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浮気/不倫の調査浮気調査したことある人の事例と成功の秘訣を紹介!

自分で浮気調査をする女性

パートナーが浮気しているのではないかという疑惑を持った時、一刻も早く真相を突き止めたいと誰しも思うだろう。そういう場合、自分でパートナーの行動を調べて浮気の現場を押さえようとする人もいれば、浮気調査のプロである探偵を雇うことを考える人もいるかもしれない。しかし、実際にどうやって調査すればいいかわからない人も多いだろうし、探偵が行う業務や探偵を雇うメリットについて知識がなく、不安を感じる人もいるだろう。そのような人のために、これまでに探偵に浮気調査を依頼したことがある人の経験談を紹介するとともに、プロの探偵の調査テクニックや浮気調査にかかる費用の相場、浮気調査を成功させるためにやるべきことなどを解説する。

調査事例

一口に浮気と言っても、そのシチュエーションは人それぞれに違う。相手が会社の同僚や上司だったり、PTAの知り合いだったり。密会場所も、生活圏内のラブホテル、浮気相手の自宅、単身赴任先など、様々なバリエーションがある。探偵は、そうした十人十色のパターンに合わせ、今までに積み上げた経験をもとに最適な方法で調査を行い、浮気の証拠を確実に押さえる。全国に18の支社・支店を持つ「ハル探偵社」がこれまで手掛けた浮気調査の中から、いくつかの事例をピックアップし、実際にかかった調査費用とともに紹介しよう。

東京都30代女性の依

依頼主は、結婚7年目の妻。夫が1度浮気しており、その時は許したものの、同居している実妹が、最近夫の様子がおかしいことに気付いた。妹が夫の携帯をチェックしたところ、女性とのメールのやり取りを発見。その後、近所で女性の運転する車の助手席に乗っている夫の姿を妹の旦那が目撃した。依頼主は離婚を考えているが、夫に離婚を承諾させるには、決定的な証拠が必要だと思い、ハル探偵社に調査を依頼した。

夫を数日間にわたり尾行調査した結果、仕事終わりに職場近くに迎えに来た女性の車に乗り込む夫の姿を確認。車を尾行すると到着したのはラブホテルだった。調査中、夫の不貞行為は複数回にのぼっており、後日、浮気相手が娘の同級生の保護者だったことも判明した。調査時間5日間(8時間)、調査費用30万円。

福岡県40代女性の依頼

仕事が終わると真っ直ぐ帰宅し、休日も自宅で過ごすことが多かった夫が、残業や休日出勤と言って出かけるようになった。服装や下着を気にしたり、携帯電話を手離さず、こそこそとメールしている様子に不安を感じ、休日出勤時に夫の会社に行ってみると、夫の車が会社の駐車場にない。真相を突き止めるためにハル探偵社に調査を依頼した。

休日出勤と言って自宅から車で出た夫を尾行すると、勤務先とは異なる方向へ走行し、郊外にあるスーパーの屋上駐車場へ。夫の車は、同屋上駐車場に駐車されていた軽自動車の横に駐車。その後、同軽自動車運転席より30歳前後の女性が下車し、夫の車の助手席に乗り込むのを確認した。その後、2人は楽しそうにドライブしたり、食事したりした後、郊外にあるラブホテルに入室。1回の調査で証拠を押さえることができた。なお、相手女性の身元を調べたところ、会社同僚であり、主婦であることが判明した。調査時間2日間(7時間)、調査費用23万8,900円。

群馬県30代女性の依頼

単身赴任中の夫は、以前出張先で浮気していたことがあり、依頼主は今も夫が単身赴任先で愛人と続いているのではないかと不安を抱えている。夫の単身赴任先での生活を調べ、もし浮気しているのなら別れさせたいとの依頼。

夫が住む単身赴任先のアパートから調査開始。家の前で張り込みをしていたところ、夫の部屋に先に私服姿の女性がスーパーの袋を下げて入室。数時間後、仕事終わりに飲んで帰ってきた夫が帰宅した。翌日、昼過ぎに2人は手を繋ぎながら部屋を出て、夫の車に乗り込んだ。その後、市内周辺をドライブしながら買い物などをし、夜7時に一緒に夫の部屋に戻る。翌日の日曜日はショッピングモールで映画を見た後、女性の住む一軒家に夫が送り届けた。翌週末に改めて調査したところ、女性はまた夫の部屋に宿泊し、同じように休日を一緒に過ごした。調査時間4日間(23時間)、調査費用64万5,000円。

東京都30代男性の依頼

妻が飲み会と言って出掛ける日が増え、先週は早朝に帰ってきた。女友達かもしれないが、半信半疑の辛い状態が続いており、浮気かどうかはっきりさせたいと調査を依頼。

飲み会の日程に合わせて調査を開始。妻を含めた女性3名・男性2名で飲食店へ入る。飲み会が終わった後、妻は店を出ていったん参加者たちと別れるが、その後、飲み会の席にいた男性と合流。近くのホテルに入った。張り込みを行い、ホテルから出て妻と別れた男性をさらに尾行し、自宅を突き止めた。その後も飲み会に合わせて調査を行い、複数回にわたり、浮気の証拠映像を押さえた。調査時間3日間(28時間)、調査費用68万4,500円。

京都府50代男性の依頼

最近、妻の言動に不信感を持つようになった。携帯電話をいつも手元に置くようになり、メールをする回数が増え、月に1度、福岡の女友達に会いに行くと言って出かけていく。妻を信じたい気持ちはあるが、事実関係をはっきりさせるために調査を依頼。

妻が乗る飛行機の便および服装・手荷物等を夫から聞き、福岡空港到着ロビーにて張り込んで、妻を尾行調査した。妻は宿泊先のビジネスホテルにチェックイン。着替えを済ませ、タクシーで外出。商業施設で交際相手と思われる男性と合流し、男性の自宅マンションに入った。3時間ほど滞在したのち、マンションから500mほどの場所にあるラブホテルに入室。朝方ホテルから出てくると、2人は再び男性のマンションに向かった。調査時間2日間(12時間)、調査費用44万1,900円。

慰謝料請求に必要な証拠とは?

交渉や裁判で慰謝料を請求するには、パートナーと浮気相手が「不貞行為」を行ったことを立証しなければならない。不貞行為とは、既婚者が配偶者以外の異性と自由意思で肉体関係を結ぶことで、キスや手をつないだりしただけでは不貞行為とは認められない。しかし、性行為をするための施設であるラブホテルを2人が利用した、あるいは浮気相手の家で一晩過ごしたといった事実が明らかになれば、不貞行為が行われたという有力な証拠となるのだ。

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探偵が行う調査の方法

浮気調査中の探偵

前章でも伝えしたように、パートナーが自分の知らない異性とデートしていることを確認しただけでは、浮気の決定的な証拠をつかんだとは言えないし、浮気相手に慰謝料を請求することもできない。そのため、探偵は長時間にわたる尾行や張り込みを行い、パートナーと浮気相手がラブホテルなどに出入りする決定的なシーンを写真や動画に収める。腕の立つ探偵であれば、調査中にターゲットに気づかれたり、見失ったりするリスクも極めて低い。日ごろからトレーニングを重ねてスキルを磨くとともに、調査のプロならではの高性能機材を駆使して職務を遂行するからだ。探偵がどのようなテクニックを使って調査を行っているのか、その一端をご紹介する。

探偵に調査を依頼するメリットは?

一刻も早くパートナーの浮気を暴きたいと思っている人は、自分で浮気調査をしようと考えるかもしれない。しかし、それには様々なリスクが伴う。浮気相手との密会現場を押さえるには、家や会社を出たところからパートナーを長時間尾行し、レストランやホテルに入れば、そこから出てくるまで張り込まなければならない。それを1人でやり遂げるのは並大抵のことではないし、毎日顔を合わせている妻や夫に尾行されていれば、パートナーが気付く可能性も高いだろう。また、「探偵業」の認可を受けた者以外に尾行や張り込みを依頼するのは違法行為になるので、友人に調査を手伝ってもらうこともできない。

一方、プロの探偵は、通常2人1組で行動し、身に着けたスキルを駆使して交代しながら尾行や張り込みを行うので、ターゲットを見失うことも気づかれることもなく、確実に浮気の現場を押さえられる。もちろん、調査の結果、パートナーが無実だと判明することもあるが、それによって不安や不信感が消え去り、円満な夫婦生活を続けられるようになるメリットは大きいと言えるだろう。

調査方法①尾行

ターゲットが徒歩で移動する場合、探偵も徒歩で尾行する。その際には、周囲に溶け込むような違和感のない服を着て、必要に応じ、上着を着替えたり帽子をかぶるなどのイメージチェンジを図る。ターゲットとの距離は、尾行に気付かれることも見失うこともないよう、絶妙な距離感を保たなければならない。また、ターゲットと目が合わないように目線は下げて足下を見ながら歩き、相手が突然振り向いた場合でも立ち止まらず、そのまま通り過ぎて自販機で飲み物を買うなどして、自然にその場をやり過ごす。

一方、ターゲットが車で移動することがわかっている時は、探偵も車両を使って尾行する。その場合は、ワンボックスカーなどに機材を積み込み、中が見えないよう窓ガラスにスモークを貼ったりカーテンを付けたりして、その隙間から証拠映像を撮影する。また、ターゲットの車が渋滞の発生しやすい地域を走ることが予想される時は、小回りの利くバイクで尾行することもある。その際、ターゲットの車のすぐ後ろを走り続けると、不審がられる恐れがあるため、死角に入り込んだり、1~2台の車を挟んで距離を取りながら、赤信号にかかりそうな時は加速して追いつかなければならない。交通ルールを守りながら怪しまれないように尾行を続けるには、高度な運転技術が要求される。

調査方法②張り込み

浮気調査で行う張り込みには、「車での張り込み」「立ち張り」「点張り」の3つがある。車で張り込む際は、車内に人影があると怪しまれるので、基本的には人が乗っていないように見せかけなければならない。そのため、夏場でも冬場でもエアコンを使わない時もあるし、運転席や助手席ではなく、後部座席にじっと隠れて待ち続ける。

一方、張り込む場所が車を停めておけないような場合に行うのが立ち張りで、目立ちにくいところに立って張り込みをする。しかし、同じ服装の人間が、長時間1箇所に留まっているとバレやすいので、複数の探偵が服装などを変えながら張り込むケースが多い。最後の点張りは、複数の箇所で張り込みをする方法だ。例えば、出入口が複数ある大型商業施設などにターゲットが入った場合、どの出入口から出てくるかわからない。そこで、張り込む探偵の数を増やし、複数の出入口をカバーできるようにするのだ。

調査方法③聞き込み

ターゲットの周りの第三者から情報を引き出すのが聞き込みだが、浮気調査では原則的に聞き込みは行わない。調査をしていることが、ターゲットに知られる危険性があるからだ。ただし、ターゲットがよく使っている店があれば、その周辺の店のスタッフなどに、ターゲットが来る頻度やサイクルなどについて聞き込みをすることもある。また、浮気相手がホステスだったような場合は、客を装って他のホステスから情報を取るケースもなくはない。

また、最近では、SNSが普及しているため、それを利用して情報取集するという方法も取られる。浮気しているパートナーと、その妻・夫の共通の知り合いがいれば、パートナーの裏アカウントを教えてもらい、その投稿内容から浮気の手がかりをつかむのだ。

調査方法④撮影

冒頭の章でお伝えしたように、慰謝料を請求するためには、パートナーが浮気相手とラブホテルなどに出入りしている証拠映像を撮影する必要がある。ただし、その映像が不鮮明で、2人の顔や動きがはっきりわからないようなものでは、裁判で証拠として使えないし、撮影中に相手に気づかれてしまったら元も子もない。そのような失敗を防ぐために、プロの探偵は高倍率の望遠レンズや、暗闇でもくっきり顔を撮影できる特殊なカメラを使って、決定的なシーンを逃さずに撮る。

また、パートナーが浮気相手とデートしている時など、行動中の写真・動画を撮影する際には、小型のピンホールカメラなどを使用するので、バレるリスクも低くなる。ただし、こうした高性能の機材を用意しても、素人がそれを使いこなすのは難しいだろう。高度な撮影技術を身に着けた探偵だからこそ、できるワザなのだ。

調査費用の相場

調査費用の相場について考える女性

浮気調査の費用には、20万円~100万円前後と大きな幅がある。金額にこれだけの差があるのは、浮気調査と一口に言っても、調査の目的や難易度によってかかる人手や期間がかなり違ってくるからだ。費用算定の基本となるのは調査員の人件費なので、稼働時間が長くなれば、その分費用もかかる。

信頼できる探偵事務所であれば、どのようなケースでどれだけの料金がかかるのかわかりやすく説明するとともに、依頼主の要望や手持ちの資金に合わせて、様々な料金プランを提示し、見積もりの範囲内で依頼主が求める成果を出せるように努力するはずだ。調査の目的によって、どんな作業が必要になるのかをお伝えするとともに、代表的な料金プランとそれにかかる費用、それぞれのメリットなどについて解説する。

浮気の事実確認だけしたい

調査の手間や時間は、依頼主がどんな成果を求めるかによって変わってくる。「パートナーが本当に浮気しているかどうかだけわかればいい」というのであれば、パートナーが浮気相手とキスをしたり、シティホテルなどに出入りするところが撮影できれば、それで調査は終了と考えてもいいだろう。その場合は、調査期間は1週間以内、費用は30万円程度で済むケースも多い。しかし、その証拠をパートナーに突きつけても、「酔っぱらってふざけてキスをしただけ」「ホテルで相談に乗っていた」などとごまかそうとすることも考えられる。また、後々相手から慰謝料を取りたいと思っても、2人が1度シティホテルに入ったというだけでは、その請求が認められないこともあるのだ。

慰謝料を取りたい

確実に慰謝料を取りたい場合、裁判になっても勝てるようにするには、2人が何度も肉体関係を持っていたという事実を立証しなければならない。シティホテルに入ったところを押さえただけでは不十分だし、ラブホテルを1度だけ利用しても、「知り合いの人と歩いていたら、相手の体調が悪くなったので、近くのホテルで休ませた」という言い訳が通用してしまう可能性もあるからだ。そういうごまかしをさせないためには、2人が2回以上ラブホテルに入ったことがわかる証拠映像を撮影できれば万全だろう。

ただし、裁判所に提出できる証拠が揃っても、浮気相手が誰なのかがわからなければ、訴訟を起こすことができない。そこで、パートナーが相手の名前を明かさない場合にも備えて、2人の密会後も浮気相手の尾行を続行し、住所・氏名などを突き止めるケースもある。それらの調査も含めると、費用は50~60万円といったところだろう。

調査の難度が高いケース

ターゲットが浮気相手と密会する日取りがなかなかつかめず、何日も尾行を繰り返して、ようやく密会現場を押さえらえられたといった場合は、調査員の稼働時間も多くなるので、その分費用も掛かる。また、通常は2人1チームで行う調査も、難度が高い場合は1チーム3人、4人とさらに調査員を増員しなければならないこともある。ターゲットの警戒心が薄く、大胆に浮気を繰り返すようなケースは調査も簡単だが、ターゲットが非常に用心深かったり、「浮気調査をされているのでないか」と疑っていたりするような場合は、浮気相手との密会現場を押さえられないように巧妙に立ち回るかもしれない。

そういうケースで無理に尾行したりすると、ターゲットに気付かれてしまうリスクがあるので、慎重に調査を進めざるを得ず、腕のいい探偵でも調査終了までにそれなりの時間を要することになり、費用が100万円前後かかることも考えなければならない。

料金プラン①時間制プラン

探偵事務所が用意している料金プランには、「時間制プラン」「成功報酬プラン」「パックプラン」などがある。その中で、最もわかりやすいのが「時間制プラン」だ。このプランでは、「調査員1人あたりの人件費」×「調査した時間」で料金が算出される。浮気調査は原則的に2人1チームで行うので、2名分の人件費で何時間調査したかで基本料金が決まる。調査員2名・1時間あたりの平均調査料金は約2万円と言われている。浮気の証拠がつかめるまでの平均時間が20時間~30時間ぐらいなので、仮に30時間の調査を行ったとすれば2万円×30時間=60万円。これが時間制プランの相場だ。

もちろん、調査がスムーズに進んで早く証拠がつかめれば、その分、費用は安くなるし、逆に調査が難航すれば出費が増える。そのため、このプランは、浮気相手との密会日が大体わかっているなど、パートナーの浮気の状況がある程度把握できているケースに向いていると言えるだろう。

料金プラン②成功報酬プラン

浮気が事実なら絶対にその証拠をつかみたい、調査が上手くいかなかったら料金は払いたくないという人におススメなのが「成功報酬プラン」だ。これは、調査が成功した時にだけ料金を払うプランで、一般的には事前にいくらかの着手金を支払った後に調査が開始される。そして、期待通りの成果が得られれば、そこまでにかかった調査費用を支払い、調査に失敗した場合は、支払いは不要となる。成功報酬プランの費用の相場は100万円前後だが、調査が難航すれば、それ以上の費用がかかることもある。

成功報酬プランは、パートナーの浮気の情報が少ない案件などではメリットがあるが、事前に「成功」の定義をきちんと取り決めておかないとトラブルになるケースもある。例えば、依頼主は慰謝料を請求するために決定的な証拠映像が欲しいのに、探偵はパートナーと浮気相手がホテルに入るのを確認しただけで「成功した」と調査を終了し、費用を請求してくる場合もあるからだ。

料金プラン③パックプラン

「パックプラン」は、調査にかかる人件費、車両費や機材費などの諸経費、報告書作成手数料などのすべての費用をまとめて一律の料金を設定したものだ。支払額が最初から決まっているため、依頼者にとっては安心できるようにも思えるが、調査の難易度によっては、当初考えていた以上の費用が必要になるケースも少なくない。

例えば、「調査員2名×5時間で20万円」というプランがあったとして、5時間で調査が終わればリーズナブルと言える。しかし、慰謝料請求に必要な浮気の証拠をつかむには、平均20時間~30時間かかる。そのため、何度も調査の延長を繰り返すことになり、結局他のプランよりかえって割高になってしまう可能性が高い。もちろん、パートナーが浮気していることを確認したいだけなら、パックプランを利用するのもいいだろう。

調査に失敗した場合

調査に失敗した時の探偵事務所の対応は、失敗の原因や料金プランによっても異なる。例えば、依頼主の不注意から浮気調査をしていることがパートナーに知られ、調査を続けられなくなった場合は、調査料金が返金されなかったり、調査にかかった分だけの料金を請求されるケースが多いだろう。一方、探偵のミスやスキルが低いせいで調査に失敗し、打ち切らざるを得なくなった場合は、返金に応じる可能性もある。しかし、成功報酬プランなら失敗すれば無料だが、パックプランの場合は、全額返金を求めるのは難しいかもしれない。いずれにせよ、探偵事務所との契約時に返金と解約の条件についてもしっかり確認しておく必要がある。

慰謝料の相場

浮気の慰謝料の相場も、50万円~300万円とかなりの幅がある。浮気の状況など様々な事情が考慮されるからだ。慰謝料の金額は、加害者から受けた精神的苦痛の大きさによって決まる。そのため、パートナーの浮気が原因で離婚に至った場合、夫婦生活を続けるのが困難なほどの精神的ダメージを受けたと見なされ、200万円以上の慰謝料を請求できるケースも多い。

さらに、浮気が長期間に及んでいたり、何度も浮気を繰り返したりしている場合は、悪質と判断されて300万円以上の高額な慰謝料請求が認められるケースもある。一方、離婚はせず、夫婦関係を継続する場合でも、精神的苦痛を受けたことは間違いないので、浮気相手に50万円~100万円程度の請求をすることは可能だろう。

調査の成功率を高めるには?

浮気の証拠

プロの探偵は、日頃からトレーニングを積んでスキルを磨くのと同時に、過去の調査事例も参照して最適な調査プランを立てるなど、調査を成功に導くために様々な努力・工夫をしている。しかし、成功率をさらに高めるために、もう1つできることがある。それは、依頼主が積極的に探偵に協力することだ。浮気調査は、探偵だけでできるものではなく、ターゲットに関する正確な情報を提供するなど、依頼主の協力があってこそ満足のいく成果を上げることができる。

事前にしっかり準備した上で調査を行えば、短期間で浮気の決定的な証拠をつかむことができ、調査費用を節約することも可能だろう。浮気調査を成功させるために、依頼主がやるべきことをピックアップする。

素人判断で行動しない

調査に協力するのは大事なことだが、先走って勝手に動くと、逆に足を引っ張ることにもなりかねない。探偵が調査を進めているのに、その結果を待ちきれずに自分で尾行してパートナーに気づかれたり、パートナーのスマホを盗み見しているところを見つかったりすると、浮気を疑われていることを知られ、すべてが水の泡になってしまう。また、「自分は勘が鋭い」「パートナーのことは自分が一番よくわかっている」といった思い込みから、的外れな調査を探偵に依頼し、結局空振りに終わってしまうというケースもある。浮気調査を成功させるためには、プロの知見とスキルが必須なので、調査が始まったら後は探偵に任せるようにしよう。

ターゲットの特徴や行動パターンを伝える

ターゲットに関する情報が少ないと、浮気調査をスムーズに進められず、失敗する確率も高くなる。依頼者側で、パートナーの最近の証明写真や、全身、横顔などがわかるスマホの画像を数点用意するとともに、勤務先や通勤経路、行きつけの店、交友関係など、わかっていることをすべて伝えなければならない。パートナーが家の車を使っている場合は、その車種やカラー、ナンバーの情報も必要だ。また、浮気相手について心当たりがある場合は、その人物情報についても提供しておこう。たとえそれが浮気相手ではなかったとしても、調査の役に立つケースがあるからだ。

手がかりになりそうな情報を提供する

パートナーがうっかり残した浮気に関する手がかりも、調査の助けになる。例えば、パートナーが浮気相手と利用したホテルやレストランのレシートが、ポケットやカバンから見つかれば、密会場所を特定できるかもしれない。また、紙の明細書がなくても、クレジットカードを使えばカード会社の会員サイトに利用履歴が残り、家族会員ならそれを見ることができるため、いつ・どこの店を使ったか判明する。

さらに、パートナーが毎週何曜日に決まって残業で遅くなるとか、休日出勤と言って出かける日に浮気をしていそうだという手がかりがあれば、調査実施日を絞り込むことができ、効率的に調査を進めることが可能になる。ただし、無理をして手がかりをつかもうとすると、バレる危険性があるので、やりすぎは禁物だ。

調査していることを悟られないようにする

浮気調査が失敗する最大の原因が、依頼主の態度で調査をしていることにターゲットが気付いてしまうパターンだ。調査によって浮気の可能性が濃厚になってきた時に、感情的になって思わず「もう隠しても無駄よ」などと口走れば、決定的な証拠をつかみ損ねる恐れがあるし、密会日を探り出すためにパートナーの行動をしつこく詮索するなど、いつもとは違う言動をすると警戒心を抱かせることになりかねない。また、家のパソコンやスマホで「浮気調査」「慰謝料」などのキーワードでネット検索しているのが、パートナーに見つかってしまうこともよくある。ネット検索は、パートナーがいない時にやるべきだし、検索履歴をその都度消去することをおススメする。

調査力の高い探偵事務所を選ぶ

いくら頑張って調査協力をしても、依頼先がそもそもレベルの低い探偵事務所だと、まったくの骨折り損になるリスクがある。調査を成功させるための第1歩は、何といっても調査能力の高い事務所を選ぶことなのだ。その選択を間違うと、高い調査費用を取られただけで何の成果も上がらず、返金にも応じないという事態になってしまうかもしれない。それどころか、探偵が重大なミスをしたり、違法な調査を行ったりすれば、浮気調査を依頼したことがパートナーにバレ、さらには依頼者まで罪に問われる恐れもある。信頼できる探偵事務所を選ばないと、金銭の問題だけでは済まない、大変なトラブルに巻き込まれることも考えられるのだ。

まとめ

パートナーの浮気を疑った時、自分自身でパートナーの行動を調べ、決着をつけたいと考える人もいるだろう。しかし、尾行や張り込みの訓練を受けていない人が、それをやり遂げるのは容易なことではないし、自分の夫や妻が後をつけていたら、すぐに気づかれてしまうだろう。その点、プロの探偵に調査を任せれば、身に着けた高度なスキルや高性能機材を駆使して、浮気の証拠を押さえるはずだ。ただし、浮気調査を確実に成功させるために、依頼主にもやるべきことがある。調査力の高い探偵事務所を選び、パートナーに関する多くの情報を提供することだ。信頼できる探偵としっかり連携して調査に臨めば、自分が求める成果を早期に得られ、浮気問題をスムーズに解決できるだろう。

監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣

2001年11月
司法書士試験合格
20023月
法政大学法学部法律学科卒業
20044月
中央大学法科大学院入学
20063月
中央大学法科大学院卒業
20069月
司法試験合格
2007年12月
弁護士登録(新60期)
20081月
AZX総合法律事務所入所
20105月
平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
20132月
伊倉総合法律事務所開設
2015年12月
株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
2016年12月
株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
20203月
社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
2020年10月
株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
20216月
社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
20224月
HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)

※2023年11月16日現在

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