浮気/不倫からの復縁夫婦間で浮気を公認することについて気になるその実態や原因について解説
夫婦間の問題としてメディアでもよく取り上げられている「パートナーの浮気」だが、許せないと思う人もいる反面、お互いに浮気を容認している夫婦(またはカップル)も少なくはない。この記事では、浮気を公認するに至る原因やメリットとデメリットなどについて紹介する。この記事を読むことで、浮気を公認する夫婦の実態について知ることができるだろう。
1.夫婦の問題とされる「浮気」を公認にするというのはどういうこと?
離婚や慰謝料、世間から非難を浴びる原因ともなる「浮気」だが、公認する夫婦とはどのような考えがあってのことなのだろうか。互いにパートナー以外との関係を認めていることを「オープンマリッジ」や「オープン婚」と呼び、不倫や浮気を公認している夫婦が増加している。夫婦関係は普通に送りながら家庭の外で別に恋人をつくったり、不貞関係をもったりすることを黙認・容認している状態のことだ。不倫や浮気はパートナーにバレないように振る舞うのが一般的だと考えている人が多いだろう。しかし、公認の浮気では、お互い正直に打ち明けたうえで夫婦関係を保ち、容認するのが大きな特徴だと言えるのだ。
たとえお互いに、パートナーではない他人の異性と肉体関係をもったとしても、夫婦の関係を解消することは考えないという。このような夫婦関係を保つことにより、家庭が円満となっているケースも少なくはない。不倫や浮気を絶対に許さない人にとっては理解できないことだろう。しかし、夫婦の形はそれぞれであり、他人との肉体関係を認めあうという夫婦関係も否定できないのではないか。
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2.夫婦で浮気公認に至る原因とは?
一般的には許されない不倫や浮気だが、それを公認し合う夫婦にはどのような原因があるのだろうか。ここでは、浮気公認に至るおもな原因を紹介しよう。
2-1.ストレス発散して夫婦間の仲を保つため
互いの不倫や浮気を公認することによって、パートナー以外と新鮮な恋愛を楽しむことができ、家庭の外へ出ることでストレスも発散することができるようになる。その結果、パートナーへ優しくできるようになることもあるのだ。例えば、長年に渡って同じ屋根の下、夫婦生活を送っていると何かとお互いに不満を感じてしまうものではないだろうか。毎日同じパートナーと暮らすことで、情は生まれるが一緒に過ごしていることに疲れてしまったり、喧嘩も多くなってしまったりすることも少なくはないだろう。夫婦は慣れてしまうことで新鮮さを失い、パートナーへの十分な配慮ができなくなることや、思いやりがなくなってしまうケースが多いのだ。そのため、夫婦仲が悪くなり、ときには修復できないような亀裂が生じてしまうケースもある。
そのような息詰まる生活を送り離婚してしまうよりも、家庭外で他人と恋愛を楽しむことで、男性は男性らしく、女性は女性らしくなり、夫婦間でも自信を取り戻すことができる可能性があるのではないだろうか。また、パートナーに足りないと感じている部分を恋人と満たすことで、パートナーに対し過度な期待をせずに不満が溜まりにくくなるといった理由もあるのだ。
2-2.パートナーを受け入れることができなくなった
同じ屋根の下に住む夫婦において、いつまでも肉体関係をもち続けることは難しいことではないだろうか。家族としての愛情はもち続けていたとしても、女性にとっては忙しい育児に疲れるなどの理由から、夫を性の対象としては見られなくなることもあるだろう。また、仕事を終え帰宅してから育児に追われ、妻と肉体関係をもつことに興味がなくなってしまう夫も少なくはないのだ。互いに疲れている状態で、パートナーに求められることを苦痛と感じてしまうのは、仕方のないことではないだろうか。そのため、「正直、性欲は家の外で満たしてきてもらいたい」と考え浮気の公認をする夫婦も多くなってきているのだ。
浮気はダメ、家では拒否するという状況によって夫婦関係が破綻することよりも、互いの浮気を公認することで、良好な夫婦関係を保つことを優先するほうが効率的と考えているのである。浮気を公認するということは、外部で恋人をつくり肉体関係までもったとしても、お互いに容認するということだが、パートナー同士で性的欲求を満たせない場合の夫婦関係を維持するためにはひとつの選択肢になるということだろう。また、特に子育て中の妻は、夫よりも子供や家事を優先しなければいけなく、夫に性欲を外部で満たしてきてほしいと感じている場合も多いとされているのだ。
2-3.そもそも仮面夫婦である
家族としての愛情はあるが、肉体関係をもたずに浮気を公認する前向きな理由の夫婦ではなく、そもそも夫婦関係が既に破綻しているケースも少なくはない。なぜ、家族として破綻しているのに離婚をせずに、仮面夫婦を演じる必要があるのだろうか。まず、どうして夫婦関係が破綻するのかだが、それは夫婦関係でのスキンシップが生理的に受けつけられないことだろう。また、お見合い結婚であったり、できちゃった婚であったりした場合では、結婚当初から互いに興味がないなどの理由で仮面夫婦になっている家庭も少なくはないのだ。
しかし、仮面夫婦であっても子供にはしっかりと愛情を注ぎたいと考えるだろう。そして、親や親戚などの周りへの影響や、離婚の手続きが面倒であることも要因といえるのではないだろうか。また、夫婦のどちらかにはまだ愛情があることや、老後の生活が心配などを理由に離婚をせずに夫婦関係を続けていくことを選択するケースもあるだろう。そういった場合、互いの浮気を公認することでストレスを軽減させ、夫婦関係を維持させることのほうが効率的という考えもあるということだ。
2-4.世間体を気にして離婚できない
我が国における2018年の離婚件数は「約21万組」となっており、ピークの2002年(約29万組)よりは減少傾向に見えるが、そもそも婚姻件数が減少しているため離婚自体は珍しいことではない時代といえるだろう。しかし、実際に自分たちが離婚するとなると、周囲の目が気になってしまい踏み切ることができない夫婦も少なくはない。その結果、愛情がなくなり夫婦関係は破綻しているが、離婚するのは世間体が悪いという理由で、浮気を公認し合い婚姻関係を続けている夫婦もいるのだ。なぜ、そこまで世間体を気にするのだろう。それは、離婚する夫婦が多くなったとはいえ、離婚に対する世間でのイメージは良いとはいえないからだ。
例えば、離婚して好奇の目にさらされたり、仲間内や職場などで嫌な噂を流されたりすることも考えられるだろう。周囲の反応が気になり離婚は我慢するが、性欲も我慢するということはできないのではないだろうか。夫婦としての営みがなくなった状態で関係を維持するためには、外部で恋愛をしてストレス発散をしたり、性的欲求を満たしたりすることが必要と考えて浮気を公認するという形もあるのだ。
2-5.子供や周りへの影響のために離婚しない
子供への影響や世間体などについて前述したが、もう少し詳しくその理由を紹介しよう。離婚は夫婦だけではなく、子供にも大きな問題となる。学校での環境や、その後の人生にかなりの影響を及ぼしてしまうことなのだ。離婚して片親が1人で子供を育てることになり、親子ともに金銭的にも精神的にも辛い生活を送る可能性も考えることだろう。また、再婚した場合では十分な愛情が注がれなくなってしまったり、虐待などでつらい思いをしてしまったりする可能性も少なくない。そのため、子供がいる場合は離婚後の悪影響を考慮し、子供への愛情を一番に優先した結果、離婚するくらいなら夫婦間の不倫・浮気を公認したまま一緒に暮らすほうがいいことだと考えるのだ。
このケースでは、夫婦同士で相手に愛情や関心がないため、パートナーの浮気を公認するというよりは気にならないことが多いのではないだろうか。このような夫婦は、もし子供がいないのであればすぐにでも離婚をしていたかもしれない。そのため、子供の生活環境を考え、離婚せずに浮気を公認して夫婦関係を保っている状態といえるだろう。
3.夫婦間で浮気を公認することによるメリット
浮気を許せない人には、メリットなど考えられないようなことではないだろうか。ここでは、夫婦間で不倫や浮気を公認することによるメリットについていくつか紹介していこう。
3-1.家庭外でストレス発散することで夫婦関係が改善する
互いの不倫や浮気を公認することによって、夫婦間の喧嘩や不満が少なくなり、以前よりも夫婦関係が改善するというケースも少なくはない。さまざま理由はあるだろうが、夫婦関係の悪化がセックスレスによるものである場合、お互いに家庭外で性欲を発散することで、逆に家庭内では仲良くできるということもあるのだ。また、お互いに外で発散している分、ストレスが溜まらず気持ちに余裕ができ、パートナーに優しく接することができるようになる効果があるともいわれる。
長年連れ添ったパートナーには情も信頼もあり、これからも一緒に子供を育てながら家庭を守りたいが、性の対象としては見れないこともあるだろう。そういった場合、コソコソと不倫をしているとストレスになったり喧嘩の原因にもなったりするため、お互いの性の悩みを打ち明けて理解したうえで、解決に向け不倫や浮気の公認に踏み切るという夫婦もいるということだ。
3-2.束縛や制限がなくストレスのない夫婦生活が送れる
夫婦に限らず、男女の関係では少なからず束縛や制限が設けられるケースが多いのではないだろうか。しかし、結婚という縛りにおいて不倫や浮気を認めることで、制限によるストレスが軽減され溜まることもなくなるのだという。パートナー以外との男女関係に制限を設けないことで、夫婦関係に窮屈さがなく心に余裕をもつことができるため、嫉妬心や所有欲、独占欲などによってのストレスを感じない夫婦関係を保っていくことができるといわれているのだ。例えば、夫婦どちらのケースでも、いちいちパートナーが職場で異性とどのように接しているのかを気にしたり気にされたりするのは、ストレスを感じる人も多いのではないだろうか。
夫婦が結婚という契約によってお互いを束縛することは、次第にストレスが溜まっていくもので、浮気を公認することによって自由に愛人を作り性的に独立したパートナー個人を認め合うことができるということなのだろう。相手の浮気が許せなければ、自分の浮気も絶対に許せないことになる。しかし、浮気を公認している場合であれば、お互いに浮気はし放題で、お互いに外で好きに恋人をつくって恋愛を楽しむことができるのだ。
3-3.結婚している状態でも恋愛を楽しむことができる
「結婚は人生の墓場」などと耳にすることはないだろうか。結婚すると、1人の異性に人生を捧げることになり、もちろん他の人と恋愛を楽しむことなど考えてはいけないのが一般的だ。しかし、年月を重ねていくことでパートナーへの新鮮な気持ちなどが薄れ、他の異性に目がいってしまうこともあり、結果的に我慢の人生と感じている人も少なくはないだろう。お互いの浮気を公認することによって、結婚後も恋愛を楽しむことができ、独身の気持ちを忘れずに人生を送れるのだ。自分が楽しめるという効果だけではなく、パートナーにとってもメリットといえることもある。
それは、パートナーが他人と恋愛していたほうが、魅力的でいてもらえるという意見もあることだ。常に恋愛することで、女性は女性らしく男性は男性らしく振る舞うことができ、自分自身も自信を取り戻すことができる効果もあるのではないだろうか。長年連れ添っているとマンネリ化してしまうのは仕方ないことだ。子育てなどにより、パートナーの前であまり外見に気を使わなくなってしまうこともあるだろう。しかし、家庭外で恋人をつくることによって常に魅力的でいようと努力をするため、浮気の公認を利用してお互いの魅力を取り戻すことができ、夫婦の関係も良好になる可能性も期待できるということだ。
4.浮気を公認にするデメリット
浮気は一般的にタブーとされているため、いくら公認しているといっても何も問題がないというケースばかりではないようだ。ここでは、パートナーの不倫や浮気を公認するデメリットについて紹介しよう。
4-1.浮気を公認にしている夫婦は「浮気」が原因での離婚は困難
一般的には、既婚者が他の異性と肉体関係をもつことは、不貞行為となり離婚事由として成立することだ。しかし、他人との肉体関係を公認しているケースでは、相手の不貞行為を理由に離婚を請求しても離婚事由として成立させるのは難しいだろう。また、夫婦関係が破綻していると主張しても、浮気を公認している場合には、客観的にみて浮気が原因で夫婦関係が破綻しているとは判断されにくく、離婚事由として認めてもらうのは難しいといえる。もちろん、慰謝料についても認められるケースは少ないだろう。一般的には、不倫や浮気ということであれば、慰謝料の請求は可能だ。しかし、それらを公認をしている夫婦は、既に破綻していると判断されるだろう。公認しているのだから精神的損害はないと思われるため、「不倫や浮気を原因とする離婚」の慰謝料を請求することは難しいと言えるのだ。
このケースでは、パートナーの不貞行為を理由に離婚し慰謝料を請求することは簡単ではない。浮気を公認した夫婦関係であっても、無事に離婚できるかどうかについては、離婚問題などに詳しい弁護士への相談を検討しよう。
4-2.夫婦でいる理由がわからなくなる
お互い一緒に暮らしたいという気持ちから夫婦になったのに、家庭外で自由に恋愛することを許し合っていると、独身であることと変わりがないと感じ何のために一緒にいるのか分からなくなってしまうケースもあるのだ。お互いが性の対象とは見られなくなり、納得したうえで浮気を公認しているなら問題も少ないのだが、すべてにおいて円満に浮気公認が始まるわけではない。例えば、パートナーの浮気に気づいたが指摘するタイミングを見失い、流れのなかで公認状態になっているため心底納得しているわけではなかった。そして、相手の浮気を知った時期は子供が小さく離婚に踏み切る勇気がなかったなどが挙げられるだろう。しかし、子供が成長し独立した場合は夫婦という形にこだわる意味もなくなるのだ。
パートナーを愛していて幸せな家庭を築きたい、夫婦関係を続けていきたいと考えているのであれば、浮気の公認はせずにしっかりとお互いに夫婦として向き合う必要があるのではないだろうか。
4-3.子供への悪い影響がある
離婚は夫婦だけの問題ではなく子供に与える影響を考慮して、離婚はせずに浮気を認め合って夫婦生活を続けると前述したが、悪影響も考慮する必要があるだろう。離婚しない理由を子供のためとするのは、子供のことを考えているようで大人の勝手な都合でしかないこともあるのだ。夫婦の状態は、まだ小さな子供であったとしても仲が悪いということを感じ理解している可能性が高いといわれている。子供は親が思っている以上に、親の心境やストレスなどを感じ取って精神的にもさまざまな影響を色濃く受けてしまうのだ。両親が本当に心から信頼し愛し合っていないことは、日々の暮らしから子供にも伝わってしまうだろう。
パートナーのことは好きでなくなったが、子供は愛しているという夫婦は存在する。同時に、1人の人間として誰かを愛したい愛されたいという気持ちから、浮気の公認に踏み切る夫婦もあるのだ。しかし、あまりにも形式化してしまった家庭環境では、子供に悪影響を及ぼす可能性があり、子供の年齢によっては仲が悪いなら離婚してほしいと思っているケースも少なくはないだろう。
4-4.浮気相手の精神面や生活への影響が大きい
夫婦で浮気を認め合っていたとしても、それは浮気相手の異性には関係のない話である。相手が夫婦の状況を理解し受け入れているなら問題は少ないが、そうでない場合は家族だけではなく浮気相手にも、さまざまなデメリットとなる可能性があるのだ。例えば、浮気相手とは当然、肉体関係をもつことになるため、避妊に失敗した場合、妊娠や中絶、出産のリスクも発生するだろう。費用はどうするのか、産むなら誰が育てるのか、養育費はどうするかなどのさまざまな問題が起こる可能性があるのだ。
それぞれの性欲を発散させる目的のはずが、いつのまにか外の恋人を本気で愛してしまったり、相手が本気になってしまったりすることなど、気持ち(心理面)の変化が起きる可能性も少なくはないだろう。そして、浮気相手が既婚者だった場合は、配偶者から慰謝料を請求されるリスクも当然あるのではないだろうか。このように、浮気の公認は相手の家庭や生活環境への影響や社会的に許される行為ではないため、相手にもそれなりのリスクが伴うことを意識する必要もあるだろう。
5.浮気の公認をしてもパートナーとうまくいかなくなる理由
夫婦生活を円満にするための浮気公認だが、失敗するケースも少なくはないとされている。ここでは、浮気の公認をしても、パートナーとうまくいかなくなる理由についていくつか紹介しよう。
5-1.お互いに心から納得できておらず不満になる
公認浮気を始めたきっかけが、夫婦どちらかの浮気からだった場合は、さまざまな問題が起きる可能性があるだろう。もともと浮気していたほうは積極的であっても、そのパートナーは夫婦継続のため仕方なく認めているケースもあり、やはり抵抗を感じてしまうこともあるのだ。浮気された側は、外でパートナーが他人と肉体関係をもつことに同意した事実に対し、日が増すにつれて自分を責めてしまう結果となるのではないか。心の底から楽しんでいるのはお互いにではなく、パートナーだけだと考えてしまうと、コソコソ浮気されていたときと同じ気持ちになってしまうだろう。
そのため、認めたはずの浮気に傷つき許せなくなり、浮気をやめるようにパートナーへお願いすることになるのだ。やめるようにお願いされたパートナーは、浮気相手との関係が続けられないことに不満を感じることから、お互いの信頼関係に決定的なヒビが入ることになるだろう。浮気の公認という提案は、夫婦関係が改善するどころか決定的な家庭の崩壊や離婚に至る可能性も含んでいるのだ。夫婦間での浮気の公認は日本人にとって「斬新すぎる感覚」である。問題を解決するために始めてみたものの、結局は納得できずに受け入れられない夫婦もいるということなのだ。
5-2.子供や親せきからの理解が得られない
夫婦間では問題なく浮気を認め合っていたとしても、周囲から見れば違和感を覚えてしまうことだ。子供の物心がつけば、浮気相手の元に出かけるときにどこへ行くかなど問われることもあるだろう。子供にとって、親の性行為を想像するのはつらいことであるし、想像させることも避けるべきことではないか。その相手が、他人となると子供にとっては受け入れ難いことだろう。また、親や親戚などの周囲からも夫婦の様子に違和感を感じとられることも考えられるのだ。子供や親などの周囲に嘘をつかずに家族生活を続けるのであれば、浮気を公認し合っている関係であることを、いつかは説明することになるだろう。
結婚や夫婦であるという関係の意味を少しでも理解している子供に対して、自分の両親が浮気を公認している関係であること伝えるかは困難をきわめることではないだろうか。堂々と自分たちには家庭の外に恋人がいると伝えられたとしても、子供が受けている教育や社会通念を考えた場合、子供が受け入れられないことは目に見えていることだろう。浮気の公認は自分たちの生き方として覚悟したうえで、子供や親、親戚などの周囲と向き合うことは非常に難しいと言えるのだ。
5-3.上手くいってるほうに嫉妬したり浮気相手に本気になってしまったりする
話し合いをしてお互いに浮気を公認した夫婦であったとしても、うまくいかないケースが多くある。例えば、妻にはすぐに恋人ができたが、夫のほうにはずっと恋人が見つからないということもあるだろう。この場合、外部での浮気を楽しんでいる相手に対し不快な気持ちになり、計画がうまくいかないのは想像できてしまうことではないか。浮気を公認すると決めた以上は、双方が同じように楽しんでいる必要があり、相手の状況を受け入れる気持ちでいなければいけないのだ。そうしないと自分がうまくいっていないときは不満を感じてしまい、夫婦の関係にヒビが入ってしまう可能性も考えられるだろう。
また、性欲解消目的のはずがうまくいき過ぎてしまい、浮気相手に対しいつのまにか本気になってしまうケースもある。こうなると、浮気を公認してまで夫婦関係を続けていることに意味を感じられなくなり、婚姻関係を解消したい気持ちになる場合も少なくはないだろう。夫婦関係を続けるための浮気公認で、心も浮気相手に委ねてしまえば夫婦関係の破綻につながってしまうということである。
5-4.浮気を公認することは社会的に理解されにくい
浮気公認の関係は、世間一般的には許されることではなく、必ずしも社会に受け入れられるものではないだろう。浮気公認夫婦は、夫婦間だけの決まりごとであり、いくら許し合っていようが、一般的に受け入れられづらいということは意識しておく必要がある。例えば、女性であれば夫以外の男性との肉体関係には妊娠のリスクもあり、理解を得るのは難しいことではないだろうか。そして、浮気相手が既婚者だった場合、配偶者から慰謝料を請求されることもあり社会的制裁を受ける恐れもあるだろう。また、会社に知られ処分を受けたり、友人や親族に知られ疎遠になってしまったりすることも考えられるのだ。
いくら自分たちだけのために正当化しても、社会的に許されないことであるため、そのうえで浮気公認の夫婦関係を続けるのは難しくなる場合もあるのだ。
6.パートナーの浮気を公認にする時に気をつけておくこと
パートナーの浮気を公認した場合、浮気相手と会う時間をつくる必要があるなど、家庭生活にさまざまな影響が出る可能性も考えられる。ここでは、浮気公認時に気をつけることを紹介しよう。
6-1.浮気公認についてお互い納得するまでしっかりと話し合う
浮気を公認する前に、パートナーが自分以外の人と恋愛することを許すという現実をしっかりと想像し、夫婦間で本当に納得したことを十分に確認しておく必要がある。夫婦にとっては、親戚や周りから理解されないことを除けば、単にパートナーから許されたうえで恋人をつくり恋愛を楽しめるという決まりだ。しかし、たまたまパートナーと恋人のデートシーンを見かけ、恋愛を楽しんでいる様子を目の当たりにしたとき、その現実に耐えられなくなる人もいるのだ。
夫婦仲の解決策として浮気公認を選んだことに、お互いが心の底から納得していなければうまくいくことはないだろう。形式上、夫婦を続けるために浮気を公認したとしても、どちらかが傷ついたり信頼関係にひびが入ったりするようでは、意味のないただの不倫や浮気となってしまうのではないだろうか。
6-2.家庭の役割分担はしっかりしておく
夫婦である以上、家事をする時間も必要であり、子供がいる家庭では育児も重労働であるため分担が必要となる。しかし、外の恋人との時間に夢中になりすぎて、家事負担のバランスが偏ると夫婦の衝突につながりかねないだろう。夫婦がお互いに恋人をつくるなら、料理・洗濯・掃除・子供の世話などの役割分担を、できるだけ明確にしておくことで夫婦の衝突リスクを回避できるのではないだろうか。また、浮気相手と会う回数や曜日もお互いに偏らないようにを決めて把握しておかなければ家事分担もうまくいかないだろう。このように、どちらかの家事負担が多くならないなど、バランスが保てるように話し合っておくことで、浮気公認による外部での生活も楽しむことができるのはないだろうか。
6-3.浮気をする際の約束事を決めておく
浮気公認では、細かいルールを決めておくことで、お互いにストレスのかからないようにしているケースが多い。いくつかの例を紹介しよう。「複数の恋人はつくらずに1人にする」複数と付き合うのは、避妊やトラブルなどさまざまなリスクを処理できなくなる可能性もあるだろう。「家庭内では恋人とのやり取りを極力しない」家族での時間や家事の時間などに影響することは、公認浮気の目的とは言えないのではないだろうか。「会うのは週に1回までにする」会い過ぎると、肉体関係だけではなく「好き」などの感情が芽生えてしまい、夫婦生活破綻のきっかけとなる恐れがあることだ。「恋人と会う日は何時までに帰るか伝える」家庭あっての公認浮気である以上、家庭生活に影響があっては意味が違ってきてしまうだろう。
「同じ相手と会うのは3回までにする」これも、相手から離れられない関係になるリスクを防ぐ目的と言えることだ。「性行為の際は必ず避妊はする」当然のことだろう。自分たち夫婦もそうだが、相手に対しても気をつかう必要があることだ。他にも、築いてきた家庭や子供を守るための浮気公認であれば、新しい恋人との結婚をNGとしておくのも有効的である。また、喧嘩にならないように、決めたルールはしっかりと書き残しておき、口論になった際に確認できるようにしておくことも大切だ。
6-4.自分たちだけの都合で浮気公認を決めない
お互いに同意しているのであれば問題ないかもしれないが、浮気公認は無関心で愛情のない家庭になってしまう可能性もあり、子供や周りに悪影響がでる可能性もあることだ。リスクがあることを理解し、夫婦としてどう生活していくことが、家族とって大切なのかをしっかりと考える必要があるだろう。浮気は束の間の逃げ道であり、目の前にある家族から逃げ出さない事も大切なことだ。自分たちなりの夫婦円満方法と胸を張って言えるとしても、一般的な感覚をもった人には受け入れらないことも理解しておくべきだろう。
7.夫婦ではないパートナー同士での浮気公認は成り立たない
夫婦間での浮気公認は「婚姻関係を維持させる」ということが目的になるが、恋人同士である場合には成り立つものではないだろう。夫婦においては、自分たちの愛情よりも社会的責任や子供への責任から、離婚できずに浮気公認を選択する場合がほとんどだ。しかし、恋人がいるのに浮気をしたいと考えるのは、それはどれだけ長い付き合いであっても既に恋人関係が破綻をしているということだろう。長い付き合いで情があり別れたくないからといって、浮気を公認し惰性的な付き合いを継続しても、互いを傷付ける最悪なパターンになりかねないのだ。寂しさや不満、刺激を求めてなどの理由で浮気をしたなら、潔く別れを決断することがお互いにとって前向きで幸せな選択になるのではないだろうか。
まとめ
浮気公認夫婦は、互いが同意しているなら夫婦仲の改善につながる可能性もあり、人によっては魅力的だと考える人もいるのではないだろうか。しかし、さまざまなリスクがあること、社会的に理解されにくいこと、子供への影響も大きいことをしっかり理解しておく必要があるのだ。最後に、浮気公認は当事者に事情はあるが、それは当事者の勝手なルールであり、周囲から理解されず否定される方が多いことを理解しておくべきだろう。
監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣
- 2001年11月
- 司法書士試験合格
- 2002年3月
- 法政大学法学部法律学科卒業
- 2004年4月
- 中央大学法科大学院入学
- 2006年3月
- 中央大学法科大学院卒業
- 2006年9月
- 司法試験合格
- 2007年12月
- 弁護士登録(新60期)
- 2008年1月
- AZX総合法律事務所入所
- 2010年5月
- 平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
- 2013年2月
- 伊倉総合法律事務所開設
- 2015年12月
- 株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
- 2016年12月
- 株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
- 2020年3月
- 社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2020年10月
- 株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
- 2021年6月
- 社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2022年4月
- HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)
※2023年11月16日現在
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