浮気/不倫の調査浮気調査を検討中!探偵事務所に依頼する費用はどのくらいを想定しておくべき?
パートナーの浮気を疑って不安な毎日を送るのは精神的につらいもの。下手をすると二人の関係性にも悪影響を及ぼしかねない。こんなことなら、いっそ探偵事務所に浮気調査を依頼しようかと検討することがあるかもしれない。しかし、調査費用に莫大なお金がかかるのではないかと尻込みする人も多いのではないだろうか。そこでこの記事では、浮気調査に必要な費用の内訳や調査事例に加え、料金を節約するコツなどについて紹介していく。
1.浮気調査にかかる費用の相場とは?
パートナー(夫、または妻)の浮気調査を考えたときに、真っ先に気になるのはその調査費用ではないだろうか。できるだけ安く済ませられるならそれに越したことはない、と誰しもが思うだろう。浮気調査の費用は一体どれだけかかるのか、費用相場を調べようにも詳細な金額が示されていないため、莫大な金額がかかりそうで気後れして依頼できない人もいるかもしれない。そもそも、浮気調査は1件ごとに調査内容が異なり調査範囲が多岐にわたるため、一概に費用相場の平均的な金額が提示できるものではない。 というのも、依頼者により浮気調査はどこまで調べたいのか、という点が異なることにも一因がある。浮気の事実だけを確認したいのか、会う頻度を知りたいのか、浮気相手の身元や素行まで知りたいのか、離婚裁判に必要な確実な証拠を集めたいのか、色々なケースがあるものだ。加えて、調査のターゲットがなかなか行動を起こさず、尾行をしても空振りに終わることも往々にしてあるものだ。そうなると、何日追いかければ尻尾をつかめるのか、何日で調査が完了するのかはターゲットごとに異なるため、調査費用が総額でいくらになるのかは何とも説明のしようがないというのが実情だ。 そのため、浮気調査の費用の総額を平均値で調べても意味がなく、総額の料金帯はおおよそ、30~150万円程度の幅があると見ておくとよいだろう。もちろん、タイミングや条件次第でもっと安く済むケースもある。だが、これだけでは漠然としていて、浮気調査の費用が安いのか高いのか何の目安にもならないだろう。そこで、東京都調査業協会が興信所や調査会社を対象に行ったアンケート結果をもとに、時間単位の費用相場を紹介する。もちろん、調査員や探偵の人数や調査レベルによってかかる費用も異なってくることが考えられるが、一応の目安にはなるだろう。 浮気調査の場合は、調査員1名につき、1時間当たり7500~1万円程度が相場との結果が出ている。腕の良い調査員の時給相場は3000~4000円程度とされ、そこに事務所の維持費などが加算される仕組みだ。つまり、1時間当たり7500円以下なら割安、1万円以上なら割高というのが1つの目安になる。浮気調査の尾行となると単独で行動することはないため、最低でも2名分の費用がかかることになる。
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2.探偵社の料金タイプの種類とメリット・デメリット
浮気調査の調査員1人の1時間あたりの相場は分かったものの、調査会社の料金体系は時間料金制を取っていない場合もある。もちろん、厳密に時間を決めて動ける場合は「時間料金タイプ」が主流だ。その他にも、「パック料金タイプ」「成功報酬タイプ」という料金体系を採用しているところもある。この代表的な3種類のタイプについて、かかる費用の計算方法やメリット・デメリットを紹介する。
2-1.時間料金タイプ
探偵事務所や興信所などの調査業界では最も一般的な料金体系である「時間料金タイプ」から説明する。時間料金タイプとは、「調査員1名につき1時間いくら」とあらかじめ時間ごとの料金を決めて、実際の調査員の人数と稼働時間を乗じて計算する方法だ。調査業では昔からこの時間料金タイプを設定しているところが多い。なぜなら、計算式が単純明快であり、調査に必要な費用がわかりやすく、自分で計算をして概算の金額があらかじめ把握できる安心感があるからだ。事前に、どの程度かかるのかの心づもりができるという点も大きなメリットだ。
しかも、ターゲットの確実な行動時間を特定できれば、必要最低限の時間で調査が完了する可能性も高い。そうなれば最少の費用で浮気調査ができることになる。浮気相手と必ず会うであろう日時がわかっている場合は、最適な方法と言えるだろう。しかし、予定の変更などの不測の事態で、調査時間が延長する可能性も視野に入れておく必要がある。また、難しい状況下での調査の場合、調査員を増員して対応するケースもある。調査員が稼働すればするだけ高額になってしまう可能性は否定できない。
時間料金の他に、早朝や深夜の稼働の際の割増料金や、車両費、機材費、場合により交通費や宿泊費などの実費の諸経費が上乗せされることもある。別途報告書の作成手数料がかかる場合もあるだろう。その点もあらかじめ考慮しておかなければならないのがデメリットだ。
2-2.パック料金タイプ
パック料金タイプとは、尾行などの稼働時間、車両費や機材費などの諸経費、報告書作成手数料などのすべての費用をまとめて一律の料金に設定したタイプである。最初に決められた額を提示するため、依頼者にとってはそれ以上高額になることはなく安心できる料金体系だ。しかも、時間料金タイプと比較すると、1時間あたりの料金が割安に設定されているためお得感もある。交通費や延長料金、報告書類作成手数料などすべての料金がパックになっているため、ターゲットの行動により料金が左右されることもない点がメリットだ。 ただし、依頼者が当初考えていたよりも短時間の調査で完了してしまった場合は、逆に割高になってしまう点がデメリットと言えるだろう。結果論になるが、これだったら時間料金タイプのほうがずっとお得だったということも起こり得る。パック料金タイプは、探偵事務所にとっても諸刃の剣となりうるリスクがあるものだ。というのも、調査期間が長期に及んだ場合は人件費がかかり、足が出てしまうことになる。性急な調査では失敗につながるリスクもある。それらを踏まえるとパック料金内でいかなる調査をも済ませるというのは無理があるだろう。というわけで、このパック料金体系を採用している探偵社の数はそう多くはないのも頷ける。
2-3.成功報酬タイプ
成功報酬タイプとは、調査が成功したときのみ費用が発生する料金体系である。といっても、通常は、調査を依頼するときにいくらかの着手金を支払うことになる。そして、調査が成功すれば成功報酬として調査費用を支払うものだ。もし調査が失敗に終わり、期待する結果が得られなければ費用の支払いは不要になる。この料金体系は、依頼者にとってみれば納得のいく支払い方法ではないだろうか。依頼する際に必要なのが着手金のみで調査前の費用が抑えられるため、依頼を決断するハードルが低いのがメリットだ。しかも、結果が出なかったときは、調査費用が発生しないというのもかなりの安心材料につながるだろう。
ただし、成功報酬タイプの料金体系にもデメリットになる注意点がある。というのも「調査の成功とは何を指すのか」が、依頼者と探偵事務所との間で見解が分かれることがあるからだ。成功報酬タイプで依頼する際は、事前に探偵事務所と成功の定義や何をもって終了とするのかなどについてしっかりと打ち合わせしておく必要がある。両者の認識の違いでトラブルになることもあるため要注意だ。
3.浮気調査に必要な費用の内訳
3種類の料金体系を見ると、浮気調査に必要となる費用には純粋な調査料金以外にも諸経費や報告書類作成手数料といった内容の費用があることがわかる。そこで、ここからは、一般的に浮気調査に必要な費用の内訳について説明する。実際に調査費用の支払いの際に、「思っていた金額と違う」と慌てないようにそれぞれの内容について理解しておきたい。
3-1.基本料金(調査料金)
浮気調査の際に必要になる費用の内訳として筆頭に上がるのが「基本料金」だ。基本料金と同義の意味合いで「調査料金」としているところもある。また、基本料金と調査料金の他に諸経費が必要な場合もある。諸経費込みの総額を調査料金と呼ぶ場合もあり、この辺はそれぞれの会社により名称や料金の仕組みが異なるため、混同しないよう注意が必要な部分だ。ここで説明する「基本料金」とは、調査員が実際に稼働することでかかる時間給や日当、出張手当、早朝や深夜の時間外の割増手当、危険手当などの人件費が含まれるものだ。浮気調査での費用総額に対して最もウエイトが大きくなる部分でもある。
大切な部分でもあるため再度説明すると、たとえばA社では、調査料金は経費や手数料を含めた総額のことで、基本料金は探偵の人件費や事務所維持費の部分のみを指している。一方、B社では、探偵の人件費や事務所維持費を調査料金と呼び、基本料金は別途発生する(経費・手数料も別)という仕組みだ。このように、会社により費用の名目も費用総額の内訳も異なるものだ。同じ名目の費用を比較して安いか高いかの判断をすることはできないことに注意が必要だ。
3-2.経費
浮気調査のほとんどが行動調査で浮気の現場の証拠を押さえる業務が中心となるため、調査員の人件費以外にもさまざまな経費がかかることになる。調査対象となるターゲットの動きによって発生する経費には次のようなものがある。例えば、ターゲットが泊りがけで出張に出かけるのを尾行した場合で考えてみよう。ターゲットが車で長距離移動する場合、車一台の追尾では途中で見失ってしまう可能性が高いため、多くの場合小回りのきくバイクも使用して移動することになる。この場合は、人件費の他に、車とバイクの車両費やガソリン代や高速代、宿泊費などの実費が経費として発生する。
また、浮気相手と浮気した確実な証拠となる写真や映像が必要になるため、調査員たちが連携を取りながらベストショットのタイミングを狙うことになる。スマホや無線機などの通信機器や、GPSや暗い場所でも撮影できる高性能のカメラ、小型のビデオカメラなど、場合によっては盗聴器などさまざまな専用機材を使用することが一般的だ。これらの機材費の使用料や記録するメディアや印刷代なども経費として請求される。
これらの経費は、ターゲットの浮気現場だけを記録するのか、もしくは1日の行動すべてを記録するのかの調査状況によっても差が出る。そのため、正確な費用を前もって把握することは難しいと言わざるを得ない。
3-3.手数料
浮気調査の際の手数料とは、多くの場合「調査報告書」の作成手数料の費用を指している。調査期間が数日に及ぶ場合は、すべての調査に対して報告書や写真、動画などで行動を記録して報告することになる。調査報告書は、書面でターゲットがいつ、どこで、誰と何をしていたのかを詳細に記し、証拠写真や動画のDVDとともに作成してくれる。特に、浮気調査の場合は、その後の成り行き次第で裁判になることが少なくない。争点のポイントは、確実に浮気していたかどうかの証拠資料の提出だ。
単に街なかで偶然会って立ち話をした程度と思われるような2ショット写真だけでは意味をなさない。誰の目にも浮気が明らかである写真や映像の提出が求められるのだ。状況に応じて小型カメラや望遠カメラ、暗視カメラなどの機材を駆使して、ターゲットと浮気相手が鮮明に映ったものでなければならない。信憑性のある正確な証拠と認められるためにも、報告書に記載する書式や文章にも十分に注意を払い、詳細な日時や名称等の正確性を重視して作成してもらう必要がある。それらの証拠書類の作成をすべて含めた費用が手数料となる。
3-4.成功報酬
成功報酬とは、探偵社が成功報酬タイプの料金体系を採用している場合に、調査に成功した場合のみ発生する費用である。一見わかりやすいシステムに思えるが、調査を請け負う探偵社によって金額や詳細な取り決めが異なるため、必ず見積もりの内容を確認する必要がある。依頼する案件によっても料金設定が異なる場合もあるだろう。成功報酬のなかでも、さらに完全成功報酬と成功報酬という2種類のプランを設定しているところもある。
また、浮気の証拠を押さえられないなど調査に失敗した場合でも、調査の際にかかった経費の支払いは一般的だ。さらに、成功と失敗の境界線が曖昧だと後から依頼人と探偵事務所との間でトラブルになることも考えられる。その辺は事前に誤解のないようにしておきたい。
4.事例で見る浮気調査の費用
ここまで浮気調査の費用の内訳などについて説明してきたが、今ひとつよくわからない、と思う人もいるのではないだろうか。それもそのはずで、浮気調査は各人各様でどれ1つとして同じ調査内容にはならないからだ。パートナーとの関係を修復したいのか、離婚裁判まで持ち込むのかによって目指すゴールは異なるため調査内容も自ずと違ってくる。浮気調査の費用は基本料金のウエイトが大きくなることは上述のとおり。
しかし、あまりにも漠然としていて、自分の場合はどの程度を想定しておけばよいか気になる人も多いのでないだろうか。そこで、最も一般的な「時間料金タイプ」で、いくつかの事例をもとにした基本料金を紹介する。これで、自分が調査を依頼した際の大まかな費用がイメージしやすくなるだろう。
4-1.浮気調査の費用例その1
【事例1】 パートナーが休日に浮気相手と会う約束をしているメールやLINEのやり取りを発見したケース。待ち合わせ場所や約束の時間などを特定している場合だ。このようにあらかじめ確実な情報が入手できている場合は、短時間で安い費用で結果が出ることが多い。調査日は1日で、調査時間は外出中である13~20時の7時間、調査員数は3人とする。 【費用例】 A社:1時間7500円の場合 7500円×7時間×3人=15万7500円 B社:1時間1万円の場合 1万円×7時間×3人=21万円 1時間あたりの基本料金がA社の7500円とB社の1万円の場合とを比べると、両社の差額は5万円以上になることがわかる。ここに実際にかかった実費や諸経費、報告書作成手数料が加算されることを考えると、時間料金が低めに設定されている方が費用負担は大きく軽減されることは明らかだ。
4-2.浮気調査の費用例その2
【事例2】 パートナーが毎週ある特定の曜日のみ帰りが遅いことに気づいた依頼者が浮気を疑い、2週連続で調査するケース。調査日は2日で、調査時間はパートナーの終業後の18~24時の6時間、調査員数は3人とする。 【費用例】 A社:1時間7500円の場合 7500円×6時間×2日×3人=27万円 B社:1時間1万円の場合 1万円×6時間×2日×3人=36万円 A社の時間料金7500円とB社の1万円では1時間あたりの差額は2500円で、中にはこれぐらいの差なら許容範囲として受け入れられるという人もいるかもしれない。しかし、この調査にかかった実際の合計の差額は9万円にもなっていることに注目したい。これが浮気でなかったなら安心料として多少の出費も構わないと思える人もいるだろう。だが、これが万一、浮気ということにでもなれば、調査はここで終わらないかもしれない。浮気相手がどこの誰なのかを突き止めたいと思うようになるかもしれないのだ。そうなると、引き続き調査が必要になる。そうなったときの総額も考えてみてほしい。つまり、時間料金だけでなく調査費用の総額も意識するのが重要と言えるのだ。
4-3.浮気調査の費用例その3
【事例3】 怪しいメールを発見したが、浮気かどうかわからない。パートナーの帰宅がいつも遅いためいつ会っているのかもわからない。そのような場合は、浮気をしていそうな日が特定できないため、1週間のうちの怪しそうな3日間に限定して調査してみるケース。調査日は3日で、調査時間は終業後の19~25時の6時間、調査員数は3人とする。 【費用例】 A社:1時間7500円の場合 7500円×6時間×3日×3人=40万5000円 B社:1時間1万円の場合 1万円×6時間×3日×3人=54万円 パートナーの仕事が多忙で帰りが普段からいつも遅いような場合は、浮気かどうか見抜くことは難しいものだ。しかし、怪しいメールや電話がきっかけで直感で浮気を疑い調査を依頼するケースがある。得てしてそのような場合は、調査すると浮気が発覚することがほとんどだ。確実に浮気をする日が特定できなければ、調査期間が長くなることも十分考えられる。両社の差が14万5000円もの開きがあるにしても、A社にしろB社にしろ、いずれも高額の調査費用がかかってしまうわけだ。この場合、いかにして調査費用を抑えられるかが鍵になる。そのような提案ができない探偵事務所に依頼するのは不安でしかない。
調査のための特殊機材が充実している探偵社なら、さまざまな調査方法がある。この場合は、車両の見えない位置にGPSを取り付けて、移動ルートや居場所を把握することにより、浮気が疑われる日を特定して調査が成功したケースがある。
5.浮気調査の費用を節約するコツ
浮気調査の費用例を見てどう思っただろうか。一つ一つのケースを確認していくと、1時間あたりの料金設定やパートナーの状況によって総額がかなり変わることがわかっただろう。もしかすると、人によっては負担が大きいと感じ、調査を断念してしまうケースもあるかもしれない。しかし、浮気の疑念を持ったままパートナーと関係性を続けるのはつらく苦しいものだ。このまま事態が好転するとも思えない。そこで、できるだけ調査費用を節約するために自分でできることについて解説する。
5-1.事前情報をできるだけ集める
浮気調査の費用を節約するコツは、「事前情報をできるだけ集める」ことが最重要だ。できる限りパートナーに怪しまれないよう、最大限の情報収集をすることが調査費用の節約の成否に大きく関わる。浮気調査の依頼時には自分で情報の取捨選択をするのではなく、些細なことでもできる限り豊富な情報提供が調査時間の短縮につながる。調査対象となるパートナーの写真や身体的特徴、勤務先や通勤手段などの情報の提供はもちろんだ。写真にしても、証明写真のようなものではなく、できるだけ普段の表情がわかりやすいもの、最近撮影した顔のアップの写真と全身が入ったスタイルがわかりやすい写真などがあると良い。さらに、声のトーンや話し方、歩き方やしぐさの特徴などがわかる映像があればさらに調査しやすくなる。
通勤や外出に車を使用するなら車のナンバーと車種や色などの詳細な車両情報も必要だ。パートナーの趣味や好みの食事、好きな場所などの情報も役に立つ。もし浮気相手に心当たりがあるなら、背格好や体型、年代や雰囲気などなるべく多くの情報が調査の助けになる可能性がある。たとえば、途中で失尾してしまったときでも、パートナーや浮気相手の趣味や嗜好が分かっていれば目的地の見当をつけて探し当てることも可能だ。また、パートナーが警戒して途中で着替えたり変装したりしても、声のトーンや歩き方までは変えられない。それらの細かな情報が頭に入っているといないとでは、調査の成功率が格段に変わるのだ。それにより調査が長引かずに済み、結果的に費用を抑えることができるのだ。
5-2.調査日・時間を絞り込む
浮気調査の費用例で説明したように、調査日時が少なくなるほど料金は安く済むものだ。浮気調査はある程度日時を絞り込んだほうが、調査費用の節約になる。まずは、パートナーの日々の行動をチェックして記録しておくことが重要だ。出勤時間、帰宅時間に加え、服装などもメモしておくと良い。たとえば、誰かからプレゼントされたネクタイを締めていく日、女性なら普段よりも念入りにメイクをして身支度に時間をかけている日などだ。ジムやサウナに寄った、食事を外で済ませたなどのパートナーからの報告も漏れなく記しておこう。このように記録して振り返ることにより、特定の行動パターンが浮かび上がってくることがあるものだ。 その結果、浮気相手と会う日というのがほぼ絞り込めるようになる。それにより、浮気する可能性が高い日に絞って調査ができるため無駄な調査費用の発生を避けることが可能だ。ただし、離婚が前提の場合は、裁判で有利になるように複数の証拠集めが必要になる場合がある。その際は、調査の日程が増える可能性はあるだろう。 また、浮気相手と直接交渉して示談にするなら、調査費用を相手に請求できることもある。ただし、浮気相手が了承し、さらに浮気相手に支払い能力がある場合に限られるともいえるだろう。いずれにしても、事前情報をできるだけ集めることは、調査をスムーズに行ったり、調査後の流れを有利に進めたりするのに役立つはずだ。
5-3.複数の探偵事務所で見積もりを取る
少しでも調査費用を安くしたいと思うなら、1社の探偵事務所の見積もりだけでは不十分だ。少なくとも3社の探偵事務所で複数の見積もりを取って比較してみることがおすすめだ。なぜなら再三説明しているとおり、探偵事務所によって料金プランも違えば1時間あたりの金額も異なる。その他にかかる諸経費にどの程度の額を想定しているのかも知ることができる。割増料金や延長料金の有無もわかるだろう。調査に割く人数も見逃せない。A社では3人で予定していても、B社では4人体制ということもあるものだ。その場合、調査費用総額に大きな差が生じることになる。とはいえ、人数が多いほうがスムーズに調査が成功する確率が高くなるのは言うまでもない。
この場合、一概にどちらがどう良いとは言えないのが難しいところでもある。その判断を補うのが担当者との面談だ。どのように調査を進めているのか、調査のプロとしてどう対応しているのか、その話の内容次第で依頼したい探偵事務所が決まるかもしれない。要は、調査費用と調査内容や報告のレベルが見合っていれば安心して依頼できるだろうということだ。最終的に決断するのは、決して見積もりの総額が一番安い探偵事務所ではないかもしれない。安かろう悪かろうでは困るのだ。カウンセリングや相談などの面談と、見積もりを無料でしてもらえるのかどうかを探偵事務所に事前に確認しよう。中には、それらの手続きを面倒臭がるところもあるからだ。
見積もりを出した後に、他社の見積もりを聞きたがり、この場で契約すればさらに割り引くというやり方もある。しかし、強引に契約を迫るところは得てしてトラブルも起きやすいものだ。トラブルを未然に防ぐためには、慎重に検討することをおすすめする。
6.段階.費用面が安心な探偵事務所の特徴
探偵事務所とのトラブルとはどのようなことを指すのか。殆どの場合、調査費用に関することだ。いくら見積もり時に提示された調査費用が安くても、あとから何かと理由をつけて追加料金を上乗せし高額請求されてしまう可能性がないとはいえない。実際の調査の現場に立ち会うわけではないため本当のところは調べようがない。このような詐欺まがいのことをする探偵社は残念ながら存在する。そこでここでは、費用面で不安を抱えることなく依頼できる探偵事務所の特徴をいくつか紹介する。トラブルに巻き込まれないようによく確認したうえで依頼することが肝心だ。
6-1.料金がわかりやすく明確な見積もりが出せる
費用面が安心な探偵事務所の特徴は、料金がわかりやすく明確な見積もりが出せることだ。探偵事務所の公式サイトを複数見ると、調査にかかる費用を公表しているところと、そうでないところがあることがわかるだろう。いくら「格安」と宣伝したところで、料金を公表していないのでは何の説得力もない。着手金が安くても、あとから高額な請求をされる可能性があるため、まずは正式なホームページをチェックしておきたいところだ。また、見積もりを出してくれるとは言っても、費用総額だけの見積もり額がわかっても意味がない。知りたい部分はその費用の内訳だ。見積もり書に内訳の明細がしっかりと記載されていれば、調査を依頼しても安心な信頼の置ける探偵事務所と言えるだろう。調査料金の内訳が不透明な探偵事務所には決して依頼しないよう気をつけるべきである。
6-2.追加料金が発生しない
調査に入る前の見積もり額が概算の金額であることは百も承知のことだろう。実際にかかった交通費や立ち寄り店の飲食代などはどうしてもその場になってみないとわからないからだ。それは致し方のないことではある。しかし、探偵事務所の中には、事前の見積もりで提示した金額と、実際の請求金額が全く異なるというやり方をする悪質なところもあるのだ。時間料金タイプの場合、1時間あたりの料金が1人2000~3000円程度の相場よりも並外れて低い料金設定のところは注意が必要だ。常識で考えて、その料金では調査員にまともなお給料を払うどころか事務所の維持費にも窮することだろう。性能の良い機材を十分に備えているかも怪しいものだ。つまり、腕の良い調査員を配置したり研修して育成したりするにはやはりそれなりの料金設定にしないと、探偵事務所の存続そのものが厳しくなる。
相場よりもかなり安い料金の設定の場合は、知らない間に不要な調査をしていたり、必要ないのに調査員を増員していたりして調査費用を釣り上げる悪徳業者が存在するため要注意だ。見積もりを出してもらった時点で、追加料金発生の有無についてはきちんと事前に確認して、納得したうえで契約することが重要だ。
6-3.費用が後払いになっている
企業の採用調査などとは違って、浮気調査の調査期間がどの程度になるかはやってみなければわからないものだ。パートナーの行動にかかっているといっても過言ではない。浮気調査には総じてそれなりの費用がかかることは覚悟しなければならない。しかし、あまりに高額な料金をパートナーに知られずに一括前払いというのも不安に感じるだろう。調査費用を前払い制にしている探偵事務所は多いが、後払い可能な探偵事務所なら費用面での安心感が得られるのではないだろうか。
さらに、予定していた調査が不要になった場合は、料金の請求を行わないなど、ホームページで宣言している探偵事務所は信頼性も高いと言えるだろう。調査に先立っての着手金や手付金のみ先払いで、残りの費用に関しては後払いの場合は、着手金が調査費用総額の20%以下なら安心できる探偵事務所の目安になる。
7.浮気調査で費用以外にチェックしたいポイント
たとえ費用面で納得できたとしても、調査員の腕が良くなかったり、調査がずさんだったりしては証拠を押さえられない可能性が高く、依頼する意味がない。追尾を勘づかれ一度でもターゲットに警戒されてしまうと、浮気の証拠を掴むことが格段に難しくなってしまうものだ。そこで最後に、探偵事務所を選ぶときに料金以外でチェックしておきたいポイントをいくつか紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
7-1.探偵事務所としての信頼性
浮気調査で依頼する際に、費用以外にチェックしておきたいポイントは「探偵事務所としての信頼性」だ。というのも、料金が安くても、よく知らない怪しげな探偵事務所に依頼するのは危険が伴う。中には、事務所も持たず個人で開業し、必要なときのみバイトを雇って対応するところがあるからだ。事務所があったにしても、似たりよったりのところはあるかもしれない。探偵事務所がしっかりした会社かどうかというのはきちんと確認しておくに限る。たとえば、テレビや雑誌などのメディアに露出している会社なら、堂々と表に出る自信があると見て良い。
調査費用にしろ業務内容にしろ、取材を受けたり質問に的確に受け答えしたりする様子を見れば、水準以上の健全な調査会社であるという判断ができるわけだ。メディアに取り上げられた取材実績などはホームページで確認することができる。どのような媒体にどのような内容で取り上げられたか、一度確認してみると良いだろう。
7-2.専門家との提携の有無
他にチェックすべきポイントに「専門家との提携の有無」がある。というのも、信頼の置ける優良な調査会社の多くは、弁護士協同組合連合会に加入する弁護士や警察OBと連携して高度な調査業務を行っているものだ。実績が認められて弁護士の推薦を受けたり特約店になったりすることもある。他にもさまざまな専門家と提携することにより、質の高い調査を行うことが可能になる。また、浮気調査の結果次第では、次の離婚へのステップに向けて、信頼できる弁護士を紹介できる強みもある。このように各方面の人脈の強い調査会社なら、信頼性に加えて調査後も万全のフォロー体制があるため何かと安心だと言える。
7-3.実際の調査成功率
たいした成果も出せず、誰だかわからないような不鮮明な証拠写真を提出するだけの名ばかりの探偵もいるようだ。離婚裁判に進んだとしてもそれらの写真が正式な証拠書類として認められるかは甚だ疑問である。高い調査費用を支払ってその程度では納得がいかないのも当然だ。そんなトラブルに合わないよう、事前にチェックしておきたいのが「実際の調査成功率」だ。安くはない調査費用を払って浮気調査を依頼する以上は、確実な証拠を押さえてほしいと思うのは当然のことだ。
そのため、ホームページ上などで調査の成功率を公表しているかどうか、数値はどの程度なのか、事前に確認しておきたい。調査実績が確認できて、その数値が高いところであれば、安心できると見て良いだろう。ただし、その数値ははたして真実のものなのか疑問を持つ人もいるかもしれない。そんなときは、ホームページの作りに注目してみてほしい。明確な料金表示、調査項目の説明や調査の流れ、調査事例やよくある質問など公に細かな説明がなされていれば、ある程度は信頼できると思えるのではないだろうか。調査に向けた説明やアドバイスも良質なものが期待できるだろう。
まとめ
この記事では、浮気調査の費用はパートナーの状況や行動、依頼先の探偵事務所によって大きく変わる可能性があることを紹介した。調査費用をできるだけ節約したいなら事前準備が大きなポイントとなる。ただし、費用面以外の要素もチェックしておく必要がある。上記の説明に沿って準備をすればトラブルは回避できるだろう。浮気調査を検討する前に、安心して任せられる探偵事務所かどうかをよく確認したうえで依頼しよう。東京・大阪をはじめ、名古屋・広島・福岡などの各都市に事務所(支店)を置き、北海道から沖縄まで日本全国の調査に対応している大手探偵事務所もある。居住地や調査エリアをもとに探偵事務所を探してみるのもいいかもしれない。
監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣
- 2001年11月
- 司法書士試験合格
- 2002年3月
- 法政大学法学部法律学科卒業
- 2004年4月
- 中央大学法科大学院入学
- 2006年3月
- 中央大学法科大学院卒業
- 2006年9月
- 司法試験合格
- 2007年12月
- 弁護士登録(新60期)
- 2008年1月
- AZX総合法律事務所入所
- 2010年5月
- 平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
- 2013年2月
- 伊倉総合法律事務所開設
- 2015年12月
- 株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
- 2016年12月
- 株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
- 2020年3月
- 社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2020年10月
- 株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
- 2021年6月
- 社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2022年4月
- HRクラウド株式会社、
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※2023年11月16日現在
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