浮気/不倫の調査想像以上に被害は大きい!母親の不倫が子どもに与える影響とは
「旦那以外の人と遊んでみたい」「相手はパート先の人だからバレるわけがない」など、子育て中でもあるのに、浮気を考えている女性も少なくはないだろう。しかし、母親の不倫を知った場合、どれだけ子どもがショックを受けるのかを想像したことはあるだろうか。とくに母親の不倫は心身の成長にも大きく影響するとされているのだ。この記事では、母親の不倫が子どもに知られてしまうきっかけや、子どもに与える影響などを説明する。
1.母親が不倫に走る心理とは
夫や子ども、家族に囲まれて、傍目には何不自由ない暮らしに見えても、不倫に走ってしまう母親は実在する。ここでは、不倫をする母親の代表的な心理を解説していこう。
1-1.夫や家庭に不満がある
子どもができると、夫を含めて家族全体から「母親扱い」しかされなくなるケースも少なくはない。夫からも「お母さん」や「ママ」など、子どもと同じ呼び方をされることも珍しくはないだろう。また、夫は「仕事をしている」という理由から、家事や育児に協力的ではないこともよく耳にするのではないだろうか。自分も家事をこなしながら育児をして、気が休まる時間がないくらい必死にやっているのに、夫は子どもをかわいがりはするが、家事や育児はしない家庭も多いのだ。さらに、パートなどをしながら家のこともすべて1人でやっているなら、不満をもってしまうことも不思議ではないだろう。
そのようなタイミングで、愚痴を聞いてくれたり共感してくれたりする男性が現れたら、気持ちが傾いてしまうのも無理はないと言えるのではないだろうか。例えば、パート先の男性であったなら夫以外の異性で唯一多くの時間を共にし、仕事上でさまざまな経験を共有することが多い分、すんなりと男女の関係になってしまうことも珍しくないだろう。自分を母親扱いではなく、1人の女性として見てくれる男性が身近に現れると、不満を感じている夫よりも男を感じて意識してしまうということだ。
1-2.オンナの意識が強い
結婚し子どもを育てているとしても、常に「母親であってもオンナを捨てたくない」と考えている女性も不倫や浮気に走りやすいものだ。夫がいても、好みのタイプの男性に目がいってしまう女性も少なくはない。男性に好かれようと意識して振る舞う女性もいるが、夫以外の男性へのボディタッチが多かったり肌を露出した服装を好んで着たりと、無意識に男性を引きつけてしまっているケースも少なくはないのだ。また、結婚しても恋愛体質が抜けずに、常に他の男性と恋愛を楽しんでいたいという女性もいる。夫がいようが積極的に自分をアピールするため、口説かれればすぐになびいてしまうのだ。オンナという意識が強いため、口説かれるために行動したり好かれよう働きかけたりと、男性を完全にオトコとして振る舞ってしまう特徴もある。
男性によっては、そういった魅力的に感じる女性や人妻と関係をもってみたいという願望から、自然と男女の仲になってくケースもあるだろう。積極的な女性が職場やバイト先にいたなら、男性も「自分に気かあるのでは」や「飲みに誘って口説いてみよう」などと考えてしまうのではないか。このように、自然に男性を引きつけてしまっている母親も少なくはないということだ。
1-3.日常に退屈している
結婚生活が安定してくると、母親としての平和で平凡な生活に退屈している女性も少なくはないだろう。そういった日常に刺激を欲しがるのは、人間であれば当然と言えることかもしれない。そんな平凡な日常のなかで、飲み会や同窓会などの夫以外の男性とお酒を飲める機会があったなら、どれだけ刺激的なことではないだろうか。家事や育児、パートなどを繰り返し、夜は夫の帰りを待ち家族が寝静まってから家事を終えるという生活から、1日であっても解放されるというのは浮気をするきっかけとなるケースもあるのだ。家ではオンナとしてではなく母親として見られているのに、飲み会などでは1人のオンナとして久しぶりに接してもらえる。
そのため、つい楽しくなってしまい流れの中で男女の関係になってしまったり、連絡先を交換し改めて2人きりで会って関係を持ったりしてしまうのだ。1度平凡な生活からの浮気を体験してしまうと、その刺激が忘れられなくなり繰り返し浮気をしてしまう母親も少なくはない。ケースによっては、その反動が大きすぎて家庭を顧みなくなってしまうこともあり、家庭崩壊へつながる恐れのある浮気といえるだろう。
1-4.意思が弱い
性格の問題になるが頼まれると断れないなど、意思が弱い母親も浮気や不倫にハマってしまうケースがある。男性によっては、既婚女性であろうが積極的にアプローチする人も少なくはない。また、同じ既婚者という立場の女性と関係をもちたいと考えている男性もいるのだ。押せばイケるなど断り切れない性格だと判断されると、執拗に誘われ断りきれずに関係をもってしまうこともあるだろう。その1度の行為がズルズルと続き、本格的な不倫にはまってしまうことも少なくはない。なぜ、断れないのかというと、断ったら「申し訳ない」や「嫌われてしまうのでは」などと考えてしまうことだろう。そして、例えばパート先の自分よりも立場が上の男性に誘われることも、断れないという結果になってしまうのだ。
男性側は、既婚女性とわかっていても構わず口説いてくるため、とくに職場の関係者であれば「嫌われたらまずい」という気持ちが働き関係をもってしまうのだろう。そして、いつの間にか自らも他の男性にハマってしまい、抜け出せなくなってしまうのだ。
1-5.自分の人生に焦りを感じている
「ミッドライフ・クライシス」という言葉をご存じだろうか。これは、おもに30~40代くらいの中年期において、「自分の人生はこれで良かったのか」や「このままで後悔しない人生が送れるのか」と突如として悩んでしまう現象だ。今まで家族のために頑張って家事をこなし、そういった生活へも幸せを感じて生きてきたとしよう。しかし、それまで当たり前で何の疑いもなくやってきた人生に、急に価値を感じなくなり無意味なことだと感じるようになってしまうのだ。例えば、子どもに手がかからなくなった頃、ふと「自分の人生はこれで良かったのか」という焦りを感じることもあるだろう。もっと幸せな人生があるのではなどと考え、男女ともに大胆な行動に走ってしまう傾向があるのだ。
欧米では「ミッドライフ・クライシス」が一般的になり、社会問題とされている。この現象が起きているタイミングで、何の変化もない日常が続いているとき、ふと身近な男性に誘われ関係をもってしまったとしよう。そうすると、自分の人生に焦りを感じ「私はこのままでは幸せではない」と考え、夫以外の男性にどっぷりとハマってしまう可能性もあるのだ。
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2.不倫をしている母親に見られがちな行動とは
母親に限ったことではないが、浮気や不倫をしていることを子どもに知られてしまうことは最悪だろう。とくに、父親よりも母親の浮気の方が、子どもはショック受けるケースが多いのだ。ふとしたことから、子どもに「母親が不倫をしているのでは」と疑われることがある。ここでは、不倫をしている母親に見られがちな行動を説明しよう。
2-1.1人での外出が増える
ほとんど1人で外出することがなかったのに、急に1人で出かけることが増えるという行為も不倫をしている母親の特徴と言える。例えば、「ママ友とランチに行く」や「学生時代の旧友と会いに行く」などを理由に外出するのだ。そのため、定期的に旅行へ行くなど外泊も増えることになるだろう。子どもがある程度の年齢ならいいのだが、幼い子なら母親が自分を連れて行かない外泊を繰り返すことは、慣れるまでは違和感を持ってしまうことではないだろうか。子どもにとって母親は、常に一緒にいるはずの人と認識しているのだ。その母親が自分を置いて、定期的に夜の外出を繰り返すのは、子どもが何かを感じ取ってしまうきっかけになるのではないだろうか。
また、浮気や不倫の相手にどっぷりとハマってしまうと、家に居るときにも男性のことばかり考えてしまい、短時間でも会いたいと考えてしまうものだ。そのため「買い忘れたものがある」などを口実に、急に短時間の外出を繰り返すようになることもある。家族は違和感を持つことだが、母親本人は嘘がバレるかバレないかなどは考えずに行動してしまうのだ。それだけ、浮気や不倫にハマってしまうと周りが見えなくなってしまうということだろう。
2-2.スマートフォンを手放さない
自宅でスマートフォンを手放さなくなることも、浮気や不倫をしている母親に見られがちな行動と言える。風呂やトイレに行くときにも、スマートフォンを持っていくようになり、常に置くことなく持ち歩くようになるのだ。今までは着信音も普通に聞えるように設定していたのに、音を消したりバイブにしたりと急に他の家族にわからないように設定をするようにもなる。そして、今まではそれほどスマートフォンの画面ばかり見ていることもなかったのに、何度も画面をチェックするようになるのも特徴だ。しかし、2019年現在では家の中であっても、スマートフォンを持ち歩くのは珍しいことではない。そのため、これらの行為が怪しいかといえば、そうとも言い切れないだろう。
例えば、今まではスマートフォンを幼い子どもに使わせていたのに、絶対に使わせなくなることも行動の変化と言える。また、「ちょっとスマホ取って」と家族に自分のスマートフォンを触らせていたのに、絶対に触らせないよう振る舞うことも怪しいのではないだろうか。
2-3.新しい趣味を始める
興味がなかったはずのことに、急に詳しくなるのも怪しい浮気や不倫をしている可能性があることだと言える。不倫相手の趣味や興味のあることなどに影響を受けて、知らないうちに自然と家族の前で話してしまうのだ。大人になるにつれ、趣味や嗜好に変化はなくなるものなのだが、余りにも今まで関心がなかったことを趣味にすることがあったなら、異性からの影響が大きい可能性もある。なぜ、急に興味をもったのか聞いても、「友人が誘ってくれたの」などと言って誤魔化すだろう。さらに、その趣味の集まりがあるなどを口実に、外出が増えることも考えられることだ。毎日家事や育児を繰り返している母親なので、趣味をもってもらうのは家族にとっても嬉しいことだろう。
しかし、口実ではなく実際にその趣味にハマってしまうと、同じ趣味をもつ浮気相手からも離れられなくなってしまうものだ。趣味は人生においてかなりの時間を要することのため、浮気相手と一緒に趣味を楽しむことは家庭が崩壊してしまうきっかけとなるだろう。
2-4.外見に気を配るようになる
外見に気を配るようになるのは、わかりやすい変化と言えるだろう。女性の場合は、普段からある程度の身だしなみなどには気を配っているものだ。しかし、行き過ぎた変化は、家族が違和感をもってしまうことになるだろう。さらに、今まで好んでいたファッションが、まったく違う種類の服装に変わったなら、浮気相手の好みに合わせている可能性があるのではないだろうか。それに合わせるように、メイクや髪形を念入りに整えたり今までと違うものにしたりなど、さまざまな変化が見られるようになる。そして、服装などだけではなく、下着が今まで見たことのないくらい派手なものを身につけるようになることも、他人に見られるのを前提にしたものと言えるだろう。
また、今まで香水をつけることなどなかったのに、急につけるようになるケースもある。さらに、同じ香水を繰り返し使い続けることは、それだけ同じ不倫相手と関係が長く続いている目安ともなる可能性もあるのだ。子どもは母親の外見やニオイの変化には、すぐに気づくだろう。
2-5.気分の浮き沈みが激しくなる
浮気や不倫をしている母親は、自宅での感情の変化が激しくなる傾向があるのだ。家族への罪悪感から、急に優しくなることもあるだろう。不倫相手と会う予定がある日などは妙にハイテンションになったり、デートの予定がキャンセルになったら急にイライラと機嫌が悪くなったりと浮き沈みも激しくなってしまうのだ。これではまるで、自宅が自分にとって落ち着ける場所ではないということではないだろうか。不倫相手と会うことや連絡することなどが、家族よりも生活の中心になってしまうことから、自宅では本当の自分を出せなくなってしまうのだろう。不倫相手に関わることが、本当の自分となってしまっているのだ。
家族にとっては、母親にしか頼めないことや相談できないこともある。しかし、その母親が自分たちにまったく興味がない、もしくは邪魔な存在なのかもしれないと感じたなら、どれだけ心にダメージを負うことになるだろう。
3.子どもが母親の不倫を知るきっかけとは
子どもに浮気や不倫がバレてしまうのは最悪だが、子どもにとってはそれ以上にダメージを受けることになる。ここでは、子どもが母親の不倫を知るきっかけをエピソードを交えて紹介しよう。
3-1.不倫相手とのメールを見てしまった
スマートフォンがきっかけで、母親の不倫を知ってしまったというエピソードを紹介しよう。「母親が、いつもは手放さないスマートフォンを置き忘れて家事に集中していました。そのときたまたまLINEの着信音が鳴り、何の気なしに見てみたところちょっと気になるメッセージだったのです。やりとりをさかのぼって見てみたら、不倫相手からだということに気づいてしまいました。急に変な気持ちになってしまい、自分の部屋にこもってしまいました。もちろん、母親に不倫相手からのメッセージを見たことを言えませんし、父親に相談することも考えられません。現在も見なかったことにして、今まで通り振る舞ってはいますが、過去の母親と同じようには見られなくなってしまいました」
とくに怪しいと感じていなかったのに、突如として母親が浮気している事実を知ってしまったケースだ。その瞬間から、母親が別人に感じてしまう程のショックを受けてしまうだろう。家族の誰にも相談できずに、子どもにとっては一生悩み続けてしまうような出来事だ。もう2度と幸せな家族ということを、心の底から感じることはできなくなってしまうだろう。
3-2.不倫相手との会話を聞いてしまった
普段は居るはずのない時間に帰宅したことによって、母親の不倫を知ってしまったエピソードもある。「ある日、具合が悪くなって学校を早退し帰宅しました。もちろん父親は仕事に出かけているので、家には母親が1人で居るはずです。そして、家に着くと母親が電話でなまめかしい会話をしているのを耳にしてしまいました。母親の楽しそうな声や内容から、不倫相手と会話しているのだと気づいてしまったのです。自分に気がついた母親は焦った様子で電話を切り、『どうしたの学校は、なんで帰って来たの』など取り乱していました。誰と電話していたのか聞いても、友達としか言いませんでした。絶対に許すことができません」
家族が不在のときに、母親が自宅でバレないと思って電話しているところへ帰ってしまったというケースだ。このような経験をしてしまうと、自宅が自由な空間から不自由な場所と感じてしまうことも少なくない。誰が何をしているのかなどを、気にしながら生活する必要がある家など、自由などとは言えないだろう。例えば、リビングへ入るときも気をつかったり、突然家に帰ることになった場合もいちいち連絡したりなど、まるで他の家に訪ねるような感じになってしまうのだ。
3-3.母親の不倫現場を見てしまった
外出先で、母親の不倫に気づいてしまったというエピソードもある。「友達に誘われて、初めて遊びに行った街での出来事です。駅を降りて街に出たところで、男性と腕を組んで歩く母親を見かけてしまいました。びっくりしましたが、何故か母親に気づかれまいと下を向き、すぐに家に帰りました。その日は部屋に閉じこもり、誰とも会話する気になりませんでした。もう、信用できません」自分は悪いことをしていないのに、母親に隠れて帰宅する子どもの気持ちは、経験した人以外には想像できるものではない。例えば、子どもが思春期の大切な時期であったなら、人生さえも変わってしまうような出来事だろう。
3-4.友達から聞かされて知った
友達から聞かされるという、衝撃的なエピソードもある。「友達から話があると言われ、あなたのママがホテルに入っていくのを見かけた、という話を聞いてしまいました。さらに、相手の男性の特徴を聞くと父親とは全く違ったため、母親の不倫に気づいてしまったのです。恥ずかしいやら、悔しいやら、腹が立つやらで、その日は友達の家に泊まり帰宅しませんでした。その日から、家族全員で家にいる時間がつらく感じるようになり、できるだけ夜遅く帰宅するようにしています」このように、母親の不倫は子どもにとって受け入れ難く、家族が崩壊するきっかけになってしまうのだ。
3-5.母親から告白された
直接母親から不倫を告白されたケースもある。「私たち親子は、友達母娘と呼ばれるほど仲良しでした。そのためかある日、母親から友達に打ち明けるような感覚で、不倫をしていると告白されてしまったのです。かなりショックでした」母親は、娘なら理解してくれると考えたのかもしれない。親が他の場所で自分が知らない人間と親密になることは、子どもにとってどれだけ衝撃的なことかを考えるべきではないのだろうか。
4.母親の不倫が子どもに与える影響とは
もちろん父親の浮気や不倫もショックを受けるが、母親のケースでは子どもはさらに大きな衝撃を受け、さまざまな影響を受けてしまうものだ。ここでは、母親の不倫がどのような影響を子どもに与えるのかを説明しよう。
4-1.親への信頼や尊敬を失う
まず、裏切られたと感じるだろう。家族以外に、家族以上に親密にしている人間がいると考えるだけで、子どもはかなりのショックを受けるのだ。母親の不倫を生々しく感じ、軽蔑するようにもなるだろう。もう2度と、以前の「普通の家族」には戻ることはできないくらいのことだ。そして、母親に対してだけではなく、母親に裏切られた父親まで見下すようになる子どもも少なくはない。
4-2.自分の存在を否定する
子どもが、自分を責めてしまうケースもある。両親の不仲や母親の不倫を自分のせいだと思い込んでしまうのだ。自分がわがままな振る舞いをしたせいなのかや、自分が家に居るから出かけたくなるのかなどと、気持ちが不安定なときはさまざまなことを考えてしまうだろう。また、今まで自分たちだけの母親と感じていた人が、家族から離れていくような気持ちの不安から、情緒不安定になってしまうのだ。このようになってしまうと、学校生活などに大きな影響がでてしまい、人生をも狂わせてしまう結果となるだろう。そして、さらに気持ちが不安定になると、母親が汚い存在に思え「同じ血が流れている自分も汚れている」と、自分の存在も嫌いになってしまうのだ。
4-3.将来に対して悲観的になる
子どもには勉強や学校のことなど、さまざまな考えごとや悩みがある。とくに思春期などでは、多くの悩みを抱えているものだ。そのようなタイミングで、母親の不倫を知ってしまったら、子どもはどうなってしまうだろう。勉強が手につかず成績が下がったり、激しいストレスから自暴自棄になったり、母親の気を引くために非行に走ったりするケースも珍しくはないのだ。とにかく、何をしていても、母親の不倫のことばかり考えてしまい、何にも集中できなくなってしまうだろう。
4-4.異性を信じられなくなる
母親の不倫は、子どもの恋愛にも影響があることだ。結婚した相手を裏切る行為は、結婚に夢がもてなくなってしまうことだろう。そして、結婚しても「裏切られるのでは」と考えたり、反対に「裏切ってしまうかも」と考えたりと結婚することを否定してしまう可能性もあるのだ。また、恋愛自体にも臆病になり、「どうせ付き合っても、浮気されるから」と傷つくぐらいなら恋愛をしないと考えてしまうだろう。母親の責任で、子どもが恋愛を楽しめなくなることは、あってはならないことではないだろうか。
4-5.人間関係が上手に築けなくなる
子どもにとって母親は絶対的存在であり、自分のことを裏切るなど考える子どもはいないと言っても大袈裟ではない。そのような存在の人に裏切られてしまっては、人間自体を信用できなくなってしまうこともあるだろう。その影響から、「もう誰からも裏切られたくない」「愛されたい、認められたい」という気持ちが強くなり、人の顔色をうかがうようになったり他人に騙されたりするような人間になってしまうのだ。また、どうせ自分は誰からも愛されない存在だと思い込んでしまい、人間関係を上手に続けられなくなってしまうこともあるだろう。
5.大きすぎる不倫の代償とは
一般的に周知されていることだが、不倫をすると大きな代償が伴ってしまう。今の生活を失う価値があるのか、よく考えてから行動する必要があるだろう。ここでは、不倫をしてしまった際の代償について説明しよう。
5-1.社会的制裁を受ける
不倫相手が既婚の場合は、相手の配偶者から慰謝料を請求されるだろう。自分にも夫がいるからといっても、相手に慰謝料を請求するように頼めるだろうか。その場合は、夫へ不倫したことを伝える必要があるのだ。結局、自分だけが慰謝料を請求されてしまうリスクが伴ってしまう。また、会社に知られた場合は、会社の信用や名誉を傷つけたとして、懲戒解雇や左遷などのペナルティを受けるケースも少なくはない。どこへ行っても、不倫したという噂がつきまとい、我慢できずに職を失ってしまうリスクもあるのだ。そして、親族や近所に知られた場合は、批判や好奇の目にさらされることになる。人間関係が薄れてしまうきっかけにもなることだろう。
5-2.友達を失う
いくら友達だからといっても、不貞行為を擁護応援する人は少ないと言える。そのため、友達にも不倫していることがバレないように行動するようになり、疎遠になってしまうケースもあるのだ。また、不倫をしていると友達に伝えたことがきっかけで、トラブルに巻き込まれたくないと考えて離れていく友達も少なくはないだろう。
5-3.孤独な老後を迎える可能性
いくら不倫相手と上手く付き合っていたとしても、離婚して不倫相手と再婚できるとは限らない。不倫がきっかけで離婚した場合には、家族とも疎遠になってしまうことが多いのだ。また、離婚しても子どもたちがいるから寂しくはないと考えがちだが、子どもたちは不倫をして家庭を壊した母親を恨んでいることも少なくはない。そのため、誰からも相手にされず、孤独な老後を送る可能性もあるだろう。
6.不倫を思いとどまるためにすべきこと
夫以外の男性に気持ちが揺れていても、不倫関係に発展させることは思いとどまるべきだ。そのようなときは、夫や家族への愛情を思い出す努力をしてみてはどうだろう。ここでは、不倫を思いとどまるためにすべきことを紹介する。
6-1.夫との関係を見直す
夫に対して不満があるのなら、自分は夫にとってどうなのかと振りか返ってみることも大切だ。自分が不満に感じているなら、相手も不満を感じている可能性もあるのではないだろうか。例えば、子どもを優先に考えるのは当然だが、夫をないがしろにしてなかったかなどを思い出してみよう。思い当たる節があるなら、自分から優しい言葉をかけるだけで、夫婦関係が改善するきっかけになるかもしれない。
6-2.アルバムや日記などを見る
家族や夫との思い出を振り返ってみるのも効果的だろう。過去のアルバムや日記を開いて「幸せ」を思い出すことで、不倫なんてするものではないと、思いとどまることができるのではないだろうか。予防策としては、家族の写真をリビングなどのいつでも目に入る場所に飾るのも効果的だ。
6-3.共通点を話題にする
もし、家族や夫との会話が少なくなっているなら、共通点を話題にするなどして、家を楽しいと感じられる場所にしてみてはどうだろう。家族や夫の知らなかった一面を知ることができる可能性もあることだ。会話が溢れる家庭環境になり「家に居ることの方が楽しい」となり、「この家族は裏切れない」と考え不倫を思いとどめられるきっかけになるだろう。
7.不倫相手ときっぱり別れるには
不倫相手と別れる決意をしても、なかなか終わりにできない人もいるだろう。しかし、不倫相手の気持ちや覚悟を知ることで、きっぱりと別れられるきっかけができる可能性もあるのだ。ここでは、相手の本心を知るために試してみるべき方法を紹介しよう。
7-1.結婚を迫ってみる
結婚を迫ってみて、相手の反応を試してみるのもいいだろう。結婚を切り出したときの反応で、遊び相手と思われているかどうかがわかるのだ。男性にとっての既婚女性と付き合うメリットは、結婚という束縛がないからと考えているケースも少なくはない。そのため、束縛されるのを嫌がって、相手から離れてくれることも期待できるというわけだ。
7-2.「夫に不倫がばれた」と話してみる
既婚者と不倫している男性にとって気になるのは、相手の夫にバレはしないかということだろう。そこで、不倫相手に「夫にばれた」と伝え、同時に慰謝料の請求や訴えると夫が言っていると浮気相手に伝えるのだ、すると、「仕事を失う」や「自分の家族にも知られてしまう」などの恐怖心から、相手のほうから逃げていってくれることもあるだろう。また、「やっぱり家族が大事だからあなたが好きではなくなった」などと、はっきりと伝えるのも効果的だ。
7-3.メールアドレスや携帯電話の番号を変える
別れるなら、きっぱりと連絡を取らなくする方法もある。もともと禁断の関係であるため、相手も状況を察してすんなりと別れられる可能性もあるのだ。メールアドレスや電話番号は変えるなどして、相手の連絡先はすっぱりと削除しよう。SNSはブロックしておけば、問題ないだろう。
8.もしも子どもに不倫を知られてしまったら
前述しているように、母親の不倫は子ども大きな影響を与えてしまう。少しでも子どもの傷を浅くするためには、正しく対処する必要がある。ここでは、万が一子どもに不倫を知られてしまったら、どうすべきかについて説明しよう。
8-1.言い訳をせずに誠実に話をする
まずは誤魔化したりはせずに、きちんと謝罪すべきである。どんな理由があっても不倫は不貞行為であることを認め、子どもの父親である夫のせいにすることは避けるべきだ。言い訳や嘘は、子どもとの関係を悪化させるだけとなってしまうだろう。
8-2.子どもの存在を否定しない
両親の不仲を「自分のせい」と思い込んでしまう子どもは多いといわれている。両親の不仲は、あくまでも夫婦の問題であり、子どものせいではないことをきちんと伝わるように話すべきだろう。自傷行為や精神的に不安定な状態になるなどの、さまざまな問題を起こす可能性もある。子どもに責任がないことや、両親ともに子どもを愛していると教えていくことが必要だろう。
8-3.これからどうするかをはっきりさせる
夫婦でしっかりと話し合い、問題を解決することを子どもに約束しよう。また、子どもの年齢や状況にもよるが、不倫に至った経緯や今後どうするつもりかなどを正直に話してみるのも大切だ。子どもにとって母親の不倫は、心に一生消えないであろう衝撃を与えてしまう最悪の事実だ。許してもらうというよりも、子どもの心のケアを最優先に考えるようにしよう。
まとめ
夫への不満や平凡な生活を理由に、浮気や不倫に走ってしまう母親も少なくはない。しかし、軽い気持ちでバレなければいいと不倫を続けていると、家族からも社会からも大きなしっぺ返しが待っているのだ。自分が痛い思いをするのは不倫をした本人なので仕方がないが、関係ない子どもが受ける被害は計り知れないことを覚えておこう。
監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣
- 2001年11月
- 司法書士試験合格
- 2002年3月
- 法政大学法学部法律学科卒業
- 2004年4月
- 中央大学法科大学院入学
- 2006年3月
- 中央大学法科大学院卒業
- 2006年9月
- 司法試験合格
- 2007年12月
- 弁護士登録(新60期)
- 2008年1月
- AZX総合法律事務所入所
- 2010年5月
- 平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
- 2013年2月
- 伊倉総合法律事務所開設
- 2015年12月
- 株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
- 2016年12月
- 株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
- 2020年3月
- 社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2020年10月
- 株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
- 2021年6月
- 社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2022年4月
- HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)
※2023年11月16日現在
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