浮気/不倫からの離婚嫁の浮気が発覚!修羅場を迎えた例から考える効果的な対処法を紹介!
信じていたはずの嫁が浮気していたと分かれば、冷静でいられない夫は多いだろう。そのまま感情的になってしまい、修羅場を迎えてもおかしくない。ただ、どれほど激しい言い合いになっても、2人の今後が決まらなければ意味はないだろう。この記事では、嫁の浮気が原因で起こった修羅場を紹介し、夫がとるべき対処法を解説していく。
1.嫁の浮気で修羅場を迎えた例10選!
この段落では、嫁の浮気によって引き起こされた修羅場のエピソードを10個挙げていく。いずれかは、浮気問題の当事者として参考なる部分を見出せるだろう。
1-1.例1:手帳で浮気がバレた
Aさんの嫁は、長年、手帳にその日の予定や日記を書く習慣があった。ある日、嫁は友達との約束があると言って外出していった。しかし、手帳を忘れてしまったので、Aさんが中身を見てしまう。その日、予約していたお店の名前があったので、忘れ物を届けようと思って娘と一緒に出かけた。嫁が男と手をつないで店を出てきたところで、Aさんは手帳を差し出した。そして、「忘れていたよ」と声をかけたのだった。
続けて冷静に「この人が相手なの?」と聞くと、男は謝罪しながら土下座した。結局、Aさんが嫁に「もう帰りなさい」と言ったので、3人は一緒に帰宅する。そして、Aさんは嫁に「自分と浮気相手、どちらが大切なのか」と迫った。妻は「あなたのほうが大事」と答えたので、Aさんは彼女を許すことにした。それ以来、再び夫婦は家庭生活を続けている。妻が後から語ったところによると、Aさんに罵倒されたのではなく淡々と軽蔑した態度で接せられたのが傷ついたという。
1-2.例2:会社の上司と浮気
長年妻と連れ添ってきたBさんは、彼女の態度がおかしいことに気づき始める。夫婦での夜の営みがなくなったり、携帯電話がいつでもおやすみモードに設定されていたりするのだ。「まさか」と思い、Bさんは妻の携帯をチェックすることにした。彼女が寝たのを見計らい、中身をのぞいてみた。そうすると、不倫を示すメッセージなど、証拠をたくさん見つけてしまう。彼女は会社の上司と関係を結んでいたのだった。
Bさんは証拠を自分でも保存し、後日、嫁の会社へと向かった。そして、社員の見ている前で浮気相手を呼び出す。注目されているのも構わず、Bさんは浮気について問いただした。浮気相手は社内では非常に人望がある社員だった。突き詰められた裏の顔に対して何も言い返せず、Bさんが一方的に追及をする。まさに、修羅場といえる時間だった。最終的に、嫁は社内の風紀を乱したとして解雇されてしまう。Bさんも嫁とこれ以上家庭を守っていくのは不可能だった。2人は離婚し、今では別々に暮らしている。
1-3.例3:浮気現場に鉢合わせ
偶然、浮気現場に出くわしてしまった修羅場もある。Cさんは帰宅直前に、嫁に連絡するのが習慣だった。しかしある日、仕事に疲れていて連絡を忘れてしまう。そのまま帰宅すると、玄関で男物の靴を発見した。特に、お客が来るような話は聞いていない。不審に感じて、Cさんは寝室をのぞいてみた。そこでは、嫁が浮気の最中だった。激高したCさんは2人に怒鳴りつけ、脱ぎ捨ててあった服を投げつける。浮気相手は逃げるように帰り、嫁との口論が始まった。
Cさんが感情的になるほど、嫁もヒートアップしていく。彼女は泣きわめいて手がつけられない状態だった。それでも、最終的にCさんは嫁との生活を続けることを決意する。しかし、もはや以前のように嫁を信頼してはいない。嫁のスマートフォンにはGPSをつけ、常に居場所を把握できるようにしている。また、自宅の部屋すべてに監視カメラも設置した。たとえCさんが家を留守にしていようと、嫁は浮気相手を連れ込むことができない。始終、Cさんは嫁を監視して浮気を防ぐようになったのだ。
1-4.例4:浮気相手の子どもを妊娠
Dさんの嫁は、同僚の年下男性と不倫を繰り返していた。彼とはプロジェクトで同じチームになってから急接近した。2人は職場でも日常的に顔を合わせていたので、親しく会話していても周囲から怪しまれることはない。当然、夫にも浮気が気づかれないまま月日が過ぎていった。ところが、しばらくして嫁が体調を崩してしまう。心配したDさんは嫁を病院に連れていく。そこで、医師から嫁が妊娠していることを告げられた。
しかし、Dさんはまったく喜ばない。なぜなら、夫婦はセックスレスで数年間、体を重ねていなかったからだ。病院からの帰り道、Dさんは運転をしながら冷静に「誰の子どもなの」と聞いた。それでも、嫁は泣いて謝るだけである。話し合いの末、嫁は子どもを中絶し、浮気相手とも関係を断った。ただ、Dさんの心が晴れるわけではない。大切な人間から最大級の裏切りを受けたという記憶は残る。夫婦は離婚こそしていないものの、ずっととげとげしい雰囲気が続いている。
1-5.例5:修羅場で大ケガをした
浮気問題で感情的になると、心だけでなく体まで傷つくことがある。Eさんは、最近の嫁の様子がなんとなくおかしいと思い始めていた。そこで、嫁が入浴中にスマートフォンの中身を確認する。そうすると、女性の名前ではあるものの、頻繁にメッセージを送ってきているアカウントを見つけた。詳しく調べた結果、浮気相手の変名であり、情熱的なやりとりが繰り返されていた。Eさんは風呂から上がってきた嫁を問い詰める。しかし、Eさんの言い方が癇に障ったのか、嫁は逆ギレしてしまった。そして、夫婦生活始まって以来の大喧嘩に発展する。
最後には言い合いだけですまず、物を投げるなどして家の中がメチャクチャになった。妻が投げた置時計はEさんの額に直撃し、怪我をした。病院に行ったところ、針で縫うほどひどい状態と診断される。嫁は自分のしでかしたことに動揺していたので、Eさんの言いつけも聞くようになっていた。Eさんは嫁のスマートフォンを解約させる。それ以降、浮気相手とは連絡をとっていない。今では、夫とだけ会話ができる簡易携帯を渡され、それだけで暮らしている。
1-6.例6:飲み会の場で問い詰めた
Fさん夫婦は共働きで生活していた。そのような中、嫁の残業が増え始める。今までは定時で帰ることが多かっただけに、Fさんは行動の変化をおかしいと感じ始めた。しかも、嫁は嫌いだったはずの職場の飲み会にも積極的に参加するようになる。いよいよ怪しいと思って、Fさんは嫁の行動を自力で調査してみることにした。ある日、嫁が「飲み会で遅くなる」と言ってきたので、彼女の会社の前で待ち伏せを行った。嫁は集団で会社から出てきたまま、近くの飲み屋へと入っていく。Fさんも同じ飲み屋に入って、バレないような場所から彼女の様子をうかがっていた。
そうすると、彼女の隣に座っていた男性が、こっそりボディタッチをしているのを目撃する。嫁も振り払う素振りがない。浮気相手だと確信したFさんは飲み会をしているテーブルに歩み寄り、浮気相手に怒鳴りつけた。「おまえが浮気相手か」と問い詰めると、店内はシーンとなった。ピリピリしたムードの中、Fさんはおかまいなしに嫁と浮気相手を追及し続けた。その時間は、間違いなく修羅場だった。
1-7.例7:同窓会で会った元彼と浮気
不倫が始まるきっかけとして、非常に多いのが同窓会である。Gさんの嫁は同窓会で再会した元カレと盛り上がり、そのまま浮気をしていた。2人はいつもホテルなどで密会していたものの、ある日、嫁は夫の仕事中に浮気相手を自宅へと招く。ただ、Gさんは体調不良で早退し、自宅に向かっていた。Gさんは嫁にもその旨を連絡する。しかし、嫁はスマートフォンをマナーモードにしていたのでメッセージに気づかなかった。
Gさんが帰宅すると、電気がついているにもかかわらず嫁の姿がない。不思議に思って嫁の姿を探すと、寝室のベッドにいる2人を発見した。嫁はパニックになり、支離滅裂な言い訳でその場を取り繕おうとした。しかし、Fさんは聞く耳を持たない。浮気相手を殴り、自宅から追い出した。その後、冷静さを取り戻した嫁と話し合い、浮気を許すことにはした。それでも、完全に信頼できるようになったわけではない。以前の家族関係へと戻るまでには長い時間を要するだろう。
1-8.例8:浮気で子どもを失った
不倫問題の影響は夫婦だけに留まるものではない。子どもにも暗い影を及ぼす。Hさんの嫁は、勤め先の同僚と浮気を繰り返していた。しかし、やがて真相が発覚して、浮気相手の信用は失墜する。社内では重要でない役職へと左遷され、出世コースから外れていった。嫁も一時的には会社に残ったものの、「不倫をしていた人間」との噂は消えない。結局は追い出されるように解雇されてしまった。
こうした嫁の姿を、子どもは批判的に見ていた。嫁を「気持ち悪い」と責め、親子関係は冷え切っていく。すでに崩壊した家庭で、Hさんが嫁と生きていくのは不可能だった。Hさんは離婚を決意し、親権は自分が獲得した。それ以降、子どもは嫁と会いたがっていない。また、嫁の友人も彼女に関わらなくなったという。嫁は浮気によって、仕事も家庭も友情さえも失ってしまったのだった。
1-9.例9:怠け者の嫁
Iさんの嫁は家事も育児もまともにしない人間だった。昼寝ばかりして、家のことはほとんどIさんに押しつけてくる。2人目が生まれても状況は変わらない。見かねて、Iさんの母親がほとんどの家事や育児を担当するようになっていった。それでも嫁は悪びれる様子がない。友人と遊びに行く日は、深夜まで帰ってこないこともしばしばだった。しかも、携帯の画面に男の名前が表示されることすらもあった。
嫁の浮気を確信し始めたIさんは、行動に出る。母親に頼んで嫁を監視するようになったのだ。母親は嫁が昼寝している間に携帯を確認し、浮気相手とのやりとりや写真を撮影した。そして、仕事が終わったIさんは、嫁の親と一緒に嫁の帰りを待った。その日も嫁は深夜まで遊びに行っていたからである。帰ってきた嫁に、Iさんは嫁の親から事情を伝えてもらう。そのうえで、「裁判はしたくない。ただ、親権でもめたくないので君が子どもを連れて実家に帰ってほしい」と主張した。
しかし、嫁は夜中であるにもかかわらず逆上し、泣きわめきだす。もはやまともな話し合いは続けられそうになかった。仕方なく、嫁の両親が彼女の荷物をまとめた。そのまま、2人に無理やり連れられ、嫁は実家へと帰っていった。
1-10.例10:専業主婦の浮気
Jさんの嫁は専業主婦だった。彼女は浮気相手ができ、夫以上の愛情を注ぎ始める。浮気に気づいたJさんは彼女を許すことができなかった。そこである日、浮気の証拠を集めたうえで、彼女に離婚を迫った。ただ、嫁は夫への愛情が薄まったからといってすぐに離婚をしたかったわけではない。専業主婦としての安定した生活を捨て去るのも惜しかった。また、彼女の将来を心配して、両親も一緒に謝った。土下座をする両親の姿を見て、嫁の心は痛んだという。しかし、そのような修羅場に立ち会ってもなお、Jさんの怒りはおさまらなかった。結局、離婚する流れは止められなかった。
しかも、嫁は夫と不倫相手の嫁の両方から慰謝料を請求された。今まで専業主婦として穏やかに暮らしてきたのに、これからは多額の慰謝料を支払い続けるための生活が待っている。このような状態に嫁の両親も愛想を尽かし、勘当されてしまった。友人たちも彼女を白い目で見て去っていく。もはや彼女には何も残されていない。これまで親しくしてきた人間関係の全てを失って、孤独な暮らしを強いられている。
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2.そもそも妻が浮気をしてしまう理由とは?
結婚当初は幸せだったはずなのに、いつのまにか妻が浮気に走ってしまうケースは少なくない。夫が気づかないまま、妻が浮気のきっかけに直面していることもある。以下、妻が浮気をする4つの理由を挙げていく。
2-1.理由1:寂しいから
まず1つ目の理由として、妻の「寂しさ」は大きな要因だろう。夫がいつまでも夫婦生活を楽しいと感じている隣で、妻は寂しさを募らせていることがある。一般的に、女性は男性よりも寂しいと感じやすいからである。そのうえ、夫が仕事にかまけていたり、疲れて帰ってきて妻と話をしなかったりすれば、ますます孤独がふくらんでいくだろう。夫からの愛情が感じ取れないので、自分から価値がなくなったような気分になるのだ。
女性が寂しいと感じているとき、男性が気づきにくいのはきっかけが些細である場合も多いからだろう。男性からすれば、とりたててパートナーを邪険に扱っている自覚もない。しかし、些細な瞬間で大切にされていないからこそ、女性は心に穴を感じてしまうのである。その結果、女性は「夫以外の人間に寂しさを紛らわせてほしい」と願うようになる。こうした思いが浮気への衝動となるのだ。
だからこそ、妻が夫に「寂しい」と口に出して伝えてくるのは最後通告だと思うべきだろう。わざわざ言葉にしてしまう時点で、妻は限度を超えそうになっている。それなのに夫から相手にされないと、妻は深く傷ついてしまう。夫に見切りをつけもするので、いよいよ浮気を止める理由がなくなる。
2-2.理由2:女性として求められたいから
浮気をする2つ目の理由が「女性として必要とされたい」というものだ。夫婦関係が長くなっていくと、体を重ねる頻度も減っていく。そうなれば、女性は自分の性的魅力の有無が気になってしまう。自分に魅力がなくなったから夫は求めてくれなくなったのではないかと不安になっていくのだ。また、付き合っていたころのようにパートナーを褒め続けてくれる男性も稀だろう。「かわいい」「きれい」といった言葉をかけられることもなくなり、物足りなさを覚えてしまう。そして、誰かから女性として認められたいと願うようになるのだ。
また、男性の多くは結婚生活のパートナーを母か妻として認識している。すでに恋愛対象ではないので、一緒にいてドキドキはなしない。そのことが女性側にも伝わってしまう。それならば、自分を女性として愛してくれる浮気相手といるほうが楽しいと感じるようになる。つまり、女性にとって浮気とは自尊心を守ろうとする気持ちの表れでもある。家族の一員ではなく、女性として大切にされたいから浮気に走るのだ。
2-3.理由3:夫との関係に不満があるから
結婚生活の不満も3つ目の理由として、女性を浮気に駆り立てる。また、具体的な不満とまではいかなくても、なんとなく夫に引っかかっている点があると、心から愛情を注げなくなって拠り所を他に求め始めるのだ。浮気の原因は、大きな事件だけとは限らない。夫が家事を手伝わない程度の些細な不満であっても、毎日繰り返されれば妻のストレスはたまっていく。その結果、夫への愛情が完全に冷めてしまってもおかしくないだろう。
また、夫との夜の営みがマンネリ化するのも、浮気と関係がある。同じパートナーと何度も体を重ねるうち、刺激を感じられなくなっていく人は多い。それに、夫婦として義務の関係を持つうち、心からその時間を楽しめなくなることもあるだろう。そこで、浮気相手と夢中で体を求めあう時間を愛するようになるのだ。そのほか、夫の浮気が引き金になるケースもある。夫の浮気に気づき、相手が許せないときに「なんとか復讐をしたい」と考える女性もいる。彼女たちは夫へのあてつけとして、浮気をするといえるだろう。
2-4.理由4:魅力的な男性と出会ってしまったから
最後に、「男性側の魅力」も浮気の後押しとなるポイントだ。結婚したからといって女性の「素敵な恋をしたい」という願望が消えるわけではない。むしろ、夫との生活が安定すればするほど、映画のようなロマンスへの憧れが強くなる女性もいるだろう。そのようなタイミングで、魅力的で尊敬できる男性からモーションをかけられると、断り切れずに関係を持ってしまうのだ。中には、本気の恋愛というよりも「一度くらいは夢のような体験をしたい」という気持ちから、男性を受け入れることもある。
一方で、独身気分が抜けずに浮気を繰り返すパターンもあるだろう。彼女たちは恋愛をしている時間が楽しく、夫だけでは満足できない。退屈な日常に埋もれてしまわないよう、浮気相手を求め続ける。また、浮気はあくまでも火遊びだと認識している女性も少なくない。彼女たちは夫や家庭を大切に思っている。しかし、浮気に感じるスリルも捨てがたいので、好みの男性がいれば接近していく。ただ、このタイプは浮気相手とあまり長続きしない。そのほか、浮気というシチュエーションに、禁断の恋を感じて燃え上がるケースも挙げられる。
3.嫁の浮気に対する効果的な対処法とは?
自分の嫁が浮気をしたとき、パニックになって何もできなくなる可能性もある。ただ、大切なのは自分が望む結果になるよう、しっかり意思を示すことだ。以下、嫁の浮気に対する効果的な対応を3つ紹介する。
3-1.対処法1:離婚する
嫁の浮気に対し「離婚をする」のは、適切な対応といえるだろう。どうしても嫁が許せないのに、無理をして生活を続ける必要はない。また、子どもに悪影響を及ぼす可能性もある。きっちり関係を清算して、お互いに違う人生を歩むのは健全な選択になりえる。もちろん、普通なら夫婦双方の合意なしに離婚はできない。しかし、嫁が浮気していた場合は、はっきりと離婚事由に該当する。すでに夫婦関係の存続が困難だといえるので、夫の意思のみでも離婚の手続きをとれる仕組みだ。ただし、夫に離婚の意思がないのに妻から「別れてほしい」と要求するのは、原則として認められない。
注意したいのは、嫁の浮気が発覚する以前の夫婦関係である。すでに関係が冷めきっていて正常な家庭生活が保てていなかったとすれば、浮気だけでは離婚事由に該当しないこともある。むしろ、夫側の責任を問われるケースすら出てくるだろう。夫婦が長期間別居していたり、生計を別々に立てていたりなどの証拠があれば、裁判所なども「夫婦関係が破綻していた」と判断する。逆に、円満な家庭だったにもかかわらず、妻が浮気でそれを壊したのだとすれば、夫側の責任が追及されることは少ない。
3-2.対処法2:慰謝料を請求する
離婚をするかしないかは別問題として、妻に慰謝料を請求することは可能だ。慰謝料とは、相手から被った精神的苦痛の代償として支払ってもらうお金である。パートナーの浮気は当然、慰謝料に該当する不貞行為となる。法律でも不貞行為は損害賠償請求の対象と定められているので、合法的に手続きできるだろう。なお、慰謝料の金額は浮気の状況によって異なる。法律で決まっているわけではないので、過去の事例などを参考にして、納得できる額を設定しよう。
たとえば、嫁の浮気が原因で離婚に至ったなら、およそ200万~300万円が慰謝料の相場となる。一方、別居したときの相場は100万~200万ほどだ。ただ、これらの額もあくまで相場であって絶対とはいいきれない。よほど嫁に傷つけられたと思っている男性なら、より高い額を請求することもあるだろう。また、お金ではなく誠意を示してほしい場合には相場よりも安く数十万円程度の請求に留まってもおかしくない。優先されるべきは、浮気された側の気持ちである。
3-3.対処法3:あえて離婚しない
浮気をされても、あえて離婚しないのはひとつの方法だ。離婚をすると、子どもの将来に影響が出る場合もある。また、職場や近所からバツイチという噂が立つのもストレスだし、両親を悲しませることもあるだろう。慰謝料や養育費などの経済的負担を考えても、離婚をしないメリットは少なくない。ただ、そのまま夫婦生活を続けても再び衝突してしまう可能性は高い。単に問題から目を背けるだけなら、穏やかな家庭はなかなか戻ってこないだろう。カウンセリングを受けるなどして、お互いの心に向き合う必要がある。それだけ努力しても、完全に関係が修復されないことは覚悟しておこう。
なお、離婚や別居をしなくても慰謝料は請求できる。嫁から慰謝料を払ったうえでなおかつ、夫婦関係を持続させている家庭もある。この場合、慰謝料の相場は50万~100万円ほどだ。あくまで嫁の反省の意思を見たいだけなので、多額の慰謝料を請求しない傾向が顕著である。
4.浮気相手への慰謝料請求は可能?
男性によっては、嫁以上に浮気相手への怒りを抱くだろう。浮気相手への慰謝料請求は必ずしも認められるとは限らない。ただし、浮気の状況次第では可能である。最低条件となるのは、浮気相手が嫁を既婚者と理解していたかどうかだ。嫁が「独身である」と嘘をついて言い寄っていた場合などは請求が難しい。しかし、嫁の会社の上司などで、家庭の事情にも通じていたはずなら慰謝料請求の対象となる。また、浮気相手の自由意思による肉体関係を立証できるかどうかも慰謝料請求の必須条件に含まれる。
さらに、浮気によって夫婦関係が悪化したことも条件のひとつだ。もともと夫婦関係が崩壊していた家庭なら、浮気をしても慰謝料を請求できないことがある。また、すでに嫁から十分な額の慰謝料を受け取っているケースでも、浮気相手には請求できない恐れが出てくるだろう。しかも、慰謝料請求には時効がある。夫が浮気の事実を知ってから、3年以上が経過すると時効が成立してしまう。時効になった後では、慰謝料を請求しても認められない。離婚の際に「腹いせに昔の浮気の慰謝料を払ってもらいたい」といった考えは通らないので注意しよう。
5.嫁の浮気で離婚する場合の注意点
離婚する際にはさまざまな手間がかかる。嫁の浮気が原因となれば、親権問題がこじれる可能性も出てくるだろう。注意点を踏まえて、慎重に離婚の話し合いを進めていくことが大事だ。
5-1.注意点1:財産分与
心情的には、「嫁のせいで離婚をするのにどうして財産分与しないといけないのか」と考える男性もいるだろう。しかし、離婚するからにはどのような事由があろうと財産分与を行わなくてはいけない。原則的に、結婚後に形成された財産は夫婦で分けるルールである。そのかわり、折半した財産から慰謝料の分を差し引くことは認められている。
財産分与の対象となるのは、当然ながら現金や銀行預金だ。また、保険各種も夫婦で折半する。マンションや私有地などの不動産も分与しなくてはいけない。将来に受給されるお金も対象となる。退職金や年金も夫婦間で分けることが可能だ。そのほか、家電や家財道具などは「これは自分が買った」という争いに発展しやすいので、注意深く分類しよう。自動車も、どちらが所有するのかしっかり決めておきたい。なお、財産分与の段階になってから発覚するものもある。隠していたへそくりや負債も、正直に告白しよう。
反対に、対象外となるのは相続した財産である。血縁関係のないパートナーに分与する必要はない。贈与を受けた財産も対象外だ。また、「個人の日用品」も自分で所有したままでいい。洋服やアクセサリーは分与から外せる。すでに別居している夫婦なら、家を出てから購入した財産も申告しなくて許される。
5-2.注意点2:親権
嫁との親権争いにも注意したい。多くの男性が「嫁が浮気をしたのだから親権は自分が獲得して当然だ」と考えてしまう。しかし、実際には母親が親権争いでは圧倒的に有利だ。なぜなら、親権は子どものそばで世話をしていた側が獲得しやすいからである。男性が仕事を中心に生活してきたとすれば、どれだけ子どもを愛していても監護実績が薄い。そのため、調停や審判では夫が不利になってしまうのである。事実、2017年の司法統計によれば、調停や審判で母親が親権を獲得した例は91%だった。9割以上の母親が離婚事由に関係なく親権を獲得している。
しかも、母親が親権を獲得すると、父親には面会させてもらえないケースが増えてきているとされる。一度親権を失ってしまえば、自由に子どもと会えなくなってしまうと考えるべきだろう。もちろん、父親が親権を獲得するのも不可能ではない。離婚する前に弁護士へと相談し、調停を有利に運ぶための相談をしておこう。よほどの材料があれば、監護実績が少なくても親権は獲得できる。
6.嫁の浮気が発覚しても避けたい行動
浮気が発覚した直後の行動は、夫の処遇を左右する。たとえば、怒りにまかせて暴力を振るったり罵詈雑言を浴びせたりするのは厳禁だ。いずれも暴行罪や傷害罪にあたる場合のある行為だからだ。立派な犯罪なので、調停の場だと「夫婦関係が壊れていた」「親権を持つ資格がない」と主張される原因になりえる。また、嫁の所有物を壊すのも控えよう。浮気相手から贈られたアクセサリーなどは見ているだけでも憎らしいだろう。しかし、壊してしまうと器物破損罪に問われかねない。やはり犯罪になるので、自分の立場を悪くするのだ。
復讐心に駆られた行動も止めておきたい。嫁の職場に密告をするなどすると、名誉毀損罪になりえる。浮気が事実であっても、個人の名誉を侵害したことには変わりない。何より、「相手が浮気をしているから自分も浮気をしよう」という発想は絶対に抑えるべきだ。自分が浮気をすると、嫁と同じ立場になってしまう。嫁に精神的苦痛を与えられた側から与えた側になるので、嫁の行為を責められない。夫の問題行動が発覚した時点で、離婚にまつわるさまざまな手続きがスムーズにいかなくなるので気をつけよう。
まとめ
パートナーの浮気が発覚すれば、修羅場を避けるのは難しい。しかし、その際の態度次第で夫の立場が悪くなることもありえる。一瞬、我を失っただけで慰謝料請求や親権獲得に支障をきたすケースも珍しくない。嫁と浮気について話し合うときは探偵事務所に頼んで証拠を集めるなどして、冷静さを保てるようにあらかじめ準備しておこう。
監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣
- 2001年11月
- 司法書士試験合格
- 2002年3月
- 法政大学法学部法律学科卒業
- 2004年4月
- 中央大学法科大学院入学
- 2006年3月
- 中央大学法科大学院卒業
- 2006年9月
- 司法試験合格
- 2007年12月
- 弁護士登録(新60期)
- 2008年1月
- AZX総合法律事務所入所
- 2010年5月
- 平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
- 2013年2月
- 伊倉総合法律事務所開設
- 2015年12月
- 株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
- 2016年12月
- 株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
- 2020年3月
- 社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2020年10月
- 株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
- 2021年6月
- 社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2022年4月
- HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)
※2023年11月16日現在
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