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浮気/不倫の調査Wi-Fiで浮気調査ができる?その方法と注意点は

浮気調査に使うことができるかもしれないwifi

もし、自分のパートナーが浮気しているのではないかという疑いを持ったら大きな不安を抱くだろうし、一刻も早く真相を突き止めたいと思うはずだ。しかし、パートナーが用心深い性格で、巧妙に立ち回っている場合、なかなか尻尾をつかませてくれないかもしれない。そういう相手に対しては、打つ手がないように思えてしまうかもしれないが、まったくチャンスがないわけではない。 最近は、インターネットや通信機器が発達しているため、それらのツールを活用すれば、浮気の真相に迫れる可能性もある。そのツールの1つが「Wi-Fi」だ。Wi-Fiという言葉は知っていても、その仕組みや機能について熟知していない人もいるだろう。そんな人のために、Wi-Fiを使ってパートナーの浮気を調べる方法などを解説する。

Wi-Fiを使ってパートナーの浮気を調べるには

今や会社や自宅でWi-Fiを使っていない人を探す方が難しいだろう。それほど社会に広く普及し、身近な存在となっているWi-Fiだが、その詳しい仕組みや機能を知らずに使っている人も多く、近年では、悪意のある「なりすまし」のフリーWi-Fiに接続したために、ショッピングサイトのログイン情報やクレジットカードの情報、メールアドレスを盗まれたり、コンピュータウイルスを送り込まれたりする被害も出ている。

Wi-Fiに関する正しい知識があれば、そのような危険を避けることができるし、その知識を駆使すれば、パートナーの浮気を暴く証拠がつかめるかもしれない。ただし、Wi-Fiを使って浮気のチェックをする行為には、様々なリスクも伴う。Wi-Fiの基礎知識とともに、浮気調査に役立つ活用法や、そのリスクについても解説する。

Wi-Fiとは?

Wi-Fi(Wireless Fidelity=ワイヤレス・フェデリティ)とは、スマホやパソコン、携帯ゲーム機などの端末をインターネットにつなぐ無線LANシステムのこと。 インターネットと端末を接続するには、プロバイダーや回線業者と契約し、モデムやWi-Fiルーターを設置してネット環境を整える必要がある。モデムとは、電話回線を使ってインターネットに接続するための装置。そして、Wi-Fiルーターは、複数の端末をモデムに無線接続し、インターネットとやり取りするデータを各端末に正しく振り分けるための装置だ。

Wi-Fiルーターには据え置き型のホームルーターや、外出先でも持ち運びできるモバイル(ポケット)ルーターなどがあるが、どちらも簡単な作業で設定することができ、すぐにネットを使えるようになる。

浮気調査に役立つWi-Fiの機能

家庭用のWi-Fiルーターに関しては、ほとんど場合、接続履歴が残ることはないが、中には履歴が残る機種もあり、その履歴を見れば、閲覧したサイトや通信したメールのアドレスもわかってしまう。それらの情報をさらに詳しく調べれば、パートナーが検索したラブホテルのサイトに行きついたり、浮気相手と思われるメールアドレスを特定したりすることができるかもしれない。

また、Wi-Fiルーターには、ネットと端末をつなぐルーター機能だけでなくアクセスポイント機能も付いている。 アクセスポイントとは、接続した場所などの情報のことで、過去に接続したことのあるWi-Fiのアクセスポイントがスマホなどの端末に保存される仕組みだ。 この機能により、同じ場所に行くと、そこのWi-Fiに自動接続されるので、ラブホテルの近くに行った時、パートナーのスマホが接続されてしまう可能性もないとは言えない。

ログを確認する方法

ルーターに残されている履歴のことを「ログ」と言い、ルーターの管理画面にアクセスする方法とパスワードがわかっていれば、そのログを見ることができる。もし、ルーターのマニュアルなどに管理画面へのアクセス方法が載っていない場合は、ネットで検索してアクセスすればいい。その手順は以下の通りだ。まず、ルーターのIPアドレスを確認する(通常ルーターの背面に記載されている)。次に、ネットブラウザの検索バーにそのIPアドレスを入力し、ルーターにサインイン。設定画面から管理パネルを見つけて、ルーターのログにアクセスする。

そのログの一覧に、アクセスしたサイトのIPアドレスが表示されていたら、「nslookup」というコマンドを利用したり、日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)のサイトでIPアドレスを入力することで、接続したサイトの運営会社などを逆引きで調べられる。

Wi-Fiを調べるリスク

Wi-Fiのデータを調べることが可能だとしても、実際にそれを行うことにはリスクが伴う。たとえ家族であっても、個人の通信内容やインターネットの使用履歴を無断で収集する行為は、プライバシーの侵害と見なされ、罪に問われる可能性がある。また、パートナーが無実だったのに、浮気を疑われ、個人情報を調べられたことがわかれば、夫婦の信頼関係が壊れ、険悪な状態になってしまうかもしれない。

専門知識を持った人なら、Wi-Fiのログを見るだけでなく、Wi-Fiのネットワークに侵入して、スマホのメールの内容を盗聴したり、スマホを遠隔操作したりすることもできるだろう。しかし、不当な手段で他人の端末やシステムにアクセスする行為は、「不正アクセス禁止法」違反になる。自分がルーターの管理者でもないのに、無断でパスワードを使用してログにアクセスすることも同罪だ。Wi-Fiのデータを勝手に調べるのは、かなりグレーな手法と言っていいだろう。

浮気の証拠になるもの

浮気の証拠

Wi-Fiルーターには、利用価値のある情報がたくさん詰まっているが、勝手にルーターから情報を引き出すと罪に問われる恐れもあることがわかった。つまり、Wi-Fiからパートナーの浮気を見抜く情報は得られるが、慰謝料問題などで裁判沙汰になった時、その情報を浮気の証拠として提出できないかもしれないということだ。そのため、パートナーの浮気問題をきちんと解決するには、法廷でも通用するような他の証拠も集める必要がある。Wi-Fiで得た情報を補強してくれる様々な証拠をピックアップしてみよう。

慰謝料の請求にはどんな証拠が必要なのか?

慰謝料とは、加害者から受けた精神的苦痛に対して支払われる損害賠償金であり、浮気によって夫婦の関係が損なわれ、精神的なダメージを受けた場合は、パートナーから慰謝料を取ることもできるし、浮気相手から慰謝料を取るこもできる。しかし、相手がその支払いを拒否して法廷に持ち込まれたりした場合、裁判所に慰謝料の請求を認めてもらうためには、請求する側の人間が浮気が事実であることを立証しなければならない。

では、どのようにして浮気を立証すればいいかと言うと、パートナーが浮気相手と「不貞行為」を働いたという確かな証拠を提出することが必要になる。不貞行為とは、「配偶者以外の人と自由な意思のもとに性的関係を結ぶこと」を指す。要するに、パートナーと浮気相手の間に肉体関係があったかどうかが焦点になるのだ。

法律用語には、「浮気」や「不倫」といった言葉はなく、パートナーが浮気相手とキスをしたり、手をつないだりしても、肉体関係がなければ不貞行為を働いたとは見なされない。そのため、裁判で勝訴するには、例えばパートナーと浮気相手がホテルに出入りしているような現場をとらえた、2人の肉体関係を強く示唆する証拠映像などを提出することが求められるのだ。

写真や動画

裁判所に慰謝料の請求を認めてもらうためには、パートナーと浮気相手の間に肉体関係があったことを証明しなければならないが、2人が性行為をしている最中の写真を撮るのは困難だろう。しかし、そのものズバリの写真ではなくても、2人に肉体関係があったことがほぼ確実に推察できる写真を撮ることはできる。中でも有力な証拠になるのが、2人がラブホテルに出入りしているシーンを撮影したものだ。

ラブホテルは性行為を行うための場所であり、そこを利用したということは、2人が性行為をしたという証明になる。ただし、ラブホテルを1度利用しただけでは、「相手が体調を崩したので少し休息しただけ」という弁解が成立する場合もある。そのため、密会シーンの撮影も、1度だけでなく、2度3度と行った方が、証拠能力が高くなる。

さらに、動画撮影は写真よりさらに有効だ。写真は瞬間的な場面しか押さえられないため、前後関係がはっきりしないケースがある。動画ならラブホテルに2人で入っていく動きを連続的に捉えられる上、撮影時間も記録されるので、ホテルに滞在した時間も明らかになる。また、パートナーが家の車を使って密会している場合は、ドライブレコーダーを調べれば、浮気相手の姿や会話が記録されている可能性もある。

電話の通話記録・通話履歴

浮気相手との通話記録や家の車に設置したレコーダーに録音された音声記録も有力な証拠になる。ただし、その録音内容が浮気相手との肉体関係を示すようなものではなく、2人で入ったレストランの料理がおいしかったとか、テーマパークのアトラクションが面白かったというような会話だったとしたら、証拠としての能力は低いだろう。たとえ「愛している」といった会話が録れたとしても、ただの恋人同士のやりとりでは、慰謝料の請求が認められないケースもある。法的に有効なのは、恋愛関係ではなく、あくまで2人の間に肉体関係があったかどうかだ。

しかし、もし日常会話ではなく、「この前泊まったホテルにまた一緒に泊まろう」というような会話が録音されていたとしたら、肉体関係を立証する証拠として採用されるかもしれない。

LINEやメール

最近では、浮気相手とのやり取りにLINEやメールが利用されるパターンが一般的になっていて、不貞行為の証拠として法廷に提出されることも非常に多く、それによって慰謝料請求が認められるケースが増えている。ただし、これも音声記録と同様に、一般的なメッセージではなく、肉体関係があったことが明確にわかる内容であることが前提となる。単に親密に見えるだけの内容では、友人とふざけてメールを送り合っていただけだと言い逃れされてしまう可能性があるからだ。また、一緒に泊まったホテルのことなどがメッセージに書かれていたとしても、肉体関係があるかどうかが曖昧だったり、1度だけのやり取りだったりすると、上手く言い逃れされてしまう恐れもある。

なお、LINEやメールのメッセージを転送したり、スクショしたりしたものは加工しやすいため、偽造を疑われるケースもあることは、頭に入れておいた方がいいだろう。

SNS

X(旧Twitter)やFacebookなどのSNSでやり取りしたDM(ダイレクトメッセージ)も、LINEやメールと同様に浮気の証拠となり得る。「ホテルに泊まった」といったメッセージがあったら、2人の関係の裏付けになるだろう。また、Instagramなどには、浮気相手が「匂わせ」のために、2人が浮気旅行に出かけた写真などを投稿している可能性もある。しかし、それだけではいつの出来事なのかわからないので、写真が投稿された日が記録されていたら、その日に旅先のホテルに宿泊した記録などと併せて提出する必要がある。なお、Facebookは実名で登録しているだろうが、他のSNSでは実名を使っていない可能性が高いので、本人のアカウントであることも証明しなければならない。

領収書や利用明細

クレジットカードの利用履歴やレシートが、浮気を裏づける証拠になることもある。例えば、ホテルや旅館などの宿泊施設で使ったクレジットカードの利用明細、ホテル街にあるコンビニやレストランを利用した際のレシートなどだ。そのような証拠は当人が処分しているはずだと思うだろうが、誰しもうっかりミスはあるので、パートナーのカバンの底や車のサイドポケットなどに突っ込まれたままになっているかもしれない。

また、最近ではクレジットカードの月ごとの紙の利用明細は、発行されないようになっているケースが多いが、会員サイトなどには利用履歴が残っているはずだ。自分がパートナーのカードの家族会員であれば、会員サイトをチェックすることもできる。利用明細には、ラブホテルの名前は載っていないだろうが、運営会社の名前が記載されている可能性はある。ネットで会社名を検索して、ラブホテルの運営会社だとわかれば、有力な証拠となるに違いない。

電車や高速の利用記録

電車や車を使って、繰り返し浮気相手に会いに行っていれば、その移動履歴が残るはずだ。SuicaやPASMOなどのICカードを使って電車やバスなどの交通機関を利用している場合は、その情報がカードに記録される。駅の券売機にカードを挿入して履歴表示ボタンを押せば、直近の数十件の利用履歴が表示され、それを印字することもできる。

一方、浮気相手を家の車で送り迎えしたり、ドライブデートをしたりする際に高速や有料道路を走れば、ETCカードの利用履歴が残るため、「ETC利用照会サービス」で過去15ヶ月分の通行区間や通過日時のデータを確認できる。また、ETCカード自体にも利用履歴が記録されるので、カードリーダーを購入すれば、その情報を読み取ることができてしまう。ただし、移動履歴だけでは証拠としては弱いため、ホテルの利用明細などと合わせて提出しなければならない。

手帳・日記

紙媒体での記録でも、証拠として使える場合がある。例えば、浮気相手と会う日などが書かれたスケジュール手帳、浮気相手と会ったことがわかる日記、メモや付箋に書かれたプライベートの電話番号やメールアドレスなどだ。ただし、書かれている内容が、日時がはっきりしていて、ラブホテルなど会った場所も明確で、不貞行為があったことが推測できるものでないと、証拠として採用されない可能性がある。また、手紙や日記の場合、特定の日しか記載していないと、捏造を疑われることもあるため、パートナーが継続的に記録をつけているものでなければならない。

GPS

GPSを使ってパートナーの浮気を暴こうとする人も増えている。発信機型のGPS装置には「リアルタイプ」と「ロガータイプ」がある。リアルタイプは、位置情報をリアルタイムで表示するので、尾行や張り込みを行って、パートナーがラブホテルなどに入る場面を撮影するのに役立つ。ロガータイプは、移動経路を記録するため、ホテルに行っていれば、その履歴が残る。

一方、スマホのGPS機能を使ってパートナーの行動をチェックするやり方もある。スマホには、GPSを利用して紛失した端末を探す機能が備わっているし、「ケルベロス」など、位置情報の確認だけでなく、遠隔操作で録音や撮影までできてしまうアプリも存在する。ただし、無断でパートナーにGPSを仕掛けたり、GPSアプリをインストールしたりすると、罪に問われる恐れがあるので注意しなければならない。

探偵社の調査報告書

探偵社や興信所に調査を依頼すれば、それなりの費用はかかるが、浮気を立証する確実な証拠をつかむことができる。探偵は、ターゲットを尾行し、ラブホテルなどで張り込みを行ってパートナーと不倫相手が出入りする決定的瞬間を写真や動画に収める。パートナーが浮気する日が推定できれば、1回だけでなく、複数回にわたって証拠映像を撮影することも可能だ。

探偵は浮気調査を完了すると、その結果を「調査報告書」にまとめ、依頼人に提出することになっている。この報告書には、ターゲットの行動が詳しく記されているのに加え、密会シーンをとらえた写真やDVDも添付されているので証拠としての価値が高く、慰謝料請求で交渉や裁判になっても、有利な立場に立つことができるはずだ。

証拠として使えないもの

浮気の証拠として使えない写真

パートナーが浮気する際に残したいろいろな痕跡が証拠になる一方、一見有力な証拠になりそうなものが、実は法的な効力を持っていないという場合もある。さらに、浮気相手との関係を指し示す写真やメールなども、Wi-Fiのデータと同様に、その入手方法などによっては、法廷で証拠として認められないケースもある。せっかく苦労して証拠を手に入れたのに、それが使えないとなったら、まったくの骨折り損になってしまう。そのような事態にならないためにも、法的な効力のない証拠や、証拠が効力を失ってしまうケースについて知っておいた方がいいだろう。

目撃情報

友人や知人など第三者が密会現場を偶然目撃したことから、パートナーの浮気が発覚する例は少なくない。だが、パートナーが浮気相手と手をつないだり、肩を抱いたりしているのを見かけたというだけでは、2人が肉体関係を持っていたことの証明にはならない。たとえ2人がラブホテルに入るところを目撃したのだとしても、その場で本人であることを確かめたのでない限り、「人違いだ」と言われてしまえば、それ以上どうすることもできない。ただし、家族に「出張に行く」と告げて出かけた日などに、そのホテルに泊まっていたことがわかるカード利用明細などがあれば、第三者の目撃談が役に立つこともある。

パートナーの自白

パートナーを問い詰めて浮気を自白させたとなれば、これほど確実な証拠はないと思うだろう。だが、口頭だけの自白では安心はできない。いったんは浮気を認めたものの、その後、離婚協議などで不利になることを知って自白を撤回し、浮気の証拠も隠滅しようとするケースがあるからだ。そのため、パートナーの自白を証拠にしたいのなら、録音機やスマホで自白した時の音声や動画を記録したり、浮気の事実関係を詳しく書いた署名・押印入りの謝罪文を作らせたりする必要がある。

しかしこれも、あとになって「あの時は脅されて、やってもいないことを自白させられた」と主張されれば、証拠としての効力を失ってしまうかもしれない。やはり、パートナーが言い逃れできなくなるような決定的な証拠をつかんでおかなければならないのだ。

不鮮明な証拠

パートナーと浮気相手の密会シーンをカメラやビデオでとらえることができたとしても、その画質が悪ければ、証拠としての価値は下がってしまう。尾行しながら撮影しようとすれば、どうしても後ろ姿の写真が多くなり、パートナーと浮気相手の顔を正面から写す機会は限られる。また、浮気相手と密会するのは夜が多いため、暗い中でも2人の顔がはっきりわかるように撮影しなければならない。暗視カメラなどの高性能機材を揃え、それを使いこなす撮影テクニックも持っているなら話は別だが、一般の人が夜の密会現場を撮影しても、裁判で通用するレベルの画像にはならないかもしれない。

また、録音データなども同様に、音声が不鮮明で会話が聞き取りにくかったり、誰が話しているのか特定できなかったりすると、証拠として認められない場合がある。

加工できるデジタルデータ

最近は精巧なフェイク動画も作られているが、つかんだ証拠が改ざんできる可能性があるものだと、その信ぴょう性を疑われかねない。例えば、スマホやデジカメなどで撮影した写真や動画、音声などは、デジタルデータであるため加工や編集がしやすく、浮気をしているかのようなシーンを作り出せる。また、メールやSNSなどのやり取りも、スクリーンショットやコピー&ペーストして保存したデータは改ざんできるため、実際には加工していなくても、有効な証拠とは認められにくくなる。デジタルデータを証拠として使いたいなら、撮影はアナログカメラで行い、メールを記録する時は、スマホも含めて表示画面ごと撮影することをお勧めする。

違法な手段で集めた証拠

証拠を集める上で、忘れてならないのは、違法な手段は使わないということだ。つかんだ証拠がどれほど決定的なものでも、その入手方法が違法であれば、裁判で採用されない可能性がある。前にもお伝えした通り、無断でWi-Fiルーターに記録されているログをチェックすれば、プライバシーの侵害になるし、ネットワークに侵入して他人のスマホのメールなどを盗聴すれば、不正アクセス禁止法違反になり、罪に問われかねない。また、盗聴器による電話の盗聴や、人の持ち物に勝手にGPSを忍び込ませるといった行為も、すべてプライバシーの侵害と判断される。場合によっては、自分が相手から訴えられる危険性もあるので、十分に気を付けなければならない。

証拠をつかんだら何をするべきか?

浮気調査を行う探偵

パートナーの行動を自分で調べ、いくつかの証拠をつかんだとしても、そこがゴールというわけではない。前にもお伝えした通り、その証拠が浮気相手との肉体関係を決定づけるものでなければ、慰謝料の請求が通らないケースもあるし、パートナーが巧みに言い逃れして真相をうやむやにしてしまうことも考えられる。さらに、決定的な証拠を手に入れた後も、それを使ってパートナーに離婚を迫るのか、夫婦関係を修復するのかを考えなければならないし、関係修復を望むなら相手と手を切らせ、2度と浮気をしないような手立てを取らなければならない。証拠をつかんだ時にやるべきことと、やってはならないNG行為について解説する。

浮気調査を依頼する

プロの探偵は、1チーム2人以上の体制でターゲットを尾行し続け、ラブホテルなどで張り込みを行ってパートナーと浮気相手が出入りする決定的瞬間を写真や動画に収める。ターゲットを追いかけるだけなら、一般の人でもできそうに思えるかもしれないが、浮気相手と会う日時・場所が確実にわかっているのでなければ、密会現場を押さえるのは難しいだろう。尾行が長時間にわたることもあるし、ターゲットが店やホテルに入ったら、そこから出てくるまでトイレも我慢して張り込みを続けなければならない。さらに、途中でパートナーに顔を見られたら、自分の妻・夫が尾行していることにすぐに気づいてしまう。

また、前にもお伝えしたように、せっかく絶好のシャッターチャンスをつかんでも、不鮮明な映像しか撮れなければ、証拠として使えない。高性能の撮影機材と撮影テクニックを持った探偵だからこそ、暗闇でもパートナーと浮気相手の顔を鮮明に撮影することができるのだ。パートナーに気付かれることなく決定的な証拠を押さえたいなら、高度な調査スキルを身に着けた探偵に依頼するのがいいだろう。

夫婦で話し合う

調査によって決定的な証拠をつかんだら、もうパートナーも言い逃れはできず、浮気の事実を認めるしかなくなる。まずは夫婦で冷静に話し合おう。浮気は決して許される行為ではないとは言え、仕事のプレッシャーやストレス、家庭や家族に対する不満など、精神的な問題から浮気に走った可能性もある。パートナーの話を詳しく聴き取る中で、浮気に至った真の原因や経緯が見えてくるかもしれない。そして、夫婦関係の修復を望むなら、パートナーの話に基づいて家庭環境の改善を図るなど、浮気の再発を防ぐ工夫もできるだろう。

謝料を請求する

浮気問題を速やかに解決し、夫婦生活をやり直したいのであれば、浮気相手に慰謝料を請求し、関係を清算させなければならない。その際には、まずパートナーとの関係解消の要求と慰謝料の請求を通知する文書を作成し、内容証明郵便で相手に送るのがいいだろう。内容証明郵便とは、郵便物の文書の内容や、受取人に配達された事実・日付などを日本郵便に証明してもらう一般書留だ。要求に従わない時は法的措置を取ることも記載しておけば、内容証明郵便を受け取った相手は、裁判に訴えられるかもしれないと知ってショックを受け、早々に要求に応じるだろう。また、パートーをどうしても許せず、離婚を選ぶなら、パートナーから慰謝料を取って別れればいい。

やってはいけないNG行為

パートナーの浮気を知って傷ついた人の中は、浮気相手に仕返しをしてやりたいと考える人もいるだろう。しかし、怒りに任せて行き過ぎた行動を取ると、逆に加害者として相手から訴えられてしまう恐れがある。例えば、相手に直接会いに行ったり、電話やメールをしたりして、「ただでは済まさない」「SNSにさらす」などと脅したりすれば、脅迫罪に問われる可能性がある。また、相手の住所を調べて、無理やり家に押し入って証拠を探したり、家の中や庭に盗聴器や盗撮カメラを仕掛けたりすると、住居侵入罪になる。さらに、相手に暴力を振ったりすればもちろんのこと、顔に水をかけただけでも、暴行罪を適用されるリスクがある。

相手を直接攻撃するのではなく、勤め先や親などに連絡して浮気していることを密告しようとする人もいるが、これも名誉棄損やプライバシー侵害で訴えられる可能性があるので、絶対にやってはならない。

まとめ

日頃我々が気軽に使っているWi-Fiを通じ、様々な情報がやり取りされている。その中には、パスワードやメールアドレスなどの重要な情報も含まれていて、うっかりフリーWi-Fiを利用すると、それを抜き取られる恐れもある。逆に言えば、自宅のWi-Fi情報を解析することで、パートナーの浮気の痕跡を見つけ出せる可能性もあるのだ。しかし、その行為はプライバシー侵害などの罪に問われるケースもあり、慰謝料請求のための証拠として認めてもらえないことも考えられる。Wi-Fiを調べた結果、パートナーの浮気の容疑が濃くなったら、調査のプロに依頼するなどして決定的な証拠を押さえ、浮気問題を速やかに解決しよう。

監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣

2001年11月
司法書士試験合格
20023月
法政大学法学部法律学科卒業
20044月
中央大学法科大学院入学
20063月
中央大学法科大学院卒業
20069月
司法試験合格
2007年12月
弁護士登録(新60期)
20081月
AZX総合法律事務所入所
20105月
平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)入所
20132月
伊倉総合法律事務所開設
2015年12月
株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
2016年12月
株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
20203月
社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
2020年10月
株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
20216月
社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
20224月
HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)

※2023年11月16日現在

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