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浮気/不倫の調査罪悪感は無用!浮気を疑ったら探偵に調査を頼むべき

浮気の張込み調査を行う探偵

パートナーが浮気していると気づいた、もしくは疑いを持った時、誰しも大きなショックや不安を感じ、辛い思いをするはずだ。そして、一刻も早く事実を明らかにして、もし本当に浮気しているのであれば、すぐにでも止めさせたい、あるいは浮気の事実を突きつけて、離婚を言い渡したいと思うのではないだろうか。 しかし、パートナーの浮気を暴くのは簡単なことではない。証拠もなしにパートナーを問い詰めても、否定されればそれまでだし、四六時中パートナーの後を付け回して、浮気相手の影がないかどうかを探るというわけにもいかないだろう。そこで、思い浮かぶのが、探偵に浮気調査を依頼するという方法だ。 確かに、調査のプロである探偵を利用することは、浮気問題を解決する近道になるのだが、世の中には、探偵への調査依頼に罪悪感を持つ人もいる。そのような人たちのために、探偵がどんなものであるかをお伝えするとともに、調査を依頼するメリットや信頼できる探偵事務所の選び方を紹介する。

なぜ罪悪感を抱くのか?

パートナーに浮気の疑惑があれば、調査でも何でもして事実を究明しようと考えるのは当然なのに、浮気調査を依頼することに罪悪感を抱く人がいるのはなぜだろう? そこには、パートナーへの想いや探偵に対するネガティブなイメージなど、さまざまな要因が働いている。探偵への調査依頼をためらう人たちの心理状態を探っていこう。

パートナーを疑うことに自己嫌悪

パートナーが浮気しているのではないかと疑うこと自体に、後ろめたさや自己嫌悪を感じる人もいる。愛し合って結婚したパートナーを疑うのは、相手を信用していないからであり、裏切り行為だと思ってしまうのだ。そして、調査をした結果、もし浮気が事実無根だったとわかったら、「パートナーに申し訳が立たない」と自分を責めることになるので、調査依頼をためらうことになる。

しかし、パートナーに疑いを持ったのには、「夫が香水の匂いをつけて帰ってきた」「妻が遊びに出かけて遅くまで帰ってこない日が増えた」など、何か理由があるはずだ。それに対して、納得できるような理由をパートナーが話してくれれば問題ないが、ごまかそうとするような素振りがあれば、疑惑を抱かざるを得ない。説明がないのは、あなたへのいじめとも言える。つまり、浮気が思い過ごしであるにしろ、誤解を招くような行動をしたパートナーはいわば加害者、あなたに対して責任があるということだ。

また真実を知るのは怖い、イヤだという考えもある。しかし知らんぷりも長く続くと耐えられなくなるのも人の性。早々に真実を知ることをおすすめした。

お金がたくさんかかりそう

浮気調査には高額な費用がかかると思い、夫婦で貯めてきたお金を、そのために使うのは気が引けるというケースもある。しかも、調査してみて、パートナーがシロだったということにでもなったら、「自分の勝手な思い込みで、大事な貯金を浪費してしまった」と後悔するに違いないと考えてしまう。

確かに、浮気調査にはそれなりのコストはかかる。しかし、費用を抑えるための方法はあるし、何より浮気が事実だった場合、それを放置すると、パートナーが浮気相手に本気になったり、子供ができてしまうといった事態にもなりかねない。それに、パートナーを疑ったまま、夫婦生活を続けるというのも、なかなか厳しい話だろう。

家族の秘密を知られたくない

探偵に調査を依頼するのをためらわせる理由の1つに、「赤の他人にパートナーが浮気していることを知られたくない」という心理も挙げられる。とは言え、信頼している友人などに相談したとしても、絶対に秘密が外に漏れないとは言い切れない。いくら口の堅い友人でも、自分のパートナーにはそのことを話すかもしれないし、パートナーの口が堅くなければ、噂が広がるのは時間の問題だ。

また、誰にも頼らず、自分1人で調査しようとするのも止めた方がいい。スキルを積んだプロでなければ、尾行や張り込みをするのは難しいし、パートナーに顔を知られているだけに、尾行に気づかれるリスクも高いからだ。

探偵はダークな感じがする

ドラマでは、殺人事件のトリックを名推理で解き明かす探偵が登場する一方、犯罪者の手先として情報を集めたり、脅迫やゆすりまでするアウトロー的な探偵の姿が描かれることも多い。探偵にそういうダークなイメージを持っている人は、下手に関わるとトラブルに巻き込まれて、自分の立場まで危うくなるのではないかと恐れ、調査依頼を躊躇するのかも知れない。

しかし、それらのイメージは、あくまでドラマだけのものだ。実際の探偵の姿や仕事について、次の章で詳しく見ていこう。

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探偵に調査を依頼するメリット

浮気の証拠

パートナーを疑うことが裏切り行為になるのではないかと感じている人や、探偵に依頼するとトラブルに巻き込まれるのではないかと思っている人たちがいることがわかった。しかし、浮気の疑念を抱いたまま手をこまねいているだけでは、問題は解決できない。きちんと調査をして、事実を明らかにすることで、初めて次の一歩を踏み出せるのだ。

また、探偵はサスペンスドラマに登場するようなダークな存在ではない。まともな探偵であれば、依頼主の気持ちや立場を守りながら、法律にのっとって適正な捜査をし、依頼主に利益をもたらす成果をあげてくれる。さらに、調査終了後もさまざまなフォローを行って、依頼主をサポートしてくれるはずだ。

探偵の実像や、探偵に調査を依頼するメリットを紹介する。

探偵とは?

正規の探偵事務所は、都道府県に探偵業の届出をすることで、法律で許される範囲での調査業務を行うことを認められ、浮気調査、素行調査、人探しなどを手掛けている。もし、違法な業務を行えば、行政処分の対象となり、悪質な場合は業務停止を命じられることもある。

法律で許されている調査とは、尾行や張り込みや聞き込みなどだ。探偵たちは、高度な調査スキルを身につけ、調査対象者に関する地道な聞き取りを行い、長時間にわたる尾行や張り込みも厭わず、確実にターゲットを追い続ける。そして、浮気相手との密会シーンなど、決定的な場面を押さえ、真相を明らかにして依頼主に詳細な報告を行う。

探偵は、依頼主の気持ちや立場を最優先に考え、状況に合った最適な調査方法を提案し、依頼主の了解を得た上で調査を進めていく。優れたスキルと実績を持つ探偵事務所であれば、必ず納得のいく結果を出してくれるはずだ。

事実がわかると気持ちの整理がつく

浮気調査を実施する第1のメリットが、事実関係が明らかになることだ。パートナーが本当に浮気しているのであれば、すぐに問題解決のための手を打つことができるし、調査によってパートナーの潔白がわかれば、それ以上思い煩うことなく、今まで通りの家庭生活を続けることができる。

一方、調査をしなければ、いつまでも浮気の疑惑が残ることになる。「自分はパートナーを信じる」と思い切れるならいいが、調査もせずに疑いを抱いたままでいるのは、逆に夫婦の信頼関係を裏切っているとも言えるし、パートナーへの愛情もだんだん冷めていくかもしれない。実際、調査でパートナーの潔白が判明した人からは、「もうパートナーを疑わずに済むので、調査は無駄ではなかった」という声が多く聞かれる。

夫婦関係修復の話し合いができる

調査によってパートナーが浮気していることがわかった場合は、その事実を基に夫婦で話し合うことができる。もし、調査をせずに推測だけでパートナーを問い詰めたとしたら、相手は浮気を認めず、言い逃れをするかも知れない。そして、浮気がバレないように浮気相手と一時的に距離を置くなど、より巧妙な手口で関係を持ち続ける恐れもある。

しかし、きちんと調査を行って動かぬ証拠を突きつければ、もうパートナーも言い逃れすることはできない。パートナーに反省を促し、浮気に走った原因を究明し、どうすれば夫婦関係を修復できるのかを一緒に考えていけるのだ。

慰謝料請求や離婚請求ができる

探偵に調査を依頼すれば、法的にも有効な決定的な浮気の証拠をつかむことができる。決定的な証拠とは、例えばパートナーと浮気相手がラブホテルに出入りしているシーンを写真や動画に収めたものだ。ラブホテルは性行為をするための場所であるため、そこを利用したということは、浮気相手と肉体関係があったという証拠になる。

このような証拠があれば、浮気相手に慰謝料を請求することができるし、離婚する場合は、パートナーから慰謝料を取って別れることもできる。相手が慰謝料の支払いや離婚を拒む場合もあるが、その時は調停や裁判に持ち込んで決着をつければいい。法的に有効な証拠があれば、裁判でも有利な立場に立つことができ、勝訴すれば、相手は判決に従わざるを得なくなる。

人に知られることなく調査ができる

通常、探偵は1チーム2人以上の体制で調査に当たる。複数名で入れ替わり尾行や張り込みを行うことで、ターゲットを見失わずに済むのに加え、相手に気づかれるリスクも抑えられるので、秘密裏に調査を進めることができる。

また、弁護士や医師など、特定の職業に就いている人は、職務上知り得た秘密を守る守秘義務が法律で定められているが、探偵の場合も、探偵業法で「探偵業者の業務に従事する者は、正当な理由なく、その業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない。探偵業者の業務に従事する者でなくなった後においても同様とする」と定められている。

さらに、調査に関する文書や写真についても、鍵のかかる保管庫やセキュリティ対策が講じられたパソコンで保管し、一定期間後シュレッダーで廃棄するなどの規則が設けられている。そのため、法律をきちんと守っている探偵事務所であれば、情報が漏洩することはないと考えていいだろう。

迅速に証拠をつかめる

浮気による慰謝料や離婚の請求を裁判所に申し立てる際には、パートナーが浮気相手と肉体関係を持っているという証拠を用意しなければならない。浮気の立証責任は、請求者側にあるからだ。

そこで、浮気調査が必要になるのだが、優秀な探偵がチームを組んで調査に当たれば、決定的な証拠を迅速につかめるはずだ。調査には数十万円程度の費用はかかるが、高いスキルを持つ複数名の探偵が数日にわたってターゲットを追い、高性能機材を使って撮影を行い、鮮明な写真やDVDとともに詳細な調査報告書を作成することを考えれば、妥当な金額と言えるのではないだろうか。

無料相談ができる

探偵事務所の中には、専門の相談員を置いて電話やメールなどで無料相談に乗ってくれるところもある。浮気調査を依頼するかどうか決めかねていて、その段階で他人にパートナーの浮気のことを知られたくないという人は、匿名での相談も可能な事務所を選ぶといいだろう。

信頼の置ける探偵事務所であれば、相談しても契約を強制するようなことはしない。パートナーについて気になっている点をスタッフが聞き取り、浮気調査をした方がよいのかどうか、浮気をしている人はどんな行動を取るのかなどのアドバイスをしてくれるはずだ。

アフターフォローがある

浮気調査は証拠をつかんだ時点で完結するわけではなく、その証拠を基にパートナーと浮気相手に対してどういうアクションを取るのかを決めなければならない。その点、アフターフォローもしっかりしている探偵事務所であれば、過去の調査事例や解決事例も参照しながら、経験に基づいたアドバイスをしてくれる。

また、離婚を選ぶなら、どんな準備をすればいいのか、離婚カウンセラーや弁護士に相談した方がいいし、慰謝料を請求する場合は、その段取りについて弁護士から教えてもらうとともに、裁判になったら依頼者の代理人としてサポートしてもらう必要がある。探偵事務所のフォローがあれば、カウンセラーや弁護士探しも楽になるだろう。

調査方法と料金体系

浮気の張込み調査

探偵に浮気調査を依頼するメリットがあったとしても、実際にどのような形で調査が行われ、どれぐらいの費用がかかるのか分からなければ不安に感じるだろう。実際、調査を行ってみると、1日で終わる場合もあれば1週間たっても有料な手がかり掴めないというケースもある。お金や時間ばかりかかった挙句、期待したような結果が得られないのでは、探偵に依頼した意味がない。そのような不安を解消するために、通常、探偵事務所ではいくつかの調査プランを用意し、わかりやすい料金体系を作っている。

そのプランの中から、浮気の状況や依頼主の意向・手持ち資金に見合ったものを選べば、効率的に調査が進められ、納得のいく成果が得られるはずだ。代表的なプランと、調査費用を節約するためのポイントについて解説しよう。

時間料金プラン

最もオーソドックスなのが、「時間料金プラン」で、調査員1人当たりの人件費×調査員数×調査した時間で料金が算出される。依頼者にとってはわかりやすい料金システムだと言えるが、調査が長引くと費用が高額になる可能性がある。また、難易度の高い調査では、調査員を増員しなければならない場合もあり、その分費用もかさむ。

逆に、パートナーが浮気相手と会う日がわかっているようなケースでは、短期間で調査が完了し、料金が安く済むこともある。そのため、このプランは、パートナーの浮気の状況をある程度把握できている依頼者に適したものだと言えるだろう。

なお、このプランでは、車両費や機材費、早朝や深夜の割増料金などが加算される場合があるので、見積もりの際にチェックしておこう。

パックプラン

情報が少なく、浮気調査にどれぐらいの時間がかかるかわからない場合に適しているのが、「パックプラン」だ。調査にかかる人件費、車両費や機材費などの諸経費、報告書作成手数料まですべての費用をまとめて一律の料金にしたプランで、支払額が最初から決まっているため安心できる上、時間料金プランに比べて1時間あたりの料金が割安に設定されていることも多いのでお得感もある。

ただし、「調査員2名×5時間で10万円」というプランがあったとして、3時間で調査が完了した場合は、時間料金プランより割高になってしまう場合もある。また、調査が5時間で終わらなかった場合は、延長するか終了するかの選択が必要になり、延長を繰り返せば、その分費用も膨らんでいく。

成功報酬プラン

高額な費用を使ったのにも関わらず、浮気の証拠がつかめずに終わるのが心配という人には、「成功報酬プラン」が向いているかもしれない。これは、調査が成功した時にだけ料金を払うプランで、事前にいくらかの着手金を支払った後に調査が開始されるのが一般的だ。そして、期待した成果が出れば調査費用を支払い、調査に失敗したら支払いは不要になるため、依頼主にとってメリットの大きいプランにも思える。

しかし、調査期間が長くなれば、当然料金もかさむし、中にはわざと調査を引き延ばして高額な料金を請求する悪質な探偵もいる。また、パートナーに浮気相手がいるという事実を確認しただけで、裁判で使えるような証拠も押さえないまま、成功報酬を要求してくる場合もあるので、「何をもって成功とするのか」という定義を事前にはっきり決めて、契約書を作らなければならない。

経費等

浮気調査の主目的は、浮気の現場を押さえることにあるので、そこに至るまでにさまざまな経費がかかることになる。ターゲットが交通機関を使って移動すれば、尾行するために交通費がかかるし、車で長距離移動する場合は、車両費やガソリン代、高速代などの実費が経費として発生することが考えられる。浮気相手と泊りがけの旅行に出かけたのであれば、調査員の宿泊費も必要になるだろう。

また、浮気相手との密会シーンを撮影するためには、高性能カメラなどの機材を使用しなければならない。それらの使用料がいくらぐらいになるのかも、あらかじめ確認しておきたい。

費用節約のポイント

調査期間が少なければ少ないほど、費用は安く済む。そのためには、事前にできる範囲で情報を集めておくことが必要だ。例えば、パートナーが浮気をしている可能性の高い日時が絞り込めれば、調査の成功確率が高くなるので、いつも帰宅が遅くなる曜日や、泊りがけの出張の予定日などをメモしておこう。時には1日で調査ができる場合もある。

また、パートナーが処分し忘れたホテルやレストランのレシートは、密会場所の特定につながるし、浮気相手とのLINEやメールのやり取りも手がかりになり得る。ただし、やりすぎると、浮気を疑っていることにパートナーが気づいてしまうかも知れないし、プライバシーの侵害になる恐れもあるので、無理せず慎重に行動しよう。

探偵事務所の選び方

ネットで探偵事務所を探す女性

多くの探偵事務所は、依頼主の意向に沿って誠実に調査を行い、納得できる成果を出してくれるが、残念なことに、中にはまともな調査をしなかったり、高額な料金を請求してきたりする悪徳業者もいる。そんな業者に引っかかると出費がかさむだけでなく、後々大きなトラブルになる可能性もある。

しかし、初めて調査を依頼する人は、ネットなどに載っている情報を見ても、どこの探偵事務所に相談すればいいのか、判断に迷ってしまうだろう。探偵事務所選びに失敗しないために、信頼できる事務所を見分けるポイントをピックアップする。

探偵業法の届出をしている

前にお伝えしたように、浮気調査ができるのは探偵業の届出をしている会社だけだ。逆に、この届出をしていなければ、無許可の探偵業者ということなので、トラブルに巻き込まれるリスクが高くなる。

届出がきちんと行われていれば、公安から「探偵業届出証明書」が交付されることになっており、探偵事務所はその証明書を事務所内の見やすい場所に表示することが義務付けられている。探偵事務所を訪れた際には、まず探偵業届出証明書を探し、決まりどおりに表示されているかどうかを確認しよう。また、証明書は、探偵事務所のサイトの拠点紹介ページなどにも掲載されている場合が多いので、事前にサイトで確認しておく方法もある。

自宅や勤務先から近い

自宅や勤務先から比較的近い場所に探偵事務所の支社や支店があるかどうかも、事務所選びの1つのポイントだ。探偵事務所に調査を依頼すると、調査員と顔を合わせて調査状況について報告を受けたり、情報や証拠写真の確認などをしたりする機会も増えるため、自宅や勤務先に近い方が移動時間や交通費の負担を抑えることができる。

ただし、自宅に近すぎる場所だと、事務所に入るところを近所の人に見られ、調査を依頼していることが知られてしまうリスクもあるので、生活圏から少し外れた事務所を選んだ方がいいだろう。

スタッフ・拠点が多い

大手探偵事務所には、カウンセラーも含めて数十人から百人近いスタッフを抱えているところもある。スタッフが多いということは、それだけ調査依頼がたくさんきているという証拠だし、難易度の高い調査や、クリスマスなどの繁忙期にも十分な人員体制を組んで調査に当たることができる。

また、探偵事務所が日本各地に拠点を持っていれば、広範囲の調査でも各拠点が連携して対応することができる。例えば、ターゲットが出張や旅行に行った時などでも、各地の調査員が協力し、調査を引き継ぎながら尾行を続けられるので、調査員の出張費・宿泊費がかからずに済み、調査費用を抑えることも可能になる。

調査機材が充実している

慰謝料の請求などの際に、浮気を立証するためには、浮気相手との密会シーンを鮮明にとらえた写真や動画などを提出しなければならない。しかし、浮気相手と会うのは夜間が多い上、ラブホテルの出入り口などは照明が抑えられているので、暗がりの中でパートナーと浮気相手の顔をはっきりとらえることが求められる。

そのため、調査能力の高い探偵事務所であれば、望遠カメラや暗視カメラなど高性能の機材と、高度な撮影スキルを備えているはずだ。高性能なボイスレコーダーなら「ホテルで会いましょう」といった際どいセリフの囁きもしっかり記録できることもある。事務所を訪れた際には、調査に使用する機材を見せてもらった方がいいし、機材はあっても調査で使いこなしていないケースもあるので、機材の使用方法についても質問してみよう。

価格設定が明確

状況によっては、浮気調査が予想以上に難航することもある。そういう場合に、価格設定が曖昧だったり、調査のやり方が的外れなものだったりすると、時間ばかりかかって費用がどんどん膨らんでいくことにもなりかねない。そのような不安を持つことなく調査を依頼するために、料金がリーズナブルなだけでなく、調査方針や追加料金などが明確になっている事務所を選ぶべきだ。

ホームページで「格安料金」を謳っている事務所もあるが、きちんとした調査を行うには、それなりの人手や時間をかけなければならない。それにもかかわらず、相場に比べてあまりにも安い料金を提示しているのであれば、まともな調査をする気がないか、後から高額な追加料金を請求してくることも考えられる。

きちんと説明してくれる

中には、追加料金を稼ぐために故意に調査期間を延ばそうとする悪質業者もいる。そういう業者は、詳しい説明もなく、「あと少しで証拠がつかめる」などと出まかせを言って契約を延長させる可能性もあるので、中間報告や調査が上手くはかどらない時の説明・相談もきちんとしてくれる事務所を選ぼう。

また、探偵事務所は契約する際に、業務内容や支払い、契約解除などについて記した「重要事項説明書」を用意し、説明を行う義務があるし、事務所以外の場所で契約を行う場合は、一定期間の間、契約解除ができる「クーリングオフ」に関する事項を契約書に記載しなければならない。これらの規則がきちんと守られているかどうか、チェックすることが必要だ。

違法捜査をしない

探偵は、探偵業法で認められている方法で調査を行わなければならない。例えば、探偵がターゲットの自宅や車に盗聴器やGPSを仕掛けるのは違法行為だ。依頼者自身が、ターゲットと一緒に住んでいる家に盗聴器を取り付けたり、家族名義の車にGPSを設置したりするのは問題ないが、相手がパートナーであっても、本人の同意なくカバンにGPSを忍ばせる、スマホに居場所チェックアプリを入れるといったことをすると罪に問われる可能性がある。どこからが違法か、という違法性の判断は素人には難しい。

それを承知でGPSの使用を強要したり、ハニートラップなどを使った「別れさせ工作」を勧めてきたりする探偵の口車に乗ると、トラブルになる恐れがあるので要注意だ。もし違法な工作がバレた場合は、浮気相手から逆に訴えられる可能性もゼロではない。

調査終了後の後払いが可能

面談の際に、きちんとした見積もりを出してくれるか、料金を後払いにできるかという点も確認しておきたい。先払いしかできない場合、調査結果に不満を感じても返金してもらえないケースが多い。また、先ほどお伝えしたように、故意に調査を長引かせておいて、高額な追加料金を請求してくる業者もいる。

トラブルを避けるためにも、調査結果について納得した上で支払いができる探偵事務所を選んだ方が安全だし、契約時に追加料金についても取り決めておくことが重要だ。

調査報告書のレベルが高い

調査が完了すると、探偵はその内容を取りまとめた調査報告書を依頼主に提出することになっている。レベルの高い調査報告書であれば、ターゲットの行動が詳細に書かれているほか、浮気の現場を押さえた写真や映像のデータが記録されているDVDなども添付されており、裁判でも法的に有効な証拠として認められる可能性が高い。 探偵事務所によっては、ホームページで調査報告書のサンプルを公開しているところもあるし、面談の際にサンプルを見せてもらえように頼んでもいい。それを見れば、その事務所がどれぐらいの調査能力を持っているのか、おおよその見当もつくだろう。

弁護士や警察OBと連携している

調査能力だけでなく、探偵事務所が持っている人脈やネットワークも、依頼先を選ぶ上での1つのポイントになる。浮気調査の実績が豊富な事務所には、弁護士や警察OBなどとの協力体制ができているところもあり、専門的なアドバイスや法律面でのバックアップを得ながら、トラブルなく円滑に調査を進めるため、依頼者も安心して調査を任せることができる。

また、離婚や慰謝料を請求する場合は、調停や裁判になる可能性もあるが、それについても弁護士からアドバイスをもらうことで、事前にどのような準備をすればいいのか把握することができる。

まとめ

「浮気調査はパートナーへの裏切りではないか」「パートナーは無実かも知れないのに、調査に大事な貯金を使っていいのか」。このような罪悪感から、探偵に浮気調査を依頼するのをためらう人もいる。しかし、事実関係を明らかにしないままでいれば、いつまでもわだかまりが残り、かえって夫婦の信頼関係を損なうことにもなりかねない。その点、きちんと調査をして、浮気が事実であることがわかれば、話し合って夫婦関係を修復したり、慰謝料を請求することができるし、疑いが晴れれば、安心して夫婦生活を続けることができる。 また、探偵に対してネガティブなイメージを持っている人もいるかも知れないが、ほとんどの探偵は、依頼主の気持ちや立場を守って合法的な調査をし、求められた成果を出す。ただし、手抜き調査や違法調査を行った挙句、高額な料金を請求する悪徳業者も、少数ながらいるのも事実だ。 うわべだけのセールスコピーをうのみにして、そういう業者に調査を任せると、後々トラブルになる恐れもある。面談などで調査体制や仕事内容もしっかりチェックし、信頼できる探偵事務所を選ぶようにしよう。

監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣

2001年11月
司法書士試験合格
20023月
法政大学法学部法律学科卒業
20044月
中央大学法科大学院入学
20063月
中央大学法科大学院卒業
20069月
司法試験合格
2007年12月
弁護士登録(新60期)
20081月
AZX総合法律事務所入所
20105月
平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
20132月
伊倉総合法律事務所開設
2015年12月
株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
2016年12月
株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
20203月
社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
2020年10月
株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
20216月
社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
20224月
HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)

※2023年11月16日現在

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