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浮気/不倫の疑いパートナーの浮気が発覚!何をどうしたらいいかわからない人のための手引き

パートナーの浮気を知りショックを受ける女性

パートナーの浮気を知ることはショックなものである。人によっては、動揺のあまり何もできなくなってしまう人もいるのではないだろうか。何か行動を起こすにしても、冷静な判断ができなくなってしまえばかえって事態を悪化させてしまうこともある。そこで今回は、パートナーの浮気が疑われたときの心がまえや行動、さらに適切な接し方について解説していく。

1.パートナーの浮気が発覚する原因

パートナーの浮気について気づくタイミングやポイントには個人差がある。感じ方や2人の関係もそれぞれに違うため、一概にこうであるという断言はできない。しかし、そんな中にも多くの人がパートナーの浮気について察知する共通点はある。そこで、ここでは一般的に見られる浮気発覚のきっかけや根拠について解説していくことにする。まず、自分のケースと比較して浮気が疑われるかどうか判断してみよう。

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1-1.スマートフォンの履歴や使い方

誰かと連絡を取るために欠かせないのがスマートフォンや携帯電話だ。パートナーに浮気相手ができたとき、まずスマートフォンの使い方に変化が出やすい。多くの人が、スマートフォンからパートナーの浮気に気づいているのも事実である。実際にはどのような変化やきっかけがあるのか見ていこう。

まず、疑わしい行動としてあげられるのは、スマートフォンを常に持ち歩くようになることだ。それまでスマートフォンに関心が低いパートナーだった場合は特にわかりやすい。普段はテーブルなどに無造作に置かれていたスマートフォンが、ある時期から急に手元から離さなくなったということはないだろうか。または、今まで無頓着だったパートナーが突然スマートフォンにロックをかけるようになるといった行動も怪しいと考えていいだろう。浮気を隠したいという心理が、そこに潜んでいる可能性は十分にある。

ただし、仕事の連絡など重要な電話を待っているというケースもあるため、家の中で持ち歩く場合でも一時的なものであれば可能性は低いかもしれない。それよりも注意したいのはLINE(ライン)などのメッセージである。それまでLINEやメールなどに関心が低かった人が急に受信が増えるのは疑わしいといえる。LINEで浮気相手と思われるメッセージを見てしまったという人も多いので注意したい。また、メッセージ機能のあるアプリで連絡を取り合っている場合もある。 Facebook(フェイスブック)などのSNSやブログに、浮気を感じさせる内容が登場することもあるので要注意だ。

1-2.行動や態度の変化

パートナーが浮気をしているときには、行動や態度にも変化が表れやすい。常に何か待っているような、何となく落ち着かないそわそわした様子はないだろうか。または、2人の間では特に変わったことがないのに、どこか浮き足立っているような楽しそうな雰囲気も怪しいといえる。急に優しくなったり、そうかと思えばまったく興味がなかったりするような態度も浮気をしているパートナーにありがちだ。

このように態度に落差が出やすいのは、浮気相手との出来事に気分が左右されていることが多い。浮気相手となかなか会えないときやうれしいことがあったときなど、つい態度に出てしまう人がいるので注意深く見てみよう。また、浮気しているという後ろめたさから、急にプレゼントをくれるようになるパートナーも少なくはない。

他にも注意したいのは服装である。人は新しい恋愛を始めると、服装にも変化が出やすい。例えば、新しい服が増えたり今までと服の好みが変わったりする場合も浮気を疑ったほうがいいだろう。また、急に髪型を気にするようになるのも、浮気の可能性が高いかもしれない。女性の場合は、メイクやネイルなどが普段と変わっていないか注意してみよう。

1-3.クレジットカードの利用方法

クレジットカードの利用方法からパートナーの浮気が発覚することも多い。男性(旦那、または夫)も女性(妻、または嫁)も浮気相手ができると出費が増えやすいからだ。そのため、パートナーの行動に怪しい点が見られたらクレジットカードの利用履歴や請求金額を見るのも判断材料といえる。通常、クレジットカードの利用履歴には支払い先が明記されている。まず、普段は使わないような出費がないかどうかをチェックすることが重要だ。もちろん、利用総額が急に増えるなどの変化も見逃してはいけない。

クレジットカードを利用しないパートナーの場合は、預金残高に着目してみるという方法もある。頻繁に引き出されている場合や、覚えのない大きな額の引き落としなどがあった場合には注意したほうがいいだろう。浮気相手とのデート代や高額なプレゼントを購入していることも十分考えられるからだ。また、ホテルやレストランなどの領収書や会員カードなども浮気の証拠としては多いので注意したい。パートナーが1人で外出した日もチェックしておくと、お金の流れと照合できるのでやってみよう。

1-4.外出時間の増加

赤ちゃんを抱きかかえながら夫の帰りを待つ妻

パートナーに浮気相手ができたとき、必然的に増えてくるのが外出だ。特に、それまではあまり外に出ることがなかったパートナーが突然さまざまな口実を作って出るようになったら要注意である。実際に、自宅にいる時間が著しく減ったことで浮気が発覚するケースは多い。仕事を持っているパートナーにありがちな理由は残業や出張だ。パートナーの仕事が急に忙しくなったら、まず給与はどうなっているかチェックしてみよう。手当などもなく、それまでと特に変わらないなら浮気をしている可能性は高いといえる。

他にも、残業の曜日や外出時間が毎回同じであったり、週末に個人的な外出をしたりするのも疑ったほうがいいだろう。帰宅が深夜におよぶのも要チェックである。また、専業主婦など日中の行動に自由度が高い場合には、夫の仕事中に浮気をしている可能性が高い。それまでに比べて家事に手抜きが見られたり、日中の外出が増えたりしているなら注意したほうがいいかもしれない。

1-5.移動範囲の拡大

デートで行動範囲が変わることも浮気の発覚につながりやすい。浮気相手と会うには、通常、家族はもちろん知人や友人などにも目撃されない場所を選ぶのが一般的だ。そのため、できるだけ遠方でデートするというケースが多いのである。不自然な行動が見られたときは、まず車をチェックしてみよう。カーナビに知らない履歴が残っていたり、シートの位置がいつもと変わっていたりしたら怪しいかもしれない。または、走行距離が急に増えているのも怪しいといえる。

公共交通機関を利用するパートナーであれば、交通系ICカードに通勤経路とは異なる履歴があるかどうかで判断することもできる。正当な理由があれば問題はないが、帰宅が遅い理由を残業などとしている場合は浮気の可能性が高い。また、休日の外出が増え、ゴルフや仕事の付き合いなどを理由にあげるのも注意したほうがいいだろう。帰宅してもその日のエピソードがないなど、浮気かどうかを探る手段はいろいろあるのだ。

2.浮気が発覚したときにしてはいけないこと

パートナーに浮気の疑いを持ったとき、直接本人に確認してしまう人が多い。しかし、これは正しい行動とはいえないので注意が必要だ。素直に浮気を認めるパートナーは少なく、ごまかされてしまうことがほとんどといえる。中には見えすいた嘘をつかれて激昂する人もいるかもしれない。また、確実な証拠を押さえる前に警戒されてしまうケースもある。いずれにしても、パートナーへの接し方には注意が必要だ。そこで、浮気が発覚したときにパートナーにやってはいけない行動について解説していこう。

2-1.一方的に責める

パートナーの浮気に気づいたとき、冷静でいられる人は少ないかもしれない。しかし、感情にまかせて一方的に責めることは逆効果になるので注意したい。中には、明らかな矛盾があっても平然と嘘をつくパートナーもいるだろう。そんなときでも興奮せず、落ち着いた態度を取ることが重要だ。そのためにはまず時間を置き、落ち着いてから接するのが一番である。

特に浮気が発覚したばかりのときは感情が高まりやすく、自分でも制御が効かなくなってしまう人もいる。パートナーに詰め寄りたい衝動にかられるのは当然といえるが、修羅場になり、パートナーが愛想を尽かしてしまう可能性が高い。普段とは違う配偶者の一面を見て、嫌悪感を抱いてしまうことも考えておこう。もちろん浮気をしたのはパートナーであり、非難されるべき行動だが、それでも行き過ぎた態度や言動は慎んだほうが賢明である。冷静になったときに今後の話し合いをしたいと考えても、応じてもらえないこともあるので注意しよう。

2-2.こらしめようとする

パートナーの浮気が許せないと思うことは当然といえる。しかし、それでも必要以上にこらしめようとするのは逆効果になりやすい。例えば、友人に浮気の事実を話すなど第三者に向けて口外するような発言は慎んだほうが賢明だ。職場に報告するといったパートナーの社会的地位に響くような発言も、恫喝ととらえてしまう人もいるので注意したい。このような相手を怯えさせてしまう発言は、今後夫婦関係を維持できるかどうかパートナーに疑問を持たせてしまう可能性が高いからだ。

また、意外と多いのが仕返しに自分も浮気をしようと考えることである。怒りの感情にまかせるまま浮気宣言をする人もいるが、結果的にむなしさが残ることは多い。それより、これではパートナーとの問題解決にはならず、逆に関係をこじらせてしまうことになる。パートナーの浮気は裏切られたという感覚が強く、何か仕返しをしたいと考えるかもしれない。しかし、間違った判断をしないよう、冷静な対処が必要だ。

2-3.束縛を強化する

束縛のイメージ

パートナーの浮気でやってしまいがちな行為の一つが束縛の強化だ。二度と浮気する隙を作らないよう、外出などの行動を制限したりスマートフォンを自由にチェックしたりする人もいるが、これは逆効果といえる。中には、行動を制限したうえに小遣いまで減額するなどの制裁を加える人も見られるが、パートナーの気持ちが離れてしまうこともあるので注意しよう。

また、普段から束縛する傾向のある人の場合、束縛がパートナーの浮気原因になっている可能性もある。例えば、LINEがすぐに返信されないと怒ったり、仕事上の付き合いや友人との付き合いまで制限したりということはないだろうか。もしも浮気が発覚してこのような束縛をさらに強化させるのは危険である。パートナーが窮屈に感じるだけでなく、一緒にいること自体に疑問を感じ、最悪の場合は別れにつながることもあるのだ。すぐには別れない場合でも、浮気相手のほうが居心地が良いと感じたらそのまま離れてしまうかもしれない。

2-4.嘘で「別れる」と言う

パートナーの浮気に腹をたてるあまり、つい衝動的に別れを口にしてしまう人もいる。しかし、これもやってはいけない行為だ。もちろん、本気で別れたいなら話は別だが、嘘で相手を焦らせようとするだけなら決して口にしてはいけない。もしも、パートナーが浮気相手との結婚を視野に入れていたなら、真に受けることで実現する可能性が高まるからだ。

別に浮気相手との将来について考えていない場合でも「自分とは一緒にいたくないのだろう」という気持ちになるかもしれない。中には、別れを口にすることで慌てて行動を改めるパートナーもいるが、必ずしもそうとは限らないのだ。浮気をするほうに落ち度があるのは確かである。しかし、2人の関係を継続したいなら、単なる脅しとして別れを口にしてはいけない。別れに限らず、取り返しのつかない言葉を安易に口にしないように注意しよう。

2-5.笑って許す

浮気したパートナーに厳し過ぎる態度をとるのも良くないが、寛容過ぎるのも逆効果である。特にやってはいけないのは、浮気の事実を笑って許してしまうことだ。これは、普段からパートナーに対してどこか負い目を感じている人や、自分から離れていくことに恐怖心を感じている人に多い行為といえる。しかし、浮気を笑って許してしまうことで、パートナーに「浮気は問題ない」という誤解を与えてしまう。そもそも、浮気発覚後すぐ、パートナーに優しい態度を見せるのは良くない。

また、浮気で騒ぐより大人の対応をしようと考えるのも間違いである。あまりにも浮気に無反応だと愛情を疑ってしまうパートナーもいるからだ。過剰な反応は良くないが、多少の嫉妬やショックを受ける姿を見せることも大切である。たとえば、浮気発覚後の妻(または旦那)の平静な態度など、自分の浮気に何も感じない相手を見て、パートナーはまた浮気を繰り返すかもしれない。

3.パートナーの浮気が発覚したら最初にすべきこと

浮気が発覚したときにやってはいけない行為をあげてきたが、どれも実際にありがちな行動ばかりである。逆効果になる行為を見ていくと、どうすることが適切なのか悩んでしまう人は多いだろう。しかし、パートナーの浮気が発覚したとき、まずやるべきことは実は一つしかない。それは冷静になることである。

人は誰しも、興奮した状態では正しい判断ができなくなってしまう。極端に悲しんでいるときも同様である。つまり、感情に左右されてしまう状態では、選択するべき正しい回答を導き出すことはできないのだ。つい過剰な行動に出たり、または自分を抑えたりしてしまうことが多い。これでは、2人にとって好ましい結末を迎えることはできないといっていいだろう。

パートナーの浮気が発覚したときは、絶対にすぐ行動してはいけない。まず時間を置き、冷静になれる機会を作ろう。一人でいるのが辛い場合は友人など誰かと一緒にいるという方法もある。趣味に没頭するのも冷静になれる手段といえる。まず心を落ち着かせ、ニュートラルな気持ちになれたときに良い解決法を得られやすいのだ。

4.浮気発覚後のステップ1:事実を整理する

浮気発覚はショックだろうが、その後の対応は重要だ。精神面で落ち着いたら、初めてパートナーの浮気についてどうしていくか具体的な行動に移ることができる。そこで、まず重要なのは浮気の事実を確認し、整理していくことだ。パートナーの浮気に向き合うことは辛いことかもしれない。しかし、現実に目を背けることなくしっかりと受け止める気持ちが重要だ。

まず、もっとも大切なのは、実際にパートナーの浮気があったのかどうか事実確認をすることである。中には単なる職場の同僚など、過剰に誤解をしているケースも少なくはない。そもそも、浮気を疑った原因や経緯はどのようなものであったか、書き出してみるとわかりやすいのでやってみよう。また、書き出すことで新たな事実が見えてくることもある。

例えば、スマートフォンに親密な関係を思わせるメッセージがあったかどうかも有効だ。もちろん、その内容も重要なポイントである。会う約束をしているようなメッセージであっても、複数人のグループでの飲み会や同窓会の連絡という場合も考えられるからだ。「今度はいつ会える?」など特定の異性と頻繁に会っている様子のメッセージだったなど、内容についても整理しておこう。

ただし、自分の妄想を加えないように注意が必要だ。第三者として見た場合、誰にでも該当するような内容では浮気とは断言できない。通常は、このような怪しいと感じる程度の証拠をいくつか集めておき、それ以降の調査はプロの探偵社に依頼するほうが賢明であり、有効な方法である。冷静に判断してもらうことができるのもメリットだ。

5.浮気発覚後のステップ2:今後の選択肢と結果を考える

怪しいと思われる証拠を集めて事実整理が終わったら、まずは浮気が事実であると仮定して次に進めていこう。このステップは、自分とパートナーの今後を決めるために話し合いの場を持つうえで重要な役割を持っている。自分はどうしたいのか心の整理をつけ、パートナーに伝えるためにも、予想される可能性について比較しながら考えていこう。

5-1.別れる場合

夫と別れる妻

パートナーの浮気が明確になったとき、結果として別れるか別れないかの二択になる。浮気発覚後すぐに、妻(または夫)から離婚を告げられるケースもある。別れるほう(離婚)を選択する人も多いかもしれないが、別れることで予想される結果は次の通りだ。まず吉と出る場合の例をあげていこう。一番は精神面が楽になるということである。パートナーの浮気は大きな悩みになりやすく、生活が楽しめなくなることも多い。しかし、別れることでネガティブな思考に陥りやすい状況から解放され、本来の自分らしさを取り戻すことが可能である。また、新たな出会いもあるかもしれない。

一方、別れたことが凶と出る場合でもっとも懸念されるのは、パートナーを失ったという後悔の念だ。長年連れ添った夫婦はもちろん、独身カップル(彼氏、彼女)や新婚夫婦であっても、大きなダメージと受けるかもしれない。浮気が発覚したとき、感情のままに別れを決意した場合に多いケースといえる。しかし、じっくり考えたつもりでも、ふとしたことで関係が良好だった頃や、過去のさまざまな出来事を思い出し、悲しくなるかもしれない。自分でも気づかなかったパートナーへの愛を再認識することになるのは辛いものだ。また、夫婦の場合は離婚によって経済的に困窮するというケースもある。中には離婚後、大幅に生活水準が下がってしまう人もいるだろう。

5-2.別れない場合

別れない選択をし、パートナーとの関係を修復する場合で、吉凶は分かれることになる。まず吉と出るのは、浮気が原因でお互いを見つめ直すことで関係が良好になるケースだ。浮気は、まったく気づかなかったパートナーの不満に気づくきっかけになるかもしれない。また、夫婦であれば家庭を壊すリスクを負うことがなく、話し合いなどに時間を割かれることを回避できる。

一方、凶と出る場合は、パートナーがいつまた浮気をしないか疑心暗鬼になってしまうことだ。本当に浮気相手と別れているのか、または新しい浮気相手がいるのではないかなど、精神的に疲れてしまうかもしれない。中には常に疑いの目を向けたり、ふとしたことで浮気を蒸し返して責めたりする人もいるだろう。心の底から許すことができていないとお互い疲れてしまい、結果として別れる場合もある。

6.浮気発覚後のステップ3:どうするか決断する

パートナーの浮気が発覚したとき、まず事実を整理して今後どうするかを考えたら、いよいよ次は最終的な決断である。ただし、実際にはパートナーの意思もあるため完全に自分の希望通りになるとは限らない。そこで、まずどのような結論に転んだ場合でも慌てないよう、あらかじめ心の準備をしておくことが大切である。そのためには、十分心を落ち着けて気持ちに余裕を持っておこう。

パートナーの浮気という事実に向き合うには、これまで通りの関係を続けることは難しい。しかし、どう決断しようとそこには正解も不正解もない。自分が本当はどうしたいのか、自分の心に正直になって後悔のない決断ができることが重要である。仮に別れるという選択をしても、それがきちんと考えたうえでの決断であれば前向きで自分らしい生き方が可能なのだ。無理や嘘で自分の気持ちを固めてしまうことなく、素直な気持ちで決断しよう。

7.今後の決断にかかわらずできる準備

パートナーとの関係をどうするか決めることは、実際には簡単とはいえない。しかも、別れるかどうかの決断を下すのは難しいことである。つい悩んでしまい、そのまま時間だけ過ぎてしまう人もいるだろう。そこで、決断はなかなかできない場合でもどのような行動ができるのか解説していこう。

7-1.浮気の証拠を確保する

ラブホテル街

パートナーとの関係をどうするか決められない場合でも、いざ問題に向き合うときに重要になるのが浮気の証拠である。単に浮気を疑っているより、実際にはどうなのか証拠集めをしておくのは有効な手段だ。証拠を集めることは辛い現状を目の当たりにすることもあるが、大切なことである。夫婦はもちろんだが、未入籍でも婚約中または内縁関係が認められるなら慰謝料の請求は可能だ。別れるときにも優位な状況で話を進めやすい。そのためには浮気の証拠がなければならない。

浮気を立証するためには、明らかな不貞行為があることが条件である。これは自分から見た判断ではなく、誰から見てもそう感じるものでなければならない。つまり、肉体関係があるという証拠だ。ラブホテルへの出入りが確認できる写真や動画、またはSNSや音声など肉体関係を感じさせるものを集めておこう。これは、万が一裁判になったときでも証拠として有効である。

7-2.自分の経済力を強化する

パートナーの経済力に頼って生活している人の場合、自分の収入を確保しておくことは重要だ。仕事を持っている場合でも、自立した生活ができるよう経済力を強化しておこう。例えば専業主婦の場合、離婚を迷ってしまう原因の一つにあげられるのが経済的な事情だ。いつでも自立できるようにしておけば、経済的な問題で離婚せずに我慢するという必要がなくなる。

また、いつでも自分の力で生活できるという自信があれば、別れるかどうかの決断を迷わずにできるのもメリットだ。仮に別れない場合でも、パートナーの浮気で悩むことなく自分の世界に没頭できるかもしれない。パートナーによっては、仕事に夢中になっている姿を見て愛情が深まることも期待できる。また、新たな交友関係が築けるなど自分の生活にプラスになることは多いのだ。

7-3.友人に支えてもらう

パートナーとのことを決断できないときは、身近な友人に支えてもらうのも良いことである。1人で悩んでいるより友人にまず悩みを打ち明けてみよう。話を聞いてもらうことで解決につながることもあるかもしれない。特に付き合いが長い友人や普段から行動をともにしている友人は、嫌な部分も良い部分も受け止めてくれることが多い。パートナーの浮気も話しやすく、精神面でのサポートも期待できる。

また、パートナーのことを良く知っている人であれば、自分とは違う視点で見てくれるなど新鮮な意見が得られやすい。パートナーについて判断するとき、自分ではどうしても偏ってしまうことは多いものだ。そんなときでも、友人なら第三者としてのアドバイスがもらえるため決断しやすいといえる。ただし、意見が偏ってしまう人ではなく、冷静に判断できる友人に相談することが重要だ。

8.浮気発覚後のパートナーへの接し方

パートナーの浮気が疑われるときは、まず冷静になって問題に向き合う準備を進めることが大切といえる。しかし、問題はその間もパートナーとの時間を過ごす機会があることだ。中には表情や態度に出やすい人もいるかもしれない。なんとなく態度がぎくしゃくしては、パートナーに不信感を持たれてしまうこともある。そうならないためにも、パートナーの浮気が発覚したときの適切な接し方について解説していこう。

8-1.感情的にならない

まず心がけたいことは感情的にならないことだ。ここまで説明してきたように、感情を前面に出してしまうとパートナーとのコミュニケーションが難しくなる。たとえ浮気が事実でも、パートナーにとっては一時的なものかもしれない。それを知らずに感情的な態度をとることで、パートナーの気持ちが離れてしまうことのないよう注意しよう。

どうしても感情が表面に出やすい人は、できるだけパートナーとの距離を置くことも必要である。もちろん、急に避けるような態度を取るのも逆効果だ。そこで、できるだけいつも通りに過ごし、感情が込み上げてきたときだけ1人になるなどの工夫をしよう。夫婦の場合はなかなか難しいかもしれないが、自分の感情がコントロールできるまでは適度な距離感を保つのが賢明である。

8-2.自分を卑下する発言をしない

パートナーに浮気をされるのはショックなものである。つい自暴自棄になってしまい、中には自分を卑下する人もいるかもしれない。しかし、自分を卑下する発言はパートナーにマイナスの印象を与えやすいので注意が必要だ。「どうせ自分なんて」という考え方や発言は、パートナーの気分まで暗くしてしまう。もちろん、そんな気分にさせるのは浮気したパートナーだが、具体的な話し合いへと進むまで自分の浮気が知られていないと思っている人は多いものだ。

自分を卑下するようになると、パートナーは一緒にいても楽しいという実感が薄れやすい。そのため、浮気相手のほうに行く頻度が増える可能性も出てくる。パートナーの浮気が事実だとしても、実際にはどの程度の気持ちを持っているのか聞かなければわからないものだ。浮気はしても、2人の関係は絶対壊したくないと考えているパートナーもいるだろう。それを確かめずに暗い空気を作り出してしまうと、パートナーの気持ちが冷めることもあるので注意したい。

8-3.パートナーの機嫌に反応しない

パートナーの浮気は人によって感じ方が分かれるが、中には過剰に相手の機嫌を気にしてしまう人もいる。パートナーの浮気は自分に原因があるのではないかと考えがちな人には、このタイプが多いかもしれない。そのため、パートナーの表情や言葉に敏感になってしまうのだ。しかし、いちいち気にしてパートナーに合わせていると疲れるだけである。また、行動も不自然になるため気にしないことが一番だ。パートナーの浮気で自分を責めてしまうタイプの人は、相手の気分に無理に合わせない努力も必要である。実際にはあまり考え過ぎることなく、機嫌が良さそうと感じるときだけ接するなど気楽にかまえるようにしよう。機嫌が悪そうなときは無理に話をしない、という気楽な立場でいることが大切である。

8-4.過度に冷たくしない

パートナーが浮気しているのに優しくするのは難しいかもしれない。しかし、極端に冷たい態度に変わるのも良いとはいえないので注意しよう。特に完全に無視をしたり、まったく会わなくなったりすることは逆効果になる場合もある。夫婦であれば、パートナーと食事をしなくなったり普段の会話まで無くなったりといったことのないよう注意しよう。このような極端な態度を続けてしまうと2人の間に溝ができてしまい、いざ関係を修復するときにも難しくなってしまう。

もちろん、だからといって必要以上に明るく振る舞うのも不自然である。優し過ぎるのも、パートナーから逆に浮気を疑われることになりかねない。パートナーの浮気がわかって今後のことを考える時期は、できるだけ普通に接することを心がけよう。難しいかもしれないが、なるべくパートナーの浮気を意識せず、普段と変わらない態度を続けることが一番だ。

まとめ

パートナーの浮気が疑われるときでも、できるだけ逆効果になるような行動は避けることが重要だ。まず心がけたいのは心を落ち着かせて冷静になることである。そのためには、パートナーと適度な距離を取ることも必要かもしれない。ただし、急に避けるなど極端な態度にならないよう注意しよう。パートナーと別れるにしても別れないにしても、どちらの選択でも慌てないように準備をしておくことが大切である。

監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣

2001年11月
司法書士試験合格
20023月
法政大学法学部法律学科卒業
20044月
中央大学法科大学院入学
20063月
中央大学法科大学院卒業
20069月
司法試験合格
2007年12月
弁護士登録(新60期)
20081月
AZX総合法律事務所入所
20105月
平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
20132月
伊倉総合法律事務所開設
2015年12月
株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
2016年12月
株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
20203月
社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
2020年10月
株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
20216月
社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
20224月
HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)

※2023年11月16日現在

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