その他結婚前信用調査をポジティブにとらえると幸せな結婚が近づく
結婚前信用調査を知っているだろうか。結婚する予定の相手がどんな人なのか気になる場合、探偵事務所や興信所に依頼して、相手が本当はどんな人なのか調べてもらうものだ。 相手を信じていないみたいで、結婚前信用調査をすることじたいが失礼なのではないかと思う人もいるかもしれない。たしかにそういう考え方もわかる。こえから結婚しようとしている相手からしたら、自分は信用されていないのかな、悲しい気分になるかもしれない。 しかし、結婚前信用調査は今も行われているし、世の中に必要とされている。その理由とメリットなどをこれから説明しよう。
1.結婚前信用調査とは?
結婚前信用調査とは、これから結婚しようとしている相手の情報(人柄や素行、経済状態や交友関係、家族などについて)調べること。調べたい側(依頼者)の要望に沿って、結婚相手の情報がまとめられた報告書を、依頼者は受け取る。
生まれも育ちも異なる人どうしが出会い、おたがいを好きになって結婚するのは素晴らしい。しかし、結婚後に結婚するまで知らなかった事実を知り、それが原因でおたがいが不幸になったり、結婚生活が破たんしたりすることもある。
そのような悲劇は起こらないほうがいい、と誰もが思うだろう。そう考えれば、今も結婚前信用調査は必要とされていることが理解できるのではないだろうか。
2.結婚前信用調査をしなかったばっかりに……
結婚前信用調査の必要性について触れたが、それでもまだ「なんだかピンと来ない」と思ったり、「そんなもの必要ないでしょ」と感じたりする人もいるかもしれない。そこで、「結婚前信用調査をしたほうがよかったのではないか」と言いたくなるような例を紹介してみよう。
2-1.結婚後、夫がギャンブル中毒だとわかった
友人に誘われた合コンで知り合った男女。偶然にもいきなりフィーリングが合い、2人はすぐにつきあいはじめた。彼が忙しいからと会えないこともあったものの、デートのときに「何が食べたい?」と聞き、彼女を優先してくれる彼のやさしさに心を動かされ、何度かデートを重ねて、めでたくゴールイン。2人は夫婦になった。
結婚後も最初の2、3カ月こそ、妻に気をつかっていたが、次第に本性を現すようになった。妻が「買い物に行こう」と誘っても「食べに出よう」と声をかけても拒み、しかも理由を聞いてもはぐらかす。
妻の誘いは断るのにちょくちょく出かけるので、他の女と浮気をしているのではないかと妻がこっそりあとをつけてみると、行き先はパチンコだった。最初はたまにパチンコに行くくらい、と妻も軽く受け止めたが、しだいに趣味程度といえるレベルでなく、パチンコ、競馬、競艇、競輪にどっぷりハマっている様子。妻が問い詰めると、夫はこれまでに相当の金額をつぎ込んでいる、重度のギャンブル中毒であることが判明した。
「結婚前に相手のことをもっと知っていたら」と妻が後悔したのはいうまでもない。
2-2.結婚後、妻が二股をかけていたことを知った
SNS(会員制交流サイト)で知り合い、音楽の趣味が共通だったことから連絡を取り合うようになり、直接会うように。共に好きなアーティストが、一般的にはそれほど名の知れたミュージシャンではなかったことから意気投合。おたがいに、そのミュージシャンのファンが身近にはいなかったこともあり、親しい間柄になるのにたいして時間はかからなかった。
のめり込んだのは男性のほうで、自分より若く、見た目も自分好みで音楽の趣味も合う、この女性を逃すわけにはいかないとのめり込んだ。当初、女性はあまり乗り気でなかったが、男性の熱意がうれしくもあり、会うたびに2人の距離が近づき、男性からのプロポーズを受け入れた。
挙式を終え、ハネムーンから戻り、新婚生活も落ち着いてきたと思ったある日、夫は仕事の打ち合わせが取引先の都合で急遽キャンセルになったからと、ワインを買って足取りも軽く、普段より早く帰宅した。
妻を驚かせようと、そっとドアを開けた夫が目にしたものは、見慣れない男物のスニーカーだった。頭が真っ白になりそうな夫がドキドキしながら廊下を抜けて、寝室で目にしたのは 妻と、長髪でやせた若い男だった。
逃げるように若い男が出ていった後、夫は動揺しながら強い口調で妻に問いただした。すると、妻はしぶしぶ口を開く。相手は妻が結婚前に付き合っていた男で、プロのミュージシャを目指しているバンドマン。結婚後、その男と会うのはこれが初めてではないということだった。夫は自分の胸のうちで、怒りよりも悲しみがふくらんでいくのを感じた。
2-3.結婚直前、彼が他の女と結婚していることを知った
友人たちのパーティで偶然知り合った2人。背が高くおしゃれな男性に、女性はあっという間に夢中になった。親しい女友達が続けて結婚したこともあって、女性の側には多少の焦りがあったのかもしれない。
男性は男どうしで週末にフットサルや釣りをやっていて時間がとれないからと、デートは平日の夜がほとんどだった。そのことに少し不満はあったものの、女性の勤務先のすぐ近くまで輸入車で迎えに来てくれるのがうれしく、男の愛車に乗り込むところを同僚の女性たちから見られたいと思うほどだった。
何度かデートを重ねた後、女性は思い切って自分から結婚を迫った。この男を逃してはいけない、と本心から思ったからだ。男は一瞬とまどった様子をみせたものの、女性の勢いに押されたのか、結婚を前向きに考えよう、と男は返答した。
しかし、女性がハッピーだったのはここまで。女性は結婚前の記念に、と勤務先の女友達と出かけた温泉旅行で、男が家族で過ごしている姿を目にしたのだ。男は妻と手をつなぎ、同時に幼稚園児くらいの娘とも手をつなぎ、楽しそうに歩いていた。
その後、その旅館で何を食べたのか、どんな温泉に入ったのか、女性はまったく思い出せない。
3.結婚前信用調査でわかること
前項で紹介したような話は、実は珍しい例ではない。結婚前信用調査の需要が今でも低くないことが、それを証明しているといえるだろうか。ここで、結婚前信用調査でわかることをまとめてみよう。
3-1.交際期間が短いためどんな人か知りたい
交際相手に好意を寄せているが、交際期間が短いので、相手のことがよくわからない。相手のことを信じたいとは思うものの、まだ知り合って数カ月と短いのに「結婚しよう、結婚しよう」と、なぜか急がせるようなところがある。
結婚したくないわけではないが、相手のことをもっと知ってからにしたい。かといって、相手は実家のこと、親のこと、友達のことなどをほとんど教えてくれない。
「俺(私)のことが好きなら、それでいいじゃないか」と相手は言うけれど、やっぱり気になる。そんな不安があるなら、結婚前信用調査をしてみるのもいいかもしれない。
3-2.他の異性と交際していないか
結婚しようとしている相手が、自分以外の異性と交際していないかを調べる。他の異性と同時につきあっていたら絶対に気づかれるはず、と素人目には思えるだろう。しかし、バレないように巧妙に二股、もしくは三股を続ける強者(つわもの)も実際にいる。
また、結婚(婚約)相手にウソをつくことに罪悪感をもたない人もいるので、いつまで相手の家に呼ばれない、親に紹介するのを頑なに拒むなど、相手の行動に不審な点が多い場合は、結婚前に信用調査を行うのが安心かもしれない。
3-3.相手の交友関係や家族はどうか
これから結婚を考えている相手の交友関係が気になるのは、特別なことではない。交際相手に夢中になり、相手の交友関係は気にならないという人もいるだろう。
しかし、異性の交友関係はもちろんこと、交際相手の友人がどんな人たちなのか、気になるのは自然なことだ。結婚したら、相手の友人たちとも顔を合わせることもあるだろう。それなのに、相手が自分の友達をいつまでたっても紹介してくれない。あなたの友達を紹介してほしいと何度お願いしてもはぐらかされる。また、いつまでたっても家族を紹介しようと しないとしないも気になるものだ。
そういったことが続くと、何かやましいことでもあるのかと思ってしまっても、不思議はない。そんな不安や不満があるなら、結婚前信用調査を行うのも手だ。
3-4.相手の勤め先はどんなところか
これから結婚する相手の経済状況が気になるのは、当然のこと。たとえば、「一部上場の株式会社○○○○に勤めている」や「○○業界でトップクラスの○○株式会社で営業課長をやっている」などと言いながら、名刺をくれたことがない。
そんな不満があるなら、結婚前信用調査をお願いしてみるのもいい。相手の勤務先や経済状況は気になるのが一般的だし、それらがわからないのは親にとっても不安だろう。
3-5.相手は反社会的勢力とつきあいがないか
結婚する相手が反社会的勢力とつきあいがないかどうか、これも気になるといえば気になるもの。相手とのつきあいが長ければ、ある程度わかるかもしれないが、つきあいが短かったり、遠距離恋愛だったりすると、なかなかわからないもの。
芸能人と反社会的勢力のつきあいが世の中の注目を集めたこともあるが、一般人にみえるからといって、反社会的勢力とのつきあいが絶対にない、とはなかなか言い切れないもの。
反社会的勢力とのつきあいがあるかどうか、結婚する相手についてちょっとでも不安がある場合、結婚前信用調査を検討してみてもいいかもしれない。
4.婚前信用調査で調べられないこと
結婚前信用調査についてここまで説明してきたが、結婚前信用調査は万能というわけではない。
4-1.差別につながる身元調査はNG
部落出身者どうかなど、差別につながる可能性のある身元調査は禁じられている。また、戸籍や住民票を探偵事務所や興信所が見ることはできない。
4-2.収入の詳細までは調べられない
相手の勤務先や勤務形態(正社員か契約社員かなど)、役職などがわかれば、おおよその収入を調べることは可能。ただし、1円単位までの正確な数字はわからない。
とはいえ、結婚前信用調査において、収入の概算を知ることができれば、ほとんどの場合は目的を果たせたことになるだろう。
4-3.借金額はわからない
借金の調査については行っている業者もあるにはあるが、それらは非合法なものだといえる。本来は調べられないものだし、借金の調査ができるとうたっている探偵事務所などがあれば、気をつけたほうがいい。
ただし、勤務先などが算出した収入に対して支出が多く見受けられるなど、買い物やギャンブル好きで浪費癖があるかもしれない、借金があるかもしれないといった推測は可能。探偵事務所のようなプロに結婚前信用調査を依頼した場合、借金についてもある程度まではわかるのではないだろうか。
5.結婚前信用調査の7つのメリット
ここで結婚前信用調査のメリットについてまとめておこう。結婚前信用調査をしようかどうか迷っている人はここを読んで、やる必要があるかどうかを冷静に検討してほしい。
5-1.交際期間が短い相手について、どんな人か知ることができる
じっくりつきあってから結婚するかどうか検討できるのであればいいが、そうでない場合は探偵事務所などのプロに依頼するのがおすすめだ。相手のどんなことが知りたいのか、カウンセリングを行ったうえで、経験豊富な調査のプロが要望に応えてくれるだろう。
5-2.自分以外に交際相手がいないか知ることができる
相手との交際期間が短い場合や遠距離交際の場合など、相手が他の異性と交際していないか気になることもあるだろう。週末や平日のどちらかに会ってくれない場合、相手が自分の住まいに絶対に読んでくれない場合も不安になるかもしれない。
だからといって、本人に直接聞くのは、相手を信用していないと思われそうなので、そう簡単にはできないもの。そんなときは、結婚前信用調査を検討してみよう。
5-3.相手がすでに結婚していないか知ることができる
自分以外の交際相手がいないかどうかについて前述したが、二股や三股なども問題が、相手が自分以外の相手とすでに結婚していたとしたらどうだろう。そんなバカなことあるわけないと思うかもしれないが、そのような悲劇は実は珍しくない。
すでに結婚して子どももいるのに、結婚すると思わせてお金をさんざん貢がせ、姿を消す結婚詐欺もいるし、根っからの悪でなくても(本人は悪人だと思っていなくても)、妻子がいることを隠して女遊びをする男はゴマンといる。
まさか、自分の相手がそんな悪い人であるわけがない、とほとんどの人は思うだろう。そう考えたい気持ちはわかるし、相手を信じたい気持ちもわかる。しかし、平日の夜しかデートできない、いつまでたっても家には呼んでくれないなど思い当たるふしがあるなら、結婚前信用調査を考えてみてもいいのではないだろうか。
5-4.相手の仕事や経済状況などを知ることができる
これから結婚しようという相手の仕事や経済状態は気になって当たり前。何度も会っているのに名刺をくれなかったり、仕事内容や勤務先などをまったく話してくれなかったりすると、誰でも気になるものだ。
そんなときは結婚前信用調査を考えてみるのがいい。相手の仕事や経済状況などをある程度知ることができる。これから結婚して生涯のパートナーとして歩むのだから、相手のことをもっと知りたいと思うのは、極めて自然なことだ。
5-5.相手の家族を知ることができる
自分の家族をなかなか紹介してくれない人というのは、たしかにいる。しかし、それが結婚しようとしている相手であれば、話は別だろう。つきあいが浅いうちは家族に紹介しようとはなかなか思わないかもしれないが、結婚を前提におつきあい、となっても親や家族のことを話したり、紹介したりしないとなると、何かあるのではないかと不安になってもおかしくない。
いつまでたっても親や家族について触れたり、実家にあいさつに行こうと誘ったりしない場合、本人に直接聞いてみよう。それでも話題を変えようとされたり、はぐらかされたりするようなら、結婚前信用調査をしてみるのがいいかもしれない。
5-6.相手の交友関係などを知ることができる
結婚しようとする相手が友人を紹介しようとしないのも、人によっては気になるものだ。彼(または彼女)に会えれば、相手の友人のことまでは気にならない、相手の友人にまで会いたくないと思う人もいるだろうが、本当にそうだろうか。
人にもよるが、自分の彼(または彼女)を仲の良い友人に紹介したい、と考えるのは特別なことではない。しかも、それが結婚しようとしている相手となれば、なおさらだ。どの友人にもあなたを紹介したがらないのだとすれば、何かあるのではないか、と考えても不思議はないだろう。
二股をかけているのでないか、そうでないとしても、何か人に話せない理由があるのではないか。と気になったからといって、聞きにくい場合もある。そんなときは、結婚前信用調査を選択肢のひとつに加えてもいいはずだ。相手が反社会的勢力とつきあいがある場合も、信頼できる探偵事務所にまかせておけば、大きな問題になる前に善処してもらえるだろう。
5-7.親を安心させてあげることができる
結婚しようとする相手やその家族、交友関係などがわからなくて不安がある場合、あなたの親も同じように不安を感じるだろう。いや、親にとっては、あなたが何歳でもあってもかわいい子ども。かわいい子どものことを考えると、あなた以上に不安を感じていたとしてもおかしくない。
結婚相手に不安があるなら、結婚前信用調査をしておくことはあなただけでなく、親にためにもなるかもしれない。そう考えると、結婚前信用調査をするかどうか迷っている人も、やろうという後押しになるのではないだろうか。
6.結婚前信用調査のデメリット
ここまで読んできて、それでも結婚前信用調査をすることにはためらいがある。やっぱり、相手を信用していないみたいな感じになるので、やりたくない。そう思う人もいるだろう。
その気持ちはわかるし、じっくり考えてみても自分には結婚前信用調査は必要ないと思うのなら、それはそれでいい。相手を信用する思いは大切だし、その気持ちは尊いものだ。
しかし、これだけは覚えておいてほしい。結婚後に、「結婚前信用調査をしておけばよかった」と後悔する人も少なくない、ということを。
それほど離婚が多いわけでなかった日本でも、今では、結婚した夫婦のうち3組に1組ほどが離婚する時代になってきている。上記で述べたように、デメリットもまったくないわけではないが、もし結婚前信用調査をするとしたら、当然の話だが、結婚前にしかできないことを肝に銘じておこう。ものごとをネガティブに考え過ぎる必要はないが、結婚に失敗しないため、やるかやらないかは別にして、結婚前信用調査を選択肢に入れておくのも悪くはないはずだ。
まとめ
結婚前信用調査について、ある程度わかっただろうか。たしかに、結婚前信用調査はしなくてすむなら、それに越したほうがいいかもしれない。しかし、実際のところ、結婚前信用調査は今日もどこかで行われているし、調査をしたことで安心して結婚できたり、不幸な結婚を避けられたりするのも、紛れもない事実だ。 最後にひとこと、添えておく。結婚前信用調査はネガティブなものでなく、安心して結婚するためのポジティブな行為。そして、やるなら信頼できる探偵事務所などに依頼すること。そうすれば、相手に知られずにきちんとした調査をしてくれて、幸せな結婚を後押ししてくれるはずだ。
監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣
- 2001年11月
- 司法書士試験合格
- 2002年3月
- 法政大学法学部法律学科卒業
- 2004年4月
- 中央大学法科大学院入学
- 2006年3月
- 中央大学法科大学院卒業
- 2006年9月
- 司法試験合格
- 2007年12月
- 弁護士登録(新60期)
- 2008年1月
- AZX総合法律事務所入所
- 2010年5月
- 平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
- 2013年2月
- 伊倉総合法律事務所開設
- 2015年12月
- 株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
- 2016年12月
- 株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
- 2020年3月
- 社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2020年10月
- 株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
- 2021年6月
- 社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2022年4月
- HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)
※2023年11月16日現在
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