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浮気/不倫からの離婚不倫した経験がある人は多い!?体験談を参考に今後を考えよう!

窓辺に佇む男女

不倫は結果的に家庭を壊してしまうなどリスクをともないやすいものである。中には仕事を失う人もおり、さまざまな影響を考えると決して良いこととはいえない。しかし、不倫経験者は意外と多いのが現状となっている。そこで今回は、実際に不倫している人の人数や体験談を通して不倫の理由やリスク、解決方法などについて紹介していく。

1.不倫経験がある人はどれくらいいる?

厚生労働省が発表している「人口動態統計」によると、日本の婚姻数は1972年の109万9984組をピークに下降を続けている。1980年代後半には一時的に上昇が見られたものの、2000年を超えてからは下降の一途だ。2016年に至っては62万531組という低い数値に達している。この資料で得られる婚姻人口の低さは、日本が抱えている少子化問題の原因の一つと見ることができるだろう。ところが、婚姻数が減少している一方で増えているのが不倫なのだ。

そこで、医療法人社団風林会リゼクリニックが未婚と既婚の20〜40代の男女を対象に行った調査結果を見ていこう。まず、未婚男性で不倫経験があると回答した人は12.9%である。同じく女性の場合は21.7%の人が不倫経験者で、未婚の男女全体では19.6%が不倫を経験しているのだ。ところが、既婚になるとさらに不倫経験者の数は多くなっている。男女別に見ると、女性が18.1%なのに対して男性は38.5%と高く、既婚全体では25%という結果となっている。

このデータの中で特に割合が高いのは既婚男性であることがわかる。ただし、未婚では男性より女性の方が不倫経験者の割合が高いことを見れば、既婚男性の不倫人数が多いことは納得しやすい。しかも、不倫について「絶対ダメ」と回答している男女は全体の半数ほどである。この結果からいえることは、未婚既婚に関係なくおよそ半数の男女が不倫に陥る可能性が高いということがいえる。

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2.不倫についての男女における意識の違い

不倫をする人が増加傾向にあるといっても、すべての男女が不倫に寛容というわけではない。前述したように不倫を「絶対ダメ」と回答している人は全体で半数ほどおり、その割合は女性の方が高い。しかし、これに対して男性の方は「問題ない」と考えている人が多いことも事実である。ただし、ここで面白いのが男性の意識の違いだ。未婚と既婚では不倫に対する意識が男性の場合は大きく変わってしまう。

不倫に対して否定的な考え方を持つ男性は未婚のうちは半数以上と多い一方で、既婚になると一気に3割近くに下がってしまうのだ。つまり、男性は結婚すると不倫に対しての罪悪感が低い人が多くなることがうかがえる。不倫をする既婚女性が増えたといわれているが、実際はまだまだ男性の方が不倫しやすいということがいえるだろう。また、男女ともに年齢を重ねるごとに不倫に対してやや肯定的な人が目立つのも特徴的だ。不倫に陥ってしまうことに対して「仕方ない」という意識を持つ人は、年代に比例して上がっていくのである。

3.不倫をしてしまう主な理由とは?

一概に不倫といっても、そこにはさまざまな理由がある。夫婦生活も長くなれば夫婦間が冷え切ってしまうこともあるだろう。また、セックスレスも深刻な問題であり、不倫の理由として十分有力な要因である。ここで、ふたたび医療法人社団風林会リゼクリニックの不倫調査から、不倫の理由について男女別に見ていこう。

男性の不倫理由でもっとも多いのは刺激である。しかも、既婚と未婚とでは既婚の方が圧倒的に多く、3割近くも占めているのだ。続いて多い理由は寂しさや恋愛がしたいというもの。こちらもやはり、既婚男性の方が割合が高い傾向にある。他には非日常的なシチュエーションを求めたいという理由を未婚男性があげている。一方、既婚男性の場合は癒しを求めたいという理由も見られた。これは、夫婦間でのすれ違いなどからくる理由と考えることができるだろう。

女性の場合、既婚と未婚ではやや異なる理由をあげているのが特徴的だ。未婚女性でもっとも多い理由は刺激を求めたいというもの。確かに、家庭を持つ男性との恋愛は刺激に満ちているのかもしれない。続いて多いのは単なる体の関係と割り切ったものや、金銭絡みの関係という意見も目立つ。既婚女性の場合は、多くの割合で寂しさの解消や恋愛がしたいという回答が出ている。これは男性にも多い理由であり、既婚者の多くが夫婦間では満たされない感情を不倫に期待しているといっていいだろう。刺激や癒しという理由も、男性に比べると低いが既婚女性の不倫理由としてもあげられている。

4.どこからを不倫と考える?

シャワーを浴びながら抱き合う男女

どこからを不倫というのかは特に明確な基準はないが、肉体関係を持つことを不倫と考えるのが一般的である。とくに既婚の場合は法律によって不貞行為が不倫の定義とされており、肉体関係が確認された場合は慰謝料の対象や離婚理由として成立することは覚えておきたい。このように離婚や慰謝料を考慮した場合のボーダーラインは明確だが、個人の感情としてはどこから不倫と考えるのか見ておこう。

不倫といっても、実際は何をもって不倫と考えるのか、その線引きの個人差は大きい。中にはパートナーへの束縛が強い人もいるだろうし、友人程度なら異性との交流に寛容な人もいる。異性と食事をするだけで不倫と考える人がいる一方で、キスやボディタッチなど、肉体関係を連想させることが不倫と考える人も多いのだ。つまり、異性とどこまで親密になれば不倫とみなされるのかは、パートナーの考え方次第ということになる。肉体関係を持つことは紛れもない不倫だが、異性の友人が多い人は自分のパートナーがどこからを不倫と考えるのか知っておくことが重要といえるだろう。

5.不倫の体験談を紹介!

パートナーの不倫を心配する人にとって気になるのは、実際に不倫はどのようなシチュエーションが多いのかということだ。一般的に同級生や職場の同僚または部下というケースは多いが、他にも不倫に至ってしまう経緯にはさまざまなものがある。そこで、ここでは8つの不倫体験談を紹介していこう。また、不倫の結果考えられる顛末についてもそれぞれのケースで解説していく。

5-1.体験談1:社内不倫

社内不倫はもっとも多いケースといえる。中でもありがちなのは上司と部下の関係だ。ここでは男性上司Aとその部下で独身のB子が不倫関係に陥ったケースを紹介する。Aは仕事を通じてB子との間に特別な感情が芽生えてしまい、不倫関係が続いていた。しかし、2人の関係に変化が訪れる。Aの妻が妊娠したのだ。そもそも、AがB子と関係を持っていたのは刺激を求めたいという理由が大きかった。そのため、AはあっさりB子に別れを切り出すことにする。

しかし、Aに対して本気になっていたB子は当然ながら別れ話に納得しない。しかも、自分と付き合っていながら妻との間に子どもまでもうけたことにもB子はショックを受けた。それまでは社内にバレないようにしていた2人だが、B子のAへの態度は一変。周囲から見てもわかるような態度を出し始めたばかりか、会社でも別れ話を撤回するようAに迫ることが増えたのだ。結果的に2人の関係は会社の知るところとなり、どちらか片方が退職または異動をすることで解決を図るという打診がなされる。

この場合はAの方が異動する形で2人の関係は終わったかに見えた。しかし、Aへの憎しみの気持ちも強まっていたB子による、執拗な嫌がらせメール攻撃が続いてしまう。結果的にAはB子の嫌がらせに耐えることができなくなり、退職するという結末を迎えたのである。このように、社内不倫の場合は片方が退職または異動という選択を迫られることが多い。単なる異動ではなく左遷や降格も十分あり得る。さらに他の社員にも知られてしまうことも多く、周囲の偏見や好奇の目にさらされるというケースが多くなっている。

5-2.体験談2:保育士と保護者の不倫

子どもを通した出会いも不倫のシチュエーションとしては多い。都内に住む自営業者のAは、会社勤務の妻に代わって子どもを保育園に送迎することが多かった。そんなある日、子どもを迎えに来たAの目にとまったのが保育士のB子である。その日はたまたま妻が出張ということもあり、B子をそのまま子どもとの食事の席に誘ってしまったのだ。ところが、Aはこの日を境にB子に夢中になってしまう。2人でデートを重ねるようになり、あるとき、保育園の他の保護者に目撃されたことで事態は大きく変化を迎える。

2人のデートを目撃したのは、偶然にもAの妻のママ友だったのだ。ママ友は目撃した事実をすぐにAの妻へ報告。Aの妻は感情的になり、真相を確認しようとB子が働く保育園へと乗り込んでしまったのである。その結果、B子は翌日から自宅謹慎という措置を受け、最終的には退職してしまう。ところが、AはB子に本気だったため、再婚するために妻との離婚を選んだ。しかし、周囲の目や葛藤から結果的に2人が結婚することはなかったのである。このケースのように、不倫現場はどこで誰に目撃されるかはわからない。発覚したときには仕事だけでなく家庭まで失うリスクを抱えてしまうのだ。

5-3.体験談3:ダブル不倫

ダブル不倫もケースとしては多い。ここで紹介するAとB子はもともとは同級生で、久しぶりに会ったことがきっかけになった。Aには子どもがいたが、B子は夫との気ままな2人暮らし。はじめはAの家庭を優先させて会っていたが、次第にAはB子に本気になってしまい、仕事を理由にB子とのデートを優先させるようになってしまったのである。しかし、これがAの妻の不信感を買うことになった。結果的にAの妻によって2人の不倫関係が暴かれると、Aは妻から慰謝料を請求された。そして、家庭を壊した原因として不倫相手のB子も慰謝料を請求されてしまったのである。

しかし、事態はこれだけでは済まなかった。Aの妻はB子の夫にも不倫の事実を伝えてしまったのだ。しかも、妻の行動を止めさせるよう執拗に電話をかけたことでB子の夫の仕事にまで影響が及んでしまう。まさに泥沼の不倫に発展した結果、B子は夫と離婚。しかし、Aの家庭は最終的に壊れることはなく、B子はAと再婚することはなかった。そればかりか、夫への慰謝料と自身の生活費を稼ぐためにそれまでとは違いフルタイムで働くことを余儀なくされたのである。ダブル不倫の場合、女性側が離婚に至ってしまうケースは多い。それに対して男性側は家庭に戻ることが多いのが特徴的だ。

5-4.体験談4:不倫相手の子を妊娠

不倫相手の子供を妊娠した女性

不倫相手の女性が妊娠してしまうのも珍しいことではない。ここで紹介するAは、特に家庭に不満を持っていたというわけではなかった。妻との仲も良く、家庭内の空気は良好。そんなときに入社してきた新人社員のB子とは、たまたま関係を持ってしまっただけだった。B子とはときどき退社後に会う程度の関係で、Aにとって大切なのは家庭であることに変わりはなかった。そんなある日、当然のようにAの妻は妊娠した。

Aは改めて自分の行動を悔い改めて妻の出産に備えようと、B子と別れる決意をする。ところが、その矢先にB子の妊娠が発覚したのである。Aは悩んだが、妻への愛情に変わりはない。そのうえ妻にも子どもが生まれるのだ。Aは正直に結婚できないことをB子に伝え、堕胎してくれるよう告げたのだった。そして、Aは完全にB子の前から去り、家庭に戻ってしまったのだ。B子はAの希望通り堕胎したが、数年後もずっと後悔をすることになる。不倫相手の子どもを妊娠した女性は堕胎かシングルマザーの二択になってしまうことがほとんどといっていいだろう。妊娠をきっかけに男性が妻と別れるというケースは少ないといえる。

5-5.体験談5:不倫ですべてを失った

不倫は発覚すればすべてを失ってしまうだけの影響力を持っている。ここで紹介するケースはまさにそれだ。専業主婦のA子は、子どもも手がかからなくなると暇を持て余すことが増えた。そんなときに深い関係になったのが行きつけのサロンで働くBである。いざ体の関係を持ってしまうと相性が良く、A子はすぐにのめり込んでしまった。毎回、不倫デートの口実としてサロンや習い事を理由にしていたA子だったが、急に外出が増えたことで夫に疑惑を持たれてしまう。A子の夫が雇った探偵によって不倫の事実が暴かれると、すぐに離婚を迫られてしまったのだ。

しかし、これはA子の誤算だった。A子はそもそも離婚するつもりはなかったが、反論もできずに離婚に至ってしまう。当然A子の実家にもこの事実が知られることになり、A子は実家から勘当される。専業主婦で預金もなく、生活力のないA子には親権も認められなかった。そのうえ、原因になったBも店を辞めて去ってしまい、ママ友はもちろん学生時代の友人もA子に良い印象を持つ者はいない。不倫の発覚ですべてを失ったA子は、住み込みの風俗店で働くという転落の結末を迎えてしまったのだ。このように、不倫はときにすべてを失ってしまうこともある。特にお金や人脈がなくなってしまうことは、人生が大きく変わってしまうリスクをはらんでいるのだ。

5-6.体験談6:既婚者であることを隠していた

妻帯者であることを隠していた男性と知らないまま不倫関係に陥ってしまう女性は少なくはない。A子もそんな女性の1人だ。しかもA子が交際を続けていたBは、こともあろうにA子にプロポーズをし、実家の両親や親戚にまで結婚の挨拶をしていたのである。ところが、Bにはすでに妻がいることが発覚。きっかけは本当に意外なことだった。実はA子の従姉妹がBの妻の同級生で、結婚式でBのことを知っていたのである。半信半疑ながら結婚式の写真や友人数名にも確認を取り、遂にBの正体が知れることになった。

この事実に大きなショックを受けたA子は自宅マンションで自殺未遂を図ってしまう。幸い命は助かったが、心の深い傷はなかなか癒されない。A子は意を決してBを相手に結婚詐欺で訴訟を起こし、わずかだが慰謝料を支払ってもらうことに成功。もちろん、Bの妻にもA子の従姉妹と友人から不倫と結婚詐欺の情報が入り、Bも離婚されてしまったのである。さらに妻からも慰謝料請求をされ、Bは預金も家庭も失うことですべてが終わった。このケースのように、既婚であることを隠して女性と付き合う男性は意外に多い。しかし、必ずどこかで発覚し、バレたときには大きなリスクを抱えることは知っておくべきである。

5-7.体験談7:不倫がバレて借金を抱えた

A子とBは同じバーを行きつけにする常連客同士だった。お互いいつも店では1人で飲んでいる。次第に会話を交わすようになり、お酒の席ということも手伝って不倫関係に発展してしまったのだ。しかし、2人は既婚者同士。そのため、お互いの家庭には一切バレないようにするというルールを作り、ときどき会うだけの関係を楽しんでいた。ところが、夫の様子に異変を感じたBの妻が、探偵を雇って不倫を突き止めてしまったのである。

一方、Aの夫も妻の行動の変化を敏感に察知していた。はじめは妻の同僚を不倫相手として疑ったが、探偵事務所への依頼でバーの常連客であることが発覚。結局2人とも配偶者にバレてしまったのだ。ここで、すぐに離婚に踏み切ったのはA子の夫だった。調停では解決せず裁判へと進み、離婚が成立してA子は夫に慰謝料を払うはめになったのである。そのうえ、Bの妻も弁護士を通じてA子に慰謝料を請求。離婚から不倫が両親にまでバレてしまったA子は実家とも疎遠になってしまう。A子は仕事はそのまま続けたが、不倫で離婚したことが噂となり、慰謝料の支払いに追われながら居心地の悪い毎日を送っている。不倫はルールを作って注意していても、異変に気づく配偶者は多い。ちょっと遊ぶだけのつもりが最悪の事態に発展することも念頭に置いておこう。

5-8.体験談8:再婚を誓い合ったはずの不倫

元カノや元カレとの仲が復活してしまうのも、不倫には多いケースである。A子とBは学生時代に付き合っていた元恋人同士。共通の友人がいたこともあり、別れた後もときどき数人のグループで会う関係だった。ところが、家庭を持ってからお互い相手への気持ちを再認識してしまい、ダブル不倫に発展。そもそも嫌いで別れたわけではなかったことで、離婚して再婚する約束をしていた。2人の関係は他の友人には隠していたため、まずA子から先に離婚するという計画を実行。あとはBの離婚を待つのみだったが、ここで事態が変わってしまう。

もともと神経質だったBの妻が突然自殺未遂を図ってしまったのである。その結果、Bはすぐに離婚を切り出せなくなってしまったのだ。しかも、夫としてかいがいしく妻の世話をするBに、A子は次第にイライラするようになってしまう。A子はBの離婚が待てなくなり、会えば厳しく詰め寄ることが増えてしまった。その結果、疲れたBはA子から気持ちが離れてしまったのである。結局、Bは離婚することなくA子との仲を清算した。ダブル不倫は、それぞれが離婚して再婚を誓うケースもある。しかし、片方がスムーズに離婚に進めないなどトラブルが起こって破局を招いでしまうことも少なくない。

6.不倫をするメリット・デメリット

不倫は人の道に反したことで、何らかのリスクをともなうことは多い。もちろん、中には気づかれずに不倫関係を解消できる人もいるが、それでも多少なりの犠牲が出ることもある。ここでは、不倫によって生じやすいメリットとデメリットについて紹介していく。

6-1.不倫をするメリット

不倫する男女

不倫のメリットといっても、実際には少ないと考えた方がいいだろう。強いてあげるなら、世間の目を盗んでの関係ということから、情熱的で刺激の強い恋愛が体験できることがある。また、容姿に気を使うようになるというメリットもあるだろう。多くの人は、長年連れ添ったパートナーの前では見た目に気を使わなくなってしまうことは多いものだ。しかし、付き合い始めたばかりの新鮮な相手であれば、異性として魅力的に見せたいのは当然といえるだろう。

不倫のメリットの一つには、生欲を満たせるということもある。特にセックスレスの夫婦なら、不倫で得られる充足感は大きなものが期待できる。セックスレスから不倫に走る人は多いといえるだろう。また、現実逃避ができるのも不倫のメリットであり醍醐味だ。女性なら、夫とは違って経済力や権力のある男性と付き合うこともできる。男性の場合は自分よりずっと若い女性との不倫もできるかもしれない。いずれにしても、配偶者とは違う相手と恋愛を楽しめるのも不倫のメリットなのである。

6-2.不倫をするデメリット

不倫のデメリットでもっとも深刻なものは、社会的な立場や経済的な安定を失ってしまうことである。もちろん、これは不倫が発覚した場合のことだが、周囲にバレないまま関係を続けられるケースは少ないといっていいだろう。バレても何もなかったように関係を終わらせて平然としていられる人は少ない。ほとんどの場合は心に大きな傷を負う可能性が高いといえる。

周囲に気づかれずに終わるケースや失うものが少ない場合でも、本気になったときのダメージが大きいのが不倫だ。相手がまったく家庭を捨てる気がない場合も多く、例えば妻の妊娠などをきっかけに簡単に去ってしまうことは少なくない。本気で愛されないという虚しさを感じるのはデメリットといえる。その分、不倫が終わったときのショックは計り知れない。中には自殺未遂を図るなど悲惨な結末を迎えてしまう人もいる。いずれにしても、不倫から幸せな恋愛、または結婚に発展する可能性は低いと考えた方がいいだろう。

7.不倫はどれくらいの確率でバレる?

不倫関係を楽しんでいる人にとって気になるのは、バレるリスクだ。しかし、不倫は実際どれくらいの割合でバレてしまうものなのだろうか。そこで、男女別に不倫がバレる割合について紹介しよう。男性の場合で不倫がバレるのは全体の20〜30%の割合である。男性の場合、まず態度に出やすいというのが理由だ。これは妻への罪悪感から出てしまうもので、その場しのぎの安易な嘘などが多いことも挙げられる。嘘が多い分、後で話のつじつまが合わなくなることも多く、結果としてバレてしまうのだ。

一方、男性に対して女性がバレる割合はわずか5%とかなり低い。女性の場合は用意が周到な人が多いことも理由となっているが、夫が不在の日中などに不倫をすることが多いのも大きな理由だ。また、自分の妻を疑わない男性も多いかもしれない。このように、男性に比べると女性は不倫がバレにくいと考えることはできるが、全体的にいえるのは「自分はバレない」と思っている人ほど実はバレやすいのだ。大丈夫という油断が思わぬ証拠を残してしまうものである。

8.不倫がバレてしまうきっかけとは?

不倫がバレてしまうきっかけとは、実は意外とささいなことが原因になりやすい。もっとも多いのはスマホである。たとえパートナーが隠れてにスマホを覗いたという場合でなくても、ちょっとした行動でバレることは多い。その1つが画面を隠そうとする不自然な行動である。パートナーや他の人からは見えにくい角度であっても、着信があった途端にそわそわするのは疑われる材料となる。また、着信音を変えている場合やラインのポップアップから気づかれてしまうケースも少なくない。不倫相手とのことをSNSに投稿し、不倫がバレてしまうのも多いケースだ。

不倫がバレるきっかけで意外と多いのは、友人や知人に目撃されることである。あえて自宅から離れた場所でデートをしても、知人や友人に会わない保証はない。どういう訳かそういう時こそ、偶然知人に出会うということは実際に起こりやすい。パートナーと違う相手とお泊まりデートしているようなときは、対応に困るだろう。また、本人はバレないと思っていても意外と不自然なのは1人での外出である。あまりに増えると、尾行されたり探偵を雇われたりしてバレやすい。

他にも、後ろめたさから急にパートナーに優しくなったり、パートナーの予定をやたら確認するのもバレるきっかけになりやすいといえる。特に、それまでパートナーのスケジュールに無関心だった場合は余計怪しまれるだろう。服装に気を使わなかった人が急におしゃれになるのも、バレる原因として多いものである。または、服装の好みが変わるのも不倫相手の影響を受けていることが多く、バレる可能性が高い。

9.不倫がバレた場合のリスクを知っておこう

不倫が発覚したとき、さまざまなリスクをともなうことは確かだ。大小の違いはあるが、何らかの影響を受けることは免れないと考えておいた方が賢明である。ここでは、実際に考えられる3つのリスクについて紹介する。

9-1.リスク1:離婚を請求される

関係に溝が入った夫婦

不倫のリスクでもっとも大きなものは、パートナーとの離婚である。不倫が発覚すれば夫婦関係に溝が入ってしまい、信頼が回復できることは難しくなるのが一般的だ。これはセックスレスなどすでに夫婦関係が冷え込んでいる場合だけに限ったことではない。夫婦関係が良好な場合でも、裏切られたという感覚は大きいといえる。離婚の際、子どもがいれば親権をどうするかが争点になることは多いが、不倫をした側はほとんど親権が取れないと考えた方がいい。

しかも、離婚後はなかなか子どもに面会する機会を許されないなど、厳しい現実が待っている。不倫した人には、世間の目は厳しい。応援してくれる人がいないなど、精神的に受けるショックも大きいといえるだろう。不倫に走るときは、その原因がパートナーにある場合もある。例えばDVや家庭をかえりみないなども理由として考えることはできる。しかし、どのような理由があっても、不倫した方が世間的には不利になることが多いのだ。

9-2.リスク2:慰謝料を請求される

不倫がバレてしまったとき、リスクとして発生しやすいのが慰謝料を請求されることである。一般的には離婚慰謝料を考えがちだが、実は婚姻関係を継続したままでも慰謝料の請求は可能だ。その場合は結果的に同じ世帯の中で財産が移動するだけという流れになるが、パートナーの不倫で受けたショックを癒すための資金にはなる。また、離婚するときと同様、不倫相手へも慰謝料の請求ができるため、相手のパートナーが慰謝料の知識があれば請求されるリスクをともなう。不倫相手が離婚しない場合でも安心できないのである。

離婚する場合で子どもがいる状況だと、当然かかってくるのが養育費と毎月の生活費だ。しかも、社会的地位が高い人の場合は、一般のサラリーマンに比べて慰謝料の額も高いことが多い。資産も地位に見合っただけのものがあればいいが、他にも出費が多い場合や経済状況が良くない場合にはその分の負担は大きなものとなってしまう。しかも、決定すれば、支払いが滞った時点で給料の差し押さえをされることもあるから注意したい。これらの慰謝料や養育費、生活費などの他に、裁判になった場合には裁判費用や弁護士費用がかかるのもリスクといえる。

9-3.リスク3:社会的な評価が下がる

不倫をした人は、世間から冷たい視線を注がれることは確かだ。特に有名人の場合は世間全体に知られやすく、評価が下がれば仕事への影響が出やすいことは大きなリスクといえる。中には仕事がまったくできなくなってしまうなど、収入を断たれてしまうこともある。社会的な信用や地位を失ってしまうことが不倫のリスクの一つ。有名人ではなくても、一般の会社員であれば解雇や、部署や勤務地の異動などを迫られることが多い。

不倫しても、必ず仕事に影響が出るとはいえないが、それでも不倫のイメージを消すまでには時間がかかる。何年経っても不倫という印象がつきまとってしまうことは多いのだ。それ以外の部分としては真面目にやってきても、道徳心を疑われることもあるだろう。信用度が下がり、不倫をした人というレッテルを貼られることも覚悟した方がいいといえる。

10.不倫をやめるための方法とは?

不倫はできるだけしないことが賢明だが、実際に不倫関係に陥ってしまった場合は、できるだけ早く終わらせることが一番だ。そのためには、不倫相手と距離を置くことが重要である。そのうえで冷静になれる時間を作ること。そして、不倫関係を続けても幸せは得られないことをきちんと理解し、不倫相手にも納得してもらうことが必要である。お互いが自分の置かれた立場と向き合うことで、前向きな別れに踏み切ることだ。

また、別れても思い出さないような努力や工夫も大切である。まず、不倫相手に関するものはすべて処分しよう。スマホに入っている写真や動画などのデータは削除することが好ましい。もちろん、不倫相手の連絡先は真っ先に削除すべきである。SNSなどのつながりを消すことも重要だが、共通の友人との食事会など接点ができる場所への参加もやめよう。同じ職場の場合は、相手と違う部署への異動届けを出すなど行動を起こすことで自分への気持ちにけじめをつけることも可能だ。別れても、相手から連絡が入ることがあるかもしれない。そんな場合も絶対に返事を返さない、電話にも出ないという決意が重要である。また、不倫を清算して違う自分に生まれ変わる日を決めることも大切だ。

まとめ

たまたまパートナーがいる人を好きになってしまうこともあるかもしれない。思いが叶ったときはたとえ不倫でも幸せなものである。しかし、そこには大きなリスクが眠っていることを常に意識していることが重要だ。周囲に知られてしまったときは社会的な地位や人間関係などすべてが壊れることを考え、冷静に判断して常識的に行動しよう。

監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣

2001年11月
司法書士試験合格
20023月
法政大学法学部法律学科卒業
20044月
中央大学法科大学院入学
20063月
中央大学法科大学院卒業
20069月
司法試験合格
2007年12月
弁護士登録(新60期)
20081月
AZX総合法律事務所入所
20105月
平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
20132月
伊倉総合法律事務所開設
2015年12月
株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
2016年12月
株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
20203月
社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
2020年10月
株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
20216月
社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
20224月
HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)

※2023年11月16日現在

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