その他夫婦すれ違いの原因を掴んで浮気・離婚危機を乗切れ
「新婚当初は家庭円満だったのに、最近夫婦関係がギクシャクしてきた」「なんだかパートナーの態度が冷たくなった気がする」……結婚生活を続けるうちに、このような漠然とした不安を感じる夫婦もいるだろう。それが、気のせいだったり、一時的な感情のもつれなどであればいいが、もっと根深いところに問題があり、そのせいで夫婦の気持ちや考え方にすれ違いが生まれているのだとしたら見過ごすわけにはいかない。 すれ違いをそのままにしておくと、夫婦の間にできた亀裂が広がっていき、取り返しのつかない事態に発展する危険性もあるからだ。それを避けるためには、すれ違いが起きていることにいち早く気づき、問題解決を図らなければならない。すれ違いが招くリスクや、すれ違いが起きる原因、夫婦関係を修復するための方法などを紹介する。
すれ違い夫婦の特徴とリスク
そもそも、『夫婦のすれ違い』とは、どんな状態のことを指すのだろうか? 顔を合わせる時間がほとんどないというのも、確かにすれ違いではあるが、物理的なすれ違いだけがすべてではない。例えば、妻が「仕事も家事もしっかり両立できて、夫婦のコミュニケーションも取れている」と思っていても、もしかすると夫は「妻がいつも忙しそうにしていて、コミュニケーションが取れない」と不満を募らせているかもしれないのだ。すれ違いとは、という事例と、それが引き起こすかもしれないリスクを列記したので、思い当たることがないかチェックしてみてほしい。
夫婦で過ごす時間が減っている
物理的なすれ違いで多いのが、夫婦の帰宅時間が違うというケースだ。平日、夫婦のどちらかが仕事で忙しく、残業が続いているような状態だと一緒に夕食を取ることができなくなる。残業で遅くなれば、外で夕食を済ませてしまうこともあるだろうし、奥さんが料理を作っておいてそれを各々別の時間に食べるという場合もあるだろう。食事の時間は家族が顔を合わせ、会話をする時間でもあるので、その機会が減れば、その分コミュニケーションも減ってしまう。
また、普段仕事が忙しすぎると、休日は家で休む以外のことはしたくないという人もいる。一緒に買い物や外食を楽しみたいと思っていても、パートナーがその気にならず、一日中家でゴロゴロしているようなことが続くと、寂しい気持ちや不満がどんどん溜まっていく可能性もある。
コミュニケーションが減った
お互いの考え方や性格の違いから、夫婦喧嘩になる時もあるだろう。それがたまのことであれば問題はないが、いつも口喧嘩が絶えない状態だとリスクが高まってくる。口喧嘩をしている時は、お互いに気持ちがヒートアップしているので、相手の言葉に冷静に耳を傾けることができず、自分の意見の正さだけを主張し続けることも多い。その結果、相手を理解しようとしないばかりか、強い敵対心を抱くことになる。さらにそういう日々が続くと、『口を開けば喧嘩になる』ため、お互いに必要なことしか口にせず、夫婦らしい会話もしなくなっていくかもしれない。夫婦喧嘩すらしなくなったような状態では、気持ちを通じ合わせるのは難しいだろう。
パートナーより仕事や子供のことを優先している
特に男性に多く見られるが、仕事人間で家庭を顧みないようであれば、すれ違いは避けられない。残業や休日出勤が続けば物理的なすれ違いが起きるし、休みの日も仕事のことで頭が一杯で、会社の人と頻繁にメールのやり取りなどをしているようだと家族サービスも後回しになり、夫に対する不満が募っていくだろう。一方、女性の場合は、子供が生まれると、当然のことながら子育てに追われることになる。子供が小さい頃は付きっ切りで世話をしなければならないし、学校に上がって習い事やスポーツを始めれば付き添いも必要になる。共働きであれば、平日は仕事、休日は子供の付き添いで忙しく、夫婦の時間が取れなくなってしまう可能性もある。
一緒にいるとイライラする
新婚結婚当初はまったくそんなことはなかったのに、最近パートナーの何気ない一言や、一挙手一投足にイラッとすうようになったと感じているのであれば要注意だ。パートナーが何をしてもイライラしてしまうのは、コミュニケーション不足で自分の真意が相手に伝わっていなかったり、相手の言動が自分の価値観とズレていたりして気持ちのすれ違いが起きているせいである場合が多い。また、結婚生活を続けるうちに、パートナーの嫌な部分が見えてくる場合もあるし、自分の価値観が変わって相手のことを生理的に受け付けられなくなることもある。それを相手が理解していなかったり、逆に相手も自分に対していろいろ不満を抱えていたりすると、気持ちはますます離れていくだろう。
パートナーに対する関心が薄れている
「愛の反対は無関心」と言われる。パートナーに怒ったり、イライラしたりする段階も通り越してしまうと、相手に対して無関心になり、家に居ても居なくてもどうでもよくなってくる。夫婦の愛情が完全に薄れてしまった状態だ。こうなると、たとえ物理的なすれ違いがなく、夫婦が顔を合わせる時間がたくさんあったとしても話し合いをしようという気にさえならない。お互い、『相手に何を期待しても無駄』と決めつけているので、コミュニケーションを取って夫婦関係を改善しようとも思わないし、なるべく干渉されずに一人で気ままに過ごしたいと考えるようになっている。これはもう、すれ違いというより、家庭内別居と言った方がいいかもしれない。
セックスレスになっている
セックスの頻度について、夫婦双方が満足していれば問題はない。しかし、夫婦の一方にはその欲求があるのに一方が拒否している場合は、お互いにストレスや負担を感じるようになってしまう可能性がある。パートナーから求められても、自分は応じたくないと思うのだとしたら、そこにどんな原因があるのだろう? ただ仕事で疲れているという時もあるだろうが、いつもその気にならないのであれば、パートナーへの不満が溜まって愛情が薄れてしまっていることも考えられ、問題の根は深い。パートナーにしても、自分が求めてもいつも相手に拒否されるようだと、『もう自分に愛情を感じていないのではないか』と不安を抱くようになるかも知れず、夫婦関係に亀裂が入りかねない。また妊娠中にセックスに物足りなさを感じる男性もいるようだ。こんな時は妊娠から離れて、生まれてくる子供やこれからの子育てのことを話し合い、新たな目標を作るのも効果がある。
すれ違いが原因で浮気に走る
これまでに紹介したようなすれ違いの状態が続くと、夫婦の気持ちが離れ、ストレスや孤独を感じるようになる場合も多い。夫婦関係が冷え込んで、帰宅するといつも文句を言われるようであれば、家に帰るのが次第におっくうになり、どこか別の場所に安らぎを求めたくもなるだろう。また、寂しがり屋の人が、パートナーが全然かまってくれなかったり、時間が合わずにちゃんと話もできなかったりすると寂しい気持ちを持ったり、不安を募らせてしまうかも知れない。
そんな時、自分のことを気にかけて優しくしてくれる異性に出会うと、その相手に気持ちが移ってしまう可能性がある。セックスレスの場合も同様で、いつもパートナーに拒絶されていると、いつかその不満が爆発し、自分の欲求を満たしてくれる相手と浮気に走ってしまうことも十分考えられる。
夫婦関係が破たんして離婚する
すれ違いが続き、それを放置したままにしておくと、離婚につながる可能性も十分にある。パートナーが浮気をしている場合は、それが原因となって、夫婦の信頼関係が修復できないほど壊れてしまうことも多いだろう。また、浮気が原因でなくても、長年夫婦生活を続けるうちに相手に対する不満や、価値観・考え方のズレが我慢できないほど強くなり、一緒に暮らすことを受け入れられなくなるケースもある。特に、リモートワークが増えて夫婦で家にいる時間が長くなると、相手の欠点が目につきやすくなるので気をつけなければならない。
すれ違いが起きる原因は?
相手に対する理解不足がもとで、夫婦のすれ違いを招くことも多い。『相手はこう考えているはずだ』という思い込みや、『これぐらいのことなら許されるだろう』という過信が、相手の気持ちを傷つけている可能性もあるので要注意だ。どのような原因ですれ違いが起きるのか、詳しく見ていこう。
共働きでお互い忙しい
現代は、夫婦共働きが当たり前の時代になっているが、それぞれ仕事を持っているということ自体がすれ違いのきっかけになる場合も少なくない。仕事が立て込んでくると、残業で帰宅が遅くなるばかりか、休日にも仕事を家に持ち帰って、書類やパソコンとにらめっこという状況も起こり得る。たとえ作業はしていなくても、一日中仕事のことが頭から離れず、家族が話しかけても上の空ということもある。
そうなると、家に一緒にいてもきちんとコミュニケーションを取る機会がなく、お互いの悩みや相談ごとについて話し合うこともできない。その忙しさが、繁忙期や短期のプロジェクトのためなど、一時的なものであればまだいいが、常に忙しい状態が続いているようなら勤務形態の見直しなども必要だろう。
夜勤など生活時間のズレ
一方は夜勤、一方は早朝に出勤するという場合などは、生活時間のズレが生じる。そうなると、パートナーが寝ている時に出かける準備をしなければならず、物音で相手を起こしてしまう時もあるだろう。また、残業が多く、帰宅時間が不規則で帰りが夜遅くなることもあるという人もいる。家で待つ方にとっては、食事を用意しなければならないのに相手がいつ帰ってくるかわからない、先に寝ようとしたところに相手が帰ってきて起こされるといった具合に相手のペースに振り回され、ストレスが溜まっていくことになる。
何時ごろ帰宅できそうか、夕食を食べるか食べないかなど、できるだけ早めに伝える配慮が必要だ。また、生活時間が合わないと、顔を合わせる機会が減って気持ちがすれ違う原因にもなるため、朝や夜、どうしても顔を合わせることができない時は、メモやメールで伝言を残すようにしたい。
家事や子育ての分担
夫婦が共働きであっても、妻と夫が家事や育児を半分ずつ分担しているというケースは少なく、妻の方に大きな負担がかかっていることがほとんどだ。それをお互いが納得しているのであれば問題はないが、夫が何もしてくれないので妻が仕方なくやっていたり、夫が「家事や子育ては女性の仕事だ」とか「自分の方が稼いでいるのだから家事・育児ぐらいはそっちでやってほしい」などと考えていたりすると、夫婦の気持ちはどんどんすれ違っていく。
家事・育児をちゃんとやった経験のない夫は、その仕事が自分で思っているよりどれほど大変なのか理解できない。その誤解を改めさせるには、例えば洗濯する・干す・取り込む・畳むなど、家事・育児のどれかを丸ごと分担してもらい、大変さを知ってもらうといった工夫をしてみるのもいいだろう。
価値観の相違
人それぞれ、性格や生まれ育った環境も違うため、異なる価値観を持つのは当然だ。お金の使い方一つにしても、妻にとっては何がいいのか分からないグッズやゲームに夫が夢中になって、課金し続けるということもあるだろう。それを笑って許容できているうちはいいが、その価値観を自分にも押し付けてきたり、家計に支障が出るような独りよがりな行動をされると我慢の限界を超えてしまう場合もある。また、女性は会話によって共感し合うことを重視するのに対し、男性は会話を通じて結論を出すことを重視するとも言われる。
そのため、妻が夫にただ「大変だったね」と言ってもらいたくて悩み事を話しているだけなのに、夫は「こうすれば上手くいくだろう」と解決策を話し始め、妻がなかなか答えを出さないとイライラするといった具合に、夫婦どちらも不満を感じてしまうケースも多いのだ。
趣味や好みが違う
趣味が同じ者同士が結婚したのなら心配ないが、夫婦の趣味がまったく違っていると、休日の使い方などについて意見がぶつかることもある。例えば、一方がアウトドア派で一方がインドア派だとすると、まず外に出かける・出かけないというところから意見が割れることになる。その際、どちらかの趣味に無理に付き合わせても、相手は楽しく感じないかも知れない。そのため、次第に別々に休日を過ごすことになり、その分コミュニケーションも減ってしまう可能性もある。
また、食べ物や音楽、映画、漫画といったカルチャーの好みも、すれ違いの原因になり得る。一方が肉好き、一方が魚好きという場合、食卓に両方並べない限り、どちらかが不満を感じるだろうし、好きな芸能人が出ているテレビ番組ばかり見せられると、その芸能人に興味のないパートナーはうんざりしてくるだろう。好きな曲が異なると、コミュニケーションは活性化しにくい。
相手に対する期待が大きすぎる
いつまでも若々しくてオシャレで、仲睦まじい夫婦でいたい…誰しもそんな姿に憧れることはあるだろう。しかし、年齢とともに体形や容姿は変化するものだし、努力だけではカバーできない部分もある。パートナーの経済力や社会的地位にしても、時の運次第で期待通りの結果を得られない場合もあるのは仕方ないことだ。また、夫や妻の役割についても、完璧を求めすぎてしまうのは問題だ。
「夫ならこれぐらいしてくれて当たり前」「妻ならこれぐらいできて当然」と勝手に思い込んでいると、パートナーがそれに応えてくれない時、大きな失望を感じ、結婚したことを後悔するところまでいってしまう危険性もある。逆に、パートナーにとっても過大な期待をかけられ、いつも尻を叩かれている状態ではストレスが溜まるばかりで、解消するひまもない。
相手を尊重しない
お互いに相手のことを尊重していない場合も、すれ違いが大きくなっていく。たとえパートナーの価値観や考え方に全面的に賛同できなくても、『人それぞれに違いはあるものだ』と受け止めているのであれば問題はないが、相手の価値観・考え方を馬鹿にしたり、頭から否定するようだと喧嘩やトラブルの種になる。さらに喧嘩になった時、喧嘩の直接の原因について言い争うだけでなく、相手の人格を否定するような暴言を吐いたりすれば、夫婦の信頼関係が破たんしかねない。
パートナーに対する不満はあっても、相手の良いところは認めるという姿勢は失ってはいけないし、相手の立場に立って考える習慣も身につけたい。最初から相手をはねつけるのではなく、まずは話を最後まで聞くことで、相手も自分の存在が否定されているのではないと感じ、冷静に話し合いができる余地が生まれるはずだ。
言わなくてもわかると思っている
夫婦のすれ違いには、コミュニケーション不足が関係していることが非常に多い。結婚して何年も経つと、生活のパターンも決まってきて、あえて言葉にしなくてもお互いに何でもわかり合えているような気になってくることもあるだろう。しかし、それによってだんだん夫婦の会話が減っていき、気が付いた時には相手の考えていることがさっぱりわからなくなっていたり、長年思い込んでいたことがまったく的外れで、相手のことを完全に誤解していたのが後になって分かる場合もある。夫婦と言えど、もともと他人同士なのだし、気持ちのすれ違いはおきる。『言わなくてもこれぐらい想像がつくだろう』というのは幻想でしかないと思っておいた方がいいだろう。
夫婦円満になる秘訣は?
気持ちのすれ違いをそのまま放置しておくと、夫婦間の亀裂が修復できないほど広がって、浮気や離婚に至ってしまうこともある。それを避けるには、普段からどのようなことに気をつけて夫婦生活を営めばいいのか。夫婦円満になるための心がけを紹介する。
コミュニケーションを増やす
夫婦の気持ちのすれ違いを防ぐ秘訣は、まずはコミュニケーションを増やすことだ。お互いの想いや悩みをきちんと相手に言わなかったために、不満が積もり積もって爆発し、離婚に至るケースも少なくない。先ほどもお伝えしたように、言わなければわからないことも多いので、夫婦の間に何かわだかまりがある場合は自分の気持ちを言葉にして伝えよう。また、普段からその日あったことや自分が感じたことなど、些細なことでも話す習慣をつけておけば、夫婦の心の距離も縮まるだろう。ただし、自分の話ばかりして相手の話を聞かなかったり、相手の意見を否定したりするのは逆効果になるので気をつけたい。特に単身赴任などの場合は、些細なことをメールでもいいので、送る習慣をつけよう。続けることが大切だからだ。
感謝の気持ちを伝える
結婚生活が長くなると、パートナーがいつも自分や家族のためにしていることが、『やってくれて当たり前』のように感じる場合もあるし、感謝していたとしても「言わなくてもその気持ちは伝わっているはずだ」と思っている場合もある。しかし、何度も言うように、気持ちは言葉にしなければ伝わらない。お茶を入れてくれた、出しっぱなしのものを片付けてくれたなど、小さなことでも「ありがとう」と口に出し、反省しなければならないことがあったら「ごめんなさい」と謝ろう。もし、面と向かって感謝の言葉を言うのが照れくさいのであれば、メールで伝えてもいいし、何かの折にパートナーに手紙を書いてみたりすると、想いが一層伝わりやすいだろう。想いを伝えることは、夫婦の間のしこりを解消するよい方法でもあるのだ。
自分の理想を押し付けない
誰しも自分の理想を持っているし、パートナーに『こういう夫・妻であってほしい』と期待している部分もあるだろう。もちろん、その気持ちを相手に伝えるのは悪いことではないが、そう言ったからといって相手が従ってくれるとは限らないし、そもそも人間はそれまで習慣になっていた行動をそう簡単に変えられるものではない。自分の理想を無理に押し付けようとせず、まずは相手の意見を聞いて、その意志を尊重することが大切だ。また、相手の行動がすぐに変わりそうにないのであれば、自分の考え方や行動を見つめ直してみよう。物の見方を変えれば相手の行動を許容できるかも知れないし、家庭環境を改善することで自然に相手の行動が変わる場合もある。
生活リズムを修正する
生活時間のズレのせいでコミュニケーションが減り、すれ違いが起きていると感じた時は、生活リズムをできるだけ相手に近づけるように心がけたい。仕事の都合でなかなかそれができない人もいるだろうが、週に1度でも2度でも寝る時間を合わせられれば、夫婦の距離を縮めることができる。寝る前のちょっとした会話の中で、普段相手がどんなことを感じているのかがわかるかも知れないし、何か悩み事があれば、それを聞き出すきっかけにもなる。また、別々に寝ることが日常化するとセックスレスになりやすいが、同じ時間に寝る機会が増えれば、そのリスクを減らすこともできるだろう。新婚の頃の気持ちを忘れないように。
一緒に過ごす時間を増やす
寝る時間を合わせるだけでなく、土日も含めて夫婦で過ごす時間を少しでも増やす工夫をしよう。休日の朝は一緒に朝食をとる、夕方に散歩するといったことでも構わない。忙しくてそうそう旅行などにはいけないかも知れないが、先々の計画として「2人の休みの日が合ったらあそこに行こう」と話し合うだけでもいい。『少しでも一緒にいたい』という気持ちが伝わるだけで、すれ違いを防ぐことができる。また、月に1回は夫婦で出かける、土曜日の夜は家で一緒に映画を観る、話題の曲を聞く、人気の漫画を読みふけるなど、約束事を作っておくのもいい。そうすればその予定を前々からスケジュールに組み込んでおくことができ、一々時間のすり合わせをする手間も省ける。
1人の時間も確保する
逆に、2人で過ごす時間が長すぎる夫婦は、時には互いに別々に過ごす時間を取ることも必要だ。一緒にいたいと思う気持ちは大切だが、四六時中離れずにいる状態だと、パートナーは束縛されているように感じるかも知れないし、2人の距離が近すぎると、かえって相手の気持ちに気づきにくくなる場合もある。相手と距離を取る時間を作ることで、相手の立場や気持ちを客観的にとらえ、夫婦関係の在り方を見つめ直す機会になる。また、新しい趣味や友人などを作れば、自分の感性も豊かになり、より充実した夫婦生活を送ることができるようになるはずだ。
浮気の兆候と対策
離婚原因の上位に挙げられるのがパートナーの浮気だ。夫婦のすれ違いが元で、パートナーが浮気に走ってしまった場合は、事実関係をすぐに明らかにし、深みにはまる前に浮気を止めさせなければならない。浮気が始まった時に表れる態度や行動の変化と、浮気を阻止するためにやるべきことを見ていこう。
スマホを手放さなくなる
浮気が疑われるパートナーの特徴として、まず挙げられるのがスマホを手放さなくなることだ。浮気相手からいつ連絡が来るかわからないので、トイレに行く時も必ずスマホを持ち歩くようになる。また、家にいる時は、スマホを消音モードにしたり、テーブルに置く時に画面を下にして伏せて置くようになったりすることも多い。電話がかかってきたことや、LINEなどのポップアップ通知を知られないようにするためだ。そばに人がいる時にかかってきた電話に出なかったり、席を立って他の部屋で電話に出たりする場合も、知られたくない相手や聞かれたくない話をしているのではないかと怪しまれても仕方ないだろう。
帰宅時間が遅くなる
パートナーが浮気を始めた場合、帰宅時間が遅くなる日が増えてくる。浮気相手と会う時間を作らなければならず、その多くは夜間になるためだ。その際、よく使われる理由が『仕事』で、仕事が忙しくて残業が続いているといった弁解は、浮気をごまかすための常套手段と言える。もちろん本当に仕事が忙しい場合もあるだろうが、パートナーが普段残業が少なく、繁忙期でもないのに急に残業が増えただの、夜勤だとかいい出したら注意しなければならない。また、今まであまり飲み会をすることがなかった職場だったのに、頻繁に飲み会が入り、帰宅が遅くなるような時も要注意だ。
外出が増える
残業や職場の飲み会と同様に、休日出勤が急に増えたり、今まで出張には縁がなかった仕事なのに頻繁に出張に行くようなったりするのも不自然な話だ。特に妊娠中に、外出が増えたら要注意かもしれない。仕事にかこつけて、浮気相手とのデートや旅行を楽しんでいる可能性はある。また、仕事ではなく、新しい趣味ができたなどと言う理由で、休日になるといつも1人で外出するようになるケースもある。特に、その趣味が釣りや山登りなどであれば、居場所が特定されにくく、嘘を見抜くことが難しくなる。これまでずっとインドア派だったパートナーが、突然アウトドア派になったりした時は、疑ってみた方がいいかもしれない。
外見の変化
人は誰しも、好きな異性ができれば、相手に気に入られたいと思うものだ。そのため、浮気相手に会いに行く時は、身だしなみに気を遣い、精一杯オシャレをして出かけるようになるだろう。あまりファッションに興味のなかったパートナーが、急に服やヘアスタイルを気にし始めたり、今までつけたことのなかった香水などをつけだしたのだとしたら、何か理由があるはずだ。特に、家族以外に見られるはずのない下着にまでこだわるようになったら、気をつけなければならない。
浮気調査をして証拠をつかむ
パートナーに浮気の兆候が見られたとしても、あくまで冷静に振舞わなければならない。挙動がおかしかったのには、何か別の理由があるのかも知れないし、もし本当に浮気だったとしても、証拠もなく相手を問い詰めれば、言い逃れしようとするに違いない。そして、裏で密かに浮気相手との関係を清算し、何事もなかったように今までの生活を続けるようなことにでもなったら、不信感が消えないまま、夫婦の心のすれ違いはさらに大きくなっていくだろう。そのような事態を避けるには、浮気を裏づける証拠をつかむことが必要だ。
探偵社など浮気調査のプロを利用して、決定的な証拠を手に入れれば、もうパートナーも言い逃れすることはできず、夫婦の関係修復に向けて真摯に話し合うしかなくなる。また、その証拠が法的にも有効なものであれば、浮気相手に慰謝料を請求し、パートナーに2度と近づかせないようお灸をすえることもできるのだ。
まとめ
愛し合って結婚した夫婦であっても、生活の変化などによって気持ちのすれ違いが起こることもある。すれ違いが起きる原因は、生活時間のズレなど物理的なものもあるが、最も多いのは相手に対する勝手な思い込みや誤った期待感など、精神面での行き違いだ。それを解消するには、日頃から夫婦でよくコミュニケーションを取って、相手の気持ちや性格を理解するように心がけなければならない。 夫婦の間のすれ違いがエスカレートすると、パートナーが浮気に走ったり、修復できないほど夫婦関係が悪化して離婚に発展してしまうケースもある。もし、パートナーに浮気の兆候が見られた時は、早期に事実関係を明らかにして、浮気を阻止することが必要だ。
監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣
- 2001年11月
- 司法書士試験合格
- 2002年3月
- 法政大学法学部法律学科卒業
- 2004年4月
- 中央大学法科大学院入学
- 2006年3月
- 中央大学法科大学院卒業
- 2006年9月
- 司法試験合格
- 2007年12月
- 弁護士登録(新60期)
- 2008年1月
- AZX総合法律事務所入所
- 2010年5月
- 平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
- 2013年2月
- 伊倉総合法律事務所開設
- 2015年12月
- 株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
- 2016年12月
- 株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
- 2020年3月
- 社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2020年10月
- 株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
- 2021年6月
- 社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2022年4月
- HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)
※2023年11月16日現在
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