集まるレストランに行く必要もなくなる。
一方、繁華街界隈のラブホテルなどを利用する場合は、浮気相手と2人でホテル街に向かうところや、ホテル近くのレストランで食事しているところを知り合いに偶然目撃されてしまうリスクもある。都会から離れたキャンプ場は、そのような心配も無用の安全地帯なのだ。
夜は闇に紛れる
キャンプ場に夜が訪れれば、ますます人目を気にしなくて済むようになる。明かりは、管理棟や共同トイレなどを除いてすべて消えるため、周りのキャンパーが火を落とせば、テントサイトは暗闇に包まれる。よほど接近して覗き込むようなことでもしない限り、サイトの様子はわからないので、不倫カップルは、普段人前ではできないような大胆な行為もやり放題だ。
テントサイトでは夜間の騒音は禁止されているが、事に及ぶ時だけ乗ってきた車に入る手もあるし、コテージを借りているなら何も問題はない。ランタンの火が消えた瞬間から、2人だけの世界を思う存分楽しむことができるわけだ。
電話が圏外だと偽れる
パートナーが浮気性だったり、その夫・妻が嫉妬深い性格だった場合、パートナーが何かおかしなことをしていないか心配で、頻繁に電話やLINEをしてくることがある。そのたびに対応しなければならないのは面倒なことだし、実際に浮気しているのだとしたら、電話の受け答えからボロが出るのではないかと気が気ではないだろう。
しかし、山奥のキャンプ場ならスマホが圏外であることも多いので、電話やLINEも入らなくなる。もし圏外でなかったとしても、圏外のふりをして電源を切ってしまえば、もう邪魔は入らない。妻・夫からの連絡を気にすることなく、浮気相手と2人、のびのびとキャンプデートを楽しむことができる。
GPSで追跡されても大丈夫
パートナーの浮気を疑っている人の中には、行動を監視するためにGPSを仕掛けるツワモノもいる。パートナーが車で動いている場合は、車にGPSを設置する方法もあるし、スマホのGPS機能を利用する手もある。この機能は、紛失や盗難の際にスマホを探し出すためのもので、iPhoneなら「iPhoneを探す」、Androidスマホなら「Androidデバイスマネージャー」などがそれに当たる。
この機能を使えば、パソコンからスマホの現在位置を知ることができるため、スマホの所持者の居場所も丸わかりになる。自分の位置情報をチェックされた時に、浮気相手とラブホテルなどにいたら、言い逃れできなくなるだろう。しかし、浮気相手とキャンプ場で会っているなら、GPSで追跡されても問題はなく、尻尾をつかまれることもない。
証拠が残りにくい
ラブホテルを使うのと違って、レシートやクレジットカードの利用明細などの証拠が残りにくいのも、キャンプ不倫の特徴だ。ラブホテルなら、ホテル代を支払って受け取ったレシートをうっかり処分し忘れて発見されるということもあり得る。また、クレジットカードは、家族会員であれば専用サイトから利用明細を見ることができるので、いつ、どこのホテルを利用したのかがわかってしまう。ホテル近くのレストランで食事した場合も同様だ。
しかし、キャンプ場なら利用料金を支払っても、レシートやカード明細が浮気の証拠になることはないし、レストランなども使わないので、スーパーで買った食材などのレシートが残るだけだ。
夫婦感覚が味わえる
浮気相手のことが好きになればなるほど、できるだけ長く一緒にいたいと思うようになるだろう。しかし、ラブホテルでは、料金のことを考えれば滞在時間を短くせざるを得ず、味気のない部屋の中で慌ただしく事を済まさなければならない。一方、自然に囲まれたキャンプ場でのデートなら、開放的な気分で浮気相手と水入らずでゆったりと過ごせる。
また、ラブホテルで料理するわけにはいかないが、キャンプなら一緒に料理をして、その出来栄えを品評したりしながら楽しく食事できる。まるで本当の夫婦にでもなったように、家庭的な雰囲気が味わえるのだ。
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なぜ浮気をするのか?
そもそも、愛し合って結婚し、幸せな家庭を築いているはずの既婚者がなぜ浮気をするのだろう? もともと浮気性だったという者もいるだろうが、中には精神的な問題や家庭環境の問題が引き金となって浮気に走る場合もある。特に、コロナ禍でリモートワークが増えてからは、夫婦が1日中一緒に家で過ごすケースも多くなり、それによってお互いにフラストレーションが溜まり、愚痴を言ったり夫婦喧嘩を繰り返したりするうちに、心が離れていってしまうこともあると聞く。
どこに浮気の原因があるかがわかれば、それを回避する方法も見えてくるかもしれない。既婚者が浮気に走る心理状態を紐解いてみよう。
ストレスを発散したい
外で働いていれば、いろいろストレスも溜まる。最近は年功序列から成果主義の人事評価に切り替える会社も増えており、自分が成果目標を達成できるかどうか、社員は常に不安を抱えているはずだ。また、テレワークになると、通勤時間に本を読んだりして気分転換することもできなくなるし、会社の帰りに同僚と一杯やって憂さを晴らすという機会もなくなる。
また、リモートワークで夫婦ともに家にいることになると、一日中一緒に過ごさなければならず、お互いの距離が近すぎてストレスを感じることも少なくない。特に、妻が専業主婦の場合、これまでは夫が会社に出勤している日中に、好きなテレビ番組を見たりして自由に過ごせていたのが、夫の仕事の邪魔をしないように物音を立てるのにも気を遣わなくてはならない。お互い、そういう息苦しさから逃れるために、浮気でストレスを発散したいと思うようになるケースもあるのだ。
パートナーの欠点が目につきだした
夫婦が長時間一緒にいるようになると、お互い、相手の性格や癖が気になったり、欠点が目につくようになったりすることもある。離婚原因のトップにも挙げられるのが性格の不一致で、人は皆、生まれも育ちも違うのだから、性格が違うのは当然だが、一日中顔を突き合わせていると、相手の好ましい部分より性格の嫌なところばかりが気になりだす場合もある。
また、夫婦共働きで2人とも在宅勤務になったのにもかかわらず、夫が家事・育児を手伝ってくれなかったりするのも、不満が溜まる原因になる。スーパーに買い物に行ってほしいのに夫は1歩も家から出ず、小さな子供の面倒もすべて妻任せ。おまけに、昼食は夫の分まで妻が作り、皿洗いもしないとなれば、そのうち不満が爆発しても不思議ではないだろう。
現実逃避したい
向き合いたくない現実から逃避するために浮気に走る者もいる。例えば、会社で仕事が思い通りにいかず、なかなか成果が出ない、努力しても認めてもらえないということもあるだろう。また、結婚当初は優しかったパートナーが、だんだん冷たくなり、思い描いていた結婚生活とはかけ離れたものになっていることに虚しさを覚えている人もいるかも知れない。
そのような状況に置かれると、理想と現実のギャップから目を背けるために、浮気という非日常的な世界に逃げ込もうとする人も出てくる。浮気相手なら、出会ったばかりの恋人のように優しくしてくれるだろうから、独身の頃に戻ったような気分になることができる。そして、つらい現実を忘れて、夢見心地で楽しいひと時を過ごせるのだ。
寂しい
仕事人間の夫にありがちな話だが、会社では能力を認められ、尊敬されているのに、家では妻や子供にうとんじられ、相手にしてもらえないケースがある。仕事に追われて、家族のことが後回しになっているため、家では「よき夫」「よき父親」とは見てもらえないのだ。本人は、家族が不自由なく生活できるようにと頑張っているのに、いつも邪魔者扱いされていると、家に居場所がないように感じ、その孤独感を埋めてくれる異性を求めるようになる。
一方、家のことを顧みない夫の妻が、寂しさを抱えているケースも少なくない。仕事優先でいつも夜遅く帰り、悩みがあるのに相談にも乗ってくれないという状態だとしたら、「自分は何のために結婚したのか」と思いたくもなるだろう。そんな時に、いつも自分のことを気にかけてくれる男性が現れれば、心が動いてしまうのも無理はない。
欲求不満
結婚する前は、1人の男性・女性として付き合っていたのが、結婚して子供が生まれると妻は「母親」としての役割、夫は「父親」としての役割を求められるようになり、相手を異性として見なくなってしまうことも多い。昔はファッションや体形に気を遣っていた妻や夫が、一日中ジャージ姿でいたりすると、もはや異性としての魅力は感じられなくなるだろう。そんな時、どちらか一方が、まだ精力旺盛だったりすると欲求のはけ口が外に向かうことになる。
特に男性は、女性より性欲が強いと言われており、妻のことが嫌いになったわけではなくても、単に性欲を満たすためだけに他の女性と体の関係を持ってしまう場合もあるので注意が必要だ。
スリルを味わいたい
家庭生活に不満はなくてもマンネリ感を抱くことはあるだろう。新婚時代は目新しいことばかりだったのが、結婚生活が長くなると新鮮さを感じなくなり、ドラマチックな出来事もなく過ぎていく日々が物足りなくなる。そういう不満を趣味やスポーツで解消できず、日常では得られない刺激を求めるようになると、浮気を始めてしまう者も現れる。
浮気は絶対にバレてはいけないものであり、人知れず密会を重ねるというだけでもスリルを味わうことができる。また、普段は誠実な夫・妻を装いながら、その裏でパートナーを裏切る不埒な行為を働いているという背徳感が、強い刺激にもなる。そのスリルが病みつきになると、浮気を何度も繰り返す常習者になりかねない。
マッチングアプリで浮気相手を見つけた
中には、暇つぶしに浮気を始める不届き者もいる。特に最近増えているのが、マッチングアプリを使った浮気だ。マッチングアプリは独身の男女の出会いを目的に掲げているものが多いが、実際には既婚者が利用しているケースも少なくない。マッチングアプリには、登録者数が非常に多いものもあるので、年齢や趣味を指定して検索すれば、居ながらにして自分の好みの相手を見つけられる。
もちろん、会社でそんなことをしていれば、誰かに見とがめられる危険性があるが、家でリモートワークをしている分には、仕事の合間に浮気相手を探すのも可能だ。パートナーがマッチングアプリを使っているような気配があったら、用心すべきだろう。
浮気の手がかりのつかみ方
ラブホテルを利用しているのなら、レシートやクレジットカードの明細から浮気の手がかりをつかむこともできるが、キャンプ場を使って浮気をしている場合、なかなか証拠が見つかりにくいことがわかった。しかし、手がかりはレシートだけではない。本人は上手く立ち回っているつもりでも、浮気をしていれば必ずどこかに痕跡は残るはずだ。特に、最近はインターネットやデジタル機器が発達して、以前より情報収集がしやすくなっている。
それらのツールを駆使して、浮気の手がかりを探り出すことができれば、もうゴールは目前だ。パートナーの浮気を見破るためのテクニックを紹介しよう。
スマホのポップアップ通知
浮気を始めると、スマホを始終手放さないようになる。浮気相手からいつ電話やメールが来ても対応できるようにするためだ。これまでスマホをリビングなどに無造作においていたパートナーが、急にロックをかけるようになったり、トイレにまでスマホを持ち込むようになったら、何か隠し事があるのかもしれない。
パートナーのスマホのパスワードがわからなければ、メールなどをチェックすることはできないが、電話が来るとホーム画面に相手の登録名が表示されるし、メッセージの着信時に通知が表示されるポップアップ通知機能もある。表示されるのは数秒の間だが、画面が急に明るくなり、メッセージなどが鮮明に表示されると、その映像が頭に残ることもある。送信者の名前はもちろん、短いメッセージであれば内容まで読み取れる場合もあるので、それが親密な関係を示すものなら、浮気の疑いも出てくる。
LINEの履歴
浮気相手との連絡手段として、今最も一般的なのがLINEだ。LINEはパスワード入力の必要がないため、スマホのロックがかかっていない場合は、すぐに内容を見ることができる。そのトーク履歴の中に、浮気相手と思われる女性とのデートの約束や、男女の関係になっていることがわかるやり取りがあれば、浮気していることが明らかになる。
一方、ロックがかかっている場合でも、指紋認証機能が搭載されているスマホなら突破するのは難しくない。パートナーが起きている間はスマホを手放さないとしても、寝てしまえば無防備だ。熟睡したのを見計らって、パートナーの指先をスマホにつければ、やすやすと認証をクリアできてしまう。ただし、夫婦であっても、スマホを勝手に盗み見るとプライバシーの侵害に問われる可能性があることだけは、頭に入れておいた方がいい。
SNSの投稿
SNSの投稿から浮気がバレるというパターンもよくある。さすがに浮気相手とのツーショット写真を堂々とSNSに載せるようなことはしないだろうが、パートナーのものとは違う衣類や2人分の食器を残したまま、テントサイトを撮影してしまうことはあり得る。また、キャンプ場の施設の前などで自撮りした際に、窓や鏡にパートナーを見つめる浮気相手が映り込んでいるかもしれないし、地面に人の影が映っていて、明らかに自撮りでないことがわかる場合もある。パートナーが写真をアップしたら、隅々まで徹底的に調べよう。
車の中の痕跡
パートナーが家の車でキャンプに行っている場合は、車内のチェックもした方がいいだろう。助手席に浮気相手を乗せていれば、自分が普段座っているシートの位置や角度が変わっているかもしれないし、自分のものとは違う髪の毛がついていたり、浮気相手が車内にアクセサリーなどを落としていたりすることも考えられる。
また、ドライブレコーダーが搭載されている車なら、パートナーがキャンプから帰ってきた後に、記録されている映像・音声を確認してみよう。浮気を決定づけるような生々しい音声記録をうっかり消し忘れているケースもあるからだ。また、パートナーがわざとドラレコをオフにしていたとしたら、それも怪しい行動と言えるだろう。
手帳やスケジュール帳
手帳やスケジュール帳に、浮気相手と会う予定などを書き込んでいる者もいる。そのような場合、誰かに見られてもいいように、相手の本名を書かず、偽名やニックネーム、イニシャルを使うことが多いはずだ。しかし、同じニックネームやイニシャルの相手と、「〇日〇時、〇〇レストラン」と何度も食事の予定が書かれていたり、「〇月〇日、誕生日」などと書かれていたとしたら不自然だ。会社の同僚や取引先とそんなに頻繁に食事をするのはおかしいし、ニックネームやイニシャルを使う必要もないはずだ。ましてや、相手の誕生日をわざわざスケジュール帳に書いたりするだろうか?
浮気相手からの匂わせ
浮気をしている女性の中には、付き合っていることをわざと匂わせたがる人がいる。そういう女性は、浮気の手がかりとなるような写真にあえてタグ付けを行い、投稿したりする。Instagramは、公開されている状態なら誰でも見られるし、Twitterで夫の投稿にやたらに「いいね!」を送ったり、リツイートしている女性がいたら、その人をフォローすれば手がかりがつかめるかも知れない。さらに、妻に気づかせるように車の中にアクセサリーを残していったり、夫の服に自分の髪の毛をつけておく女性もいる。そういう場合、浮気を発覚させて夫婦にいさかいを起こさせ、夫を奪い取ろうと考えている恐れもあるので、早急に手を打たなければならない。
浮気が疑われる時に何をすべきか
浮気の手がかりを見つけたり、パートナーの様子から浮気している可能性が濃厚だったりした時、すぐに問い詰めて事実を確かめたいと思うのは当然のことだ。しかし、ここはいったん気持ちを落ち着かせて、冷静に行動しなければならない。怒りに任せてパートナーを責め立てても、決定的な証拠がなければ、相手は浮気を認めないだろうし、夫婦仲が険悪になってますます心が離れてしまう恐れもある。
さらに、自分が疑われていると知ったパートナーは、証拠を隠滅したり、ほとぼりが冷めるまで浮気相手と距離を置こうとするかも知れない。そうなったら、もう尻尾をつかむことはできず、真相は闇に葬られてしまう。そういう事態になるのを防ぐには、前もってしっかり計画を立てた上で、浮気の責任を追及しなければならない。パートナーの浮気が疑われる時に取るべき行動について解説する。
浮気調査をする
浮気相手に慰謝料などを請求して夫と別れさせるためには、浮気の手がかりだけでなく、パートナーとの間に肉体関係があったという確かな証拠を手に入れなければならない。パートナーがラブホテルを利用しているのであれば、ラブホテルは性行為を行うための場所なので、そこに2人が出入りしているシーンを撮影すれば事足りる。だが、キャンプ場で密会している場合は、たとえ2人が同じテントで一夜を過ごしたとしても、肉体関係があったという証明にはならない可能性もある。苦しい弁解だが、「たまたまキャンプ仲間と会って一緒に過ごしただけで、体に触れてもいない」と言い逃れされるケースもなくはないからだ。
しかし、探偵などの浮気調査のプロなら、暗闇の中でも2人の親密なシーンを撮影し、時にはテントや車に接近して、生々しい音声を録音するといった仕事もやってのける。これは、専門スキルや高性能の機材を持たない一般の人には難しい作業なので、キャンプ不倫の調査をするならプロに任せた方がいいだろう。
夫婦で話し合う
調査によって浮気の事実が判明したら、夫婦で話し合う準備が整う。決定的な証拠を突きつければ、パートナーももはや言い逃れすることはできず、事実を認めて真摯に話し合うしかなくなるからだ。浮気は絶対に許されない行為であるとはいえ、先ほどお伝えしたように、その原因の一端が、それまでの夫婦関係や家庭環境にあった可能性も否定できない。信頼していたパートナーに裏切られたことは大変なショックだろうが、先走って離婚の決断をする前に、まずは夫婦できちんと話し合って、パートナーが浮気に至った原因や経緯を明らかにしよう。2人だけで冷静に話すのが難しいという時は、一緒に夫婦カウンセリングを受ける方法もある。
浮気相手に内容証明郵便を送る
浮気相手に慰謝料を請求するなら、内容証明郵便を送るという方法がある。内容証明郵便は、いつ・誰に・どんな内容の書面を送ったのかを、郵便局が証明してくれる一般書留だ。これを使って手紙を送れば、送付履歴が残るため、確かに慰謝料を請求したという証明にもなる。内容証明郵便を送っても、相手が慰謝料の支払いを拒否することも考えられるが、調査で得た浮気の事実を決定づける証拠があれば、裁判になっても勝てる確率が高い。しかし、実際は、送られてきた書面を相手が見て、自分が訴えられるかもしれないと知ってショックを受け、慌てて支払いに応じるケースも多いので、裁判にもつれ込むのはレアケースと言えるだろう。
離婚が心配なら離婚届不受理申出をしておく
もし、パートナーが浮気相手に本気になってしまっていて、離婚して相手と一緒になることを考えているような気配が見える時は、市区町村役場に「離婚届不受理」の申出をしておこう。離婚届不受理申出とは、配偶者の一方が勝手に離婚届を出したために戸籍が書き換えられてしまうのを防ぐための制度で、本人の同意なしに離婚届を提出しても受け付けないことを申し出るものだ。浮気をしている者は、離婚を切り出してもパートナーが承諾しそうにないことを見越して、無断でパートナーの分まで押印して離婚届を出そうとしたりする。しかし、不受理申出書が事前に提出されていれば、申出人以外の者が離婚届を出しても、受理される心配はない。
離婚請求をする
どうしても夫婦をやり直す気になれないのなら、パートナーから慰謝料を取ってさっさと別れよう。浮気の決定的な証拠があれば、親権や慰謝料の交渉についても有利に運ぶことができる。パートナーが離婚を拒否することもあるだろうが、その時は裁判に持ち込めばいい。パートナーの浮気を理由に離婚請求をする場合は、請求する側に立証責任があるが、その際にも浮気調査でつかんだ証拠が勝利をもたらすカギとなる。そして、裁判で勝訴すれば、パートナーがいくら離婚を拒んでも、判決に従うしかなくなるのだ。
浮気相手に仕返しするのはNG
浮気が事実だと判明しても、浮気相手に仕返しをするのは厳禁だ。相手に嫌がらせをしたり、危害を加えたりすれば、交渉や裁判で不利になるばかりか、重大なトラブルに発展するリスクもあるからだ。浮気をしていることを相手の職場に知らせたりすれば、名誉毀損罪や侮辱罪になる恐れがあるし、「痛い目にあわせてやる」などと相手を脅せば脅迫罪に問われかねない。さらに、相手の家に無理やり押し入ろうとすれば住居侵入罪に問われ、相手に暴力を振るえば暴行罪で訴えられることになる。浮気問題は、あくまでも法的手段で解決するようにしよう。
まとめ
コロナ禍の中のキャンプブームに便乗して増加しているキャンプ不倫。「ソロキャンプに行く」と言えば、1人で外出しても誰にもとがめられず、キャンプ場で浮気相手と堂々と密会し、2人だけの時間を過ごすことができる。ラブホテルを利用するのと違って、レシートなどの証拠も残らないので浮気の尻尾を捕まえるのも難しい。とは言え、LINEのやり取りやSNSの投稿、ドライブレコーダーの記録などから手がかりが見つかるケースもまれではない。 ただし、パートナーが浮気している可能性が濃厚になったとしても、慌てて行動してはならない。ラブホテルと違い、2人がキャンプ場にいたというだけでは決定的な証拠にはならず、言い逃れされる場合もあるし、慰謝料を請求することができない恐れもある。パートナーを問い詰める前に、浮気調査のプロによる調査を行って動かぬ証拠を押さえ、早期に浮気問題を解決しよう。
監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣
- 2001年11月
- 司法書士試験合格
- 2002年3月
- 法政大学法学部法律学科卒業
- 2004年4月
- 中央大学法科大学院入学
- 2006年3月
- 中央大学法科大学院卒業
- 2006年9月
- 司法試験合格
- 2007年12月
- 弁護士登録(新60期)
- 2008年1月
- AZX総合法律事務所入所
- 2010年5月
- 平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
- 2013年2月
- 伊倉総合法律事務所開設
- 2015年12月
- 株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
- 2016年12月
- 株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
- 2020年3月
- 社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2020年10月
- 株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
- 2021年6月
- 社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2022年4月
- HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)
※2023年11月16日現在
HAL探偵社の浮気チェック
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