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浮気/不倫の疑い絶対許せない! 前妻と浮気する夫の特徴と対策は?

前妻と浮気する夫

出会いメディア「e-venz」が、20歳以上の男女1000名にアンケートを取ったところ、「元恋人と復縁した経験がある」と答えた人は14%に上った。1度離婚した夫婦が復縁再婚する割合は、もっと少ないだろうが、それでも前妻・前夫とヨリを戻したいと思う人は一定数いるはずだ。 実際、気持ちのすれ違いなどから衝突し、お互いつらい思いを抱え、感情に任せて離婚したものの、しばらくして冷静になってみると、相手の良いところも思い出され、別れたことを後悔したという人も多い。特に男性は、未練を引きずりやすい生き物で、別れたあとすぐ次に行ける女性に対し、なかなか気持ちを切り替えることができない傾向がある。 もちろん、別れた2人がまだフリーのままなら、ヨリを戻すことに問題はない。しかし、すでに再婚しているのだとしたら大問題だ。前妻と再び関係を持とうとする夫の特徴や心理、夫が浮気をしている時の兆候、浮気に気づいた時に取るべき行動などを紹介する。

夫が前妻と会う理由

夫に前妻と会ってほしくないと思っている再婚女性も少なくない。もちろん、前妻との間に子供がいれば、その子の気持ちもあるので、面会に行くのは仕方ないと頭ではわかっているだろう。しかし、心の中では、すべての愛情を自分に向けてほしいと望んでいるし、1度は前妻と愛し合って結婚したのだから、自分が見ていないところで会っているうちに、ヨリが戻ってしまうかも知れないと不安にもなるはずだ。

また、夫の方は離婚してすべて片付いたつもりでも、前妻の方はそう思っていないという場合もある。夫が前妻と会う理由をピックアップする。

息子、娘に会いたい

夫と前妻の間に子供がいる場合、純粋に子供に会いたいからという理由で前妻のところに行っているということは十分あり得る。子供が小さい場合、離婚する際の取り決めで、前妻が子供の親権を持つケースが多いので、夫は子供と離れ離れになってしまう。

そのため、子供と離れて暮らしている親には、子供と定期的に会って一緒に過ごすことができる「面会交流権」が法律で認められており、特別な理由でもない限り、面会を止めさせることはできない。

また、面会交流権は、親だけでなく子供の権利でもあり、子供が望めば離婚した親に会うことができる。親は離婚したとしても、自分には変わらず愛情を注いでくれるのだという確認ができるのは、子供の心身の発育にとっても大切だ。たとえ、夫が前妻と会うのが気に入らないとしても、子供の将来のことを考えれば、やむを得ないところだろう。

金銭的な話し合いをするため

離婚する際には、「財産分与」という手続きが必要になる。財産分与とは、婚姻中に夫婦が協力して築いた財産を離婚時に清算・分配することだ。財産分与の対象には、夫婦の共同名義で購入した不動産、夫婦の共同生活に必要な家具や家財、預貯金や車、有価証券、保険解約返戻金、退職金など、さまざまなものが含まれる。

家や車など、分割できない資産については、一方がそれを所有する代わりに相手が受け取るべき金額を支払うというやり方や、資産を売却して利益を分割するというやり方もあり、財産分与のやり方や支払方法について詳しく取り決めなければならない。離婚時にその話し合いが終わっていない場合や、誓約書という形になっていない場合は、前妻と会って協議を続けなければならなくなる。

また、養育費についても、協議が必要になることがある。養育費の金額や支払方法にはこれといった定義がないので、揉めるケースもあるし、途中から養育費を支払わなくなるケースも少なくないからだ。

前妻に未練がある

人は、何かを失ったあと、初めてその大切さに気づく時がある。離婚後もそういうことがよく起こり、喧嘩別れをした場合やマンネリ化が原因で別れた場合には、前妻の良いところや家族団らんの楽しさなどに後から気づかされ、自分が失ったものの価値を再認識して後悔したりする。そういう未練が残っていると、何か口実を設けて前妻に会いに行くということも考えられる。

また、自分の思いやりのなさや浮気、借金などが原因で前妻と別れたような場合、離婚後に夫が「なぜあんなことをしてしまったんだろう」と自分の犯した過ちを深く反省することもある。その後悔が大きいと、前妻に会って自分がしたことを謝罪したい、相手に償いたいという気持ちが生まれてくる。そして、会って話したことがきっかけで、前妻ともう一度やり直したいと夢みたいなことを考えるようになる可能性もあるのだ。

前妻と話がしたい

元々夫婦仲が悪かったわけではなく、離婚後も前妻と友達同士のような関係を続けている夫もいる。そういう夫は、前妻とよく会って、食事をしたり飲みに行ったりすることもあるだろう。

前妻は、夫の性格や考え方もよく知っているはずだし、世話好きな女性であれば、夫が困っている時に相談相手となり、アドバイスをしてくれるかもしれない。また、離婚しても子供の成長を見守ることは共通の責任なので、子供が何かトラブルを抱えていたら、2人で相談して解決しようと思うのも無理のない話だ。

逆に、前妻が病気や金銭トラブルで生活が苦しくなり、夫に相談するというケースもある。そういう時、気の優しい夫だと、前妻を助けたいと思うだろうが、たびたび相談に乗っているうちに焼け木杭に火がついて、ヨリが戻ってしまう危険性もあるので気をつけなければならない。

前妻からのアプローチ

前妻の方が夫に未練を持っている場合もある。本当に困っているわけではないのに、夫と復縁したいという下心から、「子供のことで相談がある」などとたびたび連絡してきて、夫と会おうとする。夫が迷惑そうな顔をすれば、「子供の将来がどうなってもいいの?」と脅しめいた言葉で面会を迫ってくるかもしれない。

また、そういう強引な形でなくても、前妻が夫と同じ職場で働いているような場合、顔を合わせる機会もあるだろうし、一緒に残業や仕事の相談などをしていると気持ちが再び近づいてしまうことも考えられる。

一方、「元夫婦なのだから、離婚しても夫が前妻に協力するのが当然」という考えを持っている女性もいて、ちょっとした用事で車を出させたり、力仕事を手伝わせたりしようとする。夫が押しに弱い性格であれば、前妻にいいように利用されてしまう可能性もある。もちろん、そんな理不尽な話はないので、前妻の行動が目に余るようなら、夫と3人できちんと話し合うべきだろう。

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前妻に未練がある夫の特徴

前妻に未練がある夫

前妻とはきっぱり別れ、自分を生涯の伴侶として選んでくれたはずの夫に、まだ前妻への気持ちが残っていると知ったら、深く傷つくだろう。男は元々未練がましい生き物だが、その傾向が特に著しい、いわばけじめをキチンとつけられない者もいる。また、前妻への気持ちを断ち切れない理由として、結婚時や離婚時の経緯が絡んでいる可能もある。

前妻に未練を持ちやすいのは、どんなタイプの夫だろうか? また、そういう夫は、どんな態度を見せるのだろうか? 前妻に未練がある夫の特徴を紹介する。

大恋愛して結婚した

既婚・未婚に限らず、自分の方はまだ相手が好きなのに、一方的に振られて別れることになった場合、どうしても未練は残るものだ。特に、前妻と大恋愛の末に結婚したとか、前妻に一目ぼれして何度もアプローチしてやっとプロポーズを受けてくれたというようなケースでは、いつまでも心の整理がつかないことがある。

結婚前に片方の愛情だけが圧倒的に深い場合、結婚してから相手の気持ちが次第に冷めていくこともよくあるし、夫の猛烈なアプローチに根負けして結婚したものの、一緒に暮らすうちに夫と相性が合わないことや、自分が夫に愛情を感じていないことに気づく人もいるだろう。

そして、夫との生活に耐えられなくなると、別れを切り出すことになるのだ。一方、夫の方はお互い愛し合って結婚したと思い込んでいるので、離婚に納得がいかず、心の隅にまだ前妻とやり直せるのではないかという思いが残ったままになる。

前妻に不倫されて離婚した

前妻に不倫されるなど、相手に裏切られて離婚した夫も、未練を残しがちだ。妻の不倫を知って逆上し、相手の話も聞かずに問答無用で離婚したものの、しばらくして冷静になってみると、まだ前妻への気持ちが残っていることに気づき、「なぜきちんと話し合わないまま、別れてしまったんだろう」と後悔する夫も少なくない。

また、信頼していたパートナーに不倫された人は、自分の存在を否定されたような気分になり、トラウマを抱えることもある。そういう人は、例え愛情はなくなっていたとしても、「なぜ自分を裏切ったのか」と元パートナーへのわだかまりを持ち続けるだろうし、新たなパートナーができても「また裏切られるのではないか」と不安をぬぐい切れないだろう。

過去の恋愛を引きずるタイプ

女性と比べ、男性には過去の恋愛を引きずりやすい傾向が見られる。男性は、気持ちの切り替えがなかなかできず、過去の幸せに目を向けがちなのだろう。そのため、離婚を経験した夫は、再婚相手と喧嘩するなど何か嫌なことがあると、目の前の問題に向き合う代わりに「前妻との暮らしの方がよかった」と過去の思い出に逃げ込もうとする。

また、前妻と住んでいた家の近くを通ったり、2人が出会った場所、旅行で訪れた土地などに行ったり目にしたりすると、前妻と過ごした楽しい思い出がよみがえり、その時の自分に戻りたくなることもある。そういう気持ちが高まると、前妻にもう1度会いたいと考え始めるようになるかも知れない。

前妻を美化している

思い出に浸りたがる人は、嫌なことは忘れ、楽しかったこと・幸せだったことばかり覚えている場合が多い。そういう人の心の中では、前妻の影響力は強く、実際の体験がデフォルメされ、過去が美化されていく。このタイプの夫が離婚して、前妻としばらく会わないでいると、前妻の嫌なところはすっかり忘れ、良いところだけ思い出すようになる。離婚するからにはお互い相手に不満があったはずなのに、それが記憶から消えているわけだ。

そして、夫の頭の中で前妻のイメージがどんどん美化されていった結果、「自分はどうしてあんないい女を手放したのだろう」と、離婚したことを後悔しだす恐れもある。

前妻との写真や思い出の品が捨てられない

夫の態度などから、前妻への未練をどれだけ持っているかがわかることもある。例えば、前妻との写真や思い出の品の扱い方だ。子供の写真ならまだ許容できるが、前妻とのツーショットをいつまでもスマホに保存しているのを不快に感じる女性もいるだろう。ましてや、夫がその写真を時々眺めているとなれば、前妻への未練が残っているのだと疑われても仕方がない。

また、前妻からもらったプレゼントなどを、ずっと捨てない夫もいる。もちろん、ただの不精から捨てないだけなのかもしれないが、思い出の品をパートナーに見られないように丁寧にしまっているのだとしたら、前妻への未練を断ち切れていないのかも知れない。

会話の中によく前妻の話が出てくる

夫から、前妻との思い出話などを聞かされていい気分がする女性は少ないだろう。しかし、夫に前妻への未練が残っている場合、何かの拍子に前妻の自慢話や、前妻についての楽しい思い出を語りだすことがある。例えば、仲間内で食べ物や趣味の話をしている時に、「元嫁もそれが大好きだったよ」と口をはさむといった調子だ。本人は意識していなくても、心のどこかでまだ前妻に好ましい感情を持っていて、そうした発言をつい繰り返してしまう。

だが、そういう時に一々目くじらを立ててもしょうがないし、前妻の悪口を言ったりすると自分にとってマイナスになることもあるので冷静に対処しよう。

前妻の得意料理を作らせようとする

無神経な話だが、前妻の得意料理を再婚相手に作らせようとする夫もいる。前妻と性格は合わなかったが、味の好みだけは合っており、前妻の作った料理の味が忘れられず、その料理を再現させようというのだ。夫にこういう要求をされたら、「自分の料理が口に合わないのか」と、いい気分はしないだろうし、「前妻に未練があるのか」と心配になったりもするだろう。

しかし、こういうケースでは、必ずしも前妻に未練があるわけではなく、ただ料理に未練があってわがままを言っていることも多いので、あまり神経をとがらせる必要はないかも知れない。

子供にも前妻にもプレゼントを贈る

子供が前妻のもとにいる場合、誕生日やクリスマスなどの公開のイベントに合わせて、プレゼントを贈ることもあるだろう。父親として、子供に何かしてやりたいという気持ちは大切だし、子供にとっても父親の愛情を確認できる機会となるので、その行為自体は決して悪いことではない。

しかし、子供へのプレゼントと一緒に前妻にもプレゼントを贈っていたとしたら話は別だ。女手一つで子供を育ててくれている前妻に対して、感謝の気持ちで贈り物をしていることも考えられるが、前妻の喜ぶ顔を見たいためにそうしている可能性もあるので油断できない。

SNSでつながっている

離婚後も、夫が前妻とSNSでつながっているようなら、前妻に対する未練が断ち切れないでいる可能性も考えられる。別れた後に新しい恋人ができたかどうかなど、前妻の近況が気になるので、SNSで確かめたいという気持ちが働いているかも知れないからだ。

さらに、SNSをチェックするだけでなく、コメントやリツイート、イイネなどのアクションをしている場合は、一層危険度が高くなる。前妻に自分の存在を忘れ去られることを恐れ、縁を切りたくないという思いからそういう行動を取っているケースもあるので、夫のコメントが見られるなら、チェックしておく方がいいだろう。

浮気をしているかもしれないサイン

スマホを手放さない夫

前妻に未練があるというだけなら、まだ我慢のしようもあるが、実際にそれが浮気に発展したとなったら大ごとだ。だが、夫が浮気をしているかどうか、どうやって判断したらいいかわからないという人も多いだろう。確かに、子供に面会に行くとか、養育費について打ち合わせをするとか、いろいろな口実を作って会いに行けるので、前妻との浮気はカモフラージュしやすい。

しかし、浮気を続けていれば、いくら上手くごまかしていても、きっとどこかにそのサインが表れる。ただ事務的に前妻と会っている時とは違い、パートナーを裏切って浮気をしているというやましさや、浮気に気づかれるのではないかという不安が、行動や態度に反映されるからだ。前妻と浮気している夫に見られるさまざまな兆候をピックアップする。

前妻と会う頻度が多い

毎週のように前妻と会っているなど、接触する頻度があまりに多いような場合は、気をつけなければならない。子供にトラブルが起きているような時はいざ知らず、財産分与や養育費についての話し合いのために、そこまで頻繁に前妻と会う必要はないからだ。

もちろん、前妻に何か困りごとがあって、相談するために夫と会っているというケースはある。しかし、冒頭の章で述べたように、前妻の方が夫に未練を残していて、ヨリを戻したいために呼び出していることも考えられる。

また、本当に前妻が困っているのだとしても、夫がそういう人を放っておけない性格だと、相談に乗っているうちにまた前妻に気持ちが傾いてしまうかも知れない。いずれにしても、前妻に会う頻度が多すぎると感じたら、なぜそんなに会わなければならないのか、夫に理由を尋ね、ごまかしたりつじつまが合わない回答をしたりするようであれば、浮気を疑った方がいいかもしれない。

帰宅が遅い

もし、夫と前妻がヨリを戻し、体の関係にまでなっていたのだとすれば、2人が会っている日は帰宅が遅くなることが考えられる。体の関係があれば、ラブホテルなどで過ごす時間が必要になるため、話し合いだけで終わるような時間には帰れない。子供と一緒に食事をしたのなら、夕食の時間には間に合わないとしても、帰宅が夜更けになることはないだろうし、夫が「今日も子供と過ごす」などと頻繁に面会に行くようであれば、それも不自然な話だ。

また、前妻のことは口にせず、「残業で遅くなる」と言って密会を重ねるケースもある。仕事は浮気のカモフラージュに使われやすいので、今まで残業が少なかった夫が、急に残業するようになったら要注意だ。

スマホを手放さない

夫が、肌身離さずスマホを持ち歩くようになった時も、注意しなければならない。前妻との連絡にはLINEやメールが使われるだろうが、単に事務的なやり取りをしているだけなら何も気を遣う必要はない。しかし、浮気の連絡をしているのだとしたら、その内容を人に見られるわけにはいかないので、スマホをトイレにまで持ち込むようになったり、必ずロックをかけるようになったりする。

また、LINEなどは、ロックをかけてもメッセージが届くと通知が表示されるため、それを読まれないようにいつもスマホを伏せて置くようになるという変化も現れる。

さらに、電話がかかってきた時に、今までならすぐに電話に出ていた夫が、周りに人がいる時には電話に出なかったり、別の部屋に行ってから電話に出るようになることがある。仕事の話や前妻との事務的な話だけなら誰に聞かれてもいいはずなので、何かやましい話をしているのかも知れない。

お金の使い方が変わった

前妻と会って話をするだけなら、コーヒー代ぐらいしかかからないだろうが、浮気をするとなると、ホテル代やデート代、プレゼント代など、いろいろ出費がかさむようになる。そのために、ボーナスを使ったり、貯金を下ろしたりするなど、夫の金遣いが急に荒くなるケースがある。もちろん、浮気のための費用と言うわけにはいかないので、「職場の飲み会が増えた」などといった口実を設けるだろう。

また、浮気の費用を捻出するために外食を止め、弁当を作って小遣いを節約したり、もっともらしい理由をつけて小遣いを値上げさせようとする夫もいるので、お金の使い道はしっかりチェックしなければならない。

車の中の様子がおかしい

車を持っている夫は、前妻とラブホテルなどに行くためにその車を使う可能性がある。前妻と街で会って話すだけなら車は必要ないはずだから、毎回車で前妻に会いに行くのだとしたらかなり怪しい。また、別の用事にかこつけて車で出かける夫もいるだろう。その場合、前妻を助手席に乗せていれば、自分が乗っている時とは椅子の位置や角度が変わっていたり、違う香水の匂いがするなどの痕跡が残っているかもしれない。

さらに、ドライブレコーダーやカーナビに、前妻との親密な会話やラブホテルへの走行履歴が記録されている場合もあるので、車内の様子がおかしいと感じたら、チェックしてみてもいいだろう。

浮気を疑った時にやるべきこと・やってはいけないこと

浮気の証拠

夫が前妻と浮気し、復縁再婚でもすることになったら、これから夫と2人で描いていくはずだった未来図もすべて水の泡になってしまう。何とかして夫の目を覚まさせ、浮気を阻止しなければならない。

しかし、夫が浮気しているのではないかと気づいても、慌てて問い詰めるようなことをしてはいけない。夫が素直に浮気を認めるとは限らないし、感情的になって行動すると後々自分が不利な立場に立たされてしまう可能性もある。また、強引に関係を解消させようとしたり、前妻に仕返しをしたりすれば、大きなトラブルに発展することにもなりかねない。

浮気の疑いを抱いた時に、まずやるべきことと、やってはいけないNG行為について解説する。

自分の気持ちを夫に伝える

夫と前妻の関係が気になっているのなら、自分の気持ちを夫にきちんと伝えよう。前妻とのヨリが戻ってしまうのではないかと不安に感じていることや、夫が前妻に会いに行ったり、前妻との思い出話を楽しそうに話したりするたびに、仕方のないこととわかっていてもつらい気持ちになってしまうことを話してみよう。

実際、パートナーがそういう思いをしていることに気づいていない夫も多く、話を聞いて初めて理解し、必要な時以外には前妻の話や面会をしないように態度を改めてくれるケースもある。また、前妻に未練があると感じた場合でも、それを責めるのではなく、夫が自分との未来に目を向けるように、居心地のいい家庭環境を作ろう。

新しい思い出を作る

前妻との思い出をなかったことにすることはできない。しかし、これから2人で新しい思い出を作っていくことはできる。夫の趣味に付き合ったり、オートキャンプなど今までやったことのない趣味にトライして、一緒に楽しむようにするのもいいだろう。こうしたことは繰り返すことが大切だ。

そういう共通の体験をすれば、夫婦の会話も弾むし、お互い相手の新たな魅力を発見することもあるはずだ。前妻の影に惑わされず、2人の暮らしを楽しいものにするための計画や工夫を考えていこう。

浮気の証拠をつかむ

夫が前妻と浮気しているのではないかと気づいた場合は、まずその確実な証拠を押さえなければならない。子供のことについての相談など、2人で会う理由はいろいろ作れるので、前妻との浮気はごまかしやすい。証拠もなく夫を問い詰めても、言い逃れされるだけだ。

しかし、確実な証拠をつかんでそれを公開して突きつければ、夫も観念するしかない。自分の過ちを認め、これからどうするか、夫婦できちんと話し合うことができるだろう。また、法的に有効な証拠があれば、慰謝料を請求する際に交渉や裁判を有利に運ぶこともできる。

法的に有効な証拠とは、夫と前妻がラブホテルなどに出入りしているところを写真や動画でとらえたものだが、そのためには、高度な尾行・張り込み・撮影スキルが求められる。決定的シーンを押さえたいなら、探偵社などの浮気調査のプロに依頼した方がいいだろう。

夫を責め立てない

前妻との浮気が事実であることがわかっても、逆上して夫を責め立てるようなことをしてはいけない。売り言葉に買い言葉で、お互いにどんどん感情が高ぶって、理性的な判断ができないまま離婚してしまう可能性もあるからだ。「私と元嫁とどっちを取るの!」などと迫るのも止めておこう。

浮気問題を解決したいなら、まずは夫婦で冷静に対話し、お互いにどんな不満や不安を抱えているのか、なぜ前妻と関係を持ってしまったのかを本音で話し合うべきだ。たとえ離婚することになったとしても、浮気の原因がはっきりしないまま別れると、自分も夫も後々未練や後悔に苦しむことになりかねない。

前妻を攻撃しない

前妻に腹を立てる気持ちはわかるが、ひどい悪口を言うのは控えよう。前妻をヒステリックに非難し続けると、自分自身の人格や価値を貶めることになり、逆に夫の気持ちが離れて行ってしまうかも知れない。ましてや、仕返しや嫌がらせは絶対にしてはならない。

浮気していることを前妻の勤め先に知らせたり、SNSなどで公表したりすると、名誉毀損罪に問われるほか、侮辱罪を適用される恐れもある。また、「痛い目にあわせる」などと相手を脅せば脅迫罪になるし、水をかけたりしただけでも暴行罪に問われる可能性があり、自分が不利な立場に立たされるだけだ。

浮気問題の解決には、浮気相手の気持ちを理解することも大切なので、怒りは抑えて、前妻と2人、もしくは夫を含めた3人で話し合うことも考えよう。

慰謝料を請求する

前妻が夫に未練を持っていて不倫関係を止めようとしないといった状況であれば、今の夫との生活に害を加えた損害賠償として、前妻に慰謝料を請求して手を引かせよう。相手が慰謝料の支払いも拒否した場合は、内容証明郵便を相手に送るという方法がある。内容証明郵便とは、慰謝料の支払いや交際中止を求めた文書の内容を郵便局が証明してくれるもので、裁判の際にも、事前にそういう通知を行っていたという証になる。

また、実際に裁判になった時は、不倫の現場を押さえた証拠写真や動画を提出すれば、優位に立つことができ、勝訴すれば相手は慰謝料を払わざるを得なくなる。ただ、通常は、裁判になるかも知れないとわかった時点で相手がひるみ、不倫関係を解消するケースが多いので、内容証明郵便を送るだけで効果があるはずだ。

まとめ

夫と前妻の間に子供があれば、面会や養育費についての話などで、前妻と会わなければならない場面も出てくるだろう。それだけなら問題はないが、夫が前妻に未練を残していたり、子供と一緒に暮らしたいと思っていたり、逆に前妻から言い寄られたりすると、ヨリを戻したいと思い始めるかも知れない。そして、その思いがエスカレートすると、浮気に発展する危険性が出てくる。 もちろん、相手が前妻であれ誰であれ、浮気は許される行為ではないし、そのまま放置しておいたら夫を前妻に奪われかねない。そのため、浮気の可能性があるなら、早く手を打つことが必要だが、浮気のサインに気づいてもあくまで冷静に対処しなければならない。 感情に任せて行動すると、夫婦関係が悪化するばかりか新たなトラブルを生むリスクもあるからだ。まずは浮気の確実な証拠をつかみ、事実関係を明らかにし、認知させた上で問題解決を図ろう。

監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣

2001年11月
司法書士試験合格
20023月
法政大学法学部法律学科卒業
20044月
中央大学法科大学院入学
20063月
中央大学法科大学院卒業
20069月
司法試験合格
2007年12月
弁護士登録(新60期)
20081月
AZX総合法律事務所入所
20105月
平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
20132月
伊倉総合法律事務所開設
2015年12月
株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
2016年12月
株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
20203月
社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
2020年10月
株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
20216月
社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
20224月
HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)

※2023年11月16日現在

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