その他人探し:HALはビラをまかない?探偵社や興信所が行う所在調査とは?

探偵が行う家出人の人探し(人捜し調査、行方調査、家出調査などという)例えば「大学生の家出」と一言で言っても、一つとして同じケースはありません。そのため、探偵が行う人探しも「同じやり方」は一つもないのです。男性か女性かによっても調査のやり方はまったく異なります。また、社交的な性格なのか内向的なのか、キレイ好きなのかそうでないのかによっても変わってきます。人探しを請け負う探偵社や興信所には、状況に合わせた臨機応変な調査スキルが必須となります。
探偵に家出した人探しの相談をしたことがある方ならご存じかもしれませんが、ほとんどの探偵社や探偵事務所が「(本人の個人情報が書かれた)ビラやチラシをまきましょう」と提案してきます。ところが、HAL探偵社の行方調査に対する考え方は全く異なります。HAL探偵社には、「根拠がなく闇雲にビラやチラシをばらまいても見つかるはずがない」という確固たる信念があります。それでは、HAL探偵社はどのように家出人の人探しを行うのでしょうか。実際にあった調査を事例に挙げながら、HAL探偵社の家出人の人探しについて解説いたします。
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「人探し」「行方調査」で大切な人を見つけて次の一歩へ
探偵が行う家出人の人探し(人捜し調査、行方調査、家出調査などという)は実に多岐にわたります。例えば『大学生の家出』と一言で言っても、一つとして同じものはないです。したがって、探偵が行う人探しも「同じやり方」は一つもありません。男性か女性かでも調査のやり方はまったく異なります。また、社交的な性格なのか内向的なのかでも、キレイ好きかそうでないかでも違ってきます。人探しを請け負う探偵社、興信所が所在を把握するには状況に合わせた臨機応変な調査スキルが必須となります。 探偵に家出した人探しの相談をしたことがある方ならお分かりかと思いますが、ほとんどの探偵社、探偵事務所が「(本人の個人情報が書かれた)ビラ、チラシをまきましょう」と提案をしてきます。『ところが、HAL探偵社の行方調査に対する考え方は全く異なる。「根拠がなく闇雲にビラ、チラシをばらまいても見つかるハズがない」という確固たる信念があります。』ではHAL探偵社はどうやって家出人の人探しを行うのでしょうか。本当にあった調査を事例にHAL探偵社の家出人の人探しを解説します。
母親のラインに送られてきた大学生の娘からのメッセージ
『しばらく家に帰りません。探さないでください。自殺はないから心配しないでください。』母親のLINEに突然、大学4年生の娘からこのようなメッセージが送られてきました。理由については一切書かれておらず、前日の夜まで普段と変わらず、何事もなく過ごしていたのです。母親は何が起こったのかまったく訳が分からず、娘が家出をする心当たりも全くありませんでした。この突然の出来事にどう対応すれば良いのか分からず、ただ動揺し、慌てるばかりでした。
どうせしばらくしたら帰ってくるだろう
母親は仕事中の父親にすぐに娘からのLINEを転送しました。すると、父親から「今仕事中だからあとで電話する」というメッセージが返ってきました。しばらくして父親が電話をかけてきましたが、その様子はどこか軽く考えているようでした。父親は「どうせしばらくしたら帰ってくるだろう。昔から大げさなところがあるから、今回もそれだろう」と言い、大事には至らないと判断しているようでした。
娘の部屋には親の知らない娘の姿があった
父親から「しばらくしたら帰ってくるだろう」と言われても、母親はその言葉だけでは納得できず、いてもたってもいられませんでした。そこで、娘の部屋を確認してみることにしました。普段から娘は口数が多いほうではありませんでしたが、だからといって親子関係が悪いわけではありませんでした。
娘の部屋を一見した限りでは、特に変わった様子は見られませんでした。しかし、母親は机の引き出し、クローゼットの中、ゴミ箱の中、カバンの中など、今まで見ることのなかった場所を隅々まで調べました。すると、そこには母親が全く知らなかった娘の一面が垣間見えたのです。一緒に住んでいるにもかかわらず、娘の普段の生活や心の内を母親はほとんど知らなかったことを痛感しました。『だが親にしたら「気にはなっていてもあれこれ詮索して嫌われたくない」というのが本心のはずだ。』娘自身も、自分の気持ちや悩みを親に伝える術を持っていなかったのかもしれません。
出てきたのは大量の名刺
『母親の目に入ってきたのは大量のホストクラブの名刺だった。』1枚2枚どころではない。何枚も何枚も。『そして、携帯電話番号とどうみても不自然な名前しか書かれていない名刺。』それ以外に住所も会社名も書かれていない。その名刺が『風俗店のスカウトの名刺』ということはその時の母親にはわかりませんでした。だだ親としての不安を大きくかきたてるものでした。
部屋から無くなっていたスーツケース
『高校の修学旅行の際に小型のスーツケースを買ったことがあった。部屋からなくなっていたもので唯一わかったのはそのスーツケースだけだ。』娘は居酒屋でアルバイトをしており、自由に使えるお金を得ていました。しかし、母親は娘がいくら稼いでいたのか、そのお金でどのくらいの服や下着を買っていたのかなど、具体的なことは何も把握していませんでした。一緒に暮らしている子供の行動や状況を見過ごしてしまうことも、多くの家庭にみられる共通点です。親として知っているつもりでいた娘の生活が、実は全く分かっていなかったことに、母親は気づかされました。
一緒に住んでいる子どものことを実際にはよく分かっていない親は、とても多いものです。子どもが家出した家庭のほとんどが、そうした状況に陥っています。しかし、知らなかったことを必要以上に悲観する必要はありません。むやみにあれこれ詮索してしまうと、かえって親子の間に距離や溝が生じてしまうことがあります。
それよりも、家出した子どもに対して、これからどのように対応していくのかを考える方がずっと建設的です。冷静になり、子どもを思いやりながら具体的な行動を起こしていくことが重要です。
子供の家出が発覚したとき親はどうするべきか

『娘が家を出て3日が経った。親からのラインは一向に既読にならず、しかもブロックされてしまったようだ。』さすがに「すぐに帰ってくるだろう」と言った父親にも焦りが見えてきます。とはいっても、焦れば焦るほど何をしてよいかわからないものです。こういう時に親はどうするべきなのでしょうか。ここからは、家出人の人探しのプロ、HAL探偵社の目線で親が取るべき行動を説明していきます。
何をするよりも警察に届け出てほしい
『管轄する警察署に行方不明者の届出をするのは必須。』どうして届け出る必要があるのでしょうか。万が一、トラブルに巻き込まれたときに連絡が来やすくなるためです。だが、「警察が一生懸命に捜す」という期待は持つべきではありません。未成年や事件に巻き込まれたことが判明した場合など、警察が動いてくれる状況もありますが、一人の家出人に関わることができる時間には限りがあります。警察が最後まで責任をもって捜すことはないのが現実です。
ちなみに、「警察に届け出ると就職に不利になるのでは」「日常生活に支障が起きるのではないか」といった不安の声を耳にすることがありますが、決してそのようなことはありません。無事に解決すれば届け出を取り下げれば良いだけなので、ためらわずに行方不明者の届けを出してください。必要な手続きに時間がかかる場合もあるため、早めの行動が肝心です。
本人の友人、知人には連絡をしないでほしい
『若い人たちがまず思いつくことは「SNSで拡散」することだ。「拡散すればすぐに見つかる」という安易な発想をもってしまう。』もちろん、そこに悪意はないかもしれませんが、拡散したらどうなるかをよく考えてみてください。万が一、本人がそれを目にしたらどう思うでしょうか。このような行動は、気軽な気持ちで行われがちですが、結果として予期せぬ問題を引き起こす可能性があります。
ここで、友人や知人に連絡してほしくない理由となった実話を紹介します。インターネット検索では、検索したい言葉を入力すると、関連するキーワードが自動的に表示される仕組みがあります。この点が、思わぬ影響を及ぼすこともあるのです。『サジェスト』という仕組みがあります。例えば、家出人の名前「〇〇〇〇」と検索をかけると、サジェストに「〇〇〇〇 行方不明」と出てくるようになってしまっていました。これは、HAL探偵社に人探しを依頼される前に、大学の友人たちによって情報が拡散されてしまった結果です。一度このような情報が出てしまうと、簡単に削除することはできません。
よかれと思って行った行動が、結果として思わぬマイナスになることもあります。そのため、連絡を取る相手は慎重に限定して考えるべきなのです。
部屋は片付けないでほしい
『今後、探偵に依頼する可能性があるなら部屋は片付けない。』親にしたら「ゴミ」に見えるものでも、探偵にしたら「情報」に見えます。HAL探偵社はその「情報」に対する知識が豊富で取り扱い方も熟知しています。だから部屋は片付けないでおいてほしいのです。
知識がないのにパソコン、タブレット、スマホはいじらないでほしい
「パソコン、タブレット、スマホには限りなく発見に近い情報が詰まっています。」探偵の立場では、一度も会ったことのない人を探すことになるため、できるだけ本人に近づける方法を考える必要があります。そのため、知識がない人がこれらの機器をいじることには賛成できません。
HAL探偵社では、経験と知識が豊富な調査員がパソコン、タブレット、スマホを取り扱います。見るべきポイントは決まっており、効率的かつ確実に情報を引き出します。また、HAL探偵社では、低価格でパソコン、タブレット、スマホを解析することだけに特化したシンプルな調査も請け負っています。もし探偵に家出人の人探しを依頼することに迷いがあるなら、ぜひこのサービスを活用してほしいと思います。
HAL探偵社が家出人の人探しで選ばれている理由

『娘の家出から2週間が経過した頃、HAL探偵社にご相談をいただきました。』「人探し」「探偵」「行方調査」「家出」といった検索キーワードで、家出人の人探しに強そうな数社の探偵社を候補に挙げたそうです。HAL探偵社に来られた時には、すでに数社の探偵社を回った後で、比較検討した結果、料金が明瞭で信頼できることも選ばれた理由の一つでした。
『ほとんどの探偵社から「ビラをまきましょう」と提案された後だったのです。』どうしてHAL探偵社に決めたのかを伺うと、「見つけてくれそうだったから」、そして『何より娘のプライバシーを第一に考えてくれたから』だったとおっしゃっていました。
HAL探偵社の人探しは個人のプライバシーを最優先に考える
『HAL探偵社では調査だからといって何をやってもいいとは考えていない。』無事に解決したあと、何事もなく元の生活に戻れるようにしておくことが重要になります。ここで少しだけHAL探偵社の人探しに対する考えを伝えさせてください。『家出人の人探しとは当人はもちろんのこと、家族のプライバシーが守られてこそ成立する。』別途に費用はかかってしまうが、不要となったまいたチラシやビラの回収もした方がいいです。ここまでして人探しの調査といえるのがHAL探偵社の考えになります。
HAL探偵社は人探しのチラシやビラに否定的
『正直、チラシやビラはばらまきたくない。個人情報をばらまいていることになる。』しかも、いくら仕事とはいえ、根拠もなく闇雲にチラシやビラをばらまくことは、調査員にとってもとてつもないストレスになります。それで見つかるならまだいいのですが、根拠もなくばらまいたビラで見つかったためしがありません。『だが、ほとんどの探偵社がチラシやビラを提案してくる。根拠のない手法に高い料金を請求するケースも見られます。なぜだろう。その理由は「人探しのやり方を知らないから」「調査をやっている感を作れるから」「多くの時間をかせげるから」』HAL探偵社でもチラシやビラを渡すことはあります。それはある程度の絞り込みで確証のあるエリア、店舗に限ってです。でないと見つかるわけがありません。これがHAL探偵社のチラシ、ビラに対する考え方です。
HAL探偵社では絶対に探偵と名乗らない
『HAL探偵社から家出人に声をかけることはしない。必要がある場合でも探偵とは名乗らない。』探偵が探していることをこころよく思う家出人は一人もいません。依頼人にも「探偵に依頼して探したことは本人に絶対に言わないでください」と伝えている。ところが他の会社で「探偵が探したことを本人に伝えてください。お金をかけてそれだけ心配していたことがわかるので反省しますから」とアドバイスされた話しを耳にしたことがあります。「この証拠を残して探偵に見つかってしまったから、次は見つからないようにしよう」と、見つからないまま知恵と知識がついてしまうだけです。本当に家出調査、行方調査、人探しの知識がないにも関わらず、「できる」とうたっている探偵社が多すぎるのが現状です。人物のプライバシーを最優先に考えることが重要であり、それを徹底しているのがHAL探偵社の特徴です。
家出調査は発見のあとの接触こそが最重要
『調査で見つかったとしても親が必死に探したことにするべきだ。これこそが人探しの本質です。』対象者と親が再会する際には、これまでの調査内容を踏まえた慎重な対応が求められます。「もう二度と家出はしないでほしい」と伝えるには、親の必死さを相手に感じてもらう以外に方法はありません。「お金を払って探偵に探してもらった」と言っても、その思いは伝わらないのです。
HAL探偵社では、どのような状況で対象者が見つかったとしても、「親が必死に探した」という形を徹底しています。「私たちが見つけました!」などと探偵が出しゃばるようなことは一切ありません。このように、親の気持ちを最優先に考えた対応が、HAL探偵社の大きな特徴です。
HAL探偵社の家出人の人探しは何をやるの?

『どんな人探しであったとしても家出人、本人の部屋を見ることから始める。』一度も会ったことがない人を探すには、まず本人を知ることから始めるのは当然のことです。収集した情報をもとに、計画的かつ緻密な捜索を進めることで、一つひとつを紐づけ、最終的に正確な結果を導き出します。そのためには、本人の部屋を見ることが欠かせません。
例えば、どれくらいの洋服や下着がなくなっているか、部屋がキレイ好きな様子か、どんなゴミがあるか、パソコンやスマホが残っているか、さらには家族が依頼する前にどのような行動を取ったのかなど、様々な情報を得る必要があります。そのため、本人の部屋を調査し、両親から話を聞くことは重要であり、避けられない作業です。
この作業には1~2時間ほどかかりますが、見るべきポイントは決まっているため、必要な情報が得られた時点で終了します。こうした手順が、正確で効率的な捜索を可能にするのです。
娘の部屋から出てきた男性の名刺
『娘の部屋からホストクラブの名刺が出てくることはよくあります。』とはいっても、ホストに直接聞くことはしません。なぜなら、家出人はホストにとって数多くの客の一人であり、客の情報を売るようなホストはまずいないからです。この家出した娘の場合、「住所も会社名も書かれていない、携帯電話番号しか書かれていない名刺」が見つかりました。
『探偵にはそれが「風俗店やキャバクラ店のスカウトの名刺」だと直ぐにわかります。』しかし、HAL探偵社では、これらの名刺が出てきた場合でも「こういう子を知りませんか?」などと電話することは絶対にしません。こうした慎重な対応が、HAL探偵社の調査方針の一つです。
手っ取り早くお金を得る術はいくらでもある
『風俗、キャバクラ、パパ活、今の大学生は手っ取り早くまとまったお金を得る手段を知っている。』言ってしまえば、それは「家出しやすい知識や知恵を知っている」ということでもあります。寮を完備している風俗店もありますし、時間帯を合わせれば風俗店内で寝泊まりすることだって可能です。今の若い子たちであれば、このくらいのことを知っているのは珍しいことではありません。
HAL探偵社が家出人の部屋で見るポイント
『部屋で見るポイントは決まっている。「その家出が計画的か突発的か」「家出した後を追える情報をどうやって得られるか」この2点のみである。』特に大阪のような都市部では、電車やバスの利用記録、繁華街での目撃情報など、都市特有のデータを調査に活用することが多いです。具体的なことはそれぞれ異なるので書ききれませんが、これらのポイントを集めて一つ一つ精査していくのが家出人の人探しの入り口となります。
集めた情報をつないでいくのがHAL探偵社の人探しのやり方
『わかりやすく例えると、行方調査はRPG(ロールプレイングゲーム)だと思っていただくのがわかりやすい。』一つ一つのアイテムを適切に使いながら、ゴールに辿り着くために新しいアイテムを手に入れ、その繰り返しを続けていく必要があります。ゲームという表現は不適切かもしれませんが、プレイヤーが下手であれば、いつまで経ってもゴールに辿り着くことはできません。家出人の人探しは、まさしくこれと同じようなプロセスなのです。
家出人の部屋の情報からわかること

『高校の修学旅行のために買ったスーツケースがなくなっていて、あやしい大量の名刺が出てきた。』このことから計画的で行く場所があることが推測できます。こういった一つ一つの情報から内容を精査して「ひとつの絵にしていく」のがHAL探偵社の人探しのやり方です。
風俗店に勤めていることを突き止める
『この家出した娘は、風俗店に勤めていることまでたどり着くことができました。』いくつかの手段がありましたが、最終的には「スカウトの名刺」から広げた結果です。もちろん、「この子知りませんか?」などと直接聞くことはしません。スカウトがつながっている店舗は限られているため、その店舗をテクニカルに絞り込み、片端から調べていきました。
店舗のホームページに掲載されている画像は加工され、モザイクがかかっていますが、店舗ブログは限りなく素の状態に近い情報が得られます。スカウトとつながりがある店舗に在籍する480名全員を確認した結果、『その中から一人の女性に絞り込むことができたのです。』
絞り込んだ女性の確認
『該当する風俗店の女性が家出した本人かどうかは、直接会って確かめるしか方法はない。』とはいっても似ている人レベルでは絞り込まないので、ほぼ間違いなく本人だと確信して会いにいきます。
本人と確認が取れたらどうやって会うかを考える
『本人の確認が取れてからは時間の勝負となる。』絞り込んだ女性が本人と確認が取れたからといって、在籍する風俗店にいつまでも勤務している保証はありません。出勤の予定になっていても突然お店を辞めてしまうことなど多々あります。ここから家出人と親との接触(再会)場面をスピーディーに考えていきます。
実際に本人と確認できたらどうするのか

『HAL探偵社では探偵の調査ということが本人に絶対にバレないようにしている。』今後の日常生活に支障がおきることをできるだけ排除しておきたいのと、親が必死に探したことにしたいからです。家出人だからといってプライバシーや精神的負担を無視していい理由にはなりません。無作為にビラやチラシをまきたくない理由もここにあります。
親との接触は最も良い形を意図的に作る
『本人にしたら風俗店勤務がばれてしまうだけでなく、今一番会いたくない人に会うことになる。』とはいっても親子なのだから「一生このまま」というわけには行くわけもありません。であれば、折角の調査をプラスのきっかけにして頂きたいです。HAL探偵社では親との接触(再会)は最も慎重に判断しています。
何か必ずひとつは約束させる
『なんでもいい。「もう家出しない」「連絡が取れるようにする」なにかひとつ、必ず約束をさせてほしい。』中には頑なに帰ることを拒否する家出人もいます。今すぐどこかに行かないことが想定されたらしばらく様子を見る家族もいらっしゃいます。人それぞれの価値観と判断で解決策を選択することになります。そのどれもが間違っていませんが、たったひとつだけの約束をしておくことは、このタイミングでしかできない極めて重要なことです。
家出の原因を知っておこう

『この娘は、大学3年生の後半からほとんど学校に行っていなかったことがわかった。』卒業に必要な単位に足らず留年が確定していたことも、大学関係者から聞いてなにかも判明してしまいました。バレることを恐れギリギリまで隠し通した結果が家出でした。家出の原因を知っておくことはとても大事なことです。それによって繰り返すことを防げますし、寄り添い方がわかってきます。
大学生の家出の原因のナンバーワンは留年
『なにかに失敗したことを言うことができず、隠し通すこともできず家出するケースはとても多い。大学生の場合、最も多いのが留年だ。』だが、これは大学生に限ったことではありません。社会人でも同様です。事業に失敗した、仕事で重大なミスをしてしまったなど失敗が原因の家出は多いです。人に言うことで解決できることもあります。その時は怒られるかも知れません。でも解決できるすべはあります。家出という選択をしなければならなかった理由を、家族にはしっかりと考えてほしいのです。
親だって家出の原因になる
『親との確執は根の深いやっかいな問題だ。親との不仲が家出の原因になることもある。』これは嘘のような実話ですが、「成人した娘がどこの誰だか知らない赤の他人と養子縁組していた」「親が失踪した娘の住民票を取りに行ったら、親からの暴力を理由に開示請求が拒否されていた」「親の戸籍から勝手に抜けた大学生の娘が、自らを筆頭者とする新戸籍を都庁に置いていた」「医者一家に生まれ、医者という親が引いたレールに乗ることを拒んだ大学生」など、親との確執が家出や失踪の原因となるケースがあります。こうした深刻な問題は、表面には見えない家族の溝や葛藤を浮き彫りにしています。
親との再会を果たしたあと

『大学に入ってから娘には「エンターテイメントの業界で仕事がしたい」という夢が見つかっていた。』将来的にはディズニーランドやUSJなどの大きな施設で仕事がしたいと考えるようになっていました。大学に行って就職活動しても入れるかどうかなどわかりません。であればアルバイトでもいいから携わっていたい、と考えるようになっていたそうです。こうした子どもの本音を冷静に受け入れることが家族関係の修復には欠かせません。
親に本音を言えなかった娘が家出した理由
『いつしか大学を辞めたいと考えるようになっていた。この娘はそれを親に言えなかったのだ。』疑問をかかえながら通っていた大学からも距離ができてしまっていました。このまま行けば留年することくらいわかっています。ギリギリまで正直に話せなかったのは、親を落胆させたくなったのと、怒られることへの恐怖心からでした。だからその場から逃げることしか出来なかったそうです。
大量に出てきたホストクラブの名刺の訳
親として最も気にしていたのは、部屋から出てきた「大量のホストクラブの名刺」でした。しかし、娘からは「友達の付き添いで初回だけいろいろな店に行っていた」との説明がありました。本人は「私はホスト苦手」と語り、受け付けない様子も見られました。
家出した娘の部屋からホストクラブの名刺が出てくることは珍しいことではありません。それだけ、夜の街は危険と隣り合わせであり、知ってほしくない情報も簡単に耳に入ってきてしまうのが実態です。このような現実を、家族としてもしっかりと理解することが求められます。
娘とのひとつの約束と親が取った選択
『娘とは「絶対に家出はしない」という約束をし、両親は大学を辞めることを承諾した。』大学を辞めたあと、念願かなって大きなエンターテイメント施設でアルバイトを始めた娘は彼氏もでき人生を大いに楽しめることができたそうです。
まとめ
失踪、家出、その原因は本人しかわかりません。だからといって容認できるものではない。ですが、失踪、家出をするしか選択肢がなかった本人の心情を理解することも重要です。頭から否定するのではなく、失踪、家出は親子の問題として考えてみてください。そしてHAL探偵社の人探しをやり直すきっかけにしてください。
監修者プロフィール
伊倉総合法律事務所
代表弁護士 伊倉 吉宣
- 2001年11月
- 司法書士試験合格
- 2002年3月
- 法政大学法学部法律学科卒業
- 2004年4月
- 中央大学法科大学院入学
- 2006年3月
- 中央大学法科大学院卒業
- 2006年9月
- 司法試験合格
- 2007年12月
- 弁護士登録(新60期)
- 2008年1月
- AZX総合法律事務所入所
- 2010年5月
- 平河総合法律事務所
(現カイロス総合法律事務所)
入所
- 2013年2月
- 伊倉総合法律事務所開設
- 2015年12月
- 株式会社Waqoo
社外監査役に就任(現任)
- 2016年12月
- 株式会社サイバーセキュリティクラウド
社外取締役に就任(現任)
- 2020年3月
- 社外取締役を務める株式会社サイバーセキュリティクラウドが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2020年10月
- 株式会社Bsmo
社外監査役に就任(現任)
- 2021年6月
- 社外監査役を務める株式会社Waqooが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場
- 2022年4月
- HRクラウド株式会社、
社外監査役に就任(現任)
※2023年11月16日現在
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