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浮気/不倫の疑い浮気を制裁するにはどんな方法があるの?合法的に制裁する方法を紹介

浮気したパートナーの胸ぐらを掴む女性

パートナーが浮気をした場合には、二度と同じことを繰り返さないように制裁するケースもあるだろう。しかし、暴力をまじえるなど過激な制裁を行うと違法行為となってしまい、かえって自らの首を絞めてしまう恐れもある。二度と浮気をさせないためには、いくつかのポイントを理解して制裁を実行することが大切だ。そこで、この記事ではパートナーが浮気をした場合に制裁をする方法について紹介していく。

1.夫が浮気をする際のポイント

浮気をした相手に対して制裁をすれば、浮気された側の気持ちもいくらかは晴れるものだろう。しかし、制裁を行ったあとでえん罪であることが分かった場合は、その後の家庭生活を円満に過ごすことは難しくなってしまうかもしれない。また、浮気が勘違いだった場合、パートナーが逆ギレし、修羅場になってしまう可能性もある。制裁を行う場合には、ある程度浮気をしているという確率が高い状態で検討するべきだ。そこで、まずは浮気をしている兆候を見逃さず、浮気をしている可能性が高いと感じた場合に証拠を押さえるなどの対処法をとることが重要だといえる。この段落では、夫が浮気をするポイントや浮気をした際に行う具体的な制裁の事例などを紹介していく。

1-1.夫が浮気をしているときのサイン

夫が浮気をしているときのサインには、「スマートフォンの画面を下向きに置く」「スマートフォンの電源を自宅のなかで切っている」といった点が挙げられる。スマートフォンは、友人や知人と連絡を取るために、便利なアイテムのはずだ。また、職種によってはプライベートな時間であっても、仕事の連絡が入ることもあるだろう。それにもかかわらず、自宅でいるときにスマートフォンを触るそぶりを見せないというのは、不自然だといえる。浮気相手からの着信画面が表示されないようにするためや、自宅にいることを知らせる手段のために、画面を下向きにしたり電源を切ったりしている可能性が考えられるだろう。

また、「結婚指輪を外すようになった」「下着に気を配るようになった」といった兆候が夫にみられる場合には、浮気をしているかもしれない。結婚指輪は婚姻関係にあることを第三者に示す象徴である。普段身に着けていたにもかかわらず、急に外すようになった場合には何かしらの理由があるはずだ。その理由が浮気である可能性は比較的高いだろう。特に、朝は結婚指輪を身に着けていたはずなのに、帰宅時に外している場合には注意しなければいけない。一方、下着については赤の他人からは見えない場所である。それにもかかわらず、下着を気に掛けるしぐさを見せるということは、誰かに見せる可能性が高いということだろう。下着を友人や知人に見せる可能性は極めて低いが、浮気相手に見せるということであれば合理的に説明できてしまうはずだ。

それ以外にも、「公共施設や宿泊施設などのポイントカード持つようになった」「急に趣味や嗜好が変わった」場合、浮気をしているサインの可能性がある。ポイントカードを作ることでお得に施設を利用できるケースは多いが、それはつまり頻繁に施設を利用していることの証拠だといえる。浮気相手と会うにもお金がかかるので、少しでも節約しようとして実際にポイントカードを作って浮気しているケースは多い。また、浮気相手の影響を受けて新しい趣味に没頭するケースもあるため、これまでまったく興味のなかったことに取り組み始めたときも要注意だ。

1-2.夫が浮気をしている可能性が高い場合の対処法

浮気をしている可能性が高いと感じた場合に、まず大切なことは「浮気の疑惑を直接的にぶつけることはしない」という点だ。浮気をしていると疑ってしまうと、すぐにでも夫に対して疑問をぶつけたいと感じる人も多いだろう。しかし、確実な証拠を持っていないにもかかわらず、疑問を投げかけても夫は言い訳をしてすぐに認めることはしないケースが多い。その場をなんとか逃げおおせた夫は、次からより慎重に行動してしまい、証拠をつかむことはさらに難しくなってしまうだろう。結果的に、浮気の疑惑は疑惑のままで終わってしまうのだ。

浮気を疑惑のままで終わらせたくない場合には、すぐに問い詰めることはせず、「釘を刺しておく」ことが重要だ。いきなり、浮気の話をするのは不自然になるという場合は、たとえ話を持ち出すとよいだろう。たとえば、「友人の旦那が浮気をしたけど、許してやったらしい。でも、私だったらすぐに離婚するけど」といった具合だ。浮気をしたら離婚するという意思表示をはっきりしておくことで、夫のそれ以上の浮気を抑止できるだろう。釘を刺したにもかかわらず、まだ疑わしい行動をしている場合には証拠集めを始めるとよい。

有効な証拠としては、ホテルの領収書や夫と浮気相手が裸で写っている写真などが挙げられる。ただし、すぐにでも浮気をやめさせたいという気持ちから焦って証拠を集めるのはおすすめしない。もしも浮気を疑っていることがバレてしまったら、夫が証拠を消す恐れがあるからだ。そのため、証拠が十分にそろっていない場合には、夫を泳がせておくことが大切だといえる。夫に浮気がバレていないという安心感を与えて証拠を残させるのだ。

浮気相手との関係が長くなってしまうと夫が浮気関係から抜け出せなくなるケースもあるため、できるだけ関係の浅いうちに決定的な証拠をおさえることを目指すとよい。とはいうものの、素人では決定的な証拠をおさえることが難しい場合もあるだろう。そうした場合には、探偵事務所などの専門家の手を借りるのもひとつの方法だ。

1-3.夫が浮気をする理由

夫が浮気をする理由にはいくつかのポイントがあるものだ。たとえば、「妻がセックスに応じてくれない」「妻が外見に気を使わなくなった」といった事例が挙げられる。人間には、さまざまな「欲」があるが、男性にとって性欲は食欲や睡眠欲と同様に大切なものだと言われている。妻にセックスを拒否された場合、男性は家庭外でしか性欲のはけ口がなくなってしまうのは事実だろう。また、男性にかぎらず「パートナーにはいつまでも外見に気を付けていて欲しい」と思うものではないだろうか。一緒に歩きたくないと感じる異性には魅力を感じなくなるものだ。服装やメイク、外見にも気を配らなくなると、異性の対象だと思われなくなってしまうだろう。すると、妻以外の異性に魅力を感じてしまい、浮気の原因になるというわけだ。

また、「妻が妊娠中である」「妻が出世した」といったことが原因で、夫の浮気につながることもよくある。前者は、衛生面などの影響を考慮して妊娠中にセックスを拒まれることが原因で、後者は男のプライドが傷つけられることが原因だ。いずれも女性の立場からすると大きな問題だと感じないかもしれないが、男性にとっては浮気の原因になりえる大きな問題だということを認識しておいたほうがよいだろう。そのほかでは、「妻が浮気していた」というパターンもある。不貞行為を伴った浮気は離婚事由にもなる行為であり、どのような理由であっても正当化されることはない。しかし、妻が浮気していたことに対する仕返しとして夫も浮気するケースがあるということは覚えておくとよいだろう。

1-4.夫に浮気されやすい妻のタイプ

子供を優先して夫の相手をしない既婚女性

夫に浮気されやすい妻は、「夫に対する感謝や尊敬の気持ちがない」「極端に子どもを優先する」タイプが挙げられる。長年連れ添うと夫がいることがだんだん当たり前になってしまうだろう。その結果、ちょっとしたことでも感謝や尊敬の気持ちを持たなくなってしまうことがあるのだ。また、子供を優先するあまり、夫のことをほったらかしにしてしまうのもよくない。育児には手間がかかるものだが、夫婦間のコミュニケーションが減ってしまうと、やはり家庭における疎外感を抱いてしまうだろう。すると、浮気相手につらい気持ちを慰めてもらいたくなってしまう可能性が高くなる。

そのほかにも、「母親のように夫に接する」「仕事ができすぎる」タイプの妻も夫は浮気に走りやすい傾向にある。母親に似たタイプと結婚したいと考えている男性もそれなりにいるだろう。しかし、あまりにも母親のように接しすぎてしまうと、女性として見られなくなる恐れがある。一方、仕事ができすぎると男性のプライドが傷つく恐れがあるほか、「自分がいなくても十分やっていける」と感じて夫の「妻を守りたい」という感情が薄れてしまうことがある。女性としての魅力を夫に感じさせられなくなった妻は、浮気されやすいタイプに該当するといえるだろう。

1-5.夫が浮気をした場合の制裁する方法

夫が浮気をした場合に行った実際の制裁としては「下着を真っ白なブリーフに変える」「お尻にマジックで落書きする」がある。下着を真っ白なブリーフのみにすることで、浮気相手が幻滅する効果を期待できるだろう。また、マジックで落書きすることで同様の効果を期待できるほか、浮気された妻のモヤモヤした気持ちを解消することにも役立つはずだ。同じような方法としては、「アンダーヘアを剃る」というのも効果的だろう。

さらに、浮気相手との主な連絡手段となるスマートフォンに制裁をする方法も有効だ。たとえば、「みそ汁の中にスマートフォンを入れて煮込む」「スマートフォンを買い替えさせる」といった制裁を実行したケースもある。みそ汁に入れたときの夫の慌てる反応を見ることで、ストレスも解消できるだろう。また、スマートフォンを妻と一緒に買い替えさせることで、浮気相手の連絡先を強制的に消させるという手法もあることは知っておくとよい。

もっと直接的な制裁を加えたい場合には、「職場の人に夫の浮気を伝える」「浮気相手へ直接電話をかける」「離婚届を突き付ける」というのも選択肢のひとつだ。いずれも、妻のもとに帰ってきたいと思っている場合には、夫にかなり精神的なダメージを与えられる方法だといえるだろう。ただし、離婚届を突き付ける場合には、実際に離婚される恐れもあることは頭に入れて実行することが大切だ。

2.妻が浮気をする際のポイント

一般的に浮気をするのは男性、つまり夫が多いと言われている。しかし、女性の社会進出が広まってきていることや、SNSなどで妻の出会いの機会が増えているのも現実だ。その結果、妻が浮気するケースも昔に比べて増えてきている。そのため、夫も妻が浮気しているときの兆候や対処法について知っておいたほうがよいだろう。この段落では、妻が浮気しているときのポイントについて紹介していく。

2-1.妻が浮気をしているときのサイン

妻が浮気をしているときのサインには、「電話が鳴っているのに出ない」「新しい下着や服が増えた」「スマートフォンを肌身離さず持ち歩いている」といったものがある。妻が浮気をしている場合には、基本的に夫と同じような兆候があると考えてよいだろう。電話が鳴っているにもかかわらず、出ないというのは「出るとまずい何らかの原因がある」からだ。それが、浮気相手である可能性は低くないだろう。電話がきたときに話しを聞かれないように、わざわざ部屋から出る場合も注意したほうがよい。

また、スマートフォンはトイレや風呂場など水気のある場所で使用すると、故障する恐れもある。それにもかかわらず、トイレや風呂場まで持ち込んでいる場合には、自分の知らないところでスマートフォンを操作されるのを恐れている可能性が高いだろう。浮気相手との連絡を夫に知られたくないという考えが、そうした行動に反映されているかもしれない。新しい下着や服を頻繁に購入するようになった場合については、それが夫へのアピールである可能性もあるだろう。しかし、これまでファッションに無頓着であった妻が、急にオシャレに気を使うようになった場合には夫以外の男性へのアピールをしているかもしれないので気を付けるべきだ。

妻が浮気をしているサインとしては、そのほかにも「セックスを求めたときの反応が悪い」「夫の休日の予定を確認するようになった」といった事例が挙げられる。女性は好きな人以外に肌を触られることを極端に嫌がる人が多いことや、浮気相手とのスケジュールを調整するために予定を聞いているといった理由が考えられるからだ。セックスを拒むようになったり、急に予定を確認したりするようになった場合には、浮気相手がいるかもしれないので、注意したほうがよいだろう。

2-2.妻が浮気をしている可能性が高い場合の対処法

妻が浮気をしている可能性が高い場合の対処法には、「外出しているときに、急に帰宅してみる」「家計をチェックする」といったものがある。妻が専業主婦やパート勤務などで夫よりも在宅時間が長い場合、浮気をするのは大抵の場合で夫が外出しているときだろう。夫が「仕事や友人との遊びで外出する」という口実で、外出時に浮気するケースが多いのとは大きな違いだといえる。

そのため、妻が浮気をしていると疑っている場合には、「残業で遅くなると伝えている日」や「休日に外出すると伝えている日」に、早めに帰宅して妻の反応を確認するとよい。浮気の証拠をつかむことができる可能性はそれなりにあるだろう。また、女性は浮気相手ができると、それまで以上に自分の魅力を磨きたくなって洋服を買ったり、エステに通ったりして出費が増えるケースが多い。不自然な出費が急に増えた場合には、問いただしてみるのもひとつの方法だ。

そのほかでは、「スキンシップを多めにとってみる」のも有効な対処方法だといえる。女性は好きでもない人に身体を触られたくないと考えている人が多いので、拒否反応が強い場合には夫とは違う人を好きになっている可能性があるのだ。さらに、浮気の確たる証拠をつかみたいと考える場合には、「探偵に浮気調査を依頼する」とよい。費用はかかるが、素人では難しい証拠でも集めてくれるだろう。「妻が浮気をしているかもしれない」といつまでも悩むことが嫌な場合には、専門家に調査してもらったほうがスッキリして精神的によいのではないだろうか。

2-3.妻が浮気をする理由

単調な生活に嫌気がさした既婚女性

妻が浮気をする理由としては、「孤独感を抱いている」「夫が自分にかまってくれない」「単調な生活に嫌気がさした」といったものがある。特に専業主婦に多い傾向にあるのが、「孤独感を抱いている」「単調な生活に嫌気がさした」だ。専業主婦は仕事をしていないため、社会的に孤立しやすいといえる。子どもの関係でママ友ができたり、地域の行事に参加したりしていれば気がまぎれることもあるだろうが、家庭にずっと一人でいると孤独で単調な毎日だと感じてしまうだろう。そうした毎日の繰り返しに嫌気がさして、刺激が欲しくなってしまったという理由から浮気をしてしまうことがよくあるのだ。

また、女性は妻として自分を一番大切に扱ってもらいたいと考えている人が多いため、出張や残業が多く自分にかまってくれないと感じると、浮気に走りやすい。寂しさから浮気するケースもあるほか、若いころに女性としてチヤホヤされていた経験がある場合には「女性としてみられなくなった」という理由で浮気をすることもある。総じて、寂しさや孤独感から抜け出したいと考えているところに、そうした感情を埋めてくれる絶好の相手が現れてしまうと、浮気相手へと気持ちが移ってしまいやすいのが特徴だ。

2-4.妻に浮気されやすい夫のタイプ

妻に浮気されやすい夫には、「真面目すぎて面白みがない」「妻の努力を当たり前だと思っている」「頼りがいがない」といったタイプが挙げられる。妻が浮気をする理由には、刺激が欲しいというものがあった。真面目すぎる夫は、安定こそしているものの長年連れ添っていると物足りなくなってしまって、浮気相手に気持ちが移ってしまうケースがあるのだろう。また、妻が夫へ抱いている不満が溜まりすぎると、ストレスのはけ口として浮気につながってしまうケースもある。妻が家事をすることを当たり前だと考えていて感謝の気持ちを伝えなかったり、優しすぎて大切なときに頼りがいがなかったりするケースだ。

そのほかでは、「自分磨きを忘れている」「家庭を顧みない」といったタイプの夫も、浮気されやすいだろう。男性と同じように、女性もパートナーである夫にはいつまでも魅力的でいて欲しいと考えているものだ。体重の増加や見た目に頓着することがなくなると、夫に男性としての魅力を感じなくなってしまうだろう。仕事や趣味に没頭する夫は、妻の見た目の変化など、ちょっとしたことに気づきにくくなってしまうことがある。結果的に、妻に寂しい思いをさせてしまい、浮気相手に付け込まれてしまう原因になるというわけだ。

2-5.妻が浮気をした場合の制裁する方法

妻が浮気をした場合に実際に行った制裁には、「スマートフォンを使えなくする」「家計管理を夫が行う」「GPSで監視をする」といったものがある。スマートフォンを使えなくする方法にはさまざまなものがあるが、たとえば「没収してインターネットやSNSを使用できなくする」「目の前で壊す」といった方法を行った例があるのだ。浮気相手との連絡手段を遮断して会えなくできるという意味においては、スマートフォンを使えなくするのは有効な制裁方法だろう。また、家計管理をすることで、妻に自由な出費をさせないようにできる。結果的に、浮気相手とのデート代を抑制できるほか、洋服代やエステ代といった自分磨きの費用を抑えて浮気相手との関係を断ち切ることに役立つはずだ。

それらの対策を行っても、まだ心配である場合にはGPSなどで監視をするとよいだろう。GPSを使えばリアルタイムで「どこにいるか」が把握できるので、勝手な行動はできなくなるはずだ。手軽に利用できるスマホアプリもあるので、自分に合った機能がついているものを探してみるとよい。その際は、一日の行動を事前に教えてもらうなど、計画と実際の行動に齟齬あることをすぐに把握できるようにしておくとさらに効果的だろう。それでも疑わしい行動を見せる場合には、外出を禁止するという制裁を実行する方法もある。いずれにしても、「二度と浮気はしない」と妻に思わせるために、精神的および肉体的なダメージを与える制裁を実行することが重要だ。

3.浮気の制裁をする際のポイントとは

浮気をしている相手に対して、制裁を実行する際には注意しなければいけない場合もある。間違った制裁を実行すると違法行為となって相手から訴えられたり、離婚につながったりして取り返しのつかない事態に発展する恐れがあるからだ。そこで、浮気の制裁をする際のポイントについて紹介していく。

3-1.やってはいけない制裁の方法

やってはいけない制裁としては「自分も浮気をする」「誹謗中傷を拡散させる」「暴力をふるう」などが挙げられる。いずれもストレスを解消させる手段としては有効かもしれないが、根本的な解決にはならないことが特徴だ。特に、浮気をしたパートナーや浮気相手の誹謗中傷をネットに流したり、暴力行為を行ったりすると名誉棄損や傷害罪または暴行罪で訴えられる可能性もあるだろう。すると、本来もらえるはずの慰謝料の金額が減らされるばかりか、かえって不倫をした相手から慰謝料請求が行われるかもしれない。また、自分も浮気をするという制裁方法は、離婚へと進む流れに拍車がかかる恐れもある。離婚までする気がない場合には、安易に「自分も浮気をしよう」などとは考えないほうがよいだろう。

そのほかにも、浮気相手に反省を促す意味で、家出や別居を制裁方法として選択する人もいるが、あまりおすすめできない。たしかに、家族がいなくなったことで不倫をした相手に孤独感を与えて反省させられる可能性はあるだろう。しかし、パートナーが家にいなくなったことを利用して、浮気相手にさらにのめりこんでしまう恐れもある。浮気相手との関係を断ち切らせたい場合には、家出や別居という選択肢は取らないほうがよいといえる。

3-2.合法的制裁とは

離婚届

浮気の制裁を行うときは、合法的にするのがポイントだ。合法的な制裁を目指すのであれば、まずは「弁護士に相談したうえで制裁の方法を検討する」とよいだろう。合法的な制裁として挙げられるのは、「慰謝料や離婚の請求をする」ケースである。たとえ、婚姻関係を継続する場合であっても配偶者および浮気相手のどちらか、または双方に慰謝料請求できることは覚えておくとよい。なお、離婚をする場合、財産分与は一般的に婚姻期間中に築いた財産を夫婦で半々に分けることになる。しかし、配偶者の不倫が原因で離婚する場合には、財産分与で資産の一部を多めに分割してもらえる事例があるのだ。また、配偶者から親権を奪って養育費を請求しやすいため、離婚協議を優位に進めることができるだろう。

浮気相手への合法的な制裁としては、慰謝料の請求以外にも「勤務先の会社へ訴状を送る」という方法も有効だ。勤務先に浮気をしていることがバレれば、浮気相手も精神的に大きなダメージを受けることだろう。ただし、勤務先の会社へ訴状を送る制裁方法が有効なのは、「不倫相手の勤務先は分かるが、住所は分からない」場合に限る。自宅に送ることが可能であるにもかかわらず、勤務先へ訴状を送ると名誉棄損などで訴えられる可能性があるので、慎重に判断したほうがよいだろう。

もしも、慰謝料を請求した場合に、満足に支払いが行われないようなケースでは、相手の給与を差し押さえることも可能だ。このケースでは、裁判所から浮気相手の会社に差し押さえの命令が届いて、浮気相手に支払われる給与から慰謝料が強制的に差し引かれる。経済的にも精神的にも大きなダメージを与えられる制裁方法だといえるだろう。

4.慰謝料について理解しよう!

浮気を合法的に制裁する方法としては、一般的に慰謝料請求を選択する人が多い。ただし、浮気をされたからといって、いくらでも慰謝料を請求できるわけではない。慰謝料を請求できる相場はある程度決まっており、なかには慰謝料をまったく請求できないケースもあるのが現実だ。そこで、慰謝料を請求するときに知っておきたいさまざまなポイントについて紹介していく。

4-1.慰謝料を請求するポイント

慰謝料を請求するときには、「法的証拠を集める」ことが重要だ。その際は、「ラブホテルに出入りしている写真や動画」「浮気の事実を認める音声」「ラブホテルの宿泊記録」といった、パートナーが言い訳できない証拠を集めるようにするとよい。また、証拠は多ければ多いほど、慰謝料請求の際に有利に運びやすいということも理解しておいたほうがよいだろう。効力が低いと言われる証拠も極力、集めるように努めるべきだ。たとえば、「2ショット写真」「2人分のアルコールや下着などを購入した際のレシートなど」が挙げられる。こうした証拠は、1つだけでは不貞行為を証明する有力な証拠にはならないこともあるだろう。しかし、他の重要な証拠を補完する形で役立つ場合もあるので、集めておいて損をすることはないはずだ。

なお、素人が行う証拠集めには限界があるのも事実だろう。一般的に、素人がラブホテルに張り込みをして、証拠写真を撮影するのは簡単なことではない。より価値の高い証拠を効率よく集めたい場合には、「探偵や弁護士の力を借りる」ことも選択肢のひとつだ。複数の証拠を集めることで不貞の事実が立証できる場合があるので、少しでも慰謝料請求を確実なものとするために検討してみてはいかがだろうか。

4-2.慰謝料の相場

慰謝料の相場は、浮気された側がどのような対応を取るかによって、変わってくるのが特徴だ。たとえば、「浮気はしたが夫婦関係は継続する場合の相場は50~100万円」「浮気が原因で別居に至った場合の相場は100~200万円」といった具合である。また、「浮気が原因で離婚に至った場合の相場は150~500万円」だと言われている。離婚に近づく状態になればなるほど、浮気された側の精神的なダメージが大きいケースが多く、慰謝料の相場も高くなっていることが分かるだろう。

平均的な慰謝料の相場は200~300万円程度だといわれているが、請求する相手が高所得者である場合や浮気をしていたときの状況によって慰謝料が高くなることもある。浮気相手のために高額の借金をした場合などには500万円程度の慰謝料になったという事例もあるのは覚えておくとよいだろう。

4-3.高額な慰謝料の請求が認められる場合

高額な慰謝料の請求が認められるのは、基本的に「浮気をされた側に大きなダメージを与えた」というケースだ。たとえば、「浮気相手が自身の家庭を壊すつもりで意図的に浮気していた」「浮気をしないと約束したにもかかわらず繰り返し浮気をしていた」といった場合である。また、慰謝料の金額は請求する相手の所得にも影響を受けているのが特徴だ。パートナーが高額な収入を得ている場合や、多額の資産を保有している場合には請求できる慰謝料の金額も高くなるだろう。

その他には、「浮気相手との間に子どもができた」「浮気が原因でうつ病などの精神疾患にかかった」といったケースでも、比較的高額な慰謝料が支払われているケースが多い。いずれの場合も、浮気された側の精神的なショックが大きいことが、高額な慰謝料を請求できる要因になっているといえる。

4-4.慰謝料を請求する方法

裁判所

慰謝料を請求するには、「交渉をする」「裁判をする」という2通りの方法がある。一般的には、まず当事者同士で交渉を行って、話し合いがまとまらない場合に裁判をするという流れになるケースが多い。慰謝料請求で交渉する場合には、「書面で示す」「電話で請求する」のいずれかの手段で始める必要がある。書面で慰謝料を請求するメリットは、主張を明確に示せる点だ。電話だと言いにくいことであっても、書面であれば伝えやすいのは大きなメリットだろう。ただし、回答も書面で行われるケースが多いため、浮気相手に考える猶予を与えてしまう点はデメリットだといえる。

一方、電話で慰謝料請求するメリットには、タイムリーで主張を伝えられるため、早期解決しやすい点が挙げられるだろう。ただし、相手の主張に対する返答をその場で行わなければならないので、瞬時に反応できるように準備をしておくことが重要になる点は注意しなければならない。交渉で和解や示談がまとまらなかった場合には、裁判所に訴状を提出して訴訟の提起をすることになるだろう。というものの、裁判が始まったからといって必ずしも裁判官からの判決が下されるまで争わなければいけないわけではない。裁判の手続きが進行中であっても、裁判所から和解勧告を打診されるケースがよくあるからだ。裁判官から示される和解案が双方の納得いくものであれば、和解して終了するのが一般的な流れとなっている。

4-5.慰謝料を請求できないケース

パートナーが浮気したからといって常に慰謝料請求できるわけではない。慰謝料請求できないケースは、「パートナーと婚約や結婚をしていない間柄である」「結婚生活が破綻していた」「明確な証拠がない」といった場合だ。婚約や結婚をする時点で、パートナーには貞操義務が課されることになる。しかし、ただ恋人として付き合っている状態では貞操義務は課されていないため、たとえ浮気相手と肉体関係を伴った不貞行為を行ったとしても慰謝料の対象にはならないのだ。また、浮気を始めた時点ですでに結婚生活が破綻している場合も、浮気された側の精神的なダメージは大きくないと考えられてしまい、慰謝料請求できないケースが多い。

一般的には別居期間が3~5年程度になると、結婚生活が破綻していると判断されるので、別居している場合には気を付けたほうがよいだろう。さらに、浮気をしたといっても「一緒に食事をした」というレベルでは、不貞行為を行ったかどうかの証拠としては弱い。慰謝料請求において、肉体関係をもった間柄であるかどうかというのはかなり重要なポイントになるので、証拠集めをするときはその点に注力することをおすすめする。

その他では「浮気相手の名前や住所が分からない」「浮気相手がパートナーを既婚者と認識していなかった」というケースでは、浮気相手に慰謝料請求できないこともある。浮気相手の名前や住所が分からなければ、個人を特定できないからだ。ただし、勤務先の会社が分かっていれば、住所は知らなくても請求できるケースがあることは知っておくとよい。浮気相手がパートナーを既婚者と認識していなかったケースでは、浮気相手に過失があったかどうかで判断されることになる。たとえば、「自分は独身である」と告げて浮気相手がそれを信じていた場合、浮気の原因はパートナーだけにあるとみなされることもあるだろう。すると、浮気相手には慰謝料請求できないケースがあるのだ。

5.慰謝料を受け取った後も婚姻関係を続けるためのポイント

浮気に対する慰謝料を受け取った場合でも、婚姻関係を続けることは可能だ。婚姻関係を続けるには、「パートナーが浮気を完全に解消する」ことが重要だろう。ただし、口約束だけ取り付けても信用できないケースもあるかもしれない。そうしたときは、二度と同じ過ちを犯さないように、誓約書などの書面に残しておくことをおすすめする。再び浮気をした場合には、誓約書の内容に基づいて裁判を進めることができるので、一回目よりも有利な条件で和解できるだろう。

また、誓約書は浮気相手に書かせることも可能だ。より確実に浮気を防止したい場合には、浮気相手にも誓約を取り付けるとよいだろう。ただし、誓約書を書かせたからといって、すべてが元通りの生活に戻るわけではない。浮気をしたという事実はすぐに消せるものではなく、しばらくは夫婦間にわだかまりが残ってしまうことだろう。頻繁に話す機会を設けてお互いの考え方を知るチャンスを作るなど、夫婦がともに努力する必要があるといえる。 ちなみに、婚姻関係を続けるにあたって、慰謝料を請求するのでなく、高額なプレゼントを買ってもらう(買わせる)という方法も、それほど珍しくない。

まとめ

浮気の制裁をする際には、合法的に行わなければ自身が訴えられるケースもあるので、気を付けなければならない。暴力や脅迫などを行ってしまうと、自らの不利益につながってしまうだろう。裁判を有利に進めるためにも、制裁を合法的に行う重要性を理解することが大切だ。浮気に対する制裁を合法的に行う方法を理解したうえで、適切な対処をするように心がけていくとよいだろう。

監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣

2001年11月
司法書士試験合格
20023月
法政大学法学部法律学科卒業
20044月
中央大学法科大学院入学
20063月
中央大学法科大学院卒業
20069月
司法試験合格
2007年12月
弁護士登録(新60期)
20081月
AZX総合法律事務所入所
20105月
平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)入所
20132月
伊倉総合法律事務所開設
2015年12月
株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
2016年12月
株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
20203月
社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
2020年10月
株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
20216月
社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
20224月
HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)

※2023年11月16日現在

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