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その他これを読めばわかる!探偵事務所と興信所の違いと誕生秘話

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探偵事務所と興信所はどう違うのだろう。気になったことはないだろうか。そんな疑問にていねいに答えていく。

1.探偵事務所と興信所の違い

こう書くと身もフタないが、正直なところ、探偵事務所と興信所に明確な違いはない。ただし「現在は」という、ただし書きが付く。

歴史をひもとくと、その起源に明らかな違いがあり、歩んできた道のりも大きく異なる。それをこれから説明していこう。

2.世界の探偵事務所と興信所の歴史

探偵事務所と興信所の違いやそれぞれに魅力にふれる前に、世界の探偵事務所と興信所の歴史を探っていくことにする。

2-1.フランスで誕生した世界初の探偵事務所

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世界で初めて探偵社を設立したのは、フランスのフランソワ・ヴィドックという人物。1875年に生まれた彼は元フランス兵で、除隊後に腕利きの泥棒となり、脱獄と逮捕を繰り返す。その後、腕と知識を買われ、パリ警察の密偵となる。パリ地区犯罪捜査局の初代局長となり、58歳で辞職した後、個人事務所を設立して世界初の探偵となった。

ヨーロッパからアメリカに目を移そう。アメリカで初めての探偵事務所は、アラン・ピンカートンが1850年に設立した、ピンカートン探偵社だ。ピンカートンは1850年代、大統領選挙に立候補したエイブラハム・リンカーンの暗殺計画を未然に防ぎ、その名が広く知られるようになった。大統領に就任した後にリンカーンは暗殺されたが、ピンカートンはすでに警護担当の任務を解かれていたという。

2-2.興信所の元?イギリスで生まれた信用調査機関

イギリスで18世紀半ばに起こった産業革命は、1760年代から1830年代までの50年以上にわたって進行した。その終盤に近い1830年、イギリスで世界初の信用調査機関であるペリー・コマーシャル・エージェンシーが誕生した。

産業革命の影響で、生産量や取引が拡大し、商品の引き渡し時に代金を支払わず、決められた期日まで支払い猶予をする、つまり支払いは後日でいいという『信用取引』が行われるようになったことが大きい。

取引の金額や量が大きくなることで、資金の立て替え、資金の回収、信用調査などの需要が増加したことにより、信用調査機関が誕生したわけだ。需要のあるところに供給が生まれるのは、昔から世の常だ。

残念ながらペリー・コマーシャル・エージェンシーはもうないが、1841年にアメリカで創業したマーカンタイル・エージェンシー(現在のD&B)が現存している、最古の信用調査機関ということになる。

信用調査機関と興信所はまったく同じものとはいえないが、どちらも、誕生当時の主な業務内容は企業の信用調査であることを考えると、イギリスで創設されたペリー・コマーシャル・エージェンシーこそ、世界の興信所の元祖といってもいいかもしれない。

3.日本における探偵事務所と興信所の歴史

次に、日本における探偵事務所と興信所の歴史へ話を移そう。日本における探偵事務所と興信所の誕生の経緯は大きく違っている。

3-1.元警察官がつくった日本初の探偵事務所

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日本における探偵の起源として、江戸時代に実在した岡っ引(おかっぴき)を取り上げる説もある。岡っ引は、江戸時代の町奉行所や火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためがた)のための非公認の協力者だ。

わかりやすくいえば、裁判所や警察署、消防署の手伝いをし、犯人逮捕の協力をしていたので、探偵の起源といえなくもない。しかし、一般にいわれるのは次の話だろう。

日本における探偵事務所の歴史は、1895(明治28)年に岩井三郎によって創業された、その名も「岩井三郎事務所」。

岩井は元警視庁の警察官で、日清戦争の際には司法主任としてスパイの摘発にも関わったが、警察の捜査に限界を感じて退職。日本最古の探偵事務所を開いたとされている。

岩井は警察で培った調査能力や諜報活動の経験を生かし、1914(大正3)年に発覚した「シーメンス事件」の解決に寄与。これは、ドイツ企業シーメンスによる日本海軍高官への贈賄が絡んだもので、政界を揺るがす大事件となった。その他にも、岩井はさまざまな大事件の解決に携わり、政財界にもその名が知られていた。

岩井三郎事務所には、大正時代から昭和にかけて活躍した推理作家の江戸川乱歩が弟子入りを志願し、「推理力には自信がある」と売り込んでいる。それに対し、岩井は『探偵に必要なのは推理力より、粘り強さと根気だ』と追い返した。ただその後、乱歩はどうにか弟子入りを許され、働いていたこともあるという。乱歩の小説に登場する名探偵・明智小五郎のモデルは、岩井三郎だとする説もある。

3-2.大阪で生まれた日本で最初の興信所

興信所の歴史は、明治時代にさかのぼる。日本で初めての初の興信所は、1892(明治25)年、外山脩造(とやましゅうぞう)らによってつくられた「商業興信所」だといわれている。

明治維新後、近代化によって日本の商工業が盛んになった。そのことにより、「あの取引先の財務状況は大丈夫か」「この取引先は倒産しないか」といった機運が高まりそうなものだが、当時、信用調査は世の中にほとんど認知されていなかった。時代に先駆けて誕生したともいえるし、その後の興信所の増加を考えると、先見の明があったといえるかもしれない。

もとは幕末の藩士で、明治時代に衆議院議員や、日本銀行の初代大阪支店長を務め、大阪銀行界を指揮した外山が、大阪で商業興信所を創業したのは1892(明治25)年。そのことからも日本銀行や銀行の団体が、主に企業の信用調査を行うために興信所をつくった、ということもできる。

ちなみに、東京で初めての興信所である東京興信所が開業したのは1896(明治29)年。そして、帝国興信所は1900(明治33)年に創業。この帝国興信所は現在、国内最大手の信用調査会社である帝国データバンクの前身だ。

余談だが、そもそも「興信所」には「信を興す」、つまり「信用が成り立つようにする」といった意味合いが含まれている。

4.探偵事務所と興信所の誕生後の歩みをたどる

1章で「現在は探偵事務所と興信所に明確な違いはない」と書いたが、日本における開業からしばらくのあいだ、主な業務内容は異なっていた。

4-1.刑事事件で活躍する名探偵もいた!?

日本初の探偵事務所である岩井三郎事務所の話のなかでもふれたが、初期の探偵事務所は刑事事件に携わることも少なくなかった。岩井事務所では「シーメンス事件」のほか、前述した「古河炭鉱詐欺事件」「花王歯磨密造事件」「のちの満州馬賊伊達順之助による射殺事件」などに関わり、解決に尽力した。

つまり、映画やドラマ、小説やアニメに登場する探偵のように、殺人事件を推理したり、凶悪犯と対峙したり、汚職事件に取り組んだりするような状況に、実際に探偵が向き合うことも珍しくなかったのだ。

4-2.興信所は企業の信用調査から個人の信用調査へ

興信所は設立の経緯にもあるように、もともと企業の信用調査から始まっている。そのこともあり、企業の経営状態を確認する信用調査を発端に、雇用・取引先の信用調査、結婚に関する信用調査などへ領域を広げてきた。

その背景には、商工業の発展にともない、企業の信用調査が増えたという面は事実だ。その一方、経営者の商道徳がいま以上に(特に戦前は)しっかりしていたこともあり、企業の信用調査の需要はそれほど拡大しなかった。そこで興信所が、個人の雇用調査や結婚調査も取り扱うようになった、という流れがある。

5.探偵業法でより良く進化した探偵事務所と興信所

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探偵事務所と興信所の違いを説明するのは大切だが、探偵事務所と興信所の現状を語るうえで、『探偵業法』にふれておいたほうがいいだろう。

「探偵業法」とは正式には「探偵業の業務の適正化に関する法律」という。この法律は、「探偵業について必要な規制を定めることにより、その業務の適正を図り、もって個人の権利利益の保護に資すること」を目的としている。こう書いただけでは何を言いたいのか、わかりにくいかもしれない。そこで、かみくだいて説明しよう。

探偵業法の目的は大きくいって2つある。まず1つめは、探偵事務所や興信所に対して、こういうことはダメだからね、と「探偵事務所や興信所を規制する」こと。2つめは、「個人の利益を守る」ことだ。

5-1.探偵業法が探偵事務所や興信所を規制することによる効果

探偵事務所(または興信所)は、営業を開始する日の前日までに、営業所の所在地を管轄する都道府県公安員会に、所轄警察署長を経由して、営業の届出をしなければならない。

このことをはじめ、「探偵業の届出をした者は、自己の名義をもって、他人の探偵業を営ませてはいけない」(名義貸しの禁止)という規定もある。

他に、「探偵業者は、営業所ごとに、従業者名簿を備えて、氏名、採用年月日、従事させる探偵業務の内容等を記載しなければならない」「探偵業者は、探偵業届出証明書を営業所の見やすい場所に掲示しなければならない」(名簿の備付け等)といった規定もある。

他にもいくつも規定があり、それらに違反した場合は、罰金や懲役が科されることもある。

5-2.探偵業法が守る(保護する)個人の利益

探偵業法は、探偵事務所(または興信所)を利用する個人(依頼者)や調査対象者を守る(保護する)ためにも、さまざまな規定を設けている。

たとえば、『秘密の保持等』がある。これは「探偵業者の業務に従事する者は、業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない」「探偵業者は、探偵業務に関して作成・取得した資料の不正・不当な利用の防止措置をとらなければならない」といったものだ。

要するに、浮気調査を依頼されたからだといって、そこで知り得た秘密を漏らしてはならない。これは当然といえば当然のことだが、悪徳な探偵事務所や興信所(残念ながら、そのような悪徳事務所がまったくない、とはいえない)を許さないためにも、探偵業法が制定された意味はあるはずだ。

また、他人の依頼を受けて、尾行や張り込みなどによって、実地の調査を行うことは探偵業法で認められている。ただし、調査結果を依頼者に報告することが規定されている。

ちなみに、探偵による尾行と、ストーカー行為(または、つきまとい)の違いは、わかりやすくいうとこうなる。探偵による尾行は、「他人の依頼を受けて」行っている。ストーカー行為等(または、つきまとい等)は、「特定の者に対する恋愛感情その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的」がある。後者は、探偵業法でなく、ストーカー規制法の対象となる。

6.そもそも探偵業法が成立した背景は?【補足】

探偵業法が制定された施行されることになった背景には、次のようなものがある。探偵事務所や興信所の現状と無関係とはいえないので、ここに記しておく。

・調査依頼者との間における契約内容等をめぐるトラブルの増加 ・違法な手段による調査、調査対象者等の秘密を利用した恐喝等、従業者による犯罪の発生

などの悪質な業者による不適正な営業活動が後を絶たなかった。顕著になったのは、2000年になってからだろうか。

それまで日本には、調査業を規制する法律はなかったが、そのような状況に対応するため、立法化が検討された結果、調査業のうち探偵業について、「探偵業法」(正しくは「探偵業の業務の適正化に関する法律」)が2005(平成18)年6月に公布され、2006(平成19)年6月に施行された。

探偵事務所や興信所にとっては探偵業法が施行されたことで、よりシビアな仕事が要求されるようになった部分があるだろう。しかし、個人の権利がより保護されるようになるとともに、いいかげんな探偵事務所や興信所が減るなど、探偵社・興信所業界がより良い方向へ進んでいるのは間違いないだろう。

7.自分にあった探偵事務所と興信所の選び方

探偵事務所と興信所の差異をついて説明してきたが、現在では探偵事務所と興信所に大きな違いはない。ただし、おおむね、探偵事務所は浮気調査や人探しなどを得意としていて、興信所は企業や個人の信用調査に力を入れていることが多い、とはいえるかもしれない。

とはいえ、そのような違いは現在では少ない。探偵事務所であっても、信用調査や結婚調査などで調査対象者に関する情報を聞き込みなどによって収集することもある。また、興信所であっても、浮気調査を依頼されて尾行や張り込みを行い、不貞の証拠をつかむ場合もある。

繰り返すが、探偵事務所と興信所の違いは、現在ではほとんどない。ただし、だからといって、どこに依頼しても同じということわけではない。全国に支店はあるか、特定の地域に絞って活動しているか、出張費をとるか、相談・見積りは無料か、調査料金はいくらかなど、会社ごとの違いはいくつもあるはずだ。

インターネットで検索して調べたり、探偵事務所や興信所に調査を依頼したことのある友人や知人が身近にいるならその人に聞いてみたり、目的や予算などにあう会社を探してみるのがいい。

まとめ

探偵事務所と興信所の違いはほとんどないことがわかっただろうか。浮気調査、素行調査、人探し、信用調査など、調査を検討しているなら、まずはインターネットで検索してみてはどうだろう。 相談・見積り無料という会社も少なくないし、『不貞の証拠が撮れなければ0円』という完全成功報酬プランや、調査料金後払い制のプランなどを用意している会社もある。 初めて問い合わせする際は「相談してみたい気もするけど、緊張するし、どうしよう」など、ためらう人もいるかもしれない。『メールによる匿名無料相談』や『簡単ネット見積り』 を用意している会社もあるので、まずはそういったところに連絡してみるのもいいだろう。