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その他浮気・不倫も公認!?増えているとされる仮面夫婦が抱える問題点とは?

仮面

「仮面夫婦」という言葉を知っているだろうか。この言葉などで検索した結果、このウェブサイトにやってきた人もいるかもしれない。仮面夫婦とは結婚していて夫婦ではあるものの、2人の関係は冷え切っていて、でも、そんな状態でありながら他人の前では仲の良い夫婦を演じている。そんな夫婦を指す言葉だ。この記事では、増えているともいわれる仮面夫婦の現状や課題などについて説明していこう。

1.仮面夫婦とは?

少し前述したが、『仮面夫婦』についてさらに説明していこう。あらためて語るが、「夫婦」という言葉が入っているように、婚姻関係にあり、法律上の夫婦であること。しかし、それは「法律上のみ」の夫婦といってもいい。それくらい、2人の関係が冷え切っている状態の夫婦のことを指す言葉だ。

ただし、それだけでなく、おおむね次の5つの条件を満たす夫婦のことを社会では「仮面夫婦」と呼ぶ、と考えて差し支えないだろう。

・戸籍上の夫婦というだけの関係
・周囲から仲の良い夫婦だと思われている
・おたがいに相手の関心がない
・会話がほとんどない
・セックスレス

これら5つが、仮面夫婦の条件といってもいいのだが、この5つの中でも仮面夫婦において特に顕著なのが、「周囲から仲の良い夫婦だと思われている」ことだ。「戸籍上の夫婦」というのは、結婚しているわけなので、戸籍上の夫婦でもあるのは間違いないといっていいだろう。実際には籍を入れていない内縁関係にある2人のことを、周囲の人たちは夫婦だと思っているというような場合もあるが、一般的には夫婦というのは戸籍上の夫婦でもあるという認識ではなかろうか。その意味では、仮面夫婦も夫婦といえる。戸籍上は、つまり法律上における夫婦なのだから。

また、「おたがいに相手への関心がない」といったことや、夫婦間での「会話がほとんど ない」というのは、黙っていればなかなか他人からはわかりにくい。それから「セックスレス」はたしかに仮面夫婦の条件の1つだろうが、これは仮面夫婦に限ったことではない。正確な割合はわからないが、日本では半数以上がセックスレス夫婦、といわれることもあるほどで、これはもちろん、今や珍しくないことではないが、仮面夫婦の条件の1つでもあるのは当然といえば当然だろう。

これら5つの条件の中で、仮面夫婦を表すとしてもっとも顕著なのは「周囲から仲の良い夫婦だと思われている」というものだろう。家庭では夫婦の会話もなく、最低限の内容のみをLINE(ライン)やメールでやりとりをしているのに、周囲の人に対して仲の良い夫婦を演じている。本当の顔を隠して、仲良し夫婦を演じているところが仮面夫婦といわれる理由でもあるのだろう。

2.仮面夫婦になったきっかけとは?

仮面夫婦について説明してきてきたが、それぞれに仮面夫婦になったきっかけがあるのだろう。最初から仮面夫婦だったという夫婦はないだろうから。それでは、仮面夫婦になるに至ったきっかけのうち、代表的なものをここに記していく。

2-1.生活時間のズレから仮面夫婦へ

夫(旦那)の仕事が忙しく、妻(嫁)が専業主婦という場合もあれば、夫婦共働きだが仕事の時間帯が違う場合など、さまざまな理由から夫婦の生活リズムが合わなくなることがある。たとえば、妻が時間をかけて夕食を準備していたのに、夫は上司に誘われたり、取引先との接待があったり、早めに帰宅して妻の手料理を食べることができないといったことがある。一度や二度ならともかく、そういったことが何度もあると、妻も手の込んだ料理を作る気がなくなるかもしれないし、夫のほうでも「晩ごはん、用意してくれなくてもいいよ」などと言ってしまうがちだ。

新婚当初はそれでもおたがいがおたがいを気づかい、夫婦2人で生活時間帯を合わせようとできるかぎりの努力をしていたとしても、それをずっと続けるのは容易ではない。次第に夫婦のそれぞれが、ほぼバラバラの時間で生活するようになってしまうことがあるのだ。

2-2.ものごとの感じ方、価値観のズレから仮面夫婦へ

価値観のズレから来る、2人の気持ちの行き違い。独身の恋人どうしでも交際期間が長くなると、感覚が合わなくなってくることもある。最初のうちは、おたがいの価値観に違いなどをそれほど気にしないか、あるいは気になったとしても一方がもう一方に合わせるこことでその違いがそれほど気にならない。おたがいが、おたがいを思いやって、相手に合わせようとすることも少なくないだろう。

しかし、付き合いが長くなるうち、相手に合わせるのに疲れるというか、限界を超えてしまう。夫婦といっても、生まれも育ちも違うのが当たり前で、おたがいが相手との違いを楽しむような姿勢を持っていないと、価値観のズレなどから相手と極力かかわらないようになってしまうこともある。そのような場合、仮面夫婦になることもあるのだ。

2-3.愛のない結婚から仮面夫婦へ

お互いに目を背け合う夫婦

なさそうで案外あるのではないかと思われるのが、愛のない結婚。相手の容姿や収入などが魅力で結婚を前提に付き合いはじめたようなケースでは、愛情ありきで交際をスタートさせて場合と違って、いってみれば最初から愛情がないに近い状態で、結婚をめざしていたことになる。

愛情があまりないところからでも交際するうちに愛情が出てくればそれでもいいのかもしれないが、そうなるとは限らない。「おたがいに好き合っているから」「愛し合っているから」交際して結婚に至ったときと異なり、愛情がほとんどない状態がスタートしているため、相手の容姿に魅力をあまり感じなくなったり、相手の収入が下がったりすると、相手に対する興味を一気に失ってしまうことがある。そうなると、相手への愛情がなかったため、結婚生活を続けているだけの状態になり、仮面夫婦になってしまうのだ。

2-4.結婚後に関係が悪化して仮面夫婦へ

これも、少なくないパターンかもしれない。結婚するまではラブラブな関係であっとしても、アツアツな状態が続く夫婦はそう多くない。夫婦どちらかがギャンブルにハマったり、酒癖が悪かったり、DV(ドメスティック・バイオレンス)やモラハラ(モラル・ハラスメント)を行ったり、あるいはDVやモラハラとまではいかなくてもそれに近い行為をおこない、夫婦仲にヒビが入ることもある。

また、そのような明確な理由がなくても、料理やファッション、音楽の好みの違いなど、ちょっとしたことが積み重なって、夫婦の関係が悪化することもある。おたがいに独身だったときは気にならなかったのに、結婚して一緒に暮らすようになって気になるようになった、ということも珍しくない。

「あばたもえくぼ」は恋をしている人の心理をよく表していて、好きになった人のことは短所も長所に見えてくる、というようなこと。その逆に、嫌いになったとたん、「えくぼもあばた」にように見えてしまう。何かひとつ、決定的な理由があるわけでなくても、些細(ささい)なことが積み重なったり、気持ちが離れたりしたことから、徐々に夫婦関係が悪化へ向かっていく。そのような場合、時間の経過とともに仮面夫婦になってしまうことがある。

2-5.セックスレスから仮面夫婦へ

前章でふれたようにセックスレス夫婦は少なくない。セックスレスになった理由は、夫婦どちらかの仕事が忙しく、一方にその気があってももう一方が疲れて寝てしまったり、どちらか一方は性行為にもともと興味がなく、やんわり断っているうちにもう一方も誘わなくなってしまったりなど、さまざまだ。セックスレスというのは一度なってしまうと、なかなか状況を変えるのは難しい。夫婦というのはなんでも言えそうに思えるかもしれないが、案外そうでもないものだ。

昨日までとは違う、大胆なアプローチでベッドに誘うといったことが、長年付き合ってきた夫婦だからこそ照れくささもあって、なかなかできないというようなことがあるのだ。これは、たとえば夫のほうからワイルドな誘い方ができにくいだけでなく、妻のほうでも急にセクシーな下着を身につけて夫を挑発するといったことがしにくい、ということもある。21世紀になってすでにずいぶんな年数が経(た)ったとはいえ、まだまだ、日本人の多くはシャイだということもあるだろう。そのような影響もあり、一度セックスレスになってしまった夫婦は、その状態からなかなか抜け出しにくいものなのだ。

そのうえ、セックスレスがきっかけに仮面夫婦になることさえある。セックスレスであっても夫婦円満で仲が良いということもあるが、セックスレスが仮面夫婦への入り口になってしまうことも少なくない。よくあることだからと、セックスレスを軽く考え過ぎないほうがいいかもしれない。

2-6.浮気・不倫から仮面夫婦へ

これは、仮面夫婦のきっかけとして深刻なものの1つだろう。パートナーのどちらかが浮気・不倫をしたことが原因となり、仮面夫婦になってしまうパターンだ。これは逆にいえば、浮気・不倫が発覚するまでは、仮面夫婦ではなかったということ。パートナーは浮気・不倫をしたことで、もうパートナーとはセックスをしたくないと思うようになったり、パートナーへの関心を失ったりするようなケースといえる。この、浮気・不倫から仮面夫婦になってしまうのも、割合として少なくないのではないだろうか。

3.仮面夫婦を続ける理由

前章で、仮面夫婦になったきっかけを紹介したが、なぜ仮面夫婦になったのかが理解できたとしても、それだけでは仮面夫婦を続ける理由がわからない。仮面夫婦を続けていく理由として主なものをいくつか挙げておこう。

・相手に関心がないので ・愛情がないので浮気・不倫をしても気にならない ・経済的な理由から離婚したくない ・子どもがいるので離婚したくない ・子どもの親権をどちらも手放したくない ・出世の妨げになるので離婚したくない ・離婚をするのも面倒なので離婚したくない ・仮面夫婦であろうと今のままのほうが楽だから ・老後の不安なので離婚したくない

このように、主な理由だけでもいくつもあるが、ほとんどの理由に共通しているのは「離婚はしたくない」ということ。ただし、「相手に愛情があるから離婚したくない」というような「離婚したくない」ではないのが、仮面夫婦の特徴だろう。

上記の中でも、仮面夫婦ならではといえる理由の1つが「愛情がないので浮気・不倫をしても気にならない」というもの。良いは悪いはともかく、仮面夫婦においてはこの「愛情がない」ことの裏返しなのか、おたがいが外で浮気をしていたり、『W不倫』をしていたりすすることも実は珍しくない。極端な話、夫婦で公認の浮気、ということもあるくらいだ。

とはいえ、仮面夫婦というのは前述したように、周囲の人たちには仲の良い夫婦を演じているわけだから、誰に対してもオープンな浮気というわけにはいかないはずだ。仮に、夫婦間でおたがいの浮気を認めていたとしても、浮気相手と外で堂々とデートするわけにはいかないだろう。

4.仮面夫婦の問題点

仮面夫婦のイメージ

仲の良い夫婦を演じながら、実際は夫婦間のコミュニーケーションや愛情がほとんどない仮面夫婦。周囲の人たちに、仮面夫婦であることがバレていないとしても、それで問題がまったくないわけではない。

4-1.浮気はうれしいものではない

相手の浮気を認めるのは、自分の浮気にも口出しをさせないため、といった理由からではないだろうか。「浮気を含め、家庭に持ち込まない限り、基本的に自由にやってもらっていい。その代わり、自分がやることに対して何も言わないで」そのような考えをおたがいが持っている場合もあるだろう。

ただし、外での浮気が夫婦公認のものだとしても、夫婦の一方、または両方が浮気をしていることを、それぞれがうれしく感じていることは、ほとんどないのではないだろうか。それどころか、内心、パートナーの浮気を快く思っていない場合もあるだろう。夫婦2人がおたがいの浮気を公認しているとしても、そのことがおたがいにとって、または家庭にとってプラスにはたらいていることは皆無に近いといっていいかもしれない。

4-2.浮気相手がトラブルを招く

仮面夫婦の2人のあいだで浮気が公認であったとしても、夫婦どちらかの(または両方の)浮気相手がどう考えているかは別だ。仮面夫婦における浮気公認というのは、基本的に「浮気はいいけど、離婚はしない」というものだろうが、浮気相手が本気にならないとも限らない。

仮面夫婦の夫(または妻)は浮気相手にも割り切った関係を望むケースが少なくない。しだが、それも相手によりけりだ。特に、浮気相手が結婚願望の強い独身者であった場合は、予想外の展開になることもある。浮気相手が離婚を迫ったり、家庭や職場に押しかけてきたりすることもないとはいえない。軽い気持ちで浮気をしたことから、家庭崩壊を招くこともある。

仮面夫婦は基本的にほぼすべて、セックスレスだろう。出会った頃や新婚当時はそうでなかったとしても、おたがいが「自分たちは仮面夫婦だ」と認識している場合、ほぼセックスレスだといってもいいはずだ。とはいえ浮気相手は、いま浮気をしている相手が、結婚している「仮面夫婦」だと理解しているとはかぎらない。仮に、浮気相手にそのことを伝えていたとしても、男女の仲というのは、どこでどうなるかわからない。

自分の浮気相手は、仮面夫婦として生活を送っている、と頭では理解できたとしても、そのままの関係でずっと満足できるとはかぎらない。浮気相手が本気になってしまうことは、十分にあり得る話だ。前述したように、浮気相手が結婚願望の強い独身者であった場合、トラブルに発展することも考えられる。

仮面夫婦として結婚生活を続け、おたがいに「浮気をしてもいい」という認識を持っていたとしても、夫婦から見て外部の人にあたる浮気相手が、仮面夫婦の一員である相手のことを、本当に理解して交際しているかどうかはわからない。いつなんどき、トラブルに発展するかわからない、そのことをきちんと認識しておくことが必要だろう。

4-3.子どもに悪影響を及ぼす

子どもが幼いうちに浮気に走る親もいる。特に、幼稚園や保育園のママ友、パパ友と浮気をしてしまうケースも少なくない。仮面夫婦においては、夫婦公認の浮気という場合もあり、夫婦間では合意がとれていたとしても、子どもは別だ。特に、子どもが小さいうちは気づかれないだろうと油断しがちだが、子どもは実は敏感。ママやパパが何かいけないことをやっている、とわかってしまうこともあるし、保育園や幼稚園で余計なひとことを口にしてしまうことだってないとは限らない。

また、子どもがある程度の年齢になってくると、浮気をしている親を毛嫌いしたり、非行に走ったりすることもある。家庭内暴力に発展する場合もある。いずれにしても、仮面夫婦の浮気は、子どものいる家庭ではマイナスにはたらく可能性が高いということを頭の片隅にとどめておくべきだろう。

昔に比べれば、世の中はずいぶん変わったので、柔軟な考え方の人も少しずつ増えているかもしれない。とはいえ、「親が仮面夫婦であること」を子どもが理解するのは容易ではないだろう。ある程度、大人になれば理解を示す場合もあるかもしれないが、基本的に、子どもに理解されないと思っておいたほうがいいのではないか。

仮面夫婦をしている2人の親ももともと仮面夫婦だった、というパターンはそれほど多くないだろう。つまり、あなたとパートナーが現在、仮面夫婦だったとしても、あなたの親が仮面夫婦であったわけでは、おそらくない。だとすれば、本当のところ、親が仮面夫婦である際の子どもの気持ちは、あなたにもわからないのではないだろうか。

あなたがいま、仮面夫婦を理解しているとしても、それはあなたが大人になってから理解できるようになった話だろう。子どもはなかなか、仮面夫婦というものが理解できないだろうし、理解できないのが当たり前、といってもいいのではないか。コラムで読む分には理解できたとしても、実際に目の前に仮面夫婦がいたとしたら、大人でもなかなか理解しがたいかもしれない。

特にあなたとパートナーが、おたがいに「浮気公認」の仮面夫婦である場合、子どもに理解してもらうのは難しいと考え、できることなら、仮面夫婦であることをやめるのが賢明かもしれない。あるいは、仮面夫婦であることをやめられないとしても、子どもの前ではふつうの両親のふりをしたほうがいいのではないだろうか。子どもへの悪影響をできるかぎり小さくするには、それくらいの配慮が必要だろう。

5.仮面夫婦にならないための予習

仮面夫婦についていろいろ述べてきた。「愛のない結婚」をし、その後、仮面夫婦になったという場合もあるにはあるが、ほとんどのケースでは最初から愛情がなかったわけでなく、結婚後のどこかの時点で愛情が無関心に変わるなど、何かのきっかけから仮面夫婦になったパターンがほとんどだろう。最初からパートナーが浮気をしても気にならない、ということではなかったのではないだろうか。つまり、最初から仮面夫婦になろうと思って、仮面夫婦になったケースはほとんどないはずだ。

できることなら、仮面夫婦にならないほうがいいだろうし、そのために夫婦でスキンシップを取り合うとか、おたがいに感謝の気持ちを口にするとか、愛情を伝え合う努力をすべきだろう。いきなりセックスレス を解消するのは難しいかもしれないが、ちょっとした内容でもいいので会話を増やしたり、共通の趣味が持てるように心がけたり、最初から仮面夫婦だったわけではないのだから、できることはいろいろあるはずだ。

6.仮面夫婦になってしまったら

自分たちが仮面夫婦だと確信した女性

ここまで読んで、自分たちのことを仮面夫婦だと確信した人もいるだろう。また、その予備軍だと気づいた人もいるのではないか。完全な仮面夫婦になる前に、仮面夫婦であることをやめようと思ったら、また、仮面夫婦になりかけている2人が仮面夫婦の道を引き返そうと考えるなら、心にとめてほしいことを述べる。

6-1.仮面夫婦から元通りの夫婦へ

もう一度、仮面夫婦になる前の夫婦に戻るために、まずは話し合うことだ。そもそもこの記事を読んでいるということは、関係を修復したいと考えている証拠といってもいいかもしれない。「仮面夫婦であることに悩んでいる」ことをパートナーに話してみるのだ。ほとんどの夫婦は、おたがいに好き合っている恋人どうしだった頃もあったはず。関係を修復して、元通りのふつうの夫婦に戻ることもできるのではないだろうか。

6-2.仮面夫婦をこのまま続ける

最善の道とはいいかねるが、仮面夫婦を続ける道もあるかもしれない。とはいえ、仮面夫婦を続けるつもりでいたが、夫の定年後に「仮面夫婦でいることに疲れた。私の人生、これからだわ」という思いに至り、離婚を持ちかける妻もいる。そうなるかどうかはなかなかわからないが、「仮面夫婦はいつまで続けられるのか」と内心、悩んでいる人も少なくない。

6-3.仮面夫婦から離婚へ

仮面夫婦の行く末には、実はほとんどの仮面夫婦が心配を抱いているのではないだろうか。前項で述べたように仮面夫婦をずっと続けるのも選択肢の1つだし、仲の良い夫婦に 戻れる場合もなくはない。ただし、無理をして仮面夫婦を続けるくらいなら、離婚の道を選ぶのも選択肢の1つではあるだろう。

離婚をしようとする際、仮面夫婦の場合、慰謝料を請求できるかどうか、ということが気になるのではないだろうか。仮面夫婦はすでに夫婦関係が破綻(はたん)していると判断されやすく、一般的な浮気に対する慰謝料より減額されることもあるが、慰謝料が請求できないわけではない。

おたがいに浮気をしていて、そのことをおたがいが知っている場合は浮気に対する慰謝料請求は難しいかもしれないが、そうでないなら、慰謝料を請求しながら離婚をする道もあるだろう。パートナーが浮気をしている可能性が高いなら、探偵事務所などに相談してみることをおすすめする。

まとめ

ここまで読んできていかがだろうか。自分のところが仮面夫婦であったり、その予備軍であったりすると思うなら、このままでいいのか、一度立ち止まって考えてみるのがいいのかもしれない。よくよく考えたうえで、仮面夫婦の道を選ぶのならともかく、仮面夫婦の多くはいつの間にはそうなってしまったのではないだろうか。仮面夫婦を続けるにしろ、元の仲の良い夫婦をめざすにしろ、離婚するにしろ、この記事が少しでも役に立つのなら幸いだ。

監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣

2001年11月
司法書士試験合格
20023月
法政大学法学部法律学科卒業
20044月
中央大学法科大学院入学
20063月
中央大学法科大学院卒業
20069月
司法試験合格
2007年12月
弁護士登録(新60期)
20081月
AZX総合法律事務所入所
20105月
平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)入所
20132月
伊倉総合法律事務所開設
2015年12月
株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
2016年12月
株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
20203月
社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
2020年10月
株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
20216月
社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
20224月
HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)

※2023年11月16日現在

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