浮気/不倫の疑いあなたのパートナーは大丈夫?浮気しやすい人の特徴と浮気の見破り方
何かがおかしい、どうも怪しい、パートナーの言動への不信感に悩む人は、相手が浮気している可能性を考えてみてはどうだろうか。人との関係において、相手に抱く違和感には何かしらの理由があるものだ。自分の直感を気に留めずやり過ごして、この先の人生であとあと後悔することになるくらいならば、思い切って行動を起こすことも大切な一歩だ。この記事では男女別の浮気しやすい人の特徴や浮気の見破り方などを紹介していく。
1.考えている?浮気の可能性【浮気経験者の割合や地域別の平均】
浮気経験者の割合を調査したあるアンケートによると、20代から60代までの男女の内21.3%の人は特定のパートナー以外の人と体の関係を持ったことがあると回答した。浮気の定義はさまざまだが、「特定のパートナー以外の人と体の関係を持つ」というのが一般的かもしれない。男女別に見ると、男性は26.9%、女性は16.3%が浮気をしたことがあるという結果が出ている。世代間で一番浮気率が高いのは20代男性の31.5%であった。
1-1.浮気率の高い都道府県は島根県?県別浮気ランキングを紹介
ゴム製作会社が調査したデータによる都道府県別の浮気ランキングは次の通りだ。浮気率の高い県は1位が島根県で26.5%、2位は富山県の26.2%と続き、3位は三重県で25.6%だった。浮気率の低い県は、45位が広島県で17.6%、次に46位が静岡県の17.1%となり、一番浮気率が低かったのは47位秋田県の15.4%という結果であった。
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2.男女別!浮気しやすい人の特徴【男性編】
浮気をする傾向がある人には、実は共通点がある。男女別に浮気しやすい人の特徴を説明しよう。まずは浮気しやすい男性のわかりやすい特徴を解説していく。どのくらいあてはまるか、パートナーに重ね合わせて考えてみよう。
2-1.束縛してくる
男性(彼氏)からの束縛について、愛されていると勘違いしている女性は意外に多いものだ。実は、束縛してくる男性は浮気しやすいタイプである。一見すると、束縛は過度な愛情表現のように感じられるかもしれない。束縛するのは、男性が自分のことを好き過ぎるから、彼にとって自分が必要な存在だから、寂しがりやだからなどと受けとめる女性も少なくはないだろう。まるで深い愛情表現のようにも見えることが、本質が見えづらい束縛の怖いところである。とにかく愛されているということを、相手の態度や行動によって実感したいタイプの女性は注意が必要だ。
束縛してくるときというのは、周りに目を向けさせないよう強く要求するその男性の心理が前面に出ている行動だ。愛情とは要求のやりとりではないだろう。愛している気持ちには、本来であればそのような傲慢さはない。恋愛の始まりを振り返れば、冷静になれるかもしれない。男性と対等に、お互いに対して愛を感じられたからこそパートナーになったのではないだろうか。束縛は愛情表現ではなく、相手のことを信用していないからすることが多い。束縛するのは、『束縛していないと女性が浮気するかもしれない』と思うからこその行動なのだ。
人の意識の大半は、自分の価値観や行動パターン、これまでの経験などに大きく影響されている。つまり、自分が浮気するから、相手のことも浮気するかもしれないと疑うのである。束縛してくる男性は、浮気しやすい自分のことは平気で棚に上げ、相手には決して裏切られたくないからこそ、やたらと干渉してくるのである。裏切られるかもしれないと常に疑っているから、束縛をして相手の時間や行動範囲などすべてを把握し、管理しようとするのだ。束縛は、特別な存在だからこその愛情表現や甘えなどではない。パートナーに浮気される可能性について異常にこだわり、誰のことも信頼できない男性であるということなのだ。
2-2.容姿やステータスにこだわる
女性に対して容姿や職業、肩書などのステータスにやたらとこだわる男性は浮気しやすいタイプである。ステータスをもとに品定めするように女性をみているのは、すべては自分のための行動だ。このタイプの男性は、ステータスの高い女性といることで自分のステータスを上げたいと思っている。女性自身をみているのではなく、自分にとっての損得勘定しかない。とても気が利いて、女性をうまくリードでき、いつでも気遣いの溢れるような言動の男性であっても、万が一ステータスを必要以上に気にするタイプであったならば要注意だ。このタイプの女性に対する優しさや気配りは単にうわべだけでしかない。実際は、彼の行動のベースにあるのは相手を利用する感覚だけである。
自分のステータスを上げるのに役立つのなら、女性を大切にしているかのように思い込ませる行動を続けることも彼らにとって苦ではない。当然ながら、女性の喜ぶ行動を取ることもその方法も心得ている。なによりもステータスにこだわるからこそ見栄を張り、自分に価値のある女性に目がない。つまり、もっとステータスの高い女性が現れたらすぐに浮気して乗り換える可能性が高いといえる。目の前の愛情は、見せかけのものかもしれないのだ。家柄重視や過度な面食いがこのタイプに挙げられる。このタイプは女性に対する誠実さに欠け、相手を自分の価値を上げる持ち物のように考えている軽薄な男性なのである。そもそも人間関係を築くうえでの考え方が歪んでいるといえる。
2-3.男友達が少ない
男友達が少ない男性も浮気しやすいタイプである。同性の友達が少ない理由を考えてみよう。同性から敬遠されるのは男同士の友情を保つうえでの常識的なルールが守れないからだ。簡単に女性に手を出す男性や、自己中心的に行動し浮気をしても開き直るタイプは同性にも好かれない。浮気癖や手が早い男友達を、自分の彼女や女友達と会わせたくないと思う人は少なくないだろう。だから、男友達も徐々に離れていくのだ。その結果、浮気癖や手が早い男性は孤立していきがちだ。1匹おおかみ的な男性は1人で行動できるように見え、つい引かれてしまう女性も多いのではないだろうか。しかし、単独行動ができるから1人というのと、1人でいるしかないのは状況が違う。
本当に行動力があっての1人なのか、友達が離れていったから1人なのか見極めなくてはならない。また、浮気する男性には、同じく浮気性の男女が集まってきやすい特徴がある。男性の周りにいる友達のタイプを見てみるのも参考になるだろう。
2-4.常に携帯電話を気にしている
日頃から常に携帯電話を気にしている男性も浮気しやすいタイプである。仕事関連のことや、何かの結果や報告を待つなど連絡が来る予定が無いにもかかわらず、ずっと携帯電話を気にしている場合、異性からの連絡を待っている可能性がある。意中の女性と連絡を取り合っているときには、なんとか自分のものにしたい、早く好意的な返信が来ないかと相手のリアクションが気がかりになるもの。男性に落ち着きがなく、やたらと携帯電話を気にしている様子がみられたら浮気の可能性が高いといえる。
性格的な問題もあるが、予定も無いのに携帯電話を気にするのは、何かしら気にかかる理由があるからだ。男性は女性ほど携帯電話を気かけない人が多い。携帯依存の傾向がある男性には注意が必要だろう。
3.男女別!浮気しやすい人の特徴【女性編】
男女それぞれ浮気しやすい人には特徴がある。浮気しがちな女性(または嫁)には共通している行動がみられるものだ。どのような女性が浮気しやすいのか、特徴を解説していく。
3-1.1人で行動するのが苦手
1人で行動するのが苦手な女性は、実は浮気しやすいタイプである。1人で行動するのを避けるために他人と行動を共にする。その際に誘う相手が異性でも気にしないため、無意識のうちにデートになっていることが多い。やはり誘われた男性のほうは多少好意をもったり、そこから意識したりすることも考えられる。1人が苦手、誰かといたいという女性に誘われれば、当然ながら勘違いする男性もいるのだ。彼女は気さくに誘ってくれているが誰かに甘えたくて寂しがりやのか弱い女性なのではないか、もしかしたら自分に好意があるのではないか、と声を掛けられた男性の目には映ることだろう。誘われた相手としても放っておけないはずだ。
このタイプの女性は、悪気なく浮気に進展しやすいのがたちの悪いところともいえる。浮気されるほうとしてもたまらないだろう。とにかく些細なことでも他人を誘うため、異性を誘ってデートに発展する場合もあり、そこから浮気につながるともいえる。そのきっかけが普通の女性より非常に多いのだ。
3-2.男友達が多く、飲み会などによく参加する
男友達が多く飲み会などによく参加する女性も、浮気しやすい傾向にある。男友達が多いことで、恋愛関係に発展しやすい。ノリが良い女性であれば、なおさら男友達との仲も深まり、気づけば男女の関係に踏み出していることもあるだろう。このタイプの女性は交友関係から新たに異性を紹介されることも多い。出会いが多ければその分、本人に恋愛の意識が無くても、相手に好意をもたれることが当然増える。紹介がきっかけでスタートする恋愛関係は、初めて出会ってお互いを徐々に知ってから始める恋よりもハードルが低いものだ。知り合いの紹介だから、打ち解けるまでの時間もさほどかからない。だからこそ余計に一気に関係が進む可能性も高いのである。
飲み会などに参加することで異性と出会う機会が多いのも、浮気に進展する要因になり得る。また、飲みの場では酒に酔うことで気が緩み、思わぬ過ちに発展してしまうことも考えられる。パートナーがいながら、男友達との付き合いを相変わらず優先させてしまうような女性は隙があり浮気しやすいだろう。
3-3.仕事をしている
仕事をしている女性も浮気しやすいといえる。仕事をしていない女性に比べて、異性と出会う機会が多いからだ。同僚や上司、部下など異性と密に接している中で浮気に発展しやすい。取引先の異性との関係もあり得る。女性に限ったことではないが、大抵は誰でも仕事の場での自分は、オフのときとは少し違うものだろう。よほど変わった人でなければ、職場でわざわざ感じ悪い女性でいたり覇気がなかったりするのは稀だ。仕事モードだからこそ、いつもより頑張ることができ、良い面が強調される。いつでも割と感じが良く、女性ならではの気働きもできるなど、人当たりの良い様子は仕事で関わる男性に魅力的に見えるはずだ。
仕事上での関係から、男女として意識するまでに進展するのもそれほど難しくはないだろう。仕事をしているからこそ、異性との接点が多くデートに誘われることがあるのも事実だ。また、仕事熱心な女性であれば、職場の男性と肩を並べやりがいをもって仕事に励むことだろう。困難な仕事を一緒に乗り越えたり、大変な交渉事やプロジェクトをうまく収めたりと達成感を共有する場面も出てくる。人は共有する感覚から距離が縮まることもある。仕事の仲間意識から、いつのまにか恋愛関係に近づいてしまう可能性も高いのだ。
3-4.身だしなみに気を使っていて明るい
身だしなみに気を使っていて明るい女性も浮気しやすいといえる。いわゆる人気のあるタイプの女性である。身だしなみを整えていることで、他人から魅力的に見える。また、明るいため交友関係が広がりやすい。性格が良ければ人が集まるものだ。また、自分をよりきれいに見せられるような術を心得て身だしなみを実践できている女性は、意外に少ないともいえる。身だしなみというと、社会に出ても恥ずかしくないよう身なりを清潔に整える程度のイメージを持つ人が多いかもしれない。
女性らしさを意識して身だしなみに気を使える人は、自分のチャームポイントがわかっている。だからこそ魅力的に映るものだ。そして、異性から好意を寄せられることで無意識のうちに浮気に発展することがあるのだ。別に女性が異性に言い寄られるつもりがなくても、男性のほうが寄ってきてしまうのである。浮気に進展してしまうかどうかは女性の倫理観によるところも大きい。だが、明らかに普通の女性よりも男性からの働きかけが多くなってしまうタイプなのである。
4.怪しいと感じたらまず行動!浮気を見破るチェックポイント
違和感を覚えているものの浮気だとは断定できない状況であるために、どうしたものかと1人で悩んではいないだろうか。怪しいという時点で、きっとその理由は何かしら存在するものだ。浮気の疑いを直感的に感じているとすれば、可能性はゼロではない。パートナーが浮気しやすいタイプの人であるなら、浮気を疑って行動に出てみてはどうか。浮気を見破るポイントを紹介していこう。
4-1.パートナーのスマートフォンをチェックしてみる
浮気しているか見破るためにパートナーの携帯電話をチェックする場合には、次のポイントについて重点的に確認してみると良い。まず画像フォルダのチェックは証拠を見つけやすい方法のひとつだ。フォルダ内に浮気相手との写真がないか見てみる。風景などの画像は思い出の場所の可能性も考えられる。撮影された日付も確認してみよう。別の用件などと偽って出かけていたようであれば浮気の可能性は濃厚だ。併せてゴミ箱フォルダも調べる。古い写真や動画などをそのままにしている人もいるからだ。ほかには、マッチングアプリが無いかどうかも確認する。アプリを利用して異性との出会いをみつけようと、自ら行動していた痕跡があるかもしれない。
インターネットの検索履歴も参考になるものだ。異性との出会いや交際、男女の行為に関する同じようなサイトを何度も見ているようであれば、浮気や不貞につながる何かに興味をもっていることも考えられる。もちろんほかの検索内容についても履歴から読み取れることはいくつもある。浮気相手とデートする場所のリサーチやプレゼントなどを考えていた場合もあるだろう。見慣れないSNSアプリやゲームアプリがないか調べることも有効だ。連絡をとるツールとして使っている可能性がある。
一見ゲームアプリは浮気と直接的な関連性がないように感じるかもしれない。しかしそこが盲点である。意外とゲーム仲間とメッセージの機能を活用しているように見せかけて隠れて浮気している場合もあるのだ。あとは、ゲームを通じて出会っているケースも考えられる。急にゲームにはまっている様子があれば要注意だろう。
4-2.日常生活の変化をチェックしてみる
浮気しているか見破るためにパートナーの日常生活における変化を気にしてみよう。次のような変化があるならば、浮気が疑われる。急に容姿を気にしだした場合や趣味が変わったときなども怪しい。これは、相手に合わせている可能性や、ほかの異性の気を引こうとしていることがあるからだ。人に影響されやすいタイプは趣味も真似する傾向にある。金遣いはどうだろうか。急に金遣いが荒くなったときには誰かとの交際につぎこんでいるかもしれない。帰宅後の様子も気にすると変化がみつけられる。すぐに風呂に入るようになったとなると、浮気相手の香りを気にしていたり、後ろめたい心理がはたらいていたりと、浮気や不貞が疑われる。
部署異動や繁忙期などでもないのにやたらと残業が増えたり、付き合いの飲み会やランチ会と称していそいそと出かけたりする行動もかなり怪しいだろう。車の使い方もわかりやすい変化があったりするものだ。車を頻繁に掃除するようになったときにも浮気に利用することが理由ともいえる。助手席を使っている形跡がないか、車内をキレイにしようとこれまで以上に気を配っていないかなども気にするポイントだ。口数や機嫌もチェックポイントである。男性の場合は、もともとよく話すタイプであれば判断が難しいが、大概は浮気していると自宅で機嫌も良く饒舌になったりする。
反対に女性の場合は口数が減る傾向にある。心がほかに向くと、パートナーのことが疎ましくなるものだ。浮気した場合、男性のようにパートナーと浮気相手の両方と関係を続けていこうと場を取り繕ったり、うまくごまかそうとしたりできないのが女性だ。男女関係において、女性は体だけではなく、心も満たされたい願望が男性以上に強い。浮気相手に没頭し、本気になってはまりやすいのも女性のほうだ。日常生活の変化は何かきっかけがあってのこと。自分自身や所有物に対しての見た目や見栄えへの執着は、他人にどう映るか意識があって起こることが大半だ。だからこそパートナーが以前とはどうも違うと感じる場合には、浮気しているかもしれないのだ。
4-3.性事情をチェックしてみる
浮気しているか見破るためにパートナーとの性事情も変化がないか考えてみよう。チェックすべきポイントでは、キスの仕方やプレイの変化はわかりやすいだろう。相手が変われば、キスやプレイも違って当然だからだ。今までしなかったようなプレイをしたがったり、キスの仕方が明らかに違ったりする場合は、浮気相手との関係で見出した新たな快感が影響していることも考えられる。心身をオープンにし密接に互いが関わることで性的な男女の関係が成り立つ。だからこそパートナーとの性事情において、相手の知らなかった一面が出てくるなどの急な変化は少しのことでも違和感を覚えるのである。
ほかには、からだを求められる回数が減った、または増えた場合も疑わしい。減る状況は、誰かほかに相手がいることでからだの欲求が満たされている場合が考えられる。逆に回数が増えたのは、浮気相手との関係で性に対して積極性が増すためである。男性が浮気に走るときには、どちらのタイプも一般的であるが、女性の場合は浮気にはまっていることもありパートナーに興味が薄れる傾向にあるようだ。アンダーなどデリケートゾーンを含め体毛を急に気にしだす人もいる。毛の処理にこだわりだしたら怪しい。あとは、これまでと違い下着にこだわるようになる場合もあるのでその辺りもチェックポイントとして注意してみよう。
5.これはNG!浮気を疑ったときにしてはいけない3つのこと
パートナーが浮気をしているかもしれないと感じて調べてみるときに、してはいけない3つのことがある。それらの行動と理由を紹介していく。
5-1.浮気調査アプリを勝手にダウンロードする
浮気調査アプリをパートナーの携帯電話に勝手にダウンロードしてはいけない。なぜかというと、浮気調査アプリを他人の携帯電話に勝手にダウンロードすると、不正アクセス禁止法に抵触する恐れがあるからだ。法に触れれば、パートナーから訴えられる可能性がある。また、アプリからの証拠は、裁判所では認められない。つまり慰謝料請求や協議離婚をする際の証拠として扱えないので、リスクを背負っても意味がないのである。相手が浮気をしていない場合にバレると、信頼関係が崩れるので避けるべき行為だ。また、パートナーの浮気を確認するためとはいえ、罪悪感が生まれるかもしれない。
浮気調査アプリなどという名称から、まるで浮気の見破りや調査に正当に役立つようなイメージを持たれがちである。しかしアプリを利用することは、一時的に自分の気が晴れたところで、ほかに得るものはなく、単に状況が悪くなるリスクが高いと心得よう。
5-2.かまをかける
かまをかける行為は、浮気を見破るために特にやってはいけない行動である。かまをかけて相手が浮気を認めたとしても、不貞行為の証拠にはならず、協議離婚や慰謝料請求の際の証拠としても扱えない。さらに相手が警戒してしまい、不貞を隠滅される恐れがある。相手が浮気していない場合、信頼を失う。そこから喧嘩や別れにつながることがあるのだ。裏切られているかもしれないからと、自分まで相手を陥れるようなずるさを持って行動しては決して良いことは起こらないだろう。かまをかける行為は自分の未来のためにもやめておこう。
5-3.SNSに勝手にログインする
SNSに勝手にログインするのもいけない。相手のSNSのパスワードなどを知り、自分の携帯電話やパソコンからログインすると不正アクセス禁止法に抵触する恐れがある。あとは、プライバシー権の侵害にもあたる可能性があるのだ。ただしここでのポイントは、違法にあたるのは自分の携帯電話やパソコンからのログインである。勝手に覗き見るような行為は、確かにプライバシー権の侵害ではあるものの、浮気が理由で離婚する際にプライバシー権の侵害を法的に問われることはない。
6.相手が浮気をしていたら?希望する未来によって行動を変えよう
パートナーに持っていた違和感が浮気であると確信に変わった場合、いざ行動するとなったらどのような選択をすべきか。その後、2人の関係をどうしたいかによってこれから取るべき行動が変わっていく。相手に何を思うのか、自分がパートナーとどうなっていきたいのか、今一度考えてみよう。希望する未来別に取るべき行動を解説していく。
6-1.浮気の再発を防止したい
浮気の再発を防止できれば、この先もパートナー関係を続けたい、復縁をしたいという場合は、どうすべきか。パートナーが浮気していた事実を許して、再び浮気を繰り返さないように対策をする。次に紹介するような行動が望ましいだろう。浮気相手の身元を特定する。そして、パートナーと浮気相手両方に縁を切らせるための誓約書を書かせる。誓約書の内容には、不貞について認めることと今後2度と接触しないことを含める。誓約書を制作する際に、違約時のペナルティとして『離婚時の慰謝料相当額』の請求内容も提示する。これは、高額な慰謝料で不倫の再発を思い留まるように仕向ける目的だ。配偶者に誓約書を書かせることで、新たな不倫の予防策にもなる。
誓約書は正当な証拠として残すことができる。自分は今回の浮気の件で被害者であると証明してくれるのだ。示談書とも呼ばれる。浮気の再発防止をしても、心の痛手は残るものだ。だが、やはり浮気の事実があってもまだ愛情が残っていて相手に対し未練があるとき、または子どもがいるなど家庭の事情で離婚には踏み切れない状況の場合には、浮気の再発をしっかりと防止し、パートナーとの関係修復に努めるほかない。
6-2.離婚したい
浮気をしているパートナーと離婚したい場合は、どう行動するのが良いのか。「別れる」ために動くなら、まずは証拠集めだ。浮気に気づいていないフリをして証拠を密かに収集する。証拠を集める際は、法に触れないやり方か確認し十分に注意しよう。逆に罪に問われることのないよう気をつける必要がある。協議離婚で優位にすすめられるように、不貞の証拠を集めていく。相手が離婚を拒否するケースでは、不倫していることを決定づける証拠がなければ、離婚できない。あとは、配偶者に浮気に気づいていることがバレてしまうと、浮気を解消される場合や証拠隠滅されてしまう恐れがあるし、逆ギレされて修羅場になることもある。とにかく慎重に行動しよう。確実に有用な証拠となるものを揃えていくステップが重要だ。
6-3.慰謝料を請求したい
パートナー、または浮気相手に浮気の慰謝料を請求したい場合には、次のようなポイントを押さえて行動しよう。やはり大切なのは浮気に気づいていないように振舞うことだ。パートナーに警戒されたり、相手の都合の良いように行動を変えられたりしては、慰謝料請求の段階までたどり着けない可能性が出てくる。浮気に気づかぬフリをしながら、慰謝料請求に使える証拠を集めていく。ここで重要なのは、慰謝料請求の証拠となり得る不貞の証拠が必要という点である。浮気相手にも慰謝料請求する場合は、身元を特定する。
また、慰謝料については、浮気というだけでなく、浮気によってパートナー、または浮気相手が妊娠した場合も、問題になってくることが少なくない。
7.不貞の証拠って何?証拠の種類と調べ方
不貞の証拠とはどのようなものか。せっかく証拠を集めたところで、浮気の事実証明として確実に役立ちそうな証拠を集められなければ意味がないだろう。浮気している相手に離婚を求める場合や、慰謝料を請求する際に有力となる『不貞の証拠』の種類とその調べ方を紹介していく。
7-1.不貞の証拠って?どんな証拠が裁判で有利になるの?
裁判で有利になる不貞の証拠とは何か。パートナーの不貞を立証する際には『肉体関係を証明する証拠、もしくは肉体関係を推認する証拠』が必要なのである。具体的には、性行為をしている現場写真、浮気相手との宿泊旅行を証明する写真やレシート等が該当する。ラブホテルに2人が入ってから出てきたところまで捉えた写真も使える。あとは、浮気相手と、同居や生活している写真や証拠も有用だ。浮気相手の自宅に複数回出入りしている写真や証拠も裁判で有利になる。
2ショット写真や一般的に利用者も多いLINEの内容などは、割と手に入れやすいかもしれない。しかし不貞の証拠になりにくい。これらの写真ややり取りの内容は、裁判の際に都合よく言い訳されたり、うまい具合に浮気を否定されたりしてしまうからだ。裁判で不貞を立証できると判断されるには、厳格な認定基準をクリアしなければならないのだ。確かに有用と認められる証拠が必要だ。偽証を回避するために厳しい目で確認され、証拠が足りなければ不貞が認められないからだ。
7-2.不貞の証拠は写真じゃないとダメ?証拠の種類
写真に限らず不貞の証拠となり得るものはいくつもある。不貞の証拠を裁判などで提出する際には、次に挙げるようなものが有効となりやすい。写真や動画は、浮気している関係を明白にする証拠だ。録音テープについては、自宅におけるパートナーとの会話に限定されるが、相手が浮気を認めた発言を録音できれば証拠として使える。メールやLINEなどのSNSは本人が浮気を認めた場合にのみ不貞の証拠となる。プロである探偵の調査報告書は当然ながら不貞を証明できるだろう。第三者の証言も証拠に使える。
ほかには、浮気のメモや日記も事実を証明するものとなる。浮気相手からの手紙やプレゼント、浮気相手と宿泊したホテルのレシートも十分に物的証拠になる。ただし、これらのどれも合法的に取得している場合にのみ、不貞の証拠として取り扱うことが可能だ。
7-3.不貞の証拠は自分で集められる?浮気の調べ方
浮気は自分自身である程度調査することもできる。しかし、不貞の証拠となり得るものの中には、探偵事務所などに依頼したほうが良いこともある。たとえば、ホテルに出入りしている写真などは、1回限りの浮気の証拠が裁判で有効とされたケースは少なく、複数回の証拠が必要となるケースが多いのだ。素人が複数回の証拠を得るには難しい場合もあるだろう。また、証拠とする情報取集の方法を安易に考えて行動してしまうと、証拠と認められないこともある。不正にSNSなどにアクセスしたり、違法な場所に録音機器を設置して証拠を集めたりすると証拠能力を失うことがあるので注意しなくてはならない。パートナーの車にGPSを取り付けて行動をチェックする方法もあるが、GPS設置をパートナーに気づかれてしまうリスクも考えておくべきだろう。
まとめ
パートナーの行動や言動に違和感を抱いているならば、うやむやにすることは避けたほうが良い。自分自身のこれからのためと心に留め、その原因を明らかにしよう。浮気かどうか確認するために行動を起こすことは賢明だ。知らずに過ごし、浮気の事実にいつか気づく日が訪れたら、立ち直れるだろうか。いま抱えている不信感が自然に消えるのを待つよりも、この記事で紹介した方法でパートナーの浮気を疑ってみてはどうだろう。
監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣
- 2001年11月
- 司法書士試験合格
- 2002年3月
- 法政大学法学部法律学科卒業
- 2004年4月
- 中央大学法科大学院入学
- 2006年3月
- 中央大学法科大学院卒業
- 2006年9月
- 司法試験合格
- 2007年12月
- 弁護士登録(新60期)
- 2008年1月
- AZX総合法律事務所入所
- 2010年5月
- 平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
- 2013年2月
- 伊倉総合法律事務所開設
- 2015年12月
- 株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
- 2016年12月
- 株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
- 2020年3月
- 社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2020年10月
- 株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
- 2021年6月
- 社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2022年4月
- HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)
※2023年11月16日現在
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