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浮気/不倫の疑いパートナーが浮気する確率は意外と高い!未然に防ぐ方法はないの?

浮気に関するアンケート

自分のパートナーが浮気することはあり得ないと信じてはいても、実際のところは分からずに不安に思う人多いのではないだろうか。世の中には浮気をする人も確かにいて、芸能人の浮気がニュースに取り上げられるケースも少なくない。今回は、アンケートをもとにパートナーが浮気する確率や、浮気に走るきっかけなどについて詳細に解説していく。

1.浮気と不倫は違うもの?

そもそも、浮気とは別に不倫という言葉も存在するが、それぞれどのような意味合いがあるのだろうか。この段落では、浮気と不倫で何が違うのか、共通点はあるのかなどを、3つの観点から解説していく。

1-1.辞書的な意味は?

辞書で言うところの浮気は、心が浮ついている状態を指す。ひと言で表せば、心変わりしやすかったり、流されやすかったりするさまを言う。また一方では、恋人や配偶者など、一人の相手だけを愛さず、あの人この人と心を移すことでもある。つまり、特定の相手がいる中で多くの肉体関係を持つという、恋愛や性的な意味合いだけでなく、より感情や精神的な部分での移り変わりも指す言葉だ。

対して不倫は、辞書としては、道徳に外れている行いを指す。人として、広く一般的にみて、許されない行いが不倫にあたる。特に、配偶者がいる人が、配偶者以外の異性と肉体関係を持つことと定義される場合も多く、より直接的に肉体関係があるかどうかがその基準となる。そのような意味合いから、あくまで辞書上では、浮気は恋人・夫婦関係どちらにも当てはまるが、不倫という言葉は、結婚している場合のみにしか当てはまらないケースが多い。

1-2.世間一般のイメージは?

他方で、世間一般のイメージについては、当然ながら浮気と不倫の線引きは人によって異なる。肉体関係の有無にかかわらず、既婚者がパートナー以外と親密な関係になったり、少なくとも異性として意識したりした段階で不倫だと判断する人も少なくない。男女500人に聞いた恋愛に関するアンケートによれば、異性と食事に行くだけでも50%以上の人は浮気と受け止める。意味もなく連絡を取り合うのも半数近くが浮気と感じ、一緒に遊びに行く関係ともなれば、60%以上が浮気と判断するという結果がある。

また、不倫においては、男性と女性で不倫と感じるラインも大きく異なる。別の、全国の20~59歳の男女を対象にしたアンケートでは、女性は配偶者に内緒で別の異性と会った時点で不倫と思う人が40%以上という結果に対して、男性はキスやベッドインして初めて不倫とみなすケースが多い。男性の場合は辞書の意味合い通り、肉体関係を持った時点で不倫だと思うのが分かる。ただし、配偶者に内緒で別の異性と会った段階で不倫と感じる男性も、30%近くはいるので、それほど低くはない。

また、男女ともに、手をつなぐという行為に関しては、不倫だとするのは全体の15%程度にとどまっている。やはり直接的な性行為に比べると、手をつなぐ行為に感情がこもっているかどうかが見えにくいため、不倫と判断するには早いとする声もある。しかし、浮気と判断するかどうかに限ると、全体の80%以上にものぼるため、浮気と不倫は違うものと考えている人が多いのが分かる。

1-3.法律的な意味は?

浮気については法律としての定義はなく、法律上では不倫に対する定義がなされている。不倫は法律上「不貞行為」とされ、配偶者以外の人と肉体関係を持った場合に、民法709条の不法行為に当たる行為として訴えられることがある。つまり、夫や妻のいる人が、別の人と肉体関係を持った場合に不倫となる。不倫とみなされれば、刑事罰に問われることはなくとも、民法によって、当然損害賠償金請求などを受けなくてはならない。

もちろん、どちらか片方が既婚の場合のみならず、配偶者のいる人同士が肉体関係を持った場合も、それぞれパートナー以外と関係を持っているため両者が不倫にあてはまる。この場合、お互いの家庭環境に影響を与えるため、もっとも大きなトラブルが発生するのが容易に想像できるだろう。そのほかにも、自分自身は独身でも、配偶者のいる人と肉体関係を持った場合も、法律上行為に及んだ二人が不倫関係にあるとみなされる。ただし、相手に配偶者がいると知らずに性行為をし、そこに一切の過失が認められなかった場合は、不貞行為にはあてはまらない。

基本的には配偶者がキーワードになるが、夫婦関係になくとも、事実婚状態であれば不倫とみなされるケースもある。長い間同棲している場合などには、夫婦関係と同等の関係にあるとして、不倫が発覚した場合に民法に問われることも少なくない。

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2.男性が浮気心を抱く確率は?

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男性と女性で浮気や不倫に対する考え方も変わってくる。その結果、それぞれで浮気心を抱くかどうかの割合も変化する。男性と女性で浮気したい願望の割合がどうなっているかを見ていくが、この段落ではまず、男性が浮気心を抱く確率について解説していく。

2-1.浮気願望を持っている男性は75%

浮気をしたことがある、または現在進行形でしているかどうかではなく、そもそも浮気願望を持っているかどうかというアンケートに対して、浮気願望ありという回答をした男性は全体の75%にも上り、浮気はあり得ないとする人は25%にとどまっている。男性は浮気をするものと世間一般的にはいわれる場合も多いが、4人中3人が浮気願望ありという結果になった。

ただし、浮気してみたいという気持ちを持っているだけで、当然のことながら、浮気願望がある人全員が浮気をするわけではない。願望だけで実際に行動に移さない人は多いだろう。

2-2.浮気願望を持つ男性の44%は実際にする

男性において浮気は絶対にしないという人は全体の25%であると述べたが、その中から浮気を実際にする人は出にくいと考えられる。浮気願望のある人が浮気をすると考えるのが自然だが、前述の通り、願望があっても実際には行動に移さない人も少なからずいる。

とはいえ、浮気願望がある人だけを対象にしたアンケートにおいては、願望があるうえで、さらに実際に浮気したという人の割合は浮気願望がある人全体の44%にも上る。男性は、浮気願望を持っている場合、10人中4人以上が実際に浮気に走ってしまうという結果だ。浮気願望があるうえで実際に浮気したのであれば、それは計画的なものといっても過言ではない。もちろん浮気の事実のみで裁判が起こるケースも十分あり得るが、浮気願望があった事実が明確に証明されれば、さらにその分高額な損害賠償金が請求される可能性も否めない。

また一方で、浮気願望はあっても実際にはしない理由として、浮気をする勇気がないというのが挙げられる。浮気はあくまで現実的ではないという意見だ。浮気をする勇気がない人は、浮気願望がある人全体の18%となり、浮気を絶対にしないと断言している人と合わせると、男性全体の4割近くになる。結果として、男性全体の内40%近くが浮気をしない、または浮気をしない可能性が高いというのも、事実である。

2-3.チャンスさえあれば過半数が浮気する

一方で、浮気願望のある男性の中には、チャンスがないから浮気をしていないと答えている人も多い。言いかえれば、チャンスがあれば浮気をしてしまうという意味合いにもとれる。浮気願望がある人全体の内、実に38%の人が、チャンスがないため浮気をしないと答えている。 前述の通り、浮気願望があり、なおかつ浮気を実際にしたという人は44%なので、浮気願望のある男性の82%は、チャンスさえあれば浮気するともいえる。男性全体でみれば、浮気願望がありチャンスがあれば浮気するという男性は、全体の58%にも上ってしまう。男性は必ず浮気をするわけではないが、半数以上の男性は浮気する可能性があるといえる。 女性と比較すると、やはり男性は仕事などで異性と出会う機会も多い。転勤してくる人や新入社員など、毎年のように新たな出会いがある男性も少なくないだろう。男性は女性に比べて、性格的や精神的な部分ではなく、肉体的や性的欲求を重要視して浮気に走るケースが数多くある。そのため、時間をかけずとも、新たな出会いをチャンスと思ってしまい、会社の人と浮気してしまうパターンも少なくないといえる。また、「同窓会」は懐かしい異性と再会するチャンスでもあるので、浮気のきっかけになりやすいのは当然かもしれない。

3.女性が浮気心を抱く確率は?

続いてこの段落では、女性が浮気心を抱く確率について解説していく。

3-1.女性も約4割が浮気願望を持っている

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女性も男性と同じように、浮気願望があるかどうかのアンケートをとったところ、58%が浮気は絶対にないという結果が出ている。つまり、全体でみれば浮気願望のある人のほうが少ないということである。しかし、逆をいえば、42%の女性には浮気願望があるという結果でもあり、浮気願望は男性だけにあるわけではないことがわかる。

ただし、男性同様、浮気願望のある女性全員が実際に浮気をするわけではない。当然浮気願望を抑えられる人と抑えられない人がいるのは把握しておこう。

3-2.浮気願望のある女性は7割が実行する

浮気願望があると答えた女性だけを対象にアンケートを取ると、実際に浮気をしたという人は実に70%にも上る。つまり、女性は浮気願望を持ってしまった場合、男性よりも実行に移す可能性が高いという結果になっている。ただし、男性と同じく浮気は絶対にないと回答している女性は浮気を実行する可能性が低く、また、浮気願望はあるけれど勇気がないから浮気をしないという人も、実際には浮気しない可能性が高い。浮気願望がある女性の内、20%はその勇気がないと答えている。結果的に浮気をしないであろうとされる人は、女性全体の内、80%近い数字を出している。

つまり、そもそも女性は男性よりもはるかに浮気願望を持つ人自体が少ないが、浮気願望がある場合には、浮気に走ってしまう確率が男性よりも高いといえる。

3-3.チャンスがあれば女性も3人に1人は浮気する

浮気願望のある女性の中には、チャンスがないから浮気をしていないという人も10%いる。つまりはチャンスがあれば浮気する可能性が高いという意味合いになるが、浮気願望があり、なおかつ浮気を実際にした女性と合わせると、浮気願望がある女性は8割がチャンスさえあれば浮気に走ってしまう可能性を秘めているといえる。

女性全体でみても、浮気願望がありチャンスさえあれば浮気する人の割合は34%のため、女性の3人に1人は浮気する可能性があるという結果が出ている。過半数以上が浮気する可能性のある男性と比べると確率は低いが、女性が浮気する可能性も無視できないといえるだろう。

女性の社会進出が進む中では、共働きしている家庭ももはや少なくない。それは、女性も男性と同様職場で異性と出会うチャンスが増えたということでもある。また、専業主婦の場合、夫が仕事中は習い事やイベントに出掛ける人も一定数いる。思わぬところで思わぬ出会いをしてしまうケースもあり、共通の趣味などからパートナー以外の異性と急接近してしまう可能性もまったくないとはいい切れない。

また、スマホの普及によってさまざまなSNSで、不特定多数とメッセージをやり取りする既婚者やパートナーがいる人が多いのも事実だ。最初は暇つぶしにしか思っていなかったやり取りが、回数を重ねる度に気持ちが傾いてしまうケースもある。このように、もはや既婚者であってもいくらでも出会う、もっといえば浮気できるチャンスがあるといって過言ではないだろう。

4.パートナー以外と性的な関係に陥る確率は?

浮気する人の割合が分かったところで、具体的にどれほどの確率で、肉体関係を持ってしまうのか気になる人も多いのではないだろうか。この段落では、パートナー以外と性的な関係に陥る確率について、男女に分けて解説していく。

4-1.パートナー以外と性的な関係を持つ男性の割合は?

ある恋愛や性行為に関するアンケートによれば、パートナー以外と性的な関係を持っていると回答した男性の割合は26.9%となっている。7割程度がパートナー以外とは性的な関係を持たないと断言している一方で、3割前後は特定のパートナーがいても、ほかの女性と性的関係を持つと回答している。

結婚している場合と、恋人がいる場合とで分ければ結果は多少異なることが予想されるが、基本的に年齢が上がっても、男性の場合、パートナー以外と肉体関係がある人の割合はほとんど変わらない。年齢別でみると、パートナー以外に肉体関係を持っている人の割合が最も高いのは20代で31.5%だが、50代でも28.9%と高い割合を誇っている。ちなみに世代・性別を通して全体でもっともその割合が高いのも、男性の20代である。

4-2.パートナー以外と性的な関係を持つ女性の割合は?

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一方で、女性の場合はどの年代でも、8割以上がパートナー以外とは性的な関係を持たないと答えている。パートナー以外と性的な関係を持つと答えているのは全体の内16.3%で、安易に肉体関係には走らない人が多いのがうかがえる。年代別にみると、パートナー以外と性的な関係を持つと答えた女性がもっとも多い年代は40代であるが、それでも19%にとどまっている。

さまざまな要因が考えられるが、40代にいわゆるセックスフレンドを持つ人が多いのは、夫婦関係のマンネリ化やセックスレスなどがその要因として大半を占めるだろう。また、女性の場合、20代から少しずつパートナー以外との性的な関係を持つ人の割合が伸びていき、40代がピークとなるが、50代で急激に下がるのも特徴である。そもそもパートナーとは別の異性と性的な関係を持つ40代の女性も少ないが、50代ともなると15.1%、60代になれば13.3%と、男性の同年代と比較しても大きく差をつけている。

5.男女で異なる浮気の中身

前述のように、男性と女性では浮気や不倫に対する考え方に違いがあるため、浮気の中身も異なる。この段落では、男女別に浮気の内容の違いをみていこう。

5-1.同時に複数女性と関係を持てる男性

男性は女性と比較して、同時に複数の異性と関係を持てることが、アンケートからも明らかになっている。男性の場合、パートナー以外と性的な関係を持つ26.9%の人の内、特定の女性1人と関係を持つ人の割合は16.8%にとどまる。26.9%の内、複数の相手がいると答えた人が3.9%、特定ではないがパートナー以外の女性とも関係を持っていると答えた人が6.2%となっている。また、男性の場合、いずれの年代においても、全体の内、複数の相手がいる、もしくはパートナー以外の不特定多数の関係があると答えた人の割合は約7.5~12%と高い数値を出している。

このような結果から、男性の場合、相手が好きかどうかが浮気や不倫の重要なポイントではないといえる。特に、性的な欲求が満たされれば良いというケースでは、同時に複数の女性とも関係を持つ可能性が高い。また、生殖に対する男女の違いも関係している。本能的に、男性は自身の遺伝子を残せるだけ残しておきたいという意思がある。その結果、ともかく数多くの女性と関係を持ちたいとして複数の女性と浮気してしまう面もあるだろう。

5-2.1人の男性と深みにはまりやすい女性

一方で、女性は浮気をした場合、1人の男性に気持ちごと向かってしまうケースが多い。女性の場合、パートナー以外の男性と性的な関係を持つと回答した人が16.3%いる内、実に14.8%が特定の相手が1人いると答えている。複数の相手がいると答えた人は0.7%で、特定ではないが、パートナー以外の男性と関係を持っていると回答した人は0.9%しかいない。

女性は、パートナー以外と性的関係を持つ場合、特定の1人というケースがほとんどで、パートナー以外と関係を持っている場合は、パートナーとはセックスレスの可能性も高い。パートナー以外と関係を持っている人の割合がもっとも多い40代の場合でも、19%の内17.9%が特定の1人のみと関係を持っており、肉体的欲求もさることながら、恋愛感情を持って浮気相手と接しているケースが多いといえる。

これも、男女の生殖機能の違いが関係している。女性の場合、一生における残せる自身の子孫の数は限られており、本能的に、より自身にとって優れた遺伝子を欲する傾向にある。優れた遺伝子という判断軸も時代とともに移り変わり、女性はさまざまな観点から自身に合う魅力を見付けだす。その結果、本能的に浮気してしまう人もいるのは間違いない。

ただし、恋愛感情を持ってパートナー以外の異性と浮気している場合、たとえば浮気が発覚したとして、パートナーが結果的に関係の修復を求めても、浮気した側がそれに応じられないほど浮気相手にのめり込んでいるケースもあり得る。実際にそれによって恋愛を実らせたり結婚まで至ったりする場合もあるが、浮気相手に貢いでしまうなど、深みにはまって自身を破滅させてしまうケースも少なからずある。盲目になりやすいのが女性の浮気の特徴の一つといえるだろう。

6.パートナーが浮気に走るきっかけとは?

ここからは、パートナーが実際に浮気に走るきっかけの具体例を挙げていく。パートナーの浮気を疑っているのであれば、ぜひ振り返ってみて、例に挙げることがなかったかを検証してみてほしい。

6-1.ケンカしてパートナーを避けたこと

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夫婦ゲンカや恋人同士でのケンカがきっかけで、顔を合わせるのを避けていた結果、浮気に走ってしまうケースがある。特に男性の場合にその傾向があるが、ケンカがヒートアップし、感情的になった相手が本来の話題からずれて話し始め、まともに話し合いできなくなったとき、しばらく時間をおくことで相手をクールダウンさせようとして、顔を合わせない時間を作ることも少なくない。

後になって冷静になり、本当にこの相手とこの先もやっていけるのかと考えたときに、ヒートアップして話ができない人とは一緒にいられないと思い始めるケースもある。そのタイミングで理想的な人に会うと、浮気に走ってしまうのである。または、パートナーと距離を置いている間、なるべくパートナーのことを考えないために、何か楽しい遊びなどをして過ごそうと考える場合も多い。その遊びの時間を一緒に過ごす相手は好ましく感じられる可能性も高く、その間に出会った人と浮気してしまうのも、なきにしもあらずである。

パートナーとケンカした場合でも、あくまで冷静に話し合える場を設けることが大切だ。感情的になり過ぎずに、相手に対して愛情を持って接する意識を忘れないようにしよう。

6-2.パートナーとの関係がマンネリ化したこと

付き合いがマンネリ化してくると刺激が欲しくなって、外に目が向きがちになる。特に長く付き合っている場合や、結婚生活が落ち着いてきた頃は、同じような毎日にうんざりしてしまうケースも少なくない。しかし、パートナーに刺激を求めても、もはやパートナーとの間には慣れや倦怠感が生まれてしまっており、刺激が生じるのは期待できないとして、外に刺激を探そうと思ってしまう。

デートの内容いかんでマンネリ化するかどうかが決まる場合もあるが、たとえば家など、同じ場所でのデートが続き、会話の内容も似たようなものばかりでは、刺激が足りないと感じるケースも少なくない。刺激を求めて浮気をして、結果、刺激欲求が満たされてしまうと、浮気でしか欲求が満たされない状態になるので、それを満たすために浮気を繰り返すようになってしまう可能性が高い。

また、性的な関係に刺激がなくなる場合でも、他の相手を求める傾向にある。同じ場所でデートを繰り返していると、性行為における環境も同じになってしまい、マンネリ化しやすくなる。ときには場所やシチュエーションを変えてさまざまな刺激を与えることが大切だが、環境が同じという状態が続くと、同じ相手であるのにも疑問を抱いてしまう可能性がある。同じ相手とは同じことしかできないと考えてしまい、結果的にいつもとは違う行為を求めて、浮気に走ってしまう人も多い。

6-3.パートナーとのセックスレス

たとえば、妊娠中や出産を経た妻のことを女性として見られなくなってしまう夫(旦那)が多いのは事実である。家族としては愛せても、女性としては見られず、結果、性行為が少なくなってしまう。また、妻が相手のときだけEDになる男性もいる。女性はムードや相手に対する気持ちによって性的興奮を起こすが、男性は視覚や触覚など感覚的な部分で性的興奮を起こすため、以前の姿とのギャップに幻滅してしまってそのような状態に陥る場合がある。それでも性的欲求はあるので、浮気によって欲求を満たすケースも考えられる。また、妻が出産のために里帰りしているあいだに浮気する夫も少なくないし、パートナーと顔を合わせることが減る「単身赴任中」も、一般に浮気の可能性が高まりやすい。 一方、夫との性的関係がなくなった妻も、相手を外に求めるようになることがある。前述の通り、40代で女性はもっとも浮気に走る傾向があるが、夫との性行為がなくなっていくピークが、40代というのもその原因の一つとして挙げられるだろう。女性は特に、寂しさを理由に浮気に走ってしまうケースも多くある。生物学的な欲求として、精神的な安らぎはもちろん、肉体的にも求められることを望むが、求められていないと分かれば、求めてくれる男性に気持ちが傾いてしまう場合も無理は無い。 これらの場合には、見た目に気を使ったり、ムードを演出してみたりして、相手の自身に対する興味をそがない工夫が必要である。また、女性がセックスを断るケースも多くあるが、これは単純に別の異性に興味が向いてしまい、夫に興味がなくなったという理由のほか、ホルモンバランスの乱れや生理などの体調不良も考えられる。特に、出産前後はホルモンバランスが乱れやすい。その際に性的欲求に任せて誘っても、余計に関係を悪化させるだけで、それこそ浮気や不倫の原因になってしまう。優しさや愛情を持ったうえで、お互いが気持ち良く性行為を行える環境作りを意識しよう。 夫の単身赴任中はもちろん、大学生や社会人の彼氏との遠距離恋愛であっても、小まめにコミュニケーションをとったり、できるかぎり会いに行ったり、セックスレスにならないように心がけるのがいいかもしれない。単身赴任や遠距離恋愛だけでなく、別居中であっても、セックスレスが別居の原因のひとつになっていることがある。お互いの関係を見つめ直してみてはどうだろう。

6-4.パートナーの激しい束縛から逃げたこと

連絡を制限させたり、逐一状況を報告させて相手の行動を制限したりするほか、友人との遊びにすら制限を設けるなどといった、パートナーからの強い束縛をストレスに感じて、自由になりたいと思ったり、ストレスから解放されたいと思ったりする。そのような中で、束縛しない異性に出会うと、一緒にいてもストレスに感じず、居心地が良いと思って浮気するケースもある。 また、束縛が強いというのが、パートナーから信頼されていないという考えにつながり、相手に嫌気がさす場合も少なくない。信用してもらえるように行動しても疑われてしまい、結果として束縛され続けるだけの付き合いにうんざりしてしまい、自分を信頼してくれる異性に魅力を感じるようになるパターンもあるだろう。 束縛の強い相手に心配をかけさせまいと、いくつかの小さな嘘をついたことが、浮気という大きな嘘のハードルを下げてしまい、結果的に浮気してしまうケースもある。束縛の強い人は、同時に心配性である人も多い。余計に傷付けたり心配させたりしないように、小さな嘘を重ねてしまい、嘘を正当化することで、浮気へのきっかけを自ら作ってしまうパターンもある。小さな嘘が大きな悲劇につながり、「別れる」「離婚」へと発展してしまうことも少なくない。束縛するばかりでなく、ときには「相手を信用する」「許す」という姿勢が大切だ。 ほかにも、束縛が強いと、パートナーの気持ちと自分の気持ちを比較してしまい、パートナーの気持ちに耐えられなくなってしまう場合も考えられる。自身を思ってくれているがゆえの束縛だと分かっていても、度が過ぎた行為は重いと感じるほか、ときには恐怖すら覚えてしまうこともあるだろう。そのような状況では一緒にいてもストレスがたまる一方で、ストレスを感じないような、束縛しない相手を求めて浮気に走ってしまうのも一つのパターンだ。

6-5.パートナーが変わってしまったこと

付き合い始めた頃や結婚したばかりの頃と比べて、パートナーが大きく変わってしまったのが浮気の原因につながるケースもあるが、パートナーの変化といっても、さまざまな例が挙げられる。たとえば、まずは体型の変化が一例として挙げられるだろう。女性であれば髪型やメイクをせず、見た目に気を使わなくなったケースもあれば、男性の場合、内臓脂肪がつくことによる、いわゆるビール腹への体型変化などは、気持ちが冷めるパターンとしてよく挙げられる。

また、ずぼらになったなど、パートナーの性格的な変化も浮気の原因になり得る一つだ。たとえば、家事を進んでしなくなったり、最初は優しかったのが次第に冷たくなってしまったりすると、気持ちが冷めてしまう原因になってしまう。ほかにも、相手の印象の変化も原因の一つとして挙げられる。夫が妻を子どもの母親としか見られなくなってしまい、性的な欲求も含めて、違う女性を求めるようになるケースも少なくない。

それ以外にも、結婚生活が長く続き、お互いが家族として慣れてしまった結果、愛情を伝えてくれなくなったり、内面や外見を褒めてくれなくなったりすることに不満を覚えて気持ちが外に向いてしまう場合もある。これらのように、パートナーが変わったと感じた場合、まずは自身の考え方を変えてみるのも大切である。今までは言葉で愛情を伝えてくれていたのが、次第に減ってきたように思うのであれば、パートナーの愛情の伝え方が変わったとみても良いだろう。注意深く相手を見てみれば、違う形で愛情を伝えてくれている可能性も十分にある。

もちろん、自分自身に変化がなかったか振り返るのも大切だ。魅力的な体型の維持はもちろん、礼儀や親切心を忘れていないかなど、肉体的にも精神的にもマイナスに変化していなかったか、初心に返るのも忘れてはならない。特に、夫婦生活や同棲生活が長くなればなるほど、前述の通りマンネリ化して、知らない内にマイナス方向に変化しているケースも少なくない。変わらない愛情と優しさを持って、適切に気を配り、浮気を未然に防ぐのが重要である。

まとめ

パートナーが浮気をする確率には男女差、さらには当然、個人差もある。浮気願望を抱くのは、現代社会のあり方や生殖の観点からいっても仕方ない部分もあるが、大切なのは浮気願望を実行に移させないように、未然に防ぐことだ。パートナーに変わらず気を配り、愛情や尊敬の念を忘れずに接すれば、生涯良好な関係を築いていけるだろう。また、パートナーの行動から判断しにくい場合、探偵事務所などに「浮気診断」のアドバイスを求めるのもいいかもしれない。

監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣

2001年11月
司法書士試験合格
20023月
法政大学法学部法律学科卒業
20044月
中央大学法科大学院入学
20063月
中央大学法科大学院卒業
20069月
司法試験合格
2007年12月
弁護士登録(新60期)
20081月
AZX総合法律事務所入所
20105月
平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
20132月
伊倉総合法律事務所開設
2015年12月
株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
2016年12月
株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
20203月
社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
2020年10月
株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
20216月
社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
20224月
HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)

※2023年11月16日現在

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