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その他探偵調査員になるには?給料や必要なスキルは?

浮気調査中の探偵

映画やテレビドラマで活躍する名探偵を見て、ミステリアスで魅力的な姿にあこがれを感じる人もいるだろう。中には、自分も探偵事務所で働いてみたいと思う人もいるかもしれない。しかし、実際の探偵は依頼者に対する守秘義務を負っているし、調査対象者(ターゲット)に顔を知られてはならないため、メディアに登場することも少なく、一般の人にはその実像がよくわからないのではないだろうか? 現実の探偵は、ドラマのような派手なパフォーマンスをするわけではなく、むしろ人知れず地道な調査を重ね、ターゲットに関する情報を収集する。しかし、真相を究明してトラブルを解決し、依頼者を助けるという点ではどちらも同じだ。探偵という職業に興味を感じている方たちのために、その仕事内容や給料、探偵になるための方法などを紹介する。

探偵が手掛ける調査の種類

世の中には、様々な悩みを抱えている人がいる。もちろん、それが犯罪絡みのもので、自分が被害を受けたというなら警察に助けを求めるべきだが、警察が動いてくれず、自力で何とかしなければならない問題もたくさんある。そんな時、頼りになるのが探偵や弁護士などのその道のプロフェッショナルだ。探偵は、ストーカーや反社会勢力などからの犯罪に加担するような依頼は除き、依頼者の権利と利益を守るために多種多様な調査を行い、問題の解決に努める。まずは探偵の業務がどのようなものなのかを知るために、探偵事務所が扱っている主な調査案件について見ていこう。

浮気調査

探偵が手掛ける調査の7割は浮気調査だと言われている。特に既婚者の場合、長年連れ添ったパートナーに浮気されているのではないかと疑い始めると、大きな不安に襲われ、何としても真相を突き止めたいと思うだろう。また、実際に浮気をしていることが明らかになれば、心に深いダメージを負うことになる。そういう人の不安を解消し、かつ浮気の罪を相手に償わせる手助けをするのが浮気調査だ。

この調査では、探偵が尾行や張り込みを行って、パートナーと浮気相手がラブホテルなどで密会している場面を撮影し、浮気の決定的な証拠をつかむ。その証拠をパートナーに突きつければ、最早言い逃れはできないため、浮気相手との関係を清算するしかなくなる。また、決定的な証拠があれば、浮気相手に慰謝料を請求することもできる。慰謝料を請求する場合、パートナーと浮気相手の間に肉体関係があったことを裏付ける証拠が必要になるが、ラブホテルは性行為を行うための施設なので、そこを利用したということが肉体関係の証明になるのだ。そうなれば、相手が支払いを拒否しても、裁判に持ち込んで慰謝料を勝ち取り、相手に償いをさせることができる。

家出・行方調査

突然家族が行方不明になった場合、事件に巻き込まれている恐れがあるので、一刻も早く探し出さなければならない。また、大金を貸した知り合いが行方をくらましたり、連絡先の分からなくなった知人に会いたいといったケースで、人探しの依頼が来ることもある。家族が消息を絶ったりすれば、居ても立ってもいられないだろうが、警察に捜索願を出しても本格的に動いてくれないケースもあるので、並行して探偵に捜索を頼むのが問題解決の早道になる。

家出・行方調査に当たって、探偵は、家に残された手がかりを詳しく調べるとともに、失踪者のパソコンなどのデータを徹底的に解析する。さらに、SNSもチェックして、交友関係や失踪者が立ち寄りそうな場所を絞り込んでいく。大手の事務所であれば、全国のネットワークを駆使して、目星をつけた場所での聞き込みや張り込みを行うので、短期間で失踪者を見つけ出せる場合もある。

信用調査

信用調査には、取引先企業の経営状況を調べる企業信用調査や、結婚相手の身辺を調べる個人信用調査がある。新しい取引先と契約する場合、代金が支払われる前に倒産されたり、反社会的勢力とつながりのある会社と契約してしまうというリスクがある。会社の存続にも関わる問題なので、事前に相手企業の信用調査を行わなければならないのだ。この調査では、商業登記簿や不動産登記簿のチェック、所在地の確認などをして、企業としての実態があるかどうかを調べ、経営陣の行動調査なども行って信頼できる会社かどうかを判定する。

一方、結婚前の身辺調査も重要だ。もし、婚約者が経歴を詐称していたり、ギャンブル依存症だったり、婚約後も元カノ・元カレと交際を続けているような人物だったら、悲惨な結婚生活になるのは間違いないからだ。個人信用調査では、探偵が近隣住民や知人に聞き込みを行い、尾行などもしてターゲットの素顔を明らかにしていく。

素行調査

素行調査では、尾行などを行い、ターゲットがいつ誰と一緒にいたか、どこに行ったか、何をしていたかなど、その行動を詳細に調べる。素行調査の中には浮気調査も含まれるが、浮気以外では、「遠方で暮らしている子供がなかなか連絡をくれず、犯罪などに関わっているのではないかと心配」「夫がギャンブルにはまっているかもしれない。それが事実ならすぐに止めさせたい」「子供が非行に走っている気配があり、不安でたまらない」といったケースでの依頼がある。いずれも深刻な問題に発展する可能性があるので、すぐに真相を明らかにしなければならない。また、就職内定者が経歴などを偽っているケースもあり、企業の人事担当者が、素行調査を依頼してくるケースもある。

盗聴器・盗聴カメラ発見

犯罪目的で盗聴や盗撮を行うケースも増えている。好意を持った相手をストーキングしたり、恨みを抱いた相手に嫌がらせをしたり、犯行を行う前に情報収集したりするためで、盗聴器や盗聴カメラが仕掛けられたことに気付かずにいると、命に関わる事件も起きかねない。それを未然に防ぎ、依頼者の安全を確保するのがこの調査だ。

犯人が家に侵入して盗聴器・盗撮カメラを設置した場合、設置場所は1個所だけでなく、エアコンの上部や電灯の中、コンセントなど、複数個所に巧妙に隠されていることもある。探偵は高感度の調査機器も駆使して、それらを発見し、撤去する。また、犯人の特定が難しい時などは、あえてそれを残しておいて偽の情報を聞かせ、犯人をおびき寄せるケースもある。

ストーカー・嫌がらせ調査

近隣トラブルで理不尽な恨みを抱いた住人が玄関先にゴミを投げ込む・車を傷つけるといった事件や、交際を断った相手にしつこく付け回された挙句、殺害されるという悲劇的なニュースをたびたび目にするようになった。このような嫌がらせやストーカー行為を放置しておくと、どんどんエスカレートして、命の危険にさらされる事態にもなりかねない。いくら警察に相談しても、復讐心に憑りつかれた人間を阻止できないこともあるのだ。しかし、そういう時に探偵に調査を依頼すれば、尾行や張り込み、暗視カメラによる定点撮影などを行って、犯行の詳細を明らかにすることができる。同時に、犯人を追跡し、名前や住所を特定することで問題解決を図れるかもしれないのだ。

調査の方法と求められるスキル

浮気の証拠

前章で、探偵事務所が手掛ける様々な調査案件についてお伝えしたが、いずれの調査においても、ターゲットを見失わないこと、そして探偵の存在をターゲットに気付かれないことが絶対条件になる。探偵は、あくまで秘密裏に調査を行い、依頼者が求める成果を上げなければならない。

浮気調査を例に取れば、パートナーが自分の知らない異性とデートしていたというだけでは、浮気の確実な証拠をつかんだとは言えないし、浮気相手に慰謝料を請求することもできない。依頼者が慰謝料を請求するには、パートナーと浮気相手の間に肉体関係があることを立証しなければならず、2人がラブホテルなどに出入りする決定的なシーンを写真や動画に収める必要がある。そのような使命を果たすために、探偵が実践している調査方法やテクニックなどについて解説する。

徒歩尾行

ターゲットが徒歩や電車で移動している時は、探偵も徒歩で尾行する。ターゲットとの距離は、近すぎると気づかれる恐れがあり、遠すぎると相手を見失うかもしれないので、絶妙な距離感を保たなければならない。尾行中は、ターゲットと目が合って警戒されてしまわないように、目線は下げて足下を見ながら歩き、相手が突然振り向いた場合でも立ち止まらず、そのまま通り過ぎて飲み物を買ったりして、自然にその場でやり過ごす。

しかし、尾行は長時間に及ぶこともあり、同じ探偵が1人で後をつけていれば、ターゲットに怪しまれたり、見失ってしまうリスクも高くなる。そのため、探偵は通常、2〜3人のチームを組んで時々入れ替わりながらターゲットを追う。1人が尾行している間にもう1人が食事やトイレを済ませ、必要に応じて上着を着替えたり帽子をかぶるなどのイメージチェンジを図るのだ。

車両による尾行

ターゲットが車で移動するのなら、探偵も車両を使って尾行を行う。その際には、ワンボックスカーなどに機材を積み込み、中が見えないよう窓ガラスにスモークを貼ったりカーテンを付けたりして、その隙間からカメラを向けてターゲットを隠し撮りする。さらに、カモフラージュのために、クリーニング店や宅配業者などの車を装うこともある。架空の会社のシールをボディに貼るなどして、業務用の車両に見せかけるのだ。

また、ターゲットの車が渋滞の発生しやすい地域を走行することが予想されるケースでは、小回りの利くバイクで尾行する場合もある。いずれにしても、同じ車がターゲットの車のすぐ後にずっと張り付いていたら、バックミラーでチェックされるリスクがあるため、死角に入り込んだり、1~2台の車を挟んで距離を取りながら、赤信号にかかりそうな時は加速して追いつかなければならない。交通ルールを守りながら、気づかれないように尾行を続けるには、高度なドライビングテクニックが要求される。

張り込み

張り込みには、「車での張り込み」「点張り」「立ち張り」の3つがある。車での張り込みとは、車の中に待機してターゲットの動きを見張ることだが、車内に人影があるとターゲットからも近隣住民からも怪しまれるので、基本的には人が乗っていないように見せかける必要がある。そのため、運転席や助手席ではなく、後部座席に隠れ、夏場・冬場でもエアコンを使わずに待ち続けなければならないこともある。

点張りは、複数箇所で張り込みをする方法だ。例えば、出入口が複数ある大型商業施設などにターゲットが入った場合、どこから出てくるかわからない。そこで、張り込む探偵の数を増やし、複数の出入口をカバーする。一方、立ち張りは、張り込む場所が車を停めておけないような場合に行うもので、目立ちにくいところに立って張り込みをする。しかし、同じ服装の人間が、長時間1箇所に留まっていると怪しまれるので、複数の探偵が服装などを変えながら張り込むケースが多い。

聞き込み

素行調査では、普段ターゲットの様子を目にしていた人たちから話を聴き取る。ただし、それがターゲットに近すぎる人物だと、調査していることが伝わってしまうかもしれないので、人選には気をつけなければならない。例えば、ターゲットと同じ町内に暮らす住民から情報を得られることもあるし、ターゲットがよく使っている店があれば、来店するサイクルや一緒に来る客などについて聞き込みをするケースもある。もちろん、その店に直球で質問しても、常連客の情報を漏らすはずがないので、周辺の店に話を聞いたり、勤務するスタッフと仲良くなったりして情報を引き出すようにする。

また、最近では、SNSが普及しているため、それを利用して情報を取集するという方法も取られる。浮気調査などの場合は、ターゲットの妻・夫と共通の知り合いがいれば、ターゲットの裏アカウントを教えてもらい、その投稿内容から浮気の手がかりをつかむのだ。

撮影

調査においては、ターゲットの行動が明確にわかる場面を写真や動画に収めることが必須の業務となる。特に、慰謝料などの請求の際には、ターゲットが浮気相手とラブホテルなどに出入りしている鮮明な証拠映像が必要になる。そのため、探偵は高倍率の望遠レンズや、暗闇でもくっきり顔を撮影できる特殊なカメラを使って、決定的なシーンを逃さず撮る。

また、ターゲットが浮気相手とデートするなど、日中に行動しているシーンを撮影する際には、小型のピンホールカメラなどを用いて密かに隠し撮りをする。ただし、こうした高性能の機材があっても、それを使いこなすテクニックがなければ意味がない。様々な調査機材に関する知識やスキルを身に着けている探偵だからこそ、一般の人には困難な調査をやり遂げることができるのだ。

探偵の勤務時間は?

一般的な会社なら、朝9時に出勤して17時頃に退勤になるが、探偵は会社員が退勤する17時以降が勤務時間になるケースが多い。浮気調査などの場合、ターゲットは退勤後に浮気相手と落ち合い、食事をしたりホテルに入ったりするので、夜間が調査時間になるためだ。そして、その日のうちに2人がホテルから出てくれば、そこで調査を打ち切ることもできるが、朝までホテルで過ごす場合もあるので、基本的に調査の終了時間を自分で決めることはできない。

ただし、総労働時間は、残業を含め上限205時間と法律で定められているので、それを超えて働くことはできない。そのため、多くの探偵事務所はシフト制やフレックスタイム制を取り入れて、勤務時間を調整している。調査業務が深夜に及ぶことはあっても、翌日は朝早く出勤する必要がなく、十分な休息が取れるようになっているのだ。

探偵の給料とやり甲斐

探偵の給料とやり甲斐について考える探偵

調査を成功に導くためには、高度なスキルに加え、根気のいる業務が必要だとわかった。では、このような調査を担当する探偵の給料はどのくらいなのだろう? それは、勤める事務所の規模によっても違うし、給与体系も固定給・年俸型や固定給+成功報酬型など事務所によって異なるため、一律ではない。さらに、事務所に勤めて経験を積むなどして独立すれば、収入が大幅に増えるケースもある。事務所の規模や給与体系ごとの探偵の収入について解説するとともに、探偵という職業の魅力ややり甲斐などをお伝えする。

探偵事務所とは?

探偵事務所や興信所など、呼び名は違うが、探偵業を営む業者は皆、同じように浮気調査や信用調査を手掛けている。ただし、「探偵」という看板を掲げる限り、「探偵業法」という法律に基づいて、公安委員会に探偵業の届出を行い、「探偵業届出証明書」の交付を受けた上で業務を行わなければならない。探偵業法は、探偵が個人の権利や利益を守って適正に業務を行うよう定めたものだ。この届出を行うことで、探偵は一般の人には許されていない、尾行や張り込みを行うことが認められる。

探偵事務所は規模もまちまちで、大きな事務所になると100人近いスタッフを抱えているところもある。調査を行う際は、通常1チーム2人以上の体制を組むが、ターゲットが極端に用心深いなど、難度の高い調査の場合は、それ以上の人員をかけなければならない時もある。その点、大手の事務所なら、訓練された探偵をいつでも揃えられるので、対応には困らない。

一方、小規模な個人事務所の場合は、繁忙期に依頼が立て込むと、十分な体制が組めなくなる。かつて大手事務所に在籍して経験を積み、独立したような探偵なら、スキルも高いだろうが、人手が足りなくなると、アルバイトなどに調査を担当させなければならなくなる。給料も、やはり大手事務所の方が高く、年収で100万円以上の差がつくケースもある。

固定給・年俸型

ドラマや映画などでは、探偵が依頼者から手付金や成功報酬をもらって仕事をしているシーンがよく描かれるが、実際には、一般の企業のように固定給を支給している事務所が多いし、経験を積み、スキルが上がるにつれて給料が上がっていくのも一般企業と同様だ。事務所の規模によっても差はあるが、平均すれば入社1年目で300万円程度、入社7~8年目で600万円程度といったところだろうか。また、車両手当など、各種の手当がつく場合もあるし、職位や役割に応じて役職手当が支給されるケースも少なくない。きちんとした事務所であれば、社会保険の完備をはじめ、福利厚生もしっかりしているはずだ。

なお、依頼者の期待に応えられるような調査業務を遂行するためには、様々な専門スキルが必要なため、教育に力を入れている大手事務所では、最初の6カ月ほどは試用期間として、研修などを行っているところもある。

固定給+成果報酬型

固定給に加えて、成果報酬を支給している事務所もある。調査を成功させ、売上を伸ばした探偵に、固定給とは別に報酬を与えるもので、調査実施日数を計算し、給料に上乗せする事務所もあれば、ボーナスに加算している事務所もある。この方式では、数多く調査をこなし、売上を上げれば上げるほど年収が増えていく。

一方、固定給がなく、調査に成功した時にだけ、報酬を支払う完全成功報酬型を採用している事務所もあるが、そういう事務所に入るのはリスクも高い。調査能力や営業力が高く、どんどん調査をこなせる人なら、20代前半で月収40万円前後を目指せるケースもあるが、調査依頼が来なかったり、証拠が得られず調査に失敗しりすると、収入がゼロになる危険性もあるからだ。

依頼者の役に立てる

探偵という職業の一番の魅力が依頼者の役に立てることだろう。大きな悩みを抱えているのに、警察が動いてくれなかったり、秘密を知られたくなくて誰にも相談できなかったり、自分の力では問題を解決できなかったりする人たちが、探偵に助けを求めてくる。そんな依頼者にとって、高度な専門スキルを持った探偵は、心強い味方であり、最後の頼みの綱でもあるのだ。

そして、依頼者の願いに応えて調査を成功させ、行方不明になっていた人を探し出したり、浮気相手からパートナーを取り返して円満な家庭を取り戻すことができれば、その人たちの人生を救うことができる。その時、依頼者は探偵に調査を依頼して本当に良かったと、心の底から思うだろう。探偵にとっても、依頼者からの感謝やねぎらいの言葉が、何よりの励みになるはずだ。

非日常的な刺激がある

普通の人にとって、尾行や張り込みなどのスリリングなシーンは、ドラマや映画で見るだけで、自分がそれを行うことはまずないだろうし、探偵業の資格を持たない人がやってはならない行為でもある。しかし、探偵は、そんな非日常的なことを、実際の業務として行っているのだ。尾行や張り込みの際は、絶対にターゲットに気付かれてはならないし、ターゲットを見失うことも許されないという緊張感がある。そして、その苦労を経て、真相にたどり着き、行方不明者を探し当てたり、ターゲットの秘密を突き止めることができた時、大きな達成感を味わうことができるだろう。

様々なスキルが身に着く

探偵の業務は、あらゆる場面で専門的なスキルが必要となる。ターゲットに気付かれないように尾行するには、特別なノウハウを身に着けなければならないし、証拠映像の撮影においても、暗闇の中でターゲットの顔や動きを鮮明に写す技術が求められる。また、調査経験を積むと、ターゲットの行動パターンが推測できるようになってくる。自分の予想通りに調査が進み、決定的な証拠がつかめた時には、手応えや満足感を十分に得られるはずだ。また、調査依頼の内容は千差万別で、難度の高いものもあるので、ベテラン探偵でさえ簡単にいかないことも多く、常に自分を成長させ続けることができる。

仲間との連帯感がある

調査は、基本的にチームプレイであり、1人で行動することはほとんどない。他の探偵との連携が上手くいってこそ、調査を成功させることができるのだ。尾行一つとっても、アイコンタクトや合図を送って位置を入れ替えたり、仲間が尾行しやすいようにサポート役を務めるなど、スムーズに連携することで質の高い調査が実現できる。たとえ難度の高い調査であっても、信頼できるチームの仲間たちと息を合わせて進めれば、そのハードルを乗り越えられるし、調査に成功すれば、一緒に喜びを分かち合うことができる。

探偵に向いている人と探偵になる方法

尾行中の探偵

これまでお伝えしてきたように、探偵業は様々な悩みを持つ人々の願いに応え、トラブル解決の手助けをするやり甲斐ある仕事である一方、数々のタフな業務をこなさなければならない。当然それらの業務に向いている人もいれば、不向きな人もいるので、探偵を職業として選ぶ前に、自分の適性をよく考えた方がいいだろう。また、探偵になるためにはいろいろな方法があり、必要なスキルを学ぶための場もある。探偵業に向いている人の特徴をピックアップするとともに、探偵になるための方法などをご紹介する。

忍耐力がある

ターゲットは予測した通りに動いてくれるとは限らないため、終了予定時刻から延長して調査を続けなければならないこともある。そのような場合、同じ場所で10時間以上張り込みをするケースも出てくるので、その間、集中力を切らさずにターゲットが動くのを待つ忍耐力が必要になる。また、調査に必要な撮影技術や尾行スキルは、基本練習を何度も反復継続して体に覚えこませなければならない。そのような地味なトレーニングをコツコツと積み重ねて、スキルアップできる人なら、必ず優秀な探偵になることができるだろう。

コミュニケーション能力がある

繰り返しになるが、調査業務は単独プレーではなく、仲間とのチームプレイがあってこそ成功する。そのため、日頃からチームの仲間ときちんとコミュニケーションを取り、お互いに心を通じ合わせることができるような人でなければ探偵は務まらない。また、聞き込みなどでは、関係者に不信感を与えないようにしながら上手く話を引き出す会話術も求められる。もちろん、専門的なスキルは事務所に入ってから身に着けることもできるが、コミュニケーション能力が高ければ高いほど、探偵業に適していると言えるだろう。

臨機応変に対応できる

探偵には、対応力も求められる。調査業務はターゲットに合わせて行わなければならないため、ターゲットが予想外の行動をとった時にも、臨機応変に調査プランを変更して対応する必要がある。また、観察力や洞察力も重要で、ターゲットのわずかな様子の変化も見逃さず、次の行動を予測しなければならない。さらに、調査をしていれば、近隣住民に怪しまれるなどのトラブルが起きることもあるが、そのような場合でも動じることなく冷静に対処し、機転を利かせてトラブルを切り抜けるといった対応力が調査を成功に導く必須要件となる。

探偵事務所に勤める

探偵になるためのもっとも一般的な方法が、探偵事務所に勤めることだ。そもそも探偵業務の経験がある人は少ないので、未経験者だからといって探偵事務所に応募するのをためらうことはないし、実際、多くの事務所は求人にあたって「未経験者歓迎」と謳っている。大手事務所に入れば、勤務体系も待遇面も問題なく、プロの探偵になるための教育にも力を入れているので、必要なスキルを身に着けることができるし、いろいろな経験を積むことができるはずだ。

自分で事務所を開業する

成人していて、公安委員会に探偵業の届け出をすれば、探偵業を営むことは可能だ。しかし、未経験者がいきなり開業しても、依頼者はまず来ないだろうし、調査に失敗してトラブルになるのがオチだ。一方、大手事務所のフランチャイズに加盟して開業する方法もある。それなら本部の名前で開業できるので、一定の知名度はあるし、本部での研修も受けられるので専門スキルも身に着けられるが、反面、本部にロイヤリティを支払わなければならないというデメリットもある。いずれにしても、開業するなら、事前にトレーニングや経験を十分に積んでおくことだ。事業が上手く軌道に乗れば、年収1000万円も夢ではないだろう。

探偵学校に入る

最近では、探偵を養成するための専門学校などもできている。そこでは、尾行や張り込みのやり方、調査機材の使用方法、調査に関する法律の知識などを学ぶことができる。探偵業の基礎を習得していると就職に有利な場合もあるため、未経験でのチャレンジに不安がある人は、こうした学校に入学し、探偵業を知るのも一つの方法だ。

探偵になるために必要な資格

探偵になるための公的資格はないが、車両での尾行もあるため、探偵事務所に勤めるなら運転免許は取得しておいた方がいい。また、調査員のスキルや経験を評価したり、レベルアップを図るための認定資格もある。探偵調査士検定や探偵業務資格認定などだ。探偵事務所に入ってから、これらの資格に挑戦するのもいいだろう。

まとめ

「パートナーが浮気しているかもしれない。真相を突き止めたい」「連絡がつかなくなった人の居場所が知りたい」「婚約者の身元を確かめたい」といった悩みや不安を抱えている人は少なくない。しかし、犯罪絡みでなければ警察は動いてくれないので、どうすればいいのか途方に暮れてしまうケースもあるだろう。 そんな時に頼りになるのがプロの探偵だ。探偵は、高度な専門スキルを身に着け、尾行や張り込み、聞き込みなどを行って情報を収集し、依頼者の手助けをする。タフな業務もこなさなければならないが、依頼者の悩みが解決した時、探偵自身もやり甲斐を感じることができる。探偵になるためにはいくつかの方法があり、得られる収入も事務所や給与体系によって変わってくる。また、経験を積んで独立すれば、収入が一気に増える可能性もあるので、魅力的な職業の一つと言えるだろう。

監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣

2001年11月
司法書士試験合格
20023月
法政大学法学部法律学科卒業
20044月
中央大学法科大学院入学
20063月
中央大学法科大学院卒業
20069月
司法試験合格
2007年12月
弁護士登録(新60期)
20081月
AZX総合法律事務所入所
20105月
平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
20132月
伊倉総合法律事務所開設
2015年12月
株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
2016年12月
株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
20203月
社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
2020年10月
株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
20216月
社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
20224月
HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)

※2023年11月16日現在

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